and add keys so i don't have to deal with old shit laterpull/1/head
@@ -0,0 +1,43 @@ | |||
{ | |||
"201008411_0": "明日のために", | |||
"201008411_1": "「ねえ、日が傾いてきちゃったけど……。\\n 遺跡には、まだ着かないの?」", | |||
"201008411_2": "「今のペースだと、\\n 到着まであと2日ほどかかるわ」", | |||
"201008411_3": "「統制局長からの情報が正しければ、ね……」", | |||
"201008411_4": "「そんなにッ!?\\n だったらヘリか何か使えばいいじゃない」", | |||
"201008411_5": "「ヘリなんか使ったら、アッという間に\\n レーダーに捕捉される」", | |||
"201008411_6": "「我々は正式な調査団ではないから、\\n 目立つ行動はできないというワケダ」", | |||
"201008411_7": "「はいはい、分かってるわよ。\\n でも愚痴ぐらい言わせてくれても、いいんじゃない?」", | |||
"201008411_8": "「口を動かして余計な体力を使うのは、得策ではないわ」", | |||
"201008411_9": "「無理を強いるのは心苦しいけど……。\\n これも理想のためよ」", | |||
"201008411_10": "「もう、相変わらず頭が固いんだから……。\\n ねえ、プレラーティもそう思わない?」", | |||
"201008411_11": "「カリオストロの口が減らないのも\\n 相変わらずなワケダ」", | |||
"201008411_12": "「つれないわね。\\n いいわ、歩けばいいんでしょうッ!」", | |||
"201008411_13": "「さすがにこれ以上進むのは危険ね……。\\n 今日はここで野営にしましょう」", | |||
"201008411_14": "「まさかとは思っていたけど、\\n やっぱり野宿なのッ!?」", | |||
"201008411_15": "「こんなところで寝たらお肌が荒れちゃうじゃないッ!」", | |||
"201008411_16": "「恨みごとは無理難題を押しつける\\n 統制局長にぶつけるワケダ」", | |||
"201008411_17": "「あいつのことなら、毎日呪ってるわよッ!\\n 今日はプレラーティも一緒にどう?」", | |||
"201008411_18": "「断る。……足が棒で、もう動けないワケダ。\\n 体の汚れも気になるし……」", | |||
"201008411_19": "「たしかに、汗を流してさっぱりしたいわね。\\n 近くに温泉でもないかしら」", | |||
"201008411_20": "「2人とも、文句ばかり言ってないで食事にするわよ」", | |||
"201008411_21": "「はい、レーションよ。今日は貴重なチョコ味だから、\\n 味わって食べましょう」", | |||
"201008411_22": "「贅沢は言っていられないワケダ」", | |||
"201008411_23": "「いただきまーす」", | |||
"201008411_24": "「冷えてきたわね……。\\n サンジェルマン、寒くない?」", | |||
"201008411_25": "「……私は大丈夫よ」", | |||
"201008411_26": "「ほら、もっとあーしに寄りかかりなさいって。\\n 少しは寒さがしのげるでしょ」", | |||
"201008411_27": "「ええ。すまないわね……」", | |||
"201008411_28": "「身を寄せ合えば、夜でも温かいワケダ」", | |||
"201008411_29": "「あーしが可愛いからって、\\n どさくさに紛れて変なとこ触っちゃダメよ?」", | |||
"201008411_30": "「寝言は寝てから言うワケダ」", | |||
"201008411_31": "「フッ……明日のために、眠りましょう、2人とも」", | |||
"201008411_32": "「……まだ起きてる?」", | |||
"201008411_33": "「ええ」", | |||
"201008411_34": "「起きているワケダ」", | |||
"201008411_35": "「いつも面倒事に付き合わせてしまって……。\\n すまないと思っているわ」", | |||
"201008411_36": "「いいのよ、必要なことだって分かってるし」", | |||
"201008411_37": "「サンジェルマンのためなら、\\n あの男の命令に従うのも、仕方ないワケダ」", | |||
"201008411_38": "「そういうこと。\\n 明日も早いし、もう寝ましょう……」", | |||
"201008411_39": "「少しでも寝ておくワケダ」", | |||
"201008411_40": "「そうね……おやすみなさい。\\n ありがとう、2人とも」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,80 @@ | |||
{ | |||
"201008611_0": "楽しいおしゃべり", | |||
"201008611_1": "「こんにちは」", | |||
"201008611_2": "「あら、こんにちは。\\n こっちに来ていたのね」", | |||
"201008611_3": "「はい。姉さんに用事があって」", | |||
"201008611_4": "「ごめんなさい。\\n マリアさんなら今、任務で出てもらっているの」", | |||
"201008611_5": "「えッ? そうなんですか……」", | |||
"201008611_6": "「なんだ、あんたもか」", | |||
"201008611_7": "「え……?」", | |||
"201008611_8": "「あたしも翼に用があってきたんだけどさ」", | |||
"201008611_9": "「翼さんとマリアさん、\\n 2人とも一緒の任務についているのよ」", | |||
"201008611_10": "「せっかく来たってのに、\\n あたしもあんたも、空振りしちゃったみたいだな」", | |||
"201008611_11": "「そうですね」", | |||
"201008611_12": "「……では、また日を改めます」", | |||
"201008611_13": "「あ、待って。2人とも早ければ1時間ほどで戻る予定よ」", | |||
"201008611_14": "「それなら、もう少し待ってみようかな」", | |||
"201008611_15": "「ああ。あたしもこうして待ってるんだけど、\\n よかったら、一緒に話でもして待たないか?」", | |||
"201008611_16": "「わたしでよければ、よろこんで」", | |||
"201008611_17": "「助かったよ。1人で退屈してたところだったんだ」", | |||
"201008611_18": "「ここじゃなんだから、場所を変えようか。\\n ほら、こっちこっち」", | |||
"201008611_19": "「あッ、あのッ……」", | |||
"201008611_20": "(姉さんみたいな、温かい手……)", | |||
"201008611_21": "(そういえば姉さんも、わたしが躊躇っていると、\\n よくこうやって手を握って引っ張ってくれた……)", | |||
"201008611_22": "(この人も姉さんみたいに温かくて、\\n 優しい人なのかな……)", | |||
"201008611_23": "「ん? どうかしたかい?」", | |||
"201008611_24": "「い、いえ。手を握られるのは久しぶりで、\\n ちょっとびっくりして……」", | |||
"201008611_25": "「やだッ、わたし……恥ずかしい」", | |||
"201008611_26": "「アハハッ! お腹が鳴るのは元気な証拠さ」", | |||
"201008611_27": "「食堂にでも行こうか。\\n あたしもガッツリ食べたかったんだよな」", | |||
"201008611_28": "「翼たちが戻ってきたら、食堂で待ってるって、\\n 伝えてもらっていいかな?」", | |||
"201008611_29": "「分かったわ。ちゃんと伝えておくわね」", | |||
"201008611_30": "「ありがとう」", | |||
"201008611_31": "「じゃあ行こうか。\\n 装者が任務中ってことは、ここも直に忙しくなるはずだ」", | |||
"201008611_32": "「ここにいて仕事の邪魔になっちまったら、\\n 翼たちにも合わせる顔がないからな」", | |||
"201008611_33": "「そうですね、行きましょう」", | |||
"201008611_34": "「さて、何を食べようかな……。\\n あんたはどうする?」", | |||
"201008611_35": "「わたしは……、今はお肉の気分なので、\\n ハンバーグのセットにします」", | |||
"201008611_36": "「ハンバーグか、いいねッ!\\n あたしも同じものにしようッ!」", | |||
"201008611_37": "「あ、あの、それより……」", | |||
"201008611_38": "「うん?」", | |||
"201008611_39": "「もう手を離してもらって、大丈夫ですよ。\\n 迷子になったりしませんから」", | |||
"201008611_40": "「あッ、悪いッ!\\n 子ども扱いする気はなかったんだけどさ」", | |||
"201008611_41": "「いえ、大丈夫です」", | |||
"201008611_42": "「さてと、空いている席は……」", | |||
"201008611_43": "「姉さんたちが見つけやすいように、\\n 入り口近くの席にしませんか?」", | |||
"201008611_44": "「ああ。そうしようか」", | |||
"201008611_45": "「あの、姉さんとはどのような関係なんですか?」", | |||
"201008611_46": "「うーん、あらためて聞かれると、\\n どう答えたもんかなあ……」", | |||
"201008611_47": "「はじめはどうしたって、翼を介した付き合いだった。\\n けど、今は何かと世話になっている感じかな」", | |||
"201008611_48": "「あんたと翼の関係は、どうなんだい?」", | |||
"201008611_49": "「そうですね……」", | |||
"201008611_50": "「正直に言えば、あまり深くはお付き合いしていないので、\\n まだ知らないことの方が多いです」", | |||
"201008611_51": "「ただ、姉さんがお世話になっているということは、\\n わたしがお世話になっているも同じなので……」", | |||
"201008611_52": "「つまりは、とてもお世話になっているということですッ!」", | |||
"201008611_53": "「ハハッ、分かったような、分からないようなだな。\\n でも気持ちはよく分かるよ」", | |||
"201008611_54": "「もしかして、あたしたちの境遇が似ているのかな」", | |||
"201008611_55": "「そうかも……、しれませんね」", | |||
"201008611_56": "「まったく……。奏はいつも、急に訪れる」", | |||
"201008611_57": "「セレナもよ。けど、向こうもきっと、わたしたちのことを\\n 同じように思っているわ」", | |||
"201008611_58": "「フッ、違いないな」", | |||
"201008611_59": "「だいぶ2人を待たせてしまったようだが……」", | |||
"201008611_60": "「あの2人が一緒にいるなんて、\\n 一体何を話しているのかしら」", | |||
"201008611_61": "「姉さんは優しくて、とても強いんです」", | |||
"201008611_62": "「そうみたいだな。\\n あんたの話を聞いていると、よく伝わってくるよ」", | |||
"201008611_63": "「それでは足りませんッ。\\n その倍……ううん、10倍は優しくて強いんですッ!」", | |||
"201008611_64": "「ハハ、10倍とは大きくでたもんだ」", | |||
"201008611_65": "「セ、セレナがわたしのことを……、あんなに褒めて……ッ!?\\n 嬉しいけど、恥ずかしいじゃない……」", | |||
"201008611_66": "「さすが奏だな。すっかりうち解けているようだ」", | |||
"201008611_67": "「でも、翼だって、\\n あんたの姉さんと同じくらい、優しくて強いやつなんだ」", | |||
"201008611_68": "「そうでなければ、あんなに良い関係は築けないからな」", | |||
"201008611_69": "「はい、それはわたしにも伝わります」", | |||
"201008611_70": "「翼さんと話している姉さんは、\\n とても楽しそうで……。少しだけ、妬けてしまいます」", | |||
"201008611_71": "「アハハッ、あんたもか? 実はあたしも一緒さ」", | |||
"201008611_72": "「あの2人が楽しそうにしているところを見ると、\\n 少し、寂しく感じることがあるんだ」", | |||
"201008611_73": "「分かります……でも、\\n わたしは姉さんが幸せなら、それが1番、嬉しいんですッ!」", | |||
"201008611_74": "「ああ、そうだな。その気持ち、よく分かるよ……」", | |||
"201008611_75": "「姉さんは本当に……」", | |||
"201008611_76": "「もうそこまでにしてちょうだい……。\\n どんな顔をして出ていけばいいか、分からないじゃない……」", | |||
"201008611_77": "「奏も。話をあわせるためとはいえ、褒めすぎだ……。\\n このまま聞いていたら、顔から火が出てしまう……」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,79 @@ | |||
{ | |||
"201008711_0": "頑張るあなたへ", | |||
"201008711_1": "「あッ、あの後ろ姿は……」", | |||
"201008711_2": "「姉さ……えッ!?」", | |||
"201008711_3": "「わッ!?」", | |||
"201008711_4": "「きゃッ!」", | |||
"201008711_5": "「うわッ!」", | |||
"201008711_6": "「いたたッ……大丈夫ですかッ!?」", | |||
"201008711_7": "「は、はい……、大丈夫です」", | |||
"201008711_8": "「ごめんなさい。\\n わたしが通路を走ったりしたから……」", | |||
"201008711_9": "「こちらこそすみません。\\n 抱えていた資料で、前が見えなくて……」", | |||
"201008711_10": "「あッ、落ちてしまった資料拾います」", | |||
"201008711_11": "「ありがとうございます」", | |||
"201008711_12": "「これで全部ですか?」", | |||
"201008711_13": "「えーと……、はい。全部揃っています。\\n ありがとうございました」", | |||
"201008711_14": "「元はといえばわたしが悪いのに、お礼なんて……。\\n 本当にごめんなさい」", | |||
"201008711_15": "「お互い、怪我が無くてなによりでした。\\n よいしょ……わわッ!」", | |||
"201008711_16": "「だ、大丈夫ですか?\\n ひょっとして、足に痛みがあるんじゃ……」", | |||
"201008711_17": "「いえ、大丈夫です。\\n ちょっとふらついてしまっただけで……」", | |||
"201008711_18": "「ダメですね、少しは運動をしないと……。\\n ご心配をおかけして、本当に申し訳ありません」", | |||
"201008711_19": "「それでは、ボクはこれで……」", | |||
"201008711_20": "「は、はい……」", | |||
"201008711_21": "(あの、おぼつかない足取り……。\\n とても大丈夫とは思えないけど……)", | |||
"201008711_22": "「あれ?」", | |||
"201008711_23": "「どうしたの?」", | |||
"201008711_24": "「ペンダントが、見つからなくて……」", | |||
"201008711_25": "「大事なペンダントなの?」", | |||
"201008711_26": "「うん、とっても……」", | |||
"201008711_27": "「そう……。落とした場所に心当たりはないかしら。\\n たとえば転んだとか、荷物を置いたとか……」", | |||
"201008711_28": "「転んだ……あッ!」", | |||
"201008711_29": "「わたし、ちょっと見てくるね」", | |||
"201008711_30": "「待って、わたしも一緒に行くわ」", | |||
"201008711_31": "「大丈夫だよ、ちょっと心当たりを見てくるだけだから」", | |||
"201008711_32": "「そう? 気を付けてね」", | |||
"201008711_33": "(もし落としたとしたら、\\n さっきぶつかって転んだ場所だと思うけど……)", | |||
"201008711_34": "「この辺りだよね……」", | |||
"201008711_35": "「うーん……、無いな……」", | |||
"201008711_36": "「ここに落ちてないとすると、どこで落としたんだろう……」", | |||
"201008711_37": "「どうしたの?」", | |||
"201008711_38": "「落としものをしてしまって、探していたんです」", | |||
"201008711_39": "「何を落としたの?」", | |||
"201008711_40": "「ペンダントなんですけど……、見かけませんでしたか?」", | |||
"201008711_41": "「ううん、見てないけど……」", | |||
"201008711_42": "「そうですか……」", | |||
"201008711_43": "「切ちゃんにも聞いてみる。\\n 見かけたら知らせるから、気を落とさないで」", | |||
"201008711_44": "「気にかけてくれて、ありがとうございます。\\n 月読さんも、何か用があったんじゃ……」", | |||
"201008711_45": "「そうだ、エルフナインがセレナを捜していたみたい。\\n 用件までは聞かなかったけど……」", | |||
"201008711_46": "「なんでしょう? お話伺いに行ってきますね」", | |||
"201008711_47": "「この時間なら、研究室にいると思う」", | |||
"201008711_48": "「はい、ありがとうございます」", | |||
"201008711_49": "「あの……セレナです。\\n わたしを捜していたって聞いたんですけど……」", | |||
"201008711_50": "「こんばんは。……お留守ですか?」", | |||
"201008711_51": "「……」", | |||
"201008711_52": "「いないのかな?」", | |||
"201008711_53": "「あッ、開いちゃった……」", | |||
"201008711_54": "「カギがかかってないってことは、\\n 部屋の中にはいるんだよね……?」", | |||
"201008711_55": "「えっと、お邪魔します……」", | |||
"201008711_56": "「こんばんは……。\\n あ……」", | |||
"201008711_57": "「んぅ……ッ」", | |||
"201008711_58": "「だッ、大丈夫ですかッ!?\\n 椅子から転げ落ちるなんて、どこか具合が……」", | |||
"201008711_59": "「すーッ、すーッ……」", | |||
"201008711_60": "「寝てる……?」", | |||
"201008711_61": "「どうしよう。どちらにしても、このままにしておけない」", | |||
"201008711_62": "「えーと……、こんなところで寝てたら、風邪をひいちゃいますよ?」", | |||
"201008711_63": "「うーん……」", | |||
"201008711_64": "「こんなにぐっすり……」", | |||
"201008711_65": "「えっと、どこかに毛布は……」", | |||
"201008711_66": "「……あれ?\\n わたしのペンダントが、机の上に?」", | |||
"201008711_67": "「あの時、拾ってくれていたんですね」", | |||
"201008711_68": "「ベッドに運べれば1番いいんですが、\\n ちょっと無理そうなので……」", | |||
"201008711_69": "「これでよしっと」", | |||
"201008711_70": "「ありがとう……<speed=1>、</speed><size=25>ございます……</size>」", | |||
"201008711_71": "「あッ……、起こしちゃいましたか?」", | |||
"201008711_72": "「すーッ、すーッ……」", | |||
"201008711_73": "「寝言……、みたいですね。\\n 寝ている時まで、気を使いすぎです」", | |||
"201008711_74": "「こちらこそ、ありがとうございました」", | |||
"201008711_75": "「あんまり、無理はしないでくださいね」", | |||
"201008711_76": "「は……<speed=1>、</speed><size=25>はい……</size>」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,79 @@ | |||
{ | |||
"201008811_0": "2人はキャリアウーマン", | |||
"201008811_1": "「ブリーフィングは以上だ。\\n 質問はあるか?」", | |||
"201008811_2": "「大丈夫だ」", | |||
"201008811_3": "「問題ありません」", | |||
"201008811_4": "「え、ええっと……」", | |||
"201008811_5": "「後でもう一度説明しよう」", | |||
"201008811_6": "「うう、すみません……」", | |||
"201008811_7": "「ところで翼、時間は大丈夫なのか?」", | |||
"201008811_8": "「はッ!? しまった――ッ!\\n ライブの打ち合わせが……失礼しますッ!!」", | |||
"201008811_9": "「やれやれ……、間に合うといいが。\\n 緒川がいないとどうにも危なっかしいな……」", | |||
"201008811_10": "「え……、緒川さん今いないんですか?」", | |||
"201008811_11": "「ああ、風邪をひいてしまったらしくてな」", | |||
"201008811_12": "「はあッ!? あの人がッ!?」", | |||
"201008811_13": "「何を驚いている?\\n 緒川だって、風邪をひくこともあるだろう」", | |||
"201008811_14": "「おっさんが言っても、全然説得力無いけどな……」", | |||
"201008811_15": "「まあ、そういうわけで、\\n 翼にうつしてしまう可能性もあるから自宅療養中だ」", | |||
"201008811_16": "「あれ? それじゃ翼さんのマネージャーは?」", | |||
"201008811_17": "「今は自分でスケジュール管理をしている」", | |||
"201008811_18": "「緒川がいないことで、かなり苦労しているようだがな」", | |||
"201008811_19": "「そっか……。翼さん、困ってるんだ……」", | |||
"201008811_20": "「ゴホッ……はい。……響さんですか?」", | |||
"201008811_21": "「――なるほど。それは助かります。\\n 実はちょうど心配していたところでして……」", | |||
"201008811_22": "「それでは、ぜひお願いします」", | |||
"201008811_23": "「今日はライブ会場でリハーサルか。\\n そろそろ準備をしなくては――」", | |||
"201008811_24": "「翼さんッ! おはようございますッ!」", | |||
"201008811_25": "「よう」", | |||
"201008811_26": "「立花と雪音……? と、突然どうしたんだ?\\n ……まあいい、とりあえず入ってくれ」", | |||
"201008811_27": "「お邪魔しますッ!」", | |||
"201008811_28": "「一体なんの用だ?\\n わたしはそろそろ仕事に行かなくてはならないのだが――」", | |||
"201008811_29": "「今日は、わたしとクリスちゃんが、\\n 翼さんのマネージャーをしますッ!」", | |||
"201008811_30": "「…………は?」", | |||
"201008811_31": "「なるほど、風邪をひいた緒川さんの代わりに……」", | |||
"201008811_32": "「このバカお得意の人助けってやつだな」", | |||
"201008811_33": "「頼んだら、クリスちゃんも一緒に来てくれたんですッ!」", | |||
"201008811_34": "「お前が無理やり連れてきたんだろ。\\n まあ、特に用も無かったからいいけど……」", | |||
"201008811_35": "「しかし、流石に学生に務まるとは……」", | |||
"201008811_36": "「大丈夫ですッ!\\n マネージャーらしくスーツを用意しましたッ!」", | |||
"201008811_37": "「そ、そういう問題では……。\\n これは遊び気分で務まるような仕事ではないんだぞ」", | |||
"201008811_38": "「だいたい、今日何をするかも分からないんじゃ……」", | |||
"201008811_39": "「今日はライブ会場でリハーサルですよねッ!\\n 音響と演出を確認する予定です。曲目は――」", | |||
"201008811_40": "「な、なぜそれを……」", | |||
"201008811_41": "「あたしたちの耳に、本部で借りたインカムが\\n 入っているんだ」", | |||
"201008811_42": "「自宅にいる緒川さんと繋がっているんです。\\n これで指示をもらいながら仕事をすれば大丈夫ですッ!」", | |||
"201008811_43": "「なッ……。\\n すでに緒川さんに話が通っているのか……」", | |||
"201008811_44": "「『2人に任せてください、翼さん』だってさ」", | |||
"201008811_45": "「……ああ、分かった。\\n 今日はよろしく頼む」", | |||
"201008811_46": "「はいッ! がんばります」", | |||
"201008811_47": "「邪魔にはならないようにしないとな」", | |||
"201008811_48": "「風鳴翼のマネージャー代理、立花響ですッ!」", | |||
"201008811_49": "「同じく、付き添いのもんだ」", | |||
"201008811_50": "「可愛いマネージャーさんね。\\n こちらこそ、今日はよろしくお願いします」", | |||
"201008811_51": "(よろしく頼むとは言ったものの、\\n 2人は大丈夫だろうか……。不安だ)", | |||
"201008811_52": "「それで、唄い終わりと同時にこちらにはけていただいて――。\\n ……風鳴さん? どうかされましたか?」", | |||
"201008811_53": "「あッ、いえ……。\\n 申し訳ありません、説明を続けてください」", | |||
"201008811_54": "「ね、ねえクリスちゃん。ケータリングってこっちで\\n いいんだっけッ!?」", | |||
"201008811_55": "「さっき確認していただろッ!\\n こっちは今確認事項が立てこんでいて大変なんだよッ!」", | |||
"201008811_56": "「うう……、忙しくて目が回りそう……。\\n 緒川さんは1人でこれをやってたんだよね……」", | |||
"201008811_57": "「やっぱとんでもない人だな……」", | |||
"201008811_58": "「おふたりは初めてなんですから無理ありませんよ。\\n もう十分ですから、休んでは……」", | |||
"201008811_59": "「いえッ! 手伝うって言ったのはわたしたちですからッ!」", | |||
"201008811_60": "「ああ、これくらいで音を上げたら、\\n ステージで唄ってる先輩に笑われるッ!」", | |||
"201008811_61": "「……そうですね。すみませんでした。\\n それでは、最後まで頑張りましょうッ!」", | |||
"201008811_62": "「ファイトッ! おーッ!!」", | |||
"201008811_63": "「ああッ!!」", | |||
"201008811_64": "「あ、あの、声の大きさは控えめで……」", | |||
"201008811_65": "「……ふう」", | |||
"201008811_66": "「翼さんッ、お疲れ様でしたッ!」", | |||
"201008811_67": "「……今日はありがとう。\\n おかげでリハーサルに集中することができた」", | |||
"201008811_68": "「2人こそ、慣れない仕事で疲れただろう」", | |||
"201008811_69": "「確かに疲れたな。でも……」", | |||
"201008811_70": "「すごく勉強になりましたし、楽しかったですッ!」", | |||
"201008811_71": "「そうか。なら良かった」", | |||
"201008811_72": "「今日はそろそろ帰る。じゃあな」", | |||
"201008811_73": "「翼さん、また明日ッ!」", | |||
"201008811_74": "「ああ、また明日」", | |||
"201008811_75": "「……ん? また明日?」", | |||
"201008811_76": "「2人はいつまでマネージャーを\\n してくれる気なのだろうか……」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,100 @@ | |||
{ | |||
"201008911_0": "セレナのバースデー2018", | |||
"201008911_1": "「はい、これでいいわ」", | |||
"201008911_2": "「ありがとうッ! やっぱりマリア姉さんに髪を整えてもらうと、\\n いつもより可愛くなれて嬉しい」", | |||
"201008911_3": "「そう? 久しぶりだったから、\\n あまり自信がなかったんだけれど……」", | |||
"201008911_4": "「ううん、すごく上手だよ。\\n いつもやってもらえたらいいのに……」", | |||
"201008911_5": "「フフ、またいらっしゃい。\\n 今度は違うアレンジをしてあげる」", | |||
"201008911_6": "「うん、楽しみにしてるね。\\n あッ……、もうこんな時間」", | |||
"201008911_7": "「そろそろ帰ろうかな。 \\n あまり遅いとマムが心配しちゃうし」", | |||
"201008911_8": "「そうね。……でも、その前に聞きたいことがあるの」", | |||
"201008911_9": "「聞きたいこと?」", | |||
"201008911_10": "「もうすぐ、セレナの誕生日よね」", | |||
"201008911_11": "「……ッ! \\n 覚えていてくれたの?」", | |||
"201008911_12": "「もちろんよ。忘れるわけがないじゃない」", | |||
"201008911_13": "「実は、調と切歌も呼んで、セレナのバースデーパーティを\\n 開きたいと思っていたの」", | |||
"201008911_14": "「良かったら、どうかしら?\\n 場所は、こちらの世界になってしまうんだけれど」", | |||
"201008911_15": "「ありがとう……ッ!\\n みんながお祝いしてくれるなんて、すごく嬉しい」", | |||
"201008911_16": "「本当はサプライズにしようと思ったんだけれど、 \\n 言っておかないと当日に会えるか分からないものね」", | |||
"201008911_17": "「うん。マムにお願いして、絶対に来るね」", | |||
"201008911_18": "「そうだ、何かパーティでしてほしいことはある? \\n あなたの誕生日なんだから、遠慮なく言ってちょうだい」", | |||
"201008911_19": "「ありがとう。\\n でも、その気持ちだけで嬉しいよ」", | |||
"201008911_20": "「だって、姉さんたちが、\\n わたしのために開いてくれるパーティだもの」", | |||
"201008911_21": "「そう……? 分かったわ」", | |||
"201008911_22": "「素敵なパーティにするから、楽しみにしていて」", | |||
"201008911_23": "「うん。当日、また来るね」", | |||
"201008911_24": "「というわけで、2人にも \\n パーティの準備のお手伝いを頼みたいの」", | |||
"201008911_25": "「もちろん、張り切って準備するデス。\\n 豪華なご馳走だってドンと来いデスよッ!」", | |||
"201008911_26": "「腕が鳴る」", | |||
"201008911_27": "「ありがとう。じゃあ、お料理は2人に任せようかしら」", | |||
"201008911_28": "「任されたデースッ!\\n 責任を持って、調のお料理の味見をするデスッ!」", | |||
"201008911_29": "「働かざる者味見するべからずだよ、切ちゃん」", | |||
"201008911_30": "「も、もちろんデスッ! お手伝いもするデス」", | |||
"201008911_31": "「それじゃあ、会場の飾りつけはわたしがやるわね」", | |||
"201008911_32": "「マリアだったら安心デスッ!\\n どんな感じにするんデスか?」", | |||
"201008911_33": "「そうね……」", | |||
"201008911_34": "「セレナの誕生日……、\\n あの子が喜んでくれるような飾りつけは……」", | |||
"201008911_35": "「まずはカラフルな風船をたくさん浮かべて……、\\n そうだ、折り紙を飾りつけに使いましょうッ!」", | |||
"201008911_36": "「それから、動物柄の入った紙皿を用意するのはどうかしら。\\n 可愛らしいウサギやクマのイラストがいいわッ!」", | |||
"201008911_37": "「その案もいいと思うけど、ちょっと……」", | |||
"201008911_38": "「全体的に子供っぽすぎる気がするデスね」", | |||
"201008911_39": "「ええッ!? そ、そうかしら?」", | |||
"201008911_40": "「あの子に喜んでもらえるように\\n 当時を思い出して考えたつもりだったんだけれど……」", | |||
"201008911_41": "「確かにセレナは、コールドスリープしていたから\\n 歳をとっていないデス」", | |||
"201008911_42": "「でも、今のマリアから子供扱いされるのは、\\n あんまり嬉しくないんじゃないかな」", | |||
"201008911_43": "「アタシたちは歳が近いから、なんとなくそう思うデスよ」", | |||
"201008911_44": "(わたしは、当時のセレナの目線に合わせようと\\n しすぎていたのかしら……)", | |||
"201008911_45": "「でも、それならどうしたら……」", | |||
"201008911_46": "「そんなの、決まってるデスッ!」", | |||
"201008911_47": "「うん。今のマリアがいいと思う飾りつけにすれば大丈夫」", | |||
"201008911_48": "「よし、出来たわッ!」", | |||
"201008911_49": "「さすがマリア。センスがいい」", | |||
"201008911_50": "「これなら、きっとセレナも喜んでくれるはずデスッ!」", | |||
"201008911_51": "「……ありがとう」", | |||
"201008911_52": "(なんとか準備が間に合って良かったわ)", | |||
"201008911_53": "(でも、本当にこんな感じで良かったのかしら?\\n 2人のアドバイス通り、わたしの好みで飾りつけてみたけれど)", | |||
"201008911_54": "(やっぱり、セレナには少し大人っぽすぎた気もするわね)", | |||
"201008911_55": "「お料理も準備万端デスッ!」", | |||
"201008911_56": "「あとはセレナが来るのを待つだけだね」", | |||
"201008911_57": "(本当に、喜んでくれるかしら……?)", | |||
"201008911_58": "「お誕生日おめでとうデスッ!」", | |||
"201008911_59": "「おめでとう」", | |||
"201008911_60": "「おふたりとも……、ありがとうございますッ!」", | |||
"201008911_61": "「姉さんも、ありがとう」", | |||
"201008911_62": "「ええ。お誕生日おめでとう」", | |||
"201008911_63": "「わあ、飾りつけがたくさん……ッ!」", | |||
"201008911_64": "「これはマリアのプロデュースなんデスよッ!」", | |||
"201008911_65": "「姉さんの?」", | |||
"201008911_66": "「ほとんど、わたしの好みで選んでしまったけれど……、\\n どうかしら?」", | |||
"201008911_67": "「すごく可愛いッ!\\n 姉さんらしくて、とっても素敵だよ」", | |||
"201008911_68": "「わたしのために選んでくれて、ありがとうッ!」", | |||
"201008911_69": "「……そう。喜んでもらえて良かったわ」", | |||
"201008911_70": "「だから言ったデース」", | |||
"201008911_71": "「今のマリアの好みも、気に入ってくれたみたいだね」", | |||
"201008911_72": "「ええ、そうね。2人のおかげよ」", | |||
"201008911_73": "(なんで気づかなかったのかしら……。姿はあの頃のままでも、\\n セレナだってちゃんと成長してる)", | |||
"201008911_74": "(目覚めてから、色々なことがあったものね。\\n いつまでも子供のままじゃなくて当たり前だわ)", | |||
"201008911_75": "(でも……、\\n そうしたら、果たしてアレで喜んでくれるかしら……)", | |||
"201008911_76": "「マリア姉さん、どうかした?」", | |||
"201008911_77": "「……えーと、実はもうひとつ用意していたものがあるの。\\n 持ってくるから、少し待っていて」", | |||
"201008911_78": "「うん」", | |||
"201008911_79": "「……姉さんが用意してくれたものって、 \\n 一体なんだろう?」", | |||
"201008911_80": "「おふたりは知っているんですか?」", | |||
"201008911_81": "「もちろん」", | |||
"201008911_82": "「きっと驚くデスッ!」", | |||
"201008911_83": "「セレナを喜ばせるには、これしかないって言ってた」", | |||
"201008911_84": "「……?」", | |||
"201008911_85": "「待たせてごめんなさい。\\n はい、セレナ」", | |||
"201008911_86": "「わあッ! これって……」", | |||
"201008911_87": "「世界でひとつだけの、バースデープリンケーキ」", | |||
"201008911_88": "「マリアの手作りデスッ!」", | |||
"201008911_89": "「セレナには、やっぱりこれがいいかなと思ったの」", | |||
"201008911_90": "「でもちょっと、子供っぽかったかしら……?」", | |||
"201008911_91": "「ううん、嬉しいッ! ありがとう、姉さん」", | |||
"201008911_92": "「目がキラキラしてる」", | |||
"201008911_93": "「今日一番のいい笑顔デス」", | |||
"201008911_94": "「フフ、そんなに喜んでもらえると思わなかったわ。 \\n 遠慮なく食べてね」", | |||
"201008911_95": "「うんッ! いただきます」", | |||
"201008911_96": "(新しい一面も知れたけれど、\\n やっぱり、セレナはセレナね)", | |||
"201008911_97": "(とってもいい笑顔……。\\n 喜んでもらえて良かった)" | |||
} |
@@ -0,0 +1,125 @@ | |||
{ | |||
"201009011_0": "秘伝・未来焼き", | |||
"201009011_1": "「んー、いい香りがしてきたッ!\\n たまんないよーッ!」", | |||
"201009011_2": "「どうしてソースの匂いって、\\n こうもお腹を空かせるんだろう」", | |||
"201009011_3": "「そうだね」", | |||
"201009011_4": "「久しぶりのふらわーのお好み焼き。\\n お腹いっぱいになるまで、食べるぞーッ!」", | |||
"201009011_5": "「フフ。気持ちはわかるけど、\\n 食べ過ぎると夕飯が入らなくなっちゃうよ」", | |||
"201009011_6": "「いらっしゃい」", | |||
"201009011_7": "「こんにちは、おばちゃんッ!」", | |||
"201009011_8": "「こんにちは」", | |||
"201009011_9": "「お好み焼き、とりあえず2人前ねッ!」", | |||
"201009011_10": "「はいよ、ちょっと待っててね」", | |||
"201009011_11": "「おまちどうさま」", | |||
"201009011_12": "「きたきたッ、美味しそーッ!\\n それじゃあ、熱いうちに、いただき……」", | |||
"201009011_13": "「えッ!?\\n ちょ、ちょっとごめんね、未来」", | |||
"201009011_14": "「うん……」", | |||
"201009011_15": "「はい、こちら響です」", | |||
"201009011_16": "「緊急事態だ。工業地帯にアルカ・ノイズが現れた」", | |||
"201009011_17": "「工業地帯にッ!? それで被害は……」", | |||
"201009011_18": "「避難は速やかに行われ、\\n 今のところ人的な被害は報告されていない」", | |||
"201009011_19": "「そうなんですね、よかったー……」", | |||
"201009011_20": "「今、駅に移動用の車を回している。\\n クリスくんも駅に向かっているはずだ」", | |||
"201009011_21": "「響くんも急いで向かってくれ」", | |||
"201009011_22": "「わかりましたッ!」", | |||
"201009011_23": "「ごめんね、未来。\\n わたし、行かなきゃ」", | |||
"201009011_24": "「うん、少しだけ聞こえてた。\\n 気をつけてね」", | |||
"201009011_25": "「ありがとう」", | |||
"201009011_26": "「急用かい?」", | |||
"201009011_27": "「おばちゃんごめんッ!\\n また来るからッ!」", | |||
"201009011_28": "「あの子も相変わらず忙しないねえ……。\\n お好み焼き、持ち帰るかい?」", | |||
"201009011_29": "「ありがとうございます。そうさせてください」", | |||
"201009011_30": "「たぶん、お腹を空かせて帰ってくると思うので……」", | |||
"201009011_31": "「今包むから、ちょっと待っててね」", | |||
"201009011_32": "(あんなに楽しみにしていたんだもん、\\n やっぱり、焼きたてを食べさせてあげたいな……)", | |||
"201009011_33": "「焼きたて……そうだッ!」", | |||
"201009011_34": "「おばちゃんッ!\\n お願いがあるんだけど――」", | |||
"201009011_35": "「こんにちは」", | |||
"201009011_36": "「お邪魔するデスッ!」", | |||
"201009011_37": "「いらっしゃい。今日は来てくれてありがとう。\\n よろしくお願いします」", | |||
"201009011_38": "「ふらわーのお好み焼きを再現するんですか?」", | |||
"201009011_39": "「うん、おばちゃんから特別にレシピを教えてもらったの」", | |||
"201009011_40": "「だったら調に相談しなくても、\\n いいんじゃないデスか?」", | |||
"201009011_41": "「それが何度か作ってはみたんだけど、\\n どうもうまくいかなくて……」", | |||
"201009011_42": "「なるほど……。では実際に焼いているところを、\\n 見せてもらえますか?」", | |||
"201009011_43": "「うん。じゃあ、やってみるね」", | |||
"201009011_44": "「はーッ、お腹が空いてきたデスッ! ソースの匂いって、\\n どうしてこうもお腹に暴力的なんデスかね?」", | |||
"201009011_45": "「フフ、響も似たようなこと言ってたよ」", | |||
"201009011_46": "「ここまではレシピ通りですが……」", | |||
"201009011_47": "「よしッ。\\n ふらわー風お好み焼き、完成」", | |||
"201009011_48": "「美味しそうデスッ!\\n 見た目は完璧に、ふらわーのお好み焼きデスね」", | |||
"201009011_49": "「そうだね。\\n じゃあ、早速、いただきます。はむッ……」", | |||
"201009011_50": "「いただくデースッ! ふーッ、ふーッ……、あむッ!」", | |||
"201009011_51": "「ど、どうかな?」", | |||
"201009011_52": "「熱々のうまうまデースッ!」", | |||
"201009011_53": "「美味しいです。\\n 美味しさも見た目も、問題無いと思います……」", | |||
"201009011_54": "「けれど……、ふらわーの味ではありませんね」", | |||
"201009011_55": "「やっぱり、そうだよね……。\\n どこが違うんだろう?」", | |||
"201009011_56": "「試しにわたしが作ってみても、いいですか?」", | |||
"201009011_57": "「もちろんだよ。お願い、調ちゃん」", | |||
"201009011_58": "「これだけ美味しければ、十分だと思うんデスけどねー」", | |||
"201009011_59": "「できました。どうでしょう?」", | |||
"201009011_60": "「ボーノッ! 未来さんのお好み焼きも美味しかったデスが、\\n 調のお好み焼きは、格別に美味しいデスッ!」", | |||
"201009011_61": "「本当だ、すごく美味しい。\\n それに、ふらわーの味にそっくり……」", | |||
"201009011_62": "「具材の切り方、タネの混ぜ方や焼き方を工夫してみました」", | |||
"201009011_63": "「そっか……、材料と配分が同じでも、\\n そんなところで違いが出るんだ」", | |||
"201009011_64": "「さすが調ちゃん……。\\n そのやり方、わたしにも教えてくれる?」", | |||
"201009011_65": "「はい。\\n 未来さんなら、すぐにできるようになります」", | |||
"201009011_66": "「最初のお好み焼きと比べれば、\\n ずっと近づいたんですが……」", | |||
"201009011_67": "「あと、ほんのちょっとなんだけど、\\n そのちょっとを埋めるのが、難しい……」", | |||
"201009011_68": "「く、苦しいデス……」", | |||
"201009011_69": "「ごめんね切ちゃん、考えなしに作りすぎちゃった。\\n まだ食べてない分は、タッパーに入れて保存しよう」", | |||
"201009011_70": "「しばらく、ソファーで横になって休んでいて」", | |||
"201009011_71": "「でも2人とも、\\n まだ満足していないデスよね?」", | |||
"201009011_72": "「えッ?」", | |||
"201009011_73": "「大事な切ちゃんに、無理はさせられないよ」", | |||
"201009011_74": "「それに、料理を食べてもらえるのは嬉しいけど、\\n 苦しそうに食べる切ちゃんを見るのは、悲しいよ……」", | |||
"201009011_75": "「調……。わかったデス。\\n 少し休んで、また楽しく食べにくるデスよ」", | |||
"201009011_76": "(わたし……大きな勘違いをしちゃったんじゃないかな?)", | |||
"201009011_77": "(いつの間にか、『完璧なふらわーのお好み焼き』のこと\\n ばかり考えていたけど)", | |||
"201009011_78": "(わたしがやりたかったことは――、\\n 本当に作りたかったお好み焼きは――)", | |||
"201009011_79": "(響が美味しいって、笑って食べてくれる\\n お好み焼きだったんだ)", | |||
"201009011_80": "「ごめんね、調ちゃん、切歌ちゃん……。\\n わたし、間違ってたよ」", | |||
"201009011_81": "「間違ってた?」", | |||
"201009011_82": "「急に……どうしたんデスか?」", | |||
"201009011_83": "「2人を見ていて気がついたんだ。響が……、\\n ううん、食べてくれる人が一番、喜んでくれる料理は……」", | |||
"201009011_84": "「食べてくれる人のためを想って作る料理なんだよね」", | |||
"201009011_85": "「わたし……、\\n 響が喜んでくれるお好み焼きを、焼いてみせるよ」", | |||
"201009011_86": "(響への想いを……)", | |||
"201009011_87": "(精一杯、このお好み焼きに込めるんだッ!)", | |||
"201009011_88": "「これはッ! 先程までの迷いが感じられない……」", | |||
"201009011_89": "「おお……ッ! こ、このお好み焼きは――ッ!」", | |||
"201009011_90": "「ただいまーッ!」", | |||
"201009011_91": "「おかえり、響。\\n 早かったね」", | |||
"201009011_92": "「未来がお好み焼きを焼いてくれるって言うんだもん。\\n S.O.N.G.から走ってきちゃったよ」", | |||
"201009011_93": "「おかえりなさい、響さん」", | |||
"201009011_94": "「ううッ……、お、おかえりなさいデス……」", | |||
"201009011_95": "「ただいまーッ!\\n ……って切歌ちゃんッ!? 大丈夫?」", | |||
"201009011_96": "「だ、大丈夫デス。一時休戦しているだけデス……」", | |||
"201009011_97": "「切ちゃんなら、お腹がいっぱいになって、\\n 休んでもらっていただけなので……」", | |||
"201009011_98": "「えッ、焼く前からお腹いっぱい?」", | |||
"201009011_99": "「お好み焼きを試食してもらってたの」", | |||
"201009011_100": "「2人が協力してくれたおかげで、\\n 納得のいくお好み焼きが焼けるようになったんだ」", | |||
"201009011_101": "「そうなんだ、期待しちゃうなーッ!」", | |||
"201009011_102": "「じゃあ、さっそく焼くね」", | |||
"201009011_103": "「よろしくお願いしまーすッ!」", | |||
"201009011_104": "「うんッ、うまく焼けたッ!」", | |||
"201009011_105": "「お待たせ。熱いうちにどうぞ」", | |||
"201009011_106": "「うわーッ、美味しそ~ッ!\\n それにすごくいい匂いッ!」", | |||
"201009011_107": "「じゃあ、いただきま~すッ!\\n はひッ! はふはふッ!」", | |||
"201009011_108": "「ど、どう?」", | |||
"201009011_109": "「ごくん……、すごいよ未来ッ!\\n こんな美味しいお好み焼き、はじめて食べたよッ!」", | |||
"201009011_110": "「この美味しさは、お好み焼きの枠を越えている……。\\n これはもう、お好み焼きなんかじゃないッ!」", | |||
"201009011_111": "「今日から未来の焼くお好み焼きは、\\n 『未来焼き』に認定するよッ!」", | |||
"201009011_112": "「それは褒めすぎだよ、響。\\n でも……、そこまで気に入ってくれたのは、嬉しいな」", | |||
"201009011_113": "「気に入ったってレベルじゃないよッ!\\n これから毎日、未来焼きを食べたいくらいだよ」", | |||
"201009011_114": "「そんなに食べたら、いくら響でも\\n 太ってすごいことになっちゃうよ」", | |||
"201009011_115": "「未来焼きで太るなら本望だよ。\\n でも、なんでハートの形なの?」", | |||
"201009011_116": "「え? そ、その、可愛いかなって思って……」", | |||
"201009011_117": "(……本当は響のことを考えて焼くと、\\n 何故かハート型になっちゃうだけなんだけど……)", | |||
"201009011_118": "「確かに可愛いかもッ!\\n ちょっと食べるのがもったいない気もするけど」", | |||
"201009011_119": "「フフ、そんなこと言いながら手も口も止まってないよ?」", | |||
"201009011_120": "「だって美味しいしッ! お代わりあるかな?\\n 次は特大でお願いッ!」", | |||
"201009011_121": "「うんッ! 特大の気持ちも込めて作るからッ!」", | |||
"201009011_122": "「フフッ、ごちそうさまです」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,40 @@ | |||
{ | |||
"302000111_0": "ギャラルホルン", | |||
"302000111_1": "「……あの運命のライブの日をわたしは今でも夢に見る」", | |||
"302000111_2": "「奏は思いっきり唄い、戦い、その命を燃やしつくし――\\n ――そして、散って行った」", | |||
"302000111_3": "「あの日からわたしは、奏を救えなかった後悔だけを胸に、\\n ひたすら剣として生きてきた……」", | |||
"302000111_4": "「しかし、皆のおかげで、今は剣としてだけではなく、\\n 片翼の翼としても、夢に向かい羽ばたくことが出来ている」", | |||
"302000111_5": "「……今のわたしを奏に見てもらいたいと思う。\\n わたし自身が誇れるようになったわたしを……」", | |||
"302000111_6": "「……奏は、今のわたしを見たら何て言うのだろう。\\n 褒めてくれるだろうか……」", | |||
"302000111_7": "「……無理なのは分かってる。\\n だけど、もし、例え夢でも逢えたなら――」", | |||
"302000111_8": "「夢で逢えたら……か。\\n 全く、我ながら女々しいものだ……」", | |||
"302000111_9": "(……わたしは、強くなれたのだろうか)", | |||
"302000111_10": "(奏がわたしを引っ張ってくれたように、立花や雪音、\\n みんなを引っ張っていけているのだろうか……)", | |||
"302000111_11": "(奏のように……か。\\n 思えば奏は、わたしには意地悪だったな)", | |||
"302000111_12": "(泣き虫、弱虫だなんてよく言われたが、今のわたしはあの頃の\\n 奏から見たら、強くなったように見えるのだろうか……)", | |||
"302000111_13": "「奏……」", | |||
"302000111_14": "(今、思い出しても、こんなにも胸が痛い……。\\n 奏がいない、奏に会えない事が苦しい……)", | |||
"302000111_15": "(奏と2人、いつまでも一緒だと思っていた)", | |||
"302000111_16": "(もっと話したい事があった。聞きたいことがあった。\\n もっと、2人で唄いたかった……)", | |||
"302000111_17": "(奏に、会いたい……)", | |||
"302000111_18": "「……いけない。\\n わたしはもう泣き虫ではいられないのだから……」", | |||
"302000111_19": "「こんな様では、奏に笑われてしまうかも知れないな……」", | |||
"302000111_20": "(奏と唄う事はもう出来ない。\\n だけど、まだわたしは、片翼でも唄う事が出来ている……)", | |||
"302000111_21": "(奏と育てた、ツヴァイウィングの片翼を羽ばたかせることが\\n できる……だから――)", | |||
"302000111_22": "「……わたしの歌、わたしたちの歌が世界中の人に届いたら、\\n きっと奏の所にも届くよね……」", | |||
"302000111_23": "「……だから、見守っていて欲しい。\\n どこまでだって、飛んでみせるから……」", | |||
"302000111_24": "「艦内聖遺物保管区画より、高質量のエネルギー反応ッ!」", | |||
"302000111_25": "「――なんだとッ! すぐに波形を照合しろッ!」", | |||
"302000111_26": "「この反応は……まさかッ!?」", | |||
"302000111_27": "「ギャラルホルン……だとッ。\\n 何故、このタイミングで……」", | |||
"302000111_28": "「みんな、良く集まってくれた」", | |||
"302000111_29": "「師匠ー。今日は一体どうしたんですか?」", | |||
"302000111_30": "「朝っぱらから緊急召集って、どっかで事故か何かでも\\n 起きたってのか?」", | |||
"302000111_31": "「……事故は、これから起こるのかも知れません」", | |||
"302000111_32": "「これから……?\\n それは一体――」", | |||
"302000111_33": "「……やはり、来たかッ!」", | |||
"302000111_34": "「そんな……どうしてアルカ・ノイズじゃなくて、\\n ノイズが……」", | |||
"302000111_35": "「バ、バビロニアの宝物庫が空いたって事デスかッ!?」", | |||
"302000111_36": "「それとも、新たな敵……?」", | |||
"302000111_37": "「説明は後だッ!\\n とにかく、ノイズの迎撃を頼むぞッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,113 @@ | |||
{ | |||
"302000112_0": "「さあ、説明してもらおうかッ!\\n 何でノイズがまた出て来てるんだよッ!?」", | |||
"302000112_1": "「ああ、もちろんだ……エルフナインくん」", | |||
"302000112_2": "「はい……」", | |||
"302000112_3": "「まず、あのノイズはこの世界のモノではありません」", | |||
"302000112_4": "「この世界のモノじゃない……?」", | |||
"302000112_5": "「……この世界のバビロニアの宝物庫は閉じています」", | |||
"302000112_6": "「しかし、それでもノイズが現れたのは、あのノイズがこの\\n 世界のモノではなく、並行世界のノイズだからです」", | |||
"302000112_7": "「一体、どういうこと……?」", | |||
"302000112_8": "「へ、へいこう……せかい……?」", | |||
"302000112_9": "「パラレルワールドって聞いたことが無い?\\n この世界とすごく似てる別の世界の事だよ」", | |||
"302000112_10": "「……うう、わかったような、わからないような……」", | |||
"302000112_11": "「でも……、そんな世界が本当に……」", | |||
"302000112_12": "「ああッ!? へーこー世界だか何だか知らねーが、\\n 結局何でノイズが出てきたんだよッ! 簡潔に言えッ!」", | |||
"302000112_13": "「……この事態を引き起こしているのは聖遺物ギャラルホルン。\\n 異なる世界同士を繋ぐ、完全聖遺物だ」", | |||
"302000112_14": "「異なる世界同士を……」", | |||
"302000112_15": "「繋ぐ……デスかッ!?」", | |||
"302000112_16": "「待ってください。\\n そんなもの……一体いつ発見されたんですか?」", | |||
"302000112_17": "「ギャラルホルンを発見したのは、当時発掘チームを率いていた\\n 了子くんだ。この聖遺物は、発見当初から既に起動状態だった」", | |||
"302000112_18": "「了子さんがッ!?」", | |||
"302000112_19": "「ギャラルホルンについてはずっと機密扱いで、一部の人物に\\n しか知らされていなかったようです」", | |||
"302000112_20": "「ボクも今朝、レポートを見せてもらって初めて知りました」", | |||
"302000112_21": "「ギャラルホルンはあまりにも特殊で、危険な聖遺物だ。\\n その為、一部の者のみで極秘に実験と解析を進めていた」", | |||
"302000112_22": "「その結果分かった事は、並行世界に異変が起こった際に、\\n こちらの世界と並行世界を繋げる特性があるということだ」", | |||
"302000112_23": "「並行世界……それはこの世界と同じような世界が広がり、\\n 同じような歴史をたどっています」", | |||
"302000112_24": "「しかし、それでありながら、必ずこちらの世界とは違う所も\\n 同時に発生します」", | |||
"302000112_25": "「この世界の歴史とは川の流れのように、遥か昔の上流から\\n 現代という下流まで流れ続けています」", | |||
"302000112_26": "「しかし、歴史とは大きな転換点において、必ず支流が発生する\\n ものなのです」", | |||
"302000112_27": "「その支流が並行世界ということね」", | |||
"302000112_28": "「はい。こちらの世界からこぼれた可能性が生んだ、\\n 異なる世界が並行世界になります」", | |||
"302000112_29": "「こちらではこぼれた可能性を内包した世界……」", | |||
"302000112_30": "「……とにかく、今回の件はギャラルホルンがまたどこかの\\n 並行世界と、この世界を繋いだ為に起きた異変で間違いない」", | |||
"302000112_31": "「……また、と言いましたね。\\n では以前にも同じような事が?」", | |||
"302000112_32": "「……ああ。ギャラルホルンが並行世界を繋げると、異なる世界\\n 同士が混じり合う影響か、大量のノイズの出現が観測される」", | |||
"302000112_33": "「前回は、バビロニアの宝物庫が閉じられていなかった為、\\n 推測の域だったが、今回のことではっきりした」", | |||
"302000112_34": "「そして、この発生した異変は、\\n 並行世界側の異常を解決する事で解消される」", | |||
"302000112_35": "「記録には2度、並行世界と繋がったことがあると\\n 記されています」", | |||
"302000112_36": "「最初の発生では、天羽奏さんが解決してくれたようです」", | |||
"302000112_37": "「か、奏さんがッ!?」", | |||
"302000112_38": "「……奏が……? 一体、いつだッ!\\n そんな事、わたしは知らないッ!」", | |||
"302000112_39": "「……落ち着け、翼」", | |||
"302000112_40": "「ギャラルホルンは完全聖遺物でありながら、一切の制御も\\n 干渉も受け付けない、まさにパンドラの箱だ」", | |||
"302000112_41": "「そんな怪しげなものに、唯一の完全適合者であるお前を\\n 使う事は、許可が下りなかった」", | |||
"302000112_42": "「だから……奏を人柱にしたって事ですかッ!」", | |||
"302000112_43": "「だから落ち着け。過去の事件では、奏くんは無事に並行世界へと\\n 渡り、異変の元凶を解決している」", | |||
"302000112_44": "「結果論で済まないが、事故や怪我もなかった。\\n そして、おかげでギャラルホルンについて知る事も出来た」", | |||
"302000112_45": "「ですが……ッ」", | |||
"302000112_46": "「繋がったのは2度と言ったわね」", | |||
"302000112_47": "「はい、2度目は、3年前のツヴァイウィングライブ、\\n ネフシュタンの起動実験の時です」", | |||
"302000112_48": "「なッ!?」", | |||
"302000112_49": "「ネフシュタンの暴走と重なり、とても対処できる状況では\\n 無かった為、収まるのを待つ他無かった……」", | |||
"302000112_50": "「なんだ、だったら別に並行世界に行かなくても\\n 収まるのを待てばいいじゃねーか」", | |||
"302000112_51": "「ですが、その代償として被害が甚大な物に……」", | |||
"302000112_52": "「それから……この聖遺物は、装者にしか反応しないんだ」", | |||
"302000112_53": "「装者にしか……?」", | |||
"302000112_54": "「詳しい理由については、まだわかっていませんが……」", | |||
"302000112_55": "「ギャラルホルンが並行世界側の異変を治める為、\\n 必要な能力を持った人物だけを選別しているとも考えられます」", | |||
"302000112_56": "「なんだかよく分からないデスけど、並行世界に行けるのは\\n アタシたちだけって事デスか?」", | |||
"302000112_57": "「ああ、そう言う事だ。\\n だから、今回は君たちに異変の調査へと向かって欲しい」", | |||
"302000112_58": "「並行世界側はどうなっているかわかりません。\\n 危険は伴いますが……」", | |||
"302000112_59": "「……わたしが行きます」", | |||
"302000112_60": "「翼……」", | |||
"302000112_61": "「奏の役割を引き継ぐなら、わたししかいない」", | |||
"302000112_62": "「それに、今はこれだけの装者がいる。\\n わたしにもしもの事があっても――」", | |||
"302000112_63": "「そ、そんなのダメですッ!」", | |||
"302000112_64": "「翼……あなた自分が何を言っているのか分かっているのッ!?」", | |||
"302000112_65": "「……すまない。だが、この役割は絶対に譲れない。\\n これは、奏の片翼としてのわたしの責務なんだ……」", | |||
"302000112_66": "「……翼。お前の気持ちは分かった。\\n だが、早とちりするな。お前1人を行かせるつもりはない」", | |||
"302000112_67": "「はい。こちらにもノイズが現れている事もあるので、\\n 戦力を2つに分けるのが最善だと思います」", | |||
"302000112_68": "「ここにいる装者は6人だから、3人ずつってことですか?」", | |||
"302000112_69": "「そうです。ですので、翼さんとあと2人……」", | |||
"302000112_70": "「そういうことなら、わたしも行くわ。\\n 翼が無茶しない様に見ておかないとね」", | |||
"302000112_71": "「マリア……」", | |||
"302000112_72": "「なら、残り1人はあたしが――」", | |||
"302000112_73": "「待って。\\n ……あなたには調と切歌の事を頼みたいの」", | |||
"302000112_74": "「デスッ!?」", | |||
"302000112_75": "「マリア……?」", | |||
"302000112_76": "「こいつらの事を……?」", | |||
"302000112_77": "「ええ。だから出来れば残りの1人は――」", | |||
"302000112_78": "「…………」", | |||
"302000112_79": "「……あの、並行世界って結局よくわからないんですけど、\\n 向こうで困っている人がいるのは確かなんですよね?」", | |||
"302000112_80": "「さっきも言ったようにギャラルホルンは、まさにパンドラの箱。\\n 解明されていない部分が大半だ」", | |||
"302000112_81": "「だが、過去の結果を見るに、その可能性は非常に高い」", | |||
"302000112_82": "「だったらわたし、行きますッ!」", | |||
"302000112_83": "「……もう、やっぱり」", | |||
"302000112_84": "「えへへ、ごめんね、未来」", | |||
"302000112_85": "「いいよ。人助けだもんね?」", | |||
"302000112_86": "「うんッ!」", | |||
"302000112_87": "「……決まったな。では今回の調査は翼、マリアくん、響くんの\\n 3名に頼む。決して無理はしないでくれ」", | |||
"302000112_88": "「これが聖遺物ギャラルホルン、そして並行世界への\\n 扉(ゲート)だ」", | |||
"302000112_89": "「ギャラルホルンは、並行世界の異常を特殊な振動波で\\n 知らせるようです」", | |||
"302000112_90": "「……振動波、では、この聖遺物の輝きが……」", | |||
"302000112_91": "「はい、並行世界の異常を感知している状態です」", | |||
"302000112_92": "「みなさん、準備はいいですか?」", | |||
"302000112_93": "「……ああ、出来ている」", | |||
"302000112_94": "「問題ないわ」", | |||
"302000112_95": "「ばっちりですッ!」", | |||
"302000112_96": "「向こうに渡ったら、その場所を確認してください」", | |||
"302000112_97": "「最初に転送された場所の付近に、戻る為のゲートがあるはずです」", | |||
"302000112_98": "「……そうなると、いつでも帰還できるのか?」", | |||
"302000112_99": "「はい。レポートにはそう記載されています」", | |||
"302000112_100": "「なるほど……ならば、先に行くぞ」", | |||
"302000112_101": "「……流石だが、思い切りよすぎじゃねぇか……?」", | |||
"302000112_102": "「それが風鳴翼よ。わたしも行ってくるわ」", | |||
"302000112_103": "「マリア、気を付けて」", | |||
"302000112_104": "「寂しかったらすぐ戻ってくるデスよッ!」", | |||
"302000112_105": "「さ、寂しかったらって……そんなことないわよッ!\\n あなたたちこそ、しっかりねッ!」", | |||
"302000112_106": "「それじゃわたしも……って、未来?」", | |||
"302000112_107": "「響……大丈夫だよね?」", | |||
"302000112_108": "「もう、心配性だなぁ、未来は。大丈夫。\\n ちょーっと人助けしてくるだけだから。待ってて?」", | |||
"302000112_109": "「うん……待ってる」", | |||
"302000112_110": "「それじゃ、行ってきま~すッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,30 @@ | |||
{ | |||
"302000211_0": "IFの世界", | |||
"302000211_1": "「……響……」", | |||
"302000211_2": "「……行っちまったな。まあ、心配するなって」", | |||
"302000211_3": "「あのバカたちの帰りが遅かったら、あたしが連れ戻しに行ってやらぁ」", | |||
"302000211_4": "「クリス……うん、ありがとう」", | |||
"302000211_5": "「お、おう……」", | |||
"302000211_6": "「いつでも戻ってこれるなら、\\n ちょっとアタシも行ってみたいデスね……」", | |||
"302000211_7": "「切ちゃんが行くならわたしも……」", | |||
"302000211_8": "「ええッ!? その、だ、だめです……」", | |||
"302000211_9": "「そうだ。あたしたちにはあたしたちの役割があるんだからな。\\n 今はあいつらに任せときゃいい。……ん?」", | |||
"302000211_10": "「…………」", | |||
"302000211_11": "「どうしたんだよ、おっさん。そんなに渋い顔して」", | |||
"302000211_12": "「並行世界、パラレルワールド……。\\n それは何かが起きた、もしくは起きなかった世界だ……」", | |||
"302000211_13": "「こちらにノイズが現れていると言う事は、\\n 向こうのバビロニアの宝物庫は開いている……」", | |||
"302000211_14": "「だとすると、フロンティア事変やルナアタックは\\n 起きていない世界の可能性もある」", | |||
"302000211_15": "「近い世界といっても、あれだけ大きな事件が無いとなると、\\n どれだけ違いが現れているか、見当もつかん……」", | |||
"302000211_16": "「……なあ、ノイズがいるなら、向こうにも装者はいるのか?」", | |||
"302000211_17": "「わからないが、その可能性は十分にある。\\n それこそクリスくんや我々も存在しているかもしれん」", | |||
"302000211_18": "「あたしもいるかもって、マジかよ。\\n なんかとてつもなくでけー話だな……」", | |||
"302000211_19": "「やっぱり、ちょっと行ってみたいかも……」", | |||
"302000211_20": "「デスデスッ、向こうの調にも会いたいデスッ!」", | |||
"302000211_21": "「だ、だからだめですってば……」", | |||
"302000211_22": "「これ、ノイズ警報――ッ!?」", | |||
"302000211_23": "「司令ッ! ノイズ反応が現れました。\\n 急いでこちらに戻ってくださいッ!」", | |||
"302000211_24": "「ああ、わかったッ! 装者3名は直接現場へ向かってくれッ!\\n エルフナインくんと未来くんは俺と発令所に急ぐぞッ!」", | |||
"302000211_25": "「ああ、任せとけッ! 行くぞ2人ともッ!\\n あたしについて来やがれッ!」", | |||
"302000211_26": "「はい」", | |||
"302000211_27": "「了解デースッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,17 @@ | |||
{ | |||
"302000221_0": "「着いたわね」", | |||
"302000221_1": "「……ここが並行世界、ですか?」", | |||
"302000221_2": "「そのはずなのだが……。立花、この公園は……」", | |||
"302000221_3": "「はい、いつもの公園、ですよね……」", | |||
"302000221_4": "「わたしは街の地理には詳しくないのだけれど、\\n あなたたちから見て、どこか違いは無いの?」", | |||
"302000221_5": "「違い……違い……。\\n ……あッ! マリアさんの後ろッ!」", | |||
"302000221_6": "「後ろって……ッ!?\\n これが、エルフナインの言っていた……」", | |||
"302000221_7": "「ああ、ギャラルホルンによってつくられた、\\n 元の世界とのゲートだろう」", | |||
"302000221_8": "「そうなると、ここがゲートの出口って事だけは、\\n 間違いないみたいね……」", | |||
"302000221_9": "「公園や街並みは、ここから見る限りはほとんど同じに\\n 見えますよね……」", | |||
"302000221_10": "「思ったより並行世界と我々の世界は近い物なのかもしれないな。\\n とにかく、色々と歩いてこちらの異変を――ッ!?」", | |||
"302000221_11": "「……なるほど。こちらはまだノイズが出ると言う事だったな」", | |||
"302000221_12": "「そうね。これもまた異変の一つ、ということなのかしら」", | |||
"302000221_13": "「どうだろうな。違う可能性もある。\\n しかし、放っておくわけにもいかないだろう」", | |||
"302000221_14": "「ですねッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,20 @@ | |||
{ | |||
"302000222_0": "「はあ――ッ!」", | |||
"302000222_1": "「ふう……これで全部ッ!」", | |||
"302000222_2": "「ああ、周辺のノイズは殲滅できたようだ」", | |||
"302000222_3": "「それじゃ場所を移動しましょうか。\\n といっても、行く当てがあるわけではないのだけれど」", | |||
"302000222_4": "「それなのだが、リディアンに向かうのはどうだろうか?」", | |||
"302000222_5": "「リディアンに? どうしてですか?」", | |||
"302000222_6": "「ああ。こちらにノイズが出ると言う事は、S.O.N.G.――\\n いや、旧二課と同じような組織があるかもしれない」", | |||
"302000222_7": "「……確かに、同じような歴史を重ねてきた世界であれば、\\n 同じような組織があってもおかしくは無いわね」", | |||
"302000222_8": "「街並みがこれだけ似ているということなら、尚更だわ」", | |||
"302000222_9": "「わかりました。それじゃ、リディアンに向かいましょうッ!\\n えーと、リディアンは向こうだから――え……?」", | |||
"302000222_10": "「……気づいたか、立花。\\n ああ、そうだ。昔のリディアンがこちらにはあるんだ」", | |||
"302000222_11": "「あのリディアンが、地下まで我々の知る旧リディアンと同じか\\n どうかは分からないが、行ってみる価値はあるだろう」", | |||
"302000222_12": "「反応、消失しました……」", | |||
"302000222_13": "「ノイズ反応に続いて、謎の高エネルギー反応、\\n 更に直後にノイズ反応が消失……一体何が起きているッ!?」", | |||
"302000222_14": "「波形、照合しました。こ、これは――ッ!?」", | |||
"302000222_15": "「どうしたッ! 報告しろッ!」", | |||
"302000222_16": "「3つあった反応の一つは未知の聖遺物、一つはガングニール、\\n そして最後の一つは……天羽々斬、です……」", | |||
"302000222_17": "「天羽々斬、だと……ッ!?」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,27 @@ | |||
{ | |||
"302000231_0": "「翼さん、この街並み……」", | |||
"302000231_1": "「ああ、そうだ。\\n ……フィーネとの戦いで破壊される前とそっくりだ」", | |||
"302000231_2": "「そうなの?」", | |||
"302000231_3": "「間違いない。この風景は……変わっていない」", | |||
"302000231_4": "「……もしかして、わたしたち過去に来ちゃったとか\\n じゃないですよね?」", | |||
"302000231_5": "「時間移動したと言う事?\\n エルフナインからは、そんな説明は無かったと思うけど」", | |||
"302000231_6": "「……時間移動はしていないようだ。\\n そこの店のディスプレイを見て見ろ」", | |||
"302000231_7": "「あ……日付……」", | |||
"302000231_8": "「ああ、西暦から日時まで全く同じだ」", | |||
"302000231_9": "「……先を急ぎましょう」", | |||
"302000231_10": "「やっぱり、壊れる前のリディアン……」", | |||
"302000231_11": "「ああ、遠くから見えた時にも思ったが、何から何まで\\n 完全に記憶と一致するな……」", | |||
"302000231_12": "「……2人とも、向こうの空を見なさい」", | |||
"302000231_13": "「え? あ、もう月が登って来てるんですね」", | |||
"302000231_14": "「そうだな。\\n 綺麗な丸い月が出ている……ん、丸い月だとッ!?」", | |||
"302000231_15": "「そうよ。こちらの月は欠けてないのよ」", | |||
"302000231_16": "「わたしはこの街にはそこまで詳しくないから、どうもしっくり\\n きていなかったのだけど、月を見てようやく実感が涌いたわ」", | |||
"302000231_17": "「月が欠けてない、という事はルナアタックが無かったと言う事。\\n この世界は、あの事件が無いままに進んできた世界なのよ」", | |||
"302000231_18": "「あの事件が起きていない……?\\n そうなればフロンティア事変、魔法少女事変も……?」", | |||
"302000231_19": "「ええ、起きていないでしょうね。\\n それどころか、フィーネがいるのかどうかも分からないわ」", | |||
"302000231_20": "「だから、街もリディアンも無事なんですね……」", | |||
"302000231_21": "「――ッ!」", | |||
"302000231_22": "「今の……悲鳴ッ!」", | |||
"302000231_23": "「近いぞッ! 向こうの方だッ!」", | |||
"302000231_24": "「急ぎましょうッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,14 @@ | |||
{ | |||
"302000232_0": "「見える範囲は片付いたわね……」", | |||
"302000232_1": "「翼さんッ! マリアさんッ!\\n まだ向こうから戦闘音が聞こえますッ!」", | |||
"302000232_2": "「誰かが、戦っている……?」", | |||
"302000232_3": "「こちらの装者かも知れないわね。\\n とにかく、向かいましょう」", | |||
"302000232_4": "「……ちょうど片付いた所みたい。\\n やはり、こちらにも装者がいたわね」", | |||
"302000232_5": "「……ッ!?」", | |||
"302000232_6": "「……え……?」", | |||
"302000232_7": "「……2人とも、どうかしたの?」", | |||
"302000232_8": "「嘘……。そんな、だって、あの人は――」", | |||
"302000232_9": "「か……奏……?」", | |||
"302000232_10": "「奏ぇぇぇ――ッ!」", | |||
"302000232_11": "「……翼――ッ!?」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,70 @@ | |||
{ | |||
"302000311_0": "片翼の奏者", | |||
"302000311_1": "「……あの運命のライブの日をあたしは今でも夢に見る」", | |||
"302000311_2": "「翼はあの絶望を前にしても、折れず、負けず、\\n その命を燃やして唄い――そして、散って逝った」", | |||
"302000311_3": "「あの日からあたしは、両親の仇と共に翼の仇を取る事だけを\\n 胸に、戦い以外の歌を捨て、復讐の為だけに生きてきた……」", | |||
"302000311_4": "「……あれから後悔しなかった日は1日もない。\\n ただ狂おしい程の後悔と、奴らへの怒りだけが、際限なく増していく」", | |||
"302000311_5": "「落ちるところまで落ちたあたし。\\n もう、翼と唄い、夢を見ていたあたしなんてどこにもいない」", | |||
"302000311_6": "「心にあるのはただノイズへの怒りと憎しみ。\\n そう……奴らへの復讐心だけが、今のあたしを動かしている」", | |||
"302000311_7": "「……翼は、今のあたしを見たら何ていうのだろう。\\n 失望されるだろうか、拒絶されるだろうか……」", | |||
"302000311_8": "「でも、あたしは――片翼じゃ飛ぶことが出来ないんだよ。\\n だから、翼には今のあたし見て欲しくない……」", | |||
"302000311_9": "「翼が描いていたあたしは、もう……」", | |||
"302000311_10": "「奏……奏ぇ……」", | |||
"302000311_11": "「翼……」", | |||
"302000311_12": "(あれが、天羽奏……)", | |||
"302000311_13": "(そうか、これが並行世界の可能性……。\\n 『天羽奏が死ななかった世界』もあり得るという事ね……)", | |||
"302000311_14": "「奏さん……翼さん……よかったよぉ……うっ、うっ……」", | |||
"302000311_15": "「……ねぇ、そんなに翼にとって天羽奏は大きい存在だったの?」", | |||
"302000311_16": "「大きいなんてもんじゃないですッ! 奏さんは――」", | |||
"302000311_17": "「――離れろッ!」", | |||
"302000311_18": "「え……奏……?」", | |||
"302000311_19": "「うるせぇッ! 翼は死んだッ、お前が翼のはずがないッ!\\n 誰だ、てめぇらは……ッ!」", | |||
"302000311_20": "「わたしが死んだ……?」", | |||
"302000311_21": "「わたしはここにいるよ、奏……」", | |||
"302000311_22": "「黙れッ! それ以上言うのなら――ッ!」", | |||
"302000311_23": "「待て、奏」", | |||
"302000311_24": "「……なんだよッ!?」", | |||
"302000311_25": "「そこにいる者たちを、本部まで連れて来てくれ」", | |||
"302000311_26": "「はあ? なんでだよッ! こんな偽者なんて――ッ!」", | |||
"302000311_27": "「……ただの偽者に、ギアが纏えるとは思えない。\\n 詳しい話を聞きたい。頼む……」", | |||
"302000311_28": "「ちッ…………分かったよ」", | |||
"302000311_29": "「おい、お前ら。ついてこい。\\n 弦十郎のダンナが話したいんだと……」", | |||
"302000311_30": "「……やっぱり行き先はリディアンの地下なんですかね。\\n ねぇ、翼さん……翼さん?」", | |||
"302000311_31": "「奏……」", | |||
"302000311_32": "「……ほら、翼。いつまでも呆けてないで。\\n 行きましょう」", | |||
"302000311_33": "「あ、ああ……すまない」", | |||
"302000311_34": "「……つ、翼さん……?」", | |||
"302000311_35": "「本当に……どうして……?」", | |||
"302000311_36": "「……翼、なのか……?」", | |||
"302000311_37": "「……」", | |||
"302000311_38": "「……驚いた。こちらでも二課は二課なんですね……」", | |||
"302000311_39": "「こちらでも……? どういう事だ?\\n その……翼、でいいのか……?」", | |||
"302000311_40": "「……はい。おじさま。わたしは確かに風鳴翼ではありますが、\\n あなたたちの知る風鳴翼ではありません」", | |||
"302000311_41": "「……俺たちの知る翼ではない、だと?」", | |||
"302000311_42": "「ええ、そうよ。それは――」", | |||
"302000311_43": "「もしかして、パラレルワールド、かしらね?」", | |||
"302000311_44": "「りょ、りょりょりょ……了子さんッ!?」", | |||
"302000311_45": "「はあ~い。\\n あら、私ったら別の世界でも有名なのかしら」", | |||
"302000311_46": "「櫻井女史……」", | |||
"302000311_47": "「……すまないが情報を整理させてくれ。\\n 君たちは並行世界――パラレルワールドから来たと言うのか?」", | |||
"302000311_48": "「ええ、そうよ。そして、わたしたちが来た理由は――」", | |||
"302000311_49": "「高質量のエネルギー反応を検知ッ!」", | |||
"302000311_50": "「――ノイズですッ! 場所は――」", | |||
"302000311_51": "「く……こんな時に……」", | |||
"302000311_52": "「まったく、無粋よね~」", | |||
"302000311_53": "「――あたしが出るッ!」", | |||
"302000311_54": "「待って奏ちゃんッ!\\n 出るなら、もう一度LiNKERを打っていきなさい」", | |||
"302000311_55": "「わかってるよッ!」", | |||
"302000311_56": "「奏ッ! くッ――わたしも行くッ!」", | |||
"302000311_57": "「翼ッ! ああ、もう……」", | |||
"302000311_58": "「1つ聞かせてくれ。\\n ――君たちは、装者なのか?」", | |||
"302000311_59": "「ええ、そうよ。この子もわたしもね。\\n ガングニールとアガートラームの装者よ」", | |||
"302000311_60": "「アガートラーム……?」", | |||
"302000311_61": "(……この反応、こちらではアガートラームは\\n 見つかってない、というわけね……)", | |||
"302000311_62": "「翼さんはともかく、全員装者……?」", | |||
"302000311_63": "「そんな……装者がそんなにいるだなんて……」", | |||
"302000311_64": "「すまないが、君たちにも協力してもらえないだろうか?\\n ……我々には、奏以外の装者がいないんだ」", | |||
"302000311_65": "「もちろんですッ!\\n わたしたちに任せてくださいッ、師匠ッ!」", | |||
"302000311_66": "「師匠……?\\n ま、まあとにかく、よろしく頼む」", | |||
"302000311_67": "「ふふ、これは面白くなってきたわね~」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,65 @@ | |||
{ | |||
"302000312_0": "「……ノイズの撃退は完了ね」", | |||
"302000312_1": "「……」", | |||
"302000312_2": "(翼の、天羽々斬……。\\n いや、あたしの知っているそれより数段強い……それに――)", | |||
"302000312_3": "(――あいつのギアは……あたしと同じ――)", | |||
"302000312_4": "「ん? どうかしましたか、奏さん?」", | |||
"302000312_5": "「……何でもない」", | |||
"302000312_6": "(ガングニール……なのに、どうしてあたしより――。\\n どうなってるんだよ、一体――ッ)", | |||
"302000312_7": "「奏……あの、大丈夫だった……?」", | |||
"302000312_8": "「……黙れ。あたしに干渉するな」", | |||
"302000312_9": "「……ごめんなさい」", | |||
"302000312_10": "「ちッ……戻るぞ」", | |||
"302000312_11": "(奏……)", | |||
"302000312_12": "「助力、感謝する……」", | |||
"302000312_13": "「いえ、ノイズから無辜の人々を守るのは、\\n わたしたちの役目ですから」", | |||
"302000312_14": "「……やはりお前は翼なんだな」", | |||
"302000312_15": "「……司令?」", | |||
"302000312_16": "「いや……すまんな。\\n どうしても俺の知る、翼と重なってしまう……」", | |||
"302000312_17": "「ふざけるなッ! 重なるもんかッ!\\n 翼は……翼は……ッ!」", | |||
"302000312_18": "「……奏。落ち着くんだ。\\n これでは話を聞く事も出来ない」", | |||
"302000312_19": "「……ちッ」", | |||
"302000312_20": "「すまなかったな……」", | |||
"302000312_21": "「……気にしないで下さい」", | |||
"302000312_22": "「そ・れ・よ・り~。早くそっちの世界の事を、聞かせて\\n くれないかしら? 興味あるわ」", | |||
"302000312_23": "「……もちろんよ。\\n こちらも色々と聞きたいことがあるわ」", | |||
"302000312_24": "「それじゃ、情報交換と行きましょうか」", | |||
"302000312_25": "「……なるほど。君たちはその完全聖遺物の力で、\\n こちらに渡って来たという事か……」", | |||
"302000312_26": "「はい。そして、ギャラルホルンが世界を繋ぐ要因となった\\n 異常の解決を目的としています」", | |||
"302000312_27": "「……何か、異変や異常に心当たりはないかしら?」", | |||
"302000312_28": "「異変や異常ね。あるわよ~。もう、ありすぎるくらい」", | |||
"302000312_29": "「そ、そんなに……?」", | |||
"302000312_30": "「……出現するノイズの一部に、通常のノイズとは特徴が\\n 異なる個体を観測している」", | |||
"302000312_31": "「それが恐らく異変の元凶だろう……」", | |||
"302000312_32": "「特徴が異なる……?\\n それはどういったものなのですか?」", | |||
"302000312_33": "「ノイズは人に触れると炭素分解を起こす。\\n ――これは知っているわよね?」", | |||
"302000312_34": "「ええ」", | |||
"302000312_35": "「でもそのノイズは人だけを分解させるのよ。\\n ――無尽蔵に」", | |||
"302000312_36": "「……え?」", | |||
"302000312_37": "「つ・ま・り。人だけを分解し、自分は分解されないの。\\n 触った相手だけを次々に分解させちゃうわけ」", | |||
"302000312_38": "「そんな……それでは犠牲者が……ッ!」", | |||
"302000312_39": "「……ああ。このノイズ1体で、いくらでも人を殺せる。\\n しかも、今までのノイズとは比べ物にならない戦闘力もある」", | |||
"302000312_40": "「我々は、なんらかの原因でノイズに状態変化が起き、\\n 特性が変わったものだと見ている」", | |||
"302000312_41": "「それをノイズの『カルマ化』と呼んでいるが、 \\n 詳しい詳細はまだ分かっていないのが現状だ」", | |||
"302000312_42": "「ノイズの『カルマ化』……」", | |||
"302000312_43": "「……君たちがこの解決に協力してくれると言うなら、\\n 我々も心強い。是非、力を貸してほしい……」", | |||
"302000312_44": "「もちろんですッ! どーんと任せてくださいッ!」", | |||
"302000312_45": "「ええ、その為に来たのだから」", | |||
"302000312_46": "「……この身に代えても、そのカルマノイズとやらを\\n 討ち取って見せます」", | |||
"302000312_47": "「――ッ! ふざけんなッ!」", | |||
"302000312_48": "「奏……?」", | |||
"302000312_49": "「この身に代えても?\\n 軽々しく口にしてんじゃねぇよッ!」", | |||
"302000312_50": "「第一、この世界の事はこの世界の奴がやるべきだろッ!\\n 他の世界の奴の手を借りるなんて……あたしは反対だッ!」", | |||
"302000312_51": "「……奏ちゃん、ご機嫌斜めね~」", | |||
"302000312_52": "「……奏にも割り切れない思いはあるのだろう」", | |||
"302000312_53": "「すまない。今日はこれくらいにしよう。我々のセーフハウスを\\n 1つ提供するから、こちらにいる時は自由に使ってくれ」", | |||
"302000312_54": "「はい、ありがとうございます」", | |||
"302000312_55": "「ね、ところで、あなたたちのいる世界にこっちから行くことは\\n 自由に出来るのかしら?」", | |||
"302000312_56": "「自由に……というと語弊がありますが、通ってきたゲートを\\n 使えば、いつでも戻れるようです」", | |||
"302000312_57": "「それなら行ってみたいわぁ~、連れて行ってくれない?」", | |||
"302000312_58": "「ゲートは装者でないと渡れないわ。\\n ギアにしか反応しないの」", | |||
"302000312_59": "「あら、そうなの? 残念だわぁ~」", | |||
"302000312_60": "「ちくしょう……どうして――」", | |||
"302000312_61": "「……この身に代えても、そのカルマノイズとやらを\\n 討ち取って見せます」", | |||
"302000312_62": "「あいつの顔で、あいつの声でそんな事言うなッ……。\\n あたしは絶対に認めねぇ……そんなの許さねぇッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,73 @@ | |||
{ | |||
"302000411_0": "黒いノイズ", | |||
"302000411_1": "「昨日はゆっくり休めたか?\\n 朝から集まってもらってすまない」", | |||
"302000411_2": "「ばっちりですッ、師匠」", | |||
"302000411_3": "「師匠……?」", | |||
"302000411_4": "「あわわ、気にしないで下さい」", | |||
"302000411_5": "「あ、ああ……?\\n さて、とにかく昨日の続きだ」", | |||
"302000411_6": "「君たちの目的は聞いたし、こちらで起きている異変については\\n 共有できたと思う。他に聞きたい事はあるだろうか?」", | |||
"302000411_7": "「……そうね。それなら一つあるわ。\\n こちらの風鳴翼について話してくれるかしら?」", | |||
"302000411_8": "「な――ッ!」", | |||
"302000411_9": "「マリア……?」", | |||
"302000411_10": "「こっちの翼さん……?」", | |||
"302000411_11": "「あなたたちはわたしたちと会った時、翼を見て驚いていたわね。\\n つまり、こちらの翼も装者なのでしょう?」", | |||
"302000411_12": "「……その通りだ。翼は二課所属の装者だった」", | |||
"302000411_13": "「装者、だった……?」", | |||
"302000411_14": "「順を追って話そう。\\n 翼は奏と共に、アーティストユニットを組んでいた」", | |||
"302000411_15": "「……ツヴァイウィング」", | |||
"302000411_16": "「……そうか、そこはそちらの世界でも同じなのか。\\n なら話が早い。事件はそのファーストライブの会場で起きた」", | |||
"302000411_17": "「――ッ!?」", | |||
"302000411_18": "「ライブ当日、大量のノイズが会場に現れた。\\n その中に、カルマ化したノイズが混じっていた……」", | |||
"302000411_19": "「あの個体が観測されたのは、恐らくそれが初だ。\\n 翼と奏は奴と戦い、瀕死の重傷を負った」", | |||
"302000411_20": "「そして、その時……翼は奴を倒すために、絶唱を唄い、\\n 天羽々斬のギアが砕け散るほどの一撃で奴を倒した」", | |||
"302000411_21": "「……その身すらも犠牲にしてな」", | |||
"302000411_22": "「…………ッ」", | |||
"302000411_23": "「これが、我々の世界の翼の話だ……」", | |||
"302000411_24": "「……興味深いわね。そこが恐らくこの世界とわたしたちの\\n 歴史の分岐点よ。そうでしょう、翼?」", | |||
"302000411_25": "「……ああ」", | |||
"302000411_26": "「分岐点……ということはそっちでは何が起きたのかしら?」", | |||
"302000411_27": "「……奏さんが、絶唱を使って……」", | |||
"302000411_28": "「……生き残ったのは、わたしの方だった」", | |||
"302000411_29": "「後は、こちらではそんなおかしなノイズは現れてないわ。\\n ……代わりに、後から凄いのが出たけどね」", | |||
"302000411_30": "(フィーネという、怪物がね……)", | |||
"302000411_31": "「ん? 何かしら?」", | |||
"302000411_32": "(櫻井了子……フィーネは宿っていないのかしら……。\\n ……念の為フィーネの事は少しぼかしておくべきね)", | |||
"302000411_33": "「……何でもないわ。\\n ライブの後にこちらであった事だけど――」", | |||
"302000411_34": "「……そうだったのか。ルナアタックにフロンティア事変、\\n さらには魔法少女事変とは……」", | |||
"302000411_35": "「こちら以上に、戦いだらけの世界ねぇ~。\\n しかも装者が6人? もう、大盤振る舞いじゃないの~」", | |||
"302000411_36": "「こちらでは翼さんと奏さん以外にいないんですか?」", | |||
"302000411_37": "「……ああ、見つかっていない。もしかしたら、こちらの世界の\\n 君たちを見つければ、装者になれるのかもしれないが……」", | |||
"302000411_38": "「……難しいわね。\\n わたしのアガートラームは見つかっていないのでしょう?」", | |||
"302000411_39": "「大きく変化したのがそのライブからだってだけで、他にも\\n 細かな違いはあるはずよ。装者の資質だって分からないわ」", | |||
"302000411_40": "「ま、そうでしょうね~。\\n ところでそうそう、そのアガートラームなんだけど~」", | |||
"302000411_41": "「わたしにじ~っくり、見せてくれないかしら?」", | |||
"302000411_42": "「え?」", | |||
"302000411_43": "「もう、見たことない聖遺物だから気になって気になって~。\\n ね、いいでしょ? ほらほら、遠慮しないで~」", | |||
"302000411_44": "「あ、あの、ちょっとッ! ひ、引っ張らないでってばッ……」", | |||
"302000411_45": "「弦十郎くん、後は任せたわ。\\n わたしは、この子と向こうでイイコトしてくるわね~」", | |||
"302000411_46": "「イイコトって……ッ!?」", | |||
"302000411_47": "「……お手柔らかにな、了子くん」", | |||
"302000411_48": "「……なんか、落ち着きます。\\n 了子さんは了子さん……ですよねッ!」", | |||
"302000411_49": "「……ああ」", | |||
"302000411_50": "「……どういうことだ?」", | |||
"302000411_51": "「何でもありませんッ!\\n それより師匠――って、違う違う……」", | |||
"302000411_52": "「……それなんだが、すまないがどうして君は俺を師匠と\\n 呼ぶんだ? そちらでは俺は君の師匠なのか……?」", | |||
"302000411_53": "「はい、武術の師匠なんですッ!」", | |||
"302000411_54": "「……俺は人に武術を教えるなんて出来ないぞ。\\n 最低限の護身術程度しか修めていない」", | |||
"302000411_55": "「またまた~。素手でもわたしたち装者より強いくせに~」", | |||
"302000411_56": "「翼さんの必殺技を拳で止めたり、震脚でアスファルトを\\n ひっくり返したり出来るんじゃないんですか?」", | |||
"302000411_57": "「……それは、本当に人間か?」", | |||
"302000411_58": "「え? その……出来ないんですか?」", | |||
"302000411_59": "「……なにわけわかんねーこと言ってるんだ。\\n 弦十郎のダンナが戦えるはずないだろ?」", | |||
"302000411_60": "「ああ、そんな事は逆立ちしたって出来やしないさ」", | |||
"302000411_61": "「……どうやら、そっちは思ったよりこっちと違うらしいな」", | |||
"302000411_62": "「奏……」", | |||
"302000411_63": "(……なら、奏にとってのわたし、こちらの風鳴翼は……?)", | |||
"302000411_64": "「そうですね……びっくりですッ!\\n まさか師匠が普通の人だなんて……」", | |||
"302000411_65": "「俺としては、そんな事が出来るというそっちの俺の方が\\n びっくりなんだが……」", | |||
"302000411_66": "「……なぁ、お前」", | |||
"302000411_67": "「はい?」", | |||
"302000411_68": "「……お前たちの方でのあたしは――」", | |||
"302000411_69": "「――高質量のエネルギーを検知、ノイズですッ!」", | |||
"302000411_70": "「……奏、それに並行世界の装者たち……。\\n ――頼んだぞッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,26 @@ | |||
{ | |||
"302000412_0": "「はあああ――ッ!」", | |||
"302000412_1": "「立花ッ!\\n マリアに続くぞッ!」", | |||
"302000412_2": "「わかりましたッ!\\n てええええええいッ!」", | |||
"302000412_3": "「――これで、トドメだッ!」", | |||
"302000412_4": "「やりましたねッ!」", | |||
"302000412_5": "「ああ。\\n だが、どうやらまだ終わりではないようだ……」", | |||
"302000412_6": "「うわわッ、まだこんなにたくさん~」", | |||
"302000412_7": "「気を抜かずに行きましょう。……本当は彼女もわたしたちと\\n 連携してくれるといいんだけれど」", | |||
"302000412_8": "「……すまない」", | |||
"302000412_9": "「翼が謝る事じゃないわ」", | |||
"302000412_10": "(……奏)", | |||
"302000412_11": "「おらああああああッ!」", | |||
"302000412_12": "(何なんだ……何なんだ何なんだッ!)", | |||
"302000412_13": "(ガングニールの奴の爆発力、見慣れないギアの奴の冷静さ、\\n そして天羽々斬……翼のあの強さはッ!)", | |||
"302000412_14": "(あたしがノイズを一匹倒す間に、あの三人はあたし以上に\\n 多くのノイズを倒してやがる……)", | |||
"302000412_15": "(……背中を預けられる相手がいるって、そんなに――)", | |||
"302000412_16": "(――違うッ! それは弱さだッ! 翼が死んだのは、\\n あたしが翼を守れなかったからだッ!)", | |||
"302000412_17": "「――認め……られるかぁッ!」", | |||
"302000412_18": "「すごい……さすが奏さん……」", | |||
"302000412_19": "「……適合係数の低いギアであれだけの動き。\\n さすが、翼のパートナーだけの事はあるわね……」", | |||
"302000412_20": "「奏……」", | |||
"302000412_21": "(そうだ、あれが奏だ……。\\n 誰よりも強く、いつもわたしを護ってくれた、奏の姿だ……)", | |||
"302000412_22": "「――ッ!?\\n 翼さんッ! 新手ですッ!」", | |||
"302000412_23": "「な――ッ!?」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,17 @@ | |||
{ | |||
"302000421_0": "「ちッ――まさかここまで大量に出るなんてなッ!」", | |||
"302000421_1": "(……あの日、あたしがこれを使うのを躊躇したばっかりに、\\n 翼が――ッ!)", | |||
"302000421_2": "「――もう遠慮はなしだッ! 聞かせてやるよッ!\\n これがあたしの絶唱――」", | |||
"302000421_3": "「ダメええええええ――ッ!」", | |||
"302000421_4": "「な……お前ッ! 邪魔すんなッ!」", | |||
"302000421_5": "「使わせない……こんなところで散るなんて許さないッ!」", | |||
"302000421_6": "(わたしは奏を護る……今度こそッ!)", | |||
"302000421_7": "「うるせぇッ! ならあの大量のノイズをどうするつもりだッ!\\n 絶唱を使わなきゃ――」", | |||
"302000421_8": "「……わたしたちがやる。\\n 立花、マリア、抜剣だッ!」", | |||
"302000421_9": "「……抜剣?」", | |||
"302000421_10": "「了解ですッ!」", | |||
"302000421_11": "「ええ、やりましょう」", | |||
"302000421_12": "「イグナイトモジュール――抜剣ッ!」", | |||
"302000421_13": "「な――ッ!? ギアが……変化したッ!?」", | |||
"302000421_14": "「……さあ、一気に殲滅するぞッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,20 @@ | |||
{ | |||
"302000422_0": "「……殲滅、完了だ」", | |||
"302000422_1": "(……護れた。\\n 奏に絶唱を使わせないで済んだ……)", | |||
"302000422_2": "「……」", | |||
"302000422_3": "(……そんな、こんな力まで……)", | |||
"302000422_4": "(あたしには絶唱以外の手立てなんてなかった……。\\n こいつら、一体どれだけの力、どれだけの奥の手が……)", | |||
"302000422_5": "「終わりましたね~。\\n それじゃ、みんなで帰りましょうッ!」", | |||
"302000422_6": "「ええ、そうね」", | |||
"302000422_7": "(……こいつらは、あたしより強い……。\\n ただのノイズなんて、ものともしないだけの力がある……)", | |||
"302000422_8": "(なら、あたしは……必要なのか……?)", | |||
"302000422_9": "「――了子さんッ!」", | |||
"302000422_10": "「あらあら、どうしたのかしら~?\\n 穏やかじゃないわね~」", | |||
"302000422_11": "「あたしに――もっと力をくれッ!\\n あの力……イグナイトとかいったアレをあたしにも――ッ」", | |||
"302000422_12": "「……それは無理ね。単なる出力アップなら、時間があれば\\n 出来なくもないけど……」", | |||
"302000422_13": "「どうしてッ!\\n 同じガングニールだってあったろッ!」", | |||
"302000422_14": "「あのイグナイトの機能は、他の聖遺物をコアとして\\n 発動させている物なの。だから、それが無いとお手上げ」", | |||
"302000422_15": "「ちくしょう……ッ!」", | |||
"302000422_16": "「本当、穏やかじゃないわね~。\\n それにしても、あのイグナイトってやっぱり……」", | |||
"302000422_17": "「……人為的に引き起こした暴走、よね。例えギアが改修\\n できても、今の奏ちゃんが使おうとしたら、恐らく……」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,50 @@ | |||
{ | |||
"302000431_0": "「……」", | |||
"302000431_1": "(ルナアタック、フロンティア事変、魔法少女事変……)", | |||
"302000431_2": "(超先史文明期の巫女、同じ装者同士や完全聖遺物、\\n 更には錬金術師との戦い……)", | |||
"302000431_3": "「あいつらの……翼の強さはそうやって磨かれたのか……」", | |||
"302000431_4": "「……あたしだって、戦い続けて来たんだッ!\\n 戦ってきた時間は変わらないッ!」", | |||
"302000431_5": "(そうだ……だからあたしにだって、ギアさえあれば――)", | |||
"302000431_6": "「あ、奏さん」", | |||
"302000431_7": "「……お前は」", | |||
"302000431_8": "「あのですね、少しだけお時間良いでしょうか?」", | |||
"302000431_9": "「……何だよ?」", | |||
"302000431_10": "「あの時は、助けてくれてありがとうございましたッ!」", | |||
"302000431_11": "「……は? 何の事だ……?」", | |||
"302000431_12": "「あのライブの日、わたしは奏さんに助けられたんです」", | |||
"302000431_13": "「それはそっちの世界の話だろ。\\n あたしはあんたを助けたことなんて無いよ」", | |||
"302000431_14": "「それでも、奏さんは奏さんですから。\\n ……一度でもいいから、お礼を言いたかったんです」", | |||
"302000431_15": "「……おかしな奴だな、お前」", | |||
"302000431_16": "「はい、よく言われますッ! ……それに、わたしが装者に\\n なれたのは、奏さんからガングニールを貰ったお蔭ですから」", | |||
"302000431_17": "「あたしが……?」", | |||
"302000431_18": "「はいッ! わたしは、奏さんに救われて、奏さんの\\n ガングニールを受け継いで装者になったんですッ!」", | |||
"302000431_19": "「……そうか」", | |||
"302000431_20": "「だから、ありがとうございますッ!」", | |||
"302000431_21": "「……ああ」", | |||
"302000431_22": "「……ちッ、作り物のノイズなんて倒しても、\\n 気が晴れやしない……」", | |||
"302000431_23": "(あたしはどうしたら強くなれる……。\\n あいつらのように……いや、あいつら以上に……)", | |||
"302000431_24": "(ギア……あたしのガングニール……。\\n でも違う、同じガングニールでもあいつのは……)", | |||
"302000431_25": "「ん? ああ、あいつらがシャワー浴びてるのか……。\\n ったく、服もギアも適当に放り出して……」", | |||
"302000431_26": "(……ギア。そう……ガングニール……)", | |||
"302000431_27": "「……機能は違っても、あたしが適合した\\n ガングニールなのは変わらない……」", | |||
"302000431_28": "「…………」", | |||
"302000431_29": "「はあ~、さっぱりした~」", | |||
"302000431_30": "「…………あれ?\\n わたしのガングニール……」", | |||
"302000431_31": "「おかしい……。\\n ここに置いておいたはずなのに……ッ!」", | |||
"302000431_32": "「――ノイズかッ!?」", | |||
"302000431_33": "「来たか、奏。\\n ……ああ、大量のノイズ反応が検知された」", | |||
"302000431_34": "「わかった、あたしが出るッ!」", | |||
"302000431_35": "「待てッ!\\n 翼、お前たちも頼んだッ!」", | |||
"302000431_36": "「はい、心得ました」", | |||
"302000431_37": "「これはまた随分と沢山ね」", | |||
"302000431_38": "「……ん? 立花はどうした?」", | |||
"302000431_39": "(この力があれば、あたしも……)", | |||
"302000431_40": "「行くぞッ! ノイズどもッ!」", | |||
"302000431_41": "「Croitzal ronzell Gungnir zizzl……」", | |||
"302000431_42": "「ぐッ! な、なんだ――」", | |||
"302000431_43": "「……奏?」", | |||
"302000431_44": "「ぐあああッ! どうなってやがる。\\n ギアが纏えない……身体が、裂けそうだ……」", | |||
"302000431_45": "「これは……一体どうしたって言うの?」", | |||
"302000431_46": "「奏ッ!?」", | |||
"302000431_47": "「――ッ! 翼ッ! ノイズが来る」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,34 @@ | |||
{ | |||
"302000432_0": "「……これで最後かしら」", | |||
"302000432_1": "「……奏」", | |||
"302000432_2": "(……あたしに、これを扱う資格がないってことか?)", | |||
"302000432_3": "「――ッ!?\\n あれは……現れやがったッ!」", | |||
"302000432_4": "「あれが……カルマノイズ……。\\n 確かに、一筋縄では行かなそうだな……」", | |||
"302000432_5": "「先手必勝よ――ッ!\\n はああッ!」", | |||
"302000432_6": "「な――ッ!? 躱されたッ!?」", | |||
"302000432_7": "「マリアッ!」", | |||
"302000432_8": "「――くッ!」", | |||
"302000432_9": "「このままでは無理だッ!\\n イグナイトで行くぞッ!」", | |||
"302000432_10": "「ええ、それしかないみたいね」", | |||
"302000432_11": "「……あたしには無理だってのかッ!?\\n そんなの認めてたまるかッ!」", | |||
"302000432_12": "「……あたしにだって」", | |||
"302000432_13": "「……奏?」", | |||
"302000432_14": "「ぐあああッ――」", | |||
"302000432_15": "「はあ、はあ、はあ……なんで、なんでなんだよッ!」", | |||
"302000432_16": "「奏……一体どうしたというの?」", | |||
"302000432_17": "「奏さんの適合係数に異常は見られません。\\n 出撃前にもLiNKERの投与を確認しています」", | |||
"302000432_18": "「では、なぜギアを纏うことができないッ!?」", | |||
"302000432_19": "「……あれは、もしかして、\\n ……わたしのガングニール?」", | |||
"302000432_20": "「なんだとッ! どういうことだッ!?」", | |||
"302000432_21": "「奏さん……」", | |||
"302000432_22": "「はあ、はあ、はあ……」", | |||
"302000432_23": "「奏、無理はしないで。ここはわたしたちが……」", | |||
"302000432_24": "「うるさいッ! あたしだって、やれるッ!」", | |||
"302000432_25": "「馬鹿なことを言わないでッ!\\n そんな苦しそうな状態で、なにができるって言うの?」", | |||
"302000432_26": "「く……そ……」", | |||
"302000432_27": "「奏ッ! 奏―ッ!」", | |||
"302000432_28": "「落ち着いて翼。気絶しただけよ。\\n それより――」", | |||
"302000432_29": "「一旦距離を取ってから――ッ!?」", | |||
"302000432_30": "「な……消えた、だとッ!?」", | |||
"302000432_31": "「……逃げられた、それとも、助かったのかしらね……」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,27 @@ | |||
{ | |||
"302000511_0": "交錯する想い", | |||
"302000511_1": "(……無様だ。無様すぎるだろ……ッ。\\n 人のギアを盗んでおいて、制御すら出来ないなんて……ッ!)", | |||
"302000511_2": "「……あの、奏……?」", | |||
"302000511_3": "「……何だよ?」", | |||
"302000511_4": "「もう、大丈夫なの?」", | |||
"302000511_5": "「……ああ、メディカルチェックの結果も異常はないってよ」", | |||
"302000511_6": "「そう……よかった」", | |||
"302000511_7": "「よかった……? 何がよかったんだよッ!」", | |||
"302000511_8": "「あたしが人のギアを盗んでおきながら、ロクに使えなかった\\n からか? それともそんな無様なあたしへの皮肉か?」", | |||
"302000511_9": "「そんなつもりじゃ……」", | |||
"302000511_10": "「奏……」", | |||
"302000511_11": "「翼、どうだったの?」", | |||
"302000511_12": "「ああ、少し話せた。体は大丈夫だそうだ」", | |||
"302000511_13": "「よかったぁ……」", | |||
"302000511_14": "「……立花、すまなかった。\\n 奏の代わりに謝らせてくれ……」", | |||
"302000511_15": "「そ、そんなッ!? 翼さんに謝ってもらうような事じゃない\\n ですッ! ギアも戻ったし、気にしないで下さいッ!」", | |||
"302000511_16": "「ありがとう、立花……」", | |||
"302000511_17": "(イグナイトの力を欲したい気持ちはわかる。\\n でも、たとえあのペンダントを制御できたとしても――)", | |||
"302000511_18": "(今の天羽奏の心では、イグナイトの呪いには、\\n 間違いなく耐えられない)", | |||
"302000511_19": "(彼女は、力の求め方を間違っている。\\n それに気付かない限り、前へは進めない)", | |||
"302000511_20": "「立花、この後時間はあるか?」", | |||
"302000511_21": "「はい、大丈夫ですけど?」", | |||
"302000511_22": "「一応、ギアの調子を確かめておいた方が良いだろう。\\n わたしも付き合うから、手合わせをしないか?」", | |||
"302000511_23": "「はい、もちろんやりますッ!\\n マリアさんもやりましょうッ!」", | |||
"302000511_24": "「……いいわよ。それじゃ行きましょうか」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,24 @@ | |||
{ | |||
"302000521_0": "「……」", | |||
"302000521_1": "(この力があれば、あたしも……)", | |||
"302000521_2": "「ぐあああッ! どうなってやがる。\\n ギアが纏えない……身体が、裂けそうだ……」", | |||
"302000521_3": "「……あたしの適合係数じゃ、イグナイトどころか、\\n あいつのペンダントすらまともに使えない」", | |||
"302000521_4": "「いや、仮にあいつのペンダントが使えたとしても、\\n 今のあたしじゃ……」", | |||
"302000521_5": "「所詮あたしはまがい物ってわけか……」", | |||
"302000521_6": "「……翼は、あたしなんかより、ずっと凄いやつだった。\\n ツヴァイウィングの時だってそうだ……」", | |||
"302000521_7": "「泣き虫だ弱虫だなんていつもからかっていたけど、\\n 本当は翼の方が強くて、何よりも輝いていたんだ」", | |||
"302000521_8": "「翼という大きな片翼に対して、あたしというちっぽけな片翼。\\n バランスなんか、つり合いなんか取れちゃいなかった……」", | |||
"302000521_9": "「だけど、それならあたしはこの大きな羽を持つ翼を少しでも\\n 助けてやりたい、傍で護ってやりたいと思っていたのに――」", | |||
"302000521_10": "「助けられたのはあたしだったなんて――そんなのないだろッ!\\n なんで……どうしてあたしなんて護ったんだよ……」", | |||
"302000521_11": "「あたし1人じゃ飛べないんだ……翼がいなきゃ、何も\\n 出来ないのはあたしの方だったのに――ッ!」", | |||
"302000521_12": "「ちくしょう……うわああああああ――ッ!」", | |||
"302000521_13": "(……奏)", | |||
"302000521_14": "(……わたしは奏の事を分かっていなかったのかもしれない)", | |||
"302000521_15": "(奏だって、わたしより少し年上なだけだったんだ。\\n 迷いも、嘆きも、あって当たり前なんだ……)", | |||
"302000521_16": "(……ツヴァイウィングの頃、\\n わたしは奏にずっと支えられていた)", | |||
"302000521_17": "(だから、今度はわたしが奏を支えたい。奏が寄りかかっても\\n 倒れないくらいには、強くなれたはずだから……)", | |||
"302000521_18": "「……あたしが間違ってた。\\n 人のものを奪って、簡単に強くなろうなんて……」", | |||
"302000521_19": "「やるならあたし自身の力を磨くしかない。\\n 強くならなきゃ、あたしはノイズに復讐出来ない」", | |||
"302000521_20": "「このガングニールはあたしが手に入れた、あたしの力なのに、\\n あたしがそれを疎かにしてた……」", | |||
"302000521_21": "「もう一度、あたし自身を鍛え直してやるッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,12 @@ | |||
{ | |||
"302000531_0": "「……まだだ、もっと――」", | |||
"302000531_1": "「……奏、ちょっといい?」", | |||
"302000531_2": "「……なんだよ?」", | |||
"302000531_3": "「その、今度はわたしと一緒に訓練しない?」", | |||
"302000531_4": "「……同情なんていらねえんだよ」", | |||
"302000531_5": "「違う、同情なんかじゃない。\\n わたしは、ただ奏の力に――ッ!? か、奏……ッ!?」", | |||
"302000531_6": "「――いい加減、あたしとお前の世界のあたしを混同するな。\\n あたしはお前の知ってる奏じゃない」", | |||
"302000531_7": "「奏……それでも、あなたは――」", | |||
"302000531_8": "「――ノイズ警報ッ!?」", | |||
"302000531_9": "「出やがったかッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,15 @@ | |||
{ | |||
"302000541_0": "「……やっぱり、出やがったッ!\\n カルマノイズめッ!」", | |||
"302000541_1": "「……奏ッ!\\n 1人で戦っては――ッ!」", | |||
"302000541_2": "「うるさいッ!\\n あたしは、コイツを倒すんだ――ッ!」", | |||
"302000541_3": "「避けられた――ッ!?\\n な――ッ!? ぐううううッ! がッ……く……」", | |||
"302000541_4": "「奏さんッ!」", | |||
"302000541_5": "「無茶をしすぎよッ!」", | |||
"302000541_6": "「くッ、こうなってはやるしか――ッ!\\n 今度こそイグナイトでッ!」", | |||
"302000541_7": "「了解ですッ!\\n イグナイトモジュール――抜剣ッ!」", | |||
"302000541_8": "「――ッ!? ぐううううッ! はあッ、はあッ……」", | |||
"302000541_9": "「くッ……今のは一体……?」", | |||
"302000541_10": "「……一瞬だけど、破壊衝動にのまれそうになったわ。\\n どうやらあなたたちも同じみたいね……」", | |||
"302000541_11": "「はい……こんな事今までなかったのに……」", | |||
"302000541_12": "「……これ以上の解放は危険かもしれない。\\n だがとにかく、今はこのノイズを倒すぞッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,19 @@ | |||
{ | |||
"302000542_0": "「ノイズの消滅を確認したッ!\\n お前たち、やってくれたなッ! 感謝するッ!」", | |||
"302000542_1": "「イグナイト……すごい力ですねッ!」", | |||
"302000542_2": "「ええ……これならまたカルマノイズが出てきても――」", | |||
"302000542_3": "(……イグナイト、暴走の力、それにカルマノイズ……)", | |||
"302000542_4": "(……奏ちゃんの暴走未遂、更に先程の変身直後の不調……)", | |||
"302000542_5": "「……もしかしたら色々とややこしくなるかもね~」", | |||
"302000542_6": "「……翼さん、イグナイトですけど……」", | |||
"302000542_7": "「ああ、分かってる……。\\n ……なるべく使わない方が良いかも知れない」", | |||
"302000542_8": "「……何なんでしょうね。この違和感は……。\\n まるで誰かの破壊衝動が流れ込んで来ていたような……」", | |||
"302000542_9": "「……とにかく、戻りましょう」", | |||
"302000542_10": "「ああ。奏も……ほら、手を――」", | |||
"302000542_11": "「いらない……余計な事はするな」", | |||
"302000542_12": "「あなた――ッ!」", | |||
"302000542_13": "「……いいんだ、マリア」", | |||
"302000542_14": "「でもッ!」", | |||
"302000542_15": "「いいんだ。今は戻ろう」", | |||
"302000542_16": "「……」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,24 @@ | |||
{ | |||
"302000611_0": "封じられた力", | |||
"302000611_1": "「この前のイグナイトの不調だが……どう思う?」", | |||
"302000611_2": "「……正直、何が原因か見当もつかないわ」", | |||
"302000611_3": "「真っ黒な破壊衝動が急に湧いてきました。\\n 制御したイグナイトで、こんなことなんて無かったのに……」", | |||
"302000611_4": "「そうだ。\\n わたしも一瞬破壊衝動に飲み込まれそうになった……」", | |||
"302000611_5": "「普通に考えて、3人が3人とも同じ異変を感じていたのなら、\\n わたしたち個々人の問題では無いと思うわ」", | |||
"302000611_6": "「ああ。原因はイグナイトモジュールそのものかこの世界に\\n 関連した、何らかの不測の事態といったところだろう」", | |||
"302000611_7": "「……また使ったら、同じようになるのでしょうか?」", | |||
"302000611_8": "「……。大丈夫かもしれない。\\n しかし逆に、より悪化する可能性もある」", | |||
"302000611_9": "「……手がかりが掴めるまで、なるべくイグナイトは使わない\\n 方がいいかもしれないわね。……相手にもよるけど」", | |||
"302000611_10": "「……ああ、そうだな」", | |||
"302000611_11": "「みんな、よくやってくれた。\\n お陰でカルマノイズの1体を撃破することが出来た」", | |||
"302000611_12": "「カルマノイズの……1体ですって?」", | |||
"302000611_13": "「ほ、他にも居るんですかッ!?」", | |||
"302000611_14": "「今までに観測されている数だと、後5体かしらね~。\\n 他にも居ないとは言いきれないけど」", | |||
"302000611_15": "「5体……あれがか……」", | |||
"302000611_16": "(イグナイトの出力があればギリギリ戦うことは出来るが、\\n しかし……)", | |||
"302000611_17": "「次にカルマノイズがいつどこで現れるかは不明だが、\\n 奴らを倒せるのは装者を擁する我々だけだろう」", | |||
"302000611_18": "「この世界の者では無い君たちに負担をかけるのは心苦しいが、\\n それでも我々には君たちの助けが必要だ。……宜しく頼む」", | |||
"302000611_19": "「ノイズと思われる高質量のエネルギー反応を検知ッ!」", | |||
"302000611_20": "「座標、確認します……」", | |||
"302000611_21": "「早速か。全く、息つく暇も無いな……。\\n お前たち、頼んだぞッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,21 @@ | |||
{ | |||
"302000621_0": "「装者、ノイズを圧倒していますッ!」", | |||
"302000621_1": "「本当にすごいわね。この子たちってば」", | |||
"302000621_2": "「更にあのイグナイトでしたっけ。\\n 奥の手まであるくらいですからね……」", | |||
"302000621_3": "「……う~ん、あれはちょ~っと危ないかも」", | |||
"302000621_4": "「……どういうことだ、了子くん?」", | |||
"302000621_5": "「まだ確証は無いのだけれど……まあ、心配が杞憂に\\n 終わることを祈ってるわ」", | |||
"302000621_6": "「……そうか」", | |||
"302000621_7": "「マリアッ! 10時の方向をッ!」", | |||
"302000621_8": "「任せなさいッ!」", | |||
"302000621_9": "「立花は3時の方向だッ!」", | |||
"302000621_10": "「了解ですッ! ……あれ、3時の方向ってどっちだっけ?\\n えーと……こっちッ!」", | |||
"302000621_11": "「よしッ! そのまま2人は協力してノイズを迎撃してくれッ!\\n わたしは奏の援護に――くッ!?」", | |||
"302000621_12": "「おらあああああッ!」", | |||
"302000621_13": "「――邪魔だッ!\\n あたしの近くに寄るんじゃねえッ!」", | |||
"302000621_14": "「奏ッ! 1人で無理をしては――」", | |||
"302000621_15": "「無理なんかじゃねえッ! いいからあたしの邪魔をするなッ!\\n あたしは1人でも――ッ!? なッ……ノイズが背後にッ!?」", | |||
"302000621_16": "「――させないッ!\\n はああああッ!」", | |||
"302000621_17": "「奏ッ!\\n 奏の背後はわたしが護るッ!」", | |||
"302000621_18": "「余計なことを――ッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,25 @@ | |||
{ | |||
"302000631_0": "「増援増援また増援……。\\n もう、多すぎですッ!」", | |||
"302000631_1": "「そうね……たかがノイズとはいえ、\\n これは骨が折れるわねッ!」", | |||
"302000631_2": "「2人とも、あれを――ッ!」", | |||
"302000631_3": "「あれは……あいつもカルマノイズッ!?」", | |||
"302000631_4": "「お仲間がやられたことで、\\n 仇討ちにでも来たのかしらね……」", | |||
"302000631_5": "「……どうしますか?」", | |||
"302000631_6": "「……使わざるを得ないでしょうね。\\n イグナイト無しで戦える敵じゃないわ」", | |||
"302000631_7": "「……ですね」", | |||
"302000631_8": "「イグナイトモジュール――抜剣ッ!」", | |||
"302000631_9": "「――ッ!?\\n かはッ……ぐううううッ!」", | |||
"302000631_10": "「うううう――ッ!\\n がッ……ああああッ!」", | |||
"302000631_11": "「……はぁ、はぁ……ッ」", | |||
"302000631_12": "「はぁ……はぁ……危なかったぁ……」", | |||
"302000631_13": "「ええ……とっさに解除できたからいいものの……。\\n こんなの制御以前の問題ね……くッ……だけど、力が……」", | |||
"302000631_14": "「……わたしも、ほとんど動けません……」", | |||
"302000631_15": "「マリアッ! 立花ッ!\\n 大丈夫かッ!」", | |||
"302000631_16": "「ええ……なん、とかね……くッ……」", | |||
"302000631_17": "「はぁ、はぁ……少し、休めば……多分」", | |||
"302000631_18": "「……大丈夫だ。ここはわたしが――」", | |||
"302000631_19": "「――お前ら、2人とも休んでな。\\n ここはあたしが抑えてやる」", | |||
"302000631_20": "「奏……?」", | |||
"302000631_21": "「……ついてこい。\\n あたし1人じゃ奴は無理だ」", | |||
"302000631_22": "「……ええッ! もちろんッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,38 @@ | |||
{ | |||
"302000632_0": "「倒した……のか?」", | |||
"302000632_1": "「……いいや、まだだッ!」", | |||
"302000632_2": "「くッ……復元したッ!?」", | |||
"302000632_3": "「……半端な攻撃じゃ、\\n こいつらは復活してしまう……」", | |||
"302000632_4": "「厄介な相手だ……ならば、絶唱で――ッ!」", | |||
"302000632_5": "「――やめろッ!」", | |||
"302000632_6": "「奏……?」", | |||
"302000632_7": "(あたしの前で、二度と翼に絶唱なんて唄わせない……)", | |||
"302000632_8": "「こいつはあたしが――ッ!」", | |||
"302000632_9": "「……消えた……?」", | |||
"302000632_10": "「逃げられたか……」", | |||
"302000632_11": "「……」", | |||
"302000632_12": "「……なんだよ?」", | |||
"302000632_13": "(奏は、立花やマリアを護ってくれた……。それに、今絶唱を\\n 止めてくれたのは……わたしを思ってのことなのだろうか……)", | |||
"302000632_14": "(やはり、奏は奏なんだ……)", | |||
"302000632_15": "「なんでもない、ありがとう、奏……」", | |||
"302000632_16": "「ちッ、気味悪ぃからやめろ。\\n ……さっさと帰るぞ」", | |||
"302000632_17": "「あらあら、大変だったわね」", | |||
"302000632_18": "「大丈夫なのか……響くん、マリアくん」", | |||
"302000632_19": "「はい、何とか」", | |||
"302000632_20": "「ええ、一応はね」", | |||
"302000632_21": "「……あなたたちのイグナイトモジュールのことだけど、\\n 一度作った人に見てもらったほうがいいわ」", | |||
"302000632_22": "「やはり、何か問題が……?」", | |||
"302000632_23": "「逆よ逆。多分、機能には何の問題もないと思うわ。\\n けど、念のためにね~」", | |||
"302000632_24": "「推測だけど、問題はカルマ化したノイズの方にあるのよ」", | |||
"302000632_25": "「どういうこと……?」", | |||
"302000632_26": "「まあ詳しい事は、確かめてからにしましょう。\\n ということで、あなたたちは一度戻ったほうがいいわ」", | |||
"302000632_27": "「で、でもッ!\\n わたしたちが帰ったらノイズとの戦いが……」", | |||
"302000632_28": "「……そうね。こちらの装者は1人、\\n 戦力的に厳しいのは確かなはず」", | |||
"302000632_29": "「なあに、大丈夫だッ!\\n 君たちが来る前も、何とか戦って来れたんだからなッ!」", | |||
"302000632_30": "「機能に不安を抱えたまま戦うのは危険よ。\\n 一度ハッキリさせて来たほうがいいわ」", | |||
"302000632_31": "「しかし――」", | |||
"302000632_32": "「……」", | |||
"302000632_33": "(……いいのか、わたしは奏を1人にして……)", | |||
"302000632_34": "「君たちが戻ってくるまで、我々だけで耐えて見せる。\\n だから、行ってきてくれ」", | |||
"302000632_35": "「……わかり、ました……」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,26 @@ | |||
{ | |||
"302000641_0": "「お帰りなさい。\\n 送ってきたの?」", | |||
"302000641_1": "「……ああ。全く、並行世界へのゲートだなんて初めて見た。\\n あんなものが、本当にあるとはな……」", | |||
"302000641_2": "「信じてなかったの?」", | |||
"302000641_3": "「いや、翼が居た時点で信じてはいたが、\\n 実際に目にした衝撃は別物さ」", | |||
"302000641_4": "「――司令ッ!\\n ノイズと思われる反応がッ!」", | |||
"302000641_5": "「……くッ、間の悪い……。\\n 奏、頼むぞッ!」", | |||
"302000641_6": "「ああ、あたしに任せときなッ!」", | |||
"302000641_7": "「……」", | |||
"302000641_8": "(そう、あたしはこれでいい……。\\n これでいいんだ……)", | |||
"302000641_9": "「この世界はあたしの世界……あいつらに頼るなんて間違いだ。\\n 今までのように、あたし1人でやってやるッ!」", | |||
"302000641_10": "「とりぁぁぁぁぁッ!」", | |||
"302000641_11": "「まだまだ――ッ!」", | |||
"302000641_12": "(あたしは負けない……ノイズを全部駆逐するまでッ!\\n もっと力を――ッ!)", | |||
"302000641_13": "「……ッ!? なッ、後ろッ!?」", | |||
"302000641_14": "「ぐううううッ!?\\n ……ちッ、やってくれるじゃねーかッ!」", | |||
"302000641_15": "「あたしの後ろに、翼はもういないんだ……。\\n だからあたしが――ッ!」", | |||
"302000641_16": "「この技は――ッ!?」", | |||
"302000641_17": "「いないなんて悲しいことを言わないで、奏……。\\n わたしはいつだって、奏の傍にいるッ!」", | |||
"302000641_18": "「……お前、どうして帰らなかったんだ?」", | |||
"302000641_19": "「わたしが奏を見捨てられるはずが無いじゃない。\\n だから、1人で残ったの」", | |||
"302000641_20": "「……あたしは、お前の知っている奏じゃない」", | |||
"302000641_21": "「わかってる。それでも、奏は奏だから」", | |||
"302000641_22": "「……。\\n ノイズをぶっ殺す。遅れんじゃねーぞッ!」", | |||
"302000641_23": "「ああ。奏の背中はわたしが護るッ」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,11 @@ | |||
{ | |||
"302000642_0": "「終わったね……奏、お疲れ様」", | |||
"302000642_1": "(……そうだ、あたしは元々1人じゃなかった。\\n こんな風に翼に背中を預けて戦ってたんだ……)", | |||
"302000642_2": "「……奏? どうしたの?」", | |||
"302000642_3": "「……なんでもない」", | |||
"302000642_4": "(でも……違うッ!\\n あたしの翼は……あの時、あたしを庇って――)", | |||
"302000642_5": "「……帰るぞ」", | |||
"302000642_6": "「ええ、戻りましょう」", | |||
"302000642_7": "(……だから、違う。あたしの翼じゃない……。\\n だから、あたしは絶対に受け入れない……)", | |||
"302000642_8": "(例え翼が翼であったとしても、\\n あたしの翼はたった1人しかいないんだから……)" | |||
} |
@@ -0,0 +1,38 @@ | |||
{ | |||
"302000711_0": "侵食する世界", | |||
"302000711_1": "「響さん、マリアさん。\\n イグナイトモジュールについてですが……」", | |||
"302000711_2": "「うん」", | |||
"302000711_3": "「どうだったの? エルフナイン」", | |||
"302000711_4": "「結論から言うと、何の異常も見つかりませんでした……」", | |||
"302000711_5": "「え……制御できなかったのに?」", | |||
"302000711_6": "「……」", | |||
"302000711_7": "「はい……すみません」", | |||
"302000711_8": "「……他に考えられる可能性は?」", | |||
"302000711_9": "「イグナイトはダインスレイフの欠片を媒介としています。\\n そして、ダインスレイフは心を蝕む魔剣です」", | |||
"302000711_10": "「ですので、皆さんの方の心に隙が出来れば、制御が難しく\\n なります。大きく動揺したり、焦ったり……」", | |||
"302000711_11": "「……うーん、そんな事なかったと思うんだけどなぁ」", | |||
"302000711_12": "「念のため、お2人はメディカルチェックを受けることを\\n おすすめします」", | |||
"302000711_13": "「……そうね、分かったわ」", | |||
"302000711_14": "「わたしも受けてくるよ」", | |||
"302000711_15": "「ノイズが……」", | |||
"302000711_16": "「……メディカルチェックの前にやることが出来たわね」", | |||
"302000711_17": "「待て。2人とも。\\n 今の状況での出撃は許可できない」", | |||
"302000711_18": "「でも師匠ッ!」", | |||
"302000711_19": "「――そうそう、2人は留守番だ」", | |||
"302000711_20": "「クリスちゃんッ!」", | |||
"302000711_21": "「メディカルチェックは大事。\\n ちゃんとやっておかないと」", | |||
"302000711_22": "「デスデス。ノイズはアタシたちに任せるデス」", | |||
"302000711_23": "「調……切歌も」", | |||
"302000711_24": "「そういうことだ。\\n こっちのノイズはあたしたちの担当だからな」", | |||
"302000711_25": "「……わかった。\\n クリスちゃん、お願いねッ!」", | |||
"302000711_26": "「おう、任せとけってのッ!」", | |||
"302000711_27": "「調、切歌も気をつけて。無理はしないようにね」", | |||
"302000711_28": "「うん、大丈夫」", | |||
"302000711_29": "「泥舟に乗ったつもりで待ってるデスッ!」", | |||
"302000711_30": "「切ちゃん、それだと沈んじゃう。\\n 正しくは『大船』」", | |||
"302000711_31": "「おおう……間違ったデス。\\n とにかく、安心して待っているデスよ」", | |||
"302000711_32": "「……ええ、わかったわ」", | |||
"302000711_33": "「よし、それじゃ行くぞお前らッ!」", | |||
"302000711_34": "「うん」", | |||
"302000711_35": "「了解デース」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,13 @@ | |||
{ | |||
"302000721_0": "「……また大量に出てきたものだな」", | |||
"302000721_1": "「なんだい……ブルっちまったのか?」", | |||
"302000721_2": "「そうじゃない。負けられないと思っただけよ」", | |||
"302000721_3": "「……そうかい。\\n ま、あたしの邪魔だけはしないでくれよ」", | |||
"302000721_4": "「……ええ」", | |||
"302000721_5": "(奏は、頑なにわたしを翼と呼んでくれない……)", | |||
"302000721_6": "「さあ、始めようかッ!」", | |||
"302000721_7": "(立花やマリアがいないのは少々心細くもある……。\\n だが、奏と2人というのは、昔を思い出すな……)", | |||
"302000721_8": "(わたしと奏、ツヴァイウィングの両翼が揃っていた頃を……)", | |||
"302000721_9": "「……ボーっとしてるんじゃねーよ。\\n やる気が無いならそこでつっ立ってなッ!」", | |||
"302000721_10": "「……やる気ならある。\\n この剣であらゆる危難に立ち向かってみせるッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,19 @@ | |||
{ | |||
"302000731_0": "「……はッ、ざっとこんなもんだ。\\n あたしの敵じゃねーなッ!」", | |||
"302000731_1": "「クリスくん、まだだッ!\\n 12時の方向に新たな高エネルギー反応があるッ!」", | |||
"302000731_2": "「問題ない」", | |||
"302000731_3": "「一気に片付けるデスッ!」", | |||
"302000731_4": "「対象、モニタに表示します」", | |||
"302000731_5": "「なんだ……このノイズは。\\n 通常のノイズとは比べ物にならないエネルギー……」", | |||
"302000731_6": "「あ……あれはッ!」", | |||
"302000731_7": "「カルマノイズ……。\\n 何故、あのノイズがこちらに……」", | |||
"302000731_8": "「今のノイズはバビロニアの宝物庫を介さず、並行世界から\\n 流れて来ています。ですから――」", | |||
"302000731_9": "「並行世界側の脅威が現れる可能性もある、ということか……。\\n 3人とも注意するんだッ!」", | |||
"302000731_10": "「こいつかッ!\\n って、おい……何だよこれはッ!」", | |||
"302000731_11": "「人が、人を……襲ってる?」", | |||
"302000731_12": "「まるで地獄絵図デス……」", | |||
"302000731_13": "「――お前が元凶かッ!\\n ならさっさとぶっ倒して――ッ!?」", | |||
"302000731_14": "「の、ノイズが大量に現れたデスッ!?」", | |||
"302000731_15": "「これじゃあのノイズに攻撃できない……」", | |||
"302000731_16": "「ちッ、雑魚が邪魔なんだよ――ッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,39 @@ | |||
{ | |||
"302000732_0": "「――奴への道が開けたッ!\\n 一気に行くぞッ! イグナイトモジュール――」", | |||
"302000732_1": "「――抜剣ッ!」", | |||
"302000732_2": "「ぐッ!? なッ……あああああああッ!?」", | |||
"302000732_3": "「デスッ!? うああああああッ!?」", | |||
"302000732_4": "「くッ……な……うううううッ!?」", | |||
"302000732_5": "「はぁ、はぁ……な、何だってんだよ……」", | |||
"302000732_6": "「イグナイトが……おかしいのデス」", | |||
"302000732_7": "「制御できない……」", | |||
"302000732_8": "「そんな……クリスちゃんたちまで……」", | |||
"302000732_9": "「まさか、カルマノイズがイグナイトを封じている……?」", | |||
"302000732_10": "「目標のエネルギーが急速に減衰していますッ!」", | |||
"302000732_11": "「どういうことだッ!?」", | |||
"302000732_12": "「……目標、消失しました」", | |||
"302000732_13": "「……消えた……?\\n 何なんだよッ! わっけわかんねーッ!」", | |||
"302000732_14": "「でも、助かった……」", | |||
"302000732_15": "「デス……」", | |||
"302000732_16": "「先ほどのカルマ化したノイズ……、\\n カルマノイズについて、分かったことがあります」", | |||
"302000732_17": "「話してくれ」", | |||
"302000732_18": "「まずあのノイズは、正確にはまだこちらに出現していません」", | |||
"302000732_19": "「現れたのに出現してないって意味わからねーっての」", | |||
"302000732_20": "「先ほど現れたのは、鏡像のようなものと思ってください。\\n 一時的にこちらの世界へ干渉してきた幻のようなものです」", | |||
"302000732_21": "「幻……あれが……」", | |||
"302000732_22": "「はい。\\n だから並行世界側からの揺り戻しで、消えたと考えられます」", | |||
"302000732_23": "「周りの人たちが争っていたのは何なんデスか?」", | |||
"302000732_24": "「それはあのノイズの能力でしょう。\\n あれは人へ破壊衝動を植えつける呪いを持っているようです」", | |||
"302000732_25": "「破壊衝動の呪い……それってイグナイトと一緒……?」", | |||
"302000732_26": "「厳密には違いますが、イグナイトの不調の原因はそれに\\n 間違いないと思います」", | |||
"302000732_27": "「ダインスレイフの呪いにカルマノイズの呪いが重なり、\\n より強い破壊衝動を呼び起こしていたのでしょう」", | |||
"302000732_28": "「……だからイグナイトが制御できなかったのね」", | |||
"302000732_29": "「はい……あのノイズが相手の場合、イグナイトの使用は\\n 自殺行為です。イグナイト無しで戦うしかありません」", | |||
"302000732_30": "「それと、さっきのカルマノイズですが、このままだと\\n 遠からずこちらの世界に存在が確定してしまうかも知れません」", | |||
"302000732_31": "「存在が確定……?」", | |||
"302000732_32": "「こちらに実体を持って出現するということです」", | |||
"302000732_33": "「そ、それってかなりのピンチじゃないデスかッ!」", | |||
"302000732_34": "「とにかく急いで並行世界側の異変を収めないと……」", | |||
"302000732_35": "「……急ぐ理由が増えたわね」", | |||
"302000732_36": "「そうですね……」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,15 @@ | |||
{ | |||
"302000741_0": "「……それじゃあ、行ってくるわ」", | |||
"302000741_1": "「ごめんなさい。あの呪いについて上手く対処が出来れば\\n よかったんですけど……」", | |||
"302000741_2": "「気にしないで、エルフナインちゃん。\\n あのノイズの秘密が分かっただけで十分だよッ!」", | |||
"302000741_3": "「響さん……ありがとうございます」", | |||
"302000741_4": "「代わりと言っては何ですが、お2人にお願いがあります」", | |||
"302000741_5": "「何かしら?」", | |||
"302000741_6": "「このチップを向こうの櫻井了子さんに渡してください。\\n ボクの方でわかったことをまとめておきました」", | |||
"302000741_7": "「ありがとう~。必ず渡すからねッ!」", | |||
"302000741_8": "「はい、宜しくお願いします」", | |||
"302000741_9": "「はぁ……、はぁ……。\\n さすがに、数が多すぎる……」", | |||
"302000741_10": "「ハッ……息が、あがってる……な……はぁ、はぁッ……。\\n 疲れたなら、1人で帰ったら、どうだ……」", | |||
"302000741_11": "「絶対に……帰らないッ!」", | |||
"302000741_12": "「なら、気合入れなッ!\\n さあ、まだまだ行くよッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,30 @@ | |||
{ | |||
"302000751_0": "「はあ、はあ……」", | |||
"302000751_1": "「はあ、はあ……」", | |||
"302000751_2": "(一体どれだけのノイズが……。\\n さすがにわたしも奏も限界が近い……)", | |||
"302000751_3": "「……唄うしかないな」", | |||
"302000751_4": "「まさか――絶唱をッ!?」", | |||
"302000751_5": "「……それ以外にこのノイズの群れを倒す手段があるのかい?」", | |||
"302000751_6": "「いや、しかし――」", | |||
"302000751_7": "「躊躇するならそのまま見てな。\\n ……あたしはもう躊躇なんてしない」", | |||
"302000751_8": "「待って、奏ッ!」", | |||
"302000751_9": "「……邪魔をするんじゃないよ」", | |||
"302000751_10": "「絶唱ならわたしも唄う。\\n ……もう奏を1人で唄わせるのはたくさん」", | |||
"302000751_11": "「お前……そうか、そっちではあたしが唄ったんだったな……」", | |||
"302000751_12": "「……いいよ、それじゃ派手にぶちかまそうかッ!」", | |||
"302000751_13": "「Gatrandis――」", | |||
"302000751_14": "「その絶唱ッ!\\n ちょーっと待ったぁッ!」", | |||
"302000751_15": "「立花ッ!?」", | |||
"302000751_16": "「全く……だから翼からは目が離せないのよね」", | |||
"302000751_17": "「マリア……戻って来てくれたのかッ!」", | |||
"302000751_18": "「……ったく、いい所で再登場か……」", | |||
"302000751_19": "「後はわたしたちが引き受けますッ!\\n 2人は少し休んでから――」", | |||
"302000751_20": "「バカいってんじゃねぇよ。\\n こちとらようやく体が温まってきたところなんだ」", | |||
"302000751_21": "「……ああ、ノイズを前にしてただ見ているだけなど、\\n 防人としてできる訳が無いだろう」", | |||
"302000751_22": "「全く、意地の張り方はそっくりね、あなたたち……。\\n いいわ、それなら全員でやりましょう」", | |||
"302000751_23": "「……ああ。頼む」", | |||
"302000751_24": "「奏……?」", | |||
"302000751_25": "(奏から『頼む』って……)", | |||
"302000751_26": "「今は、お前たちの力が必要だ……」", | |||
"302000751_27": "「はいッ!\\n どーんと頼りにしちゃってくださいッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,11 @@ | |||
{ | |||
"302000752_0": "「終わったか……」", | |||
"302000752_1": "「……なんとか、なってよかった」", | |||
"302000752_2": "「お疲れ様でした。奏さん、翼さんッ!」", | |||
"302000752_3": "「……あなたたち、一体どれだけ戦ってたの……?」", | |||
"302000752_4": "「そんなの覚えちゃいないよ」", | |||
"302000752_5": "「わたしもだ。片っ端から斬り続けていた……。\\n ところで、2人とも。戻るのが随分早かったな……」", | |||
"302000752_6": "「そう、それなんですッ!\\n 実はわたしたちの世界にも、カルマ化したノイズが現れて――」", | |||
"302000752_7": "「――なんだとッ!」", | |||
"302000752_8": "「……こちらの異変を治めなければ、次はわたしたちの\\n 世界という事よ。いよいよ他人事ではなくなってきたわ」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,27 @@ | |||
{ | |||
"302000811_0": "復讐の歌", | |||
"302000811_1": "「ふむふむ……それで、これが受け取ったチップね。\\n 研究欲が刺激されるわぁ~」", | |||
"302000811_2": "「……イグナイトのことについて、あなたは気づいていたの?」", | |||
"302000811_3": "「まあね~。ノイズのカルマ化に関しては色々研究していたし、\\n ギアを作ったのは何て言ったってこの櫻井了子なんだから」", | |||
"302000811_4": "「あのノイズの持つ特性と干渉して、おかしくなっている\\n 可能性が一番高いとは考えていたわよ~」", | |||
"302000811_5": "「だから問題はカルマノイズの方にあると、\\n あの時言っていたのか……」", | |||
"302000811_6": "「そうよ~。ちょっとは見直したかしら?」", | |||
"302000811_7": "「さすがは了子さんですッ!」", | |||
"302000811_8": "「ンフフ。そうそう、もっと褒めてもいいのよ?」", | |||
"302000811_9": "「……それより、そうなるとイグナイトはもう使えない、\\n そう解釈していいのか?」", | |||
"302000811_10": "「ええ、そうなるわ」", | |||
"302000811_11": "「それで……カルマノイズに勝つ手立てはあるのか?」", | |||
"302000811_12": "「……イグナイトだけがわたしたちの力ではありません」", | |||
"302000811_13": "「そうですッ!\\n 気合で何とかしますッ!」", | |||
"302000811_14": "「気合か……そうだなッ!\\n 大切なのは気合だッ!」", | |||
"302000811_15": "「はいッ!」", | |||
"302000811_16": "「さてと、それじゃ私はこのデータを色々見てみるわね。\\n フフ、何が入っているのかしらね~」", | |||
"302000811_17": "「……精神論はともかく、現実的な手段としては、わたしたちが\\n もっと連携して戦えるようになる必要があると思うわ」", | |||
"302000811_18": "「……特に、こちらの誰かさんとね」", | |||
"302000811_19": "「……」", | |||
"302000811_20": "「あなたが翼に思うところがあるのはわかってるわ。\\n でも、それとこれとは話が別」", | |||
"302000811_21": "「これからあのノイズと戦っていくには、1人1人がバラバラに\\n 戦うのではなく、協力が必要よ。……わかってるでしょう?」", | |||
"302000811_22": "「…………ああ」", | |||
"302000811_23": "「いいわ。それならあなたも一緒に訓練しましょう。\\n ……まずは相互理解が必要だわ」", | |||
"302000811_24": "「……わかったよ」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,17 @@ | |||
{ | |||
"302000812_0": "「……もうこれくらいで十分だろ。\\n あんたたちの動きはわかったよ」", | |||
"302000812_1": "「え……、奏さん?」", | |||
"302000812_2": "「待って、奏ッ!」", | |||
"302000812_3": "「翼」", | |||
"302000812_4": "「マリア……?」", | |||
"302000812_5": "「あなたはここにいなさい。\\n ……当事者じゃ無い方がいいこともあるのよ」", | |||
"302000812_6": "「……わかった」", | |||
"302000812_7": "「……ちょっと待ってくれるかしら」", | |||
"302000812_8": "「何の用だ。\\n ……あんたも向こうのあたしと関係あるのか?」", | |||
"302000812_9": "「いいえ、わたしは何も」", | |||
"302000812_10": "「わたしが知る天羽奏は目の前のあなただけよ。\\n 向こうでも名前くらいなら聞いたことがあるけどね」", | |||
"302000812_11": "「そうか……」", | |||
"302000812_12": "「……自分ではない自分が重圧になっているの?」", | |||
"302000812_13": "「……あんたには関係ないことだ」", | |||
"302000812_14": "「ちょっとッ! 待ちなさいったら」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,44 @@ | |||
{ | |||
"302000821_0": "「何でこんなところに……?」", | |||
"302000821_1": "「落ち着くのさ。ったく、こんなとこまで着いてきて」", | |||
"302000821_2": "「…………」", | |||
"302000821_3": "「あたしでないあたしが重圧なのか、って聞いたよな……」", | |||
"302000821_4": "「ええ」", | |||
"302000821_5": "「……わからない。だって向こうのあたしは、\\n 翼にどう接してどう関わっていたのかわからないんだから」", | |||
"302000821_6": "「……」", | |||
"302000821_7": "「あたしはあたしだ。向こうのあたしじゃないし、\\n あたしにとっての翼はこっちの翼だけだ」", | |||
"302000821_8": "「だけど、ダブるんだ……」", | |||
"302000821_9": "「翼は翼で、確かにあたしの知っている翼なんだよ。\\n でも、あたしの翼はもう……」", | |||
"302000821_10": "「そっちの翼を翼として受け入れたら、死んだ本当の翼はどうなるんだ?」", | |||
"302000821_11": "「別人なんだ、そう思っても思い切れない」", | |||
"302000821_12": "「あたしの中の翼が、消えてしまうのが怖いんだよ……」", | |||
"302000821_13": "「……だから翼に余所余所しくしてるの?」", | |||
"302000821_14": "「……あいつは翼じゃない。そう思い続けないと、\\n あたしは翼を忘れてしまう……」", | |||
"302000821_15": "「……あなたの中の翼との1番の想い出って何なのかしら?」", | |||
"302000821_16": "「ツヴァイウィングとして、2人で唄った事だ。\\n 翼の横で、思いっきり唄った事……」", | |||
"302000821_17": "「……知ってる? 翼は今、向こうでは日本を飛び出して、\\n 世界に向けて歌を唄っているわ」", | |||
"302000821_18": "「わたしも向こうじゃちょっとしたアーティストなんだけど、\\n 何度か翼とコラボユニットを組んだりもしてるの」", | |||
"302000821_19": "「翼と……コラボ?」", | |||
"302000821_20": "「そうよ。同じステージで、デュエットソングを唄ったわ。\\n 世界的な歌の祭典でね」", | |||
"302000821_21": "「……」", | |||
"302000821_22": "「あの子の歌の才能は本物よ。階段を駆け上がるように、\\n 世界的なアーティストへと成長して来ている」", | |||
"302000821_23": "「わたしはそんなあの子と唄えるのが楽しい、\\n 唄う度に、次もまた一緒に唄いたいと思ってる」", | |||
"302000821_24": "「……ああ。そうだろうな」", | |||
"302000821_25": "「……唄いたくないの? あなたは一緒に」", | |||
"302000821_26": "「――ッ!?」", | |||
"302000821_27": "「翼は翼よ。あの歌は唯一無二。\\n だからみんなあの子に惹かれる」", | |||
"302000821_28": "「こちらの翼は亡くなったかもしれない、でも翼に偽者も本物も\\n 無いわ。翼が歌を捨てない限り、全て本物の翼よ」", | |||
"302000821_29": "「もう一度聞くわ。あなたは翼と唄いたくないの?」", | |||
"302000821_30": "「唄いたい……唄いたいに決まってんだろッ! だけどッ!\\n あたしはもう……戦い以外の歌を無くしちまったんだッ!」", | |||
"302000821_31": "「そんなあたしが、どうして翼の横に立てるッ!\\n あいつの横で唄う資格なんて、もう無いんだよ……」", | |||
"302000821_32": "「……」", | |||
"302000821_33": "「――マリアくん、聞こえるか?\\n ん、奏も一緒か。ちょうどいい」", | |||
"302000821_34": "「……はい」", | |||
"302000821_35": "「ノイズの反応を検知した。\\n 急ぎ、ランデブーポイントまできてくれ」", | |||
"302000821_36": "「了解したわ」", | |||
"302000821_37": "「……行きましょうか」", | |||
"302000821_38": "「……ああ、怒鳴って悪かったな……」", | |||
"302000821_39": "「気にしないで。わたしが焚き付けたのだから、\\n あなたは悪くないわ。でもね、あなたは一つ間違えてる」", | |||
"302000821_40": "「……間違えてる?」", | |||
"302000821_41": "「――歌を失うことなんて無いわ。あなたは忘れているだけ。\\n 胸の歌は、何があっても無くなる事なんて無いんだから……」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,11 @@ | |||
{ | |||
"302000822_0": "(あたしは……歌を忘れているだけなのか……?)", | |||
"302000822_1": "「――ッ!? 奏ッ! 危ないッ!」", | |||
"302000822_2": "「え……?」", | |||
"302000822_3": "「くッ――はああああッ!」", | |||
"302000822_4": "「良かった、奏……」", | |||
"302000822_5": "「……すまない」", | |||
"302000822_6": "「気にしないで。さあ、残りはあと少し。\\n 一気に片付けよう」", | |||
"302000822_7": "(翼……翼の歌が聞こえる……。\\n 戦いの中でも、あたしに響く歌が……)", | |||
"302000822_8": "(唄いたい、一緒に唄いたいのに――ッ!\\n でも……。翼……あたしはどうしたら……)" | |||
} |
@@ -0,0 +1,43 @@ | |||
{ | |||
"302000831_0": "(……懐かしい……)", | |||
"302000831_1": "(あたしは夢を見ているのか……)", | |||
"302000831_2": "(この夢は……あの時の……)", | |||
"302000831_3": "「奏ッ! 奏、大丈夫ッ!?」", | |||
"302000831_4": "「ん……ああ、翼か?」", | |||
"302000831_5": "「よかった。気が付いたッ!」", | |||
"302000831_6": "「……くッ、翼、今の状況は……?」", | |||
"302000831_7": "「……見ての通り、だよ。\\n まるで地獄絵図……あのノイズのせいで……」", | |||
"302000831_8": "「何なんだよ……あいつはッ!」", | |||
"302000831_9": "「……奏、わたしのわがままを聞いてくれる?」", | |||
"302000831_10": "「……翼? こんな時に何を……?」", | |||
"302000831_11": "「奏にはずっと唄っていて欲しい。\\n わたしが大好きな奏の歌を絶やさないで欲しい……」", | |||
"302000831_12": "「……おい、翼……?」", | |||
"302000831_13": "「……必ず、奏を護るから。\\n だから、約束」", | |||
"302000831_14": "「おい……何を言ってるんだよッ!」", | |||
"302000831_15": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」", | |||
"302000831_16": "「やめろッ! そんなボロボロの状態で絶唱なんて唄ったら――」", | |||
"302000831_17": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl……」", | |||
"302000831_18": "「――やめろッ! やめてくれ翼ッ!」", | |||
"302000831_19": "「……例えこの身が朽ちようとも、人の世を、無辜なる人々を、\\n そして大切な誰かを護るために――これが風鳴翼の歌だッ!」", | |||
"302000831_20": "「はあああああ――ッ!」", | |||
"302000831_21": "「翼あああああああ――ッ!」", | |||
"302000831_22": "「翼は、限界だった」", | |||
"302000831_23": "「残りの力を全て使って、あのノイズと相打ちになった」", | |||
"302000831_24": "「あたしは、何も出来なかった……」", | |||
"302000831_25": "「……本当に、辞めてしまうのですか?」", | |||
"302000831_26": "「……ああ、翼がいないのに、もう唄う意味なんて――」", | |||
"302000831_27": "「……残念です」", | |||
"302000831_28": "「あんたはどうするんだい?」", | |||
"302000831_29": "「さあ……まだ決めていません」", | |||
"302000831_30": "「ツヴァイウィングのマネージャーの仕事はなくなりますしね……。\\n 奏さんは?」", | |||
"302000831_31": "「あたしは、翼の仇を取る……」", | |||
"302000831_32": "「……そうですか。ご武運を祈っています」", | |||
"302000831_33": "(そう、あたしにもう戦い以外の歌は要らない……)", | |||
"302000831_34": "(ごめんな、翼……。でもあたしはあんたの仇を取りたい。\\n 自己満足だって分かってても、あいつらを許せない)", | |||
"302000831_35": "「……カルマノイズは、まだ残ってる。\\n 翼の仇が討てる……フ、フフ、あはははははッ!」", | |||
"302000831_36": "「…………」", | |||
"302000831_37": "「奏、聞こえるかッ! ノイズが現れたッ!\\n すぐに現場に向かってくれッ!」", | |||
"302000831_38": "「ああ、聞こえてる……」", | |||
"302000831_39": "(あたしは復讐のために歌を捨てたんだ……。\\n 翼の願いに背を向けて……)", | |||
"302000831_40": "(だから、もう翼と唄いたいなんて思っちゃいけない。\\n ……あたしには、復讐の、戦いの歌だけがあればいい)" | |||
} |
@@ -0,0 +1,11 @@ | |||
{ | |||
"302000841_0": "「――来やがったッ!」", | |||
"302000841_1": "「あれは――カルマノイズッ!」", | |||
"302000841_2": "「現れたわね……」", | |||
"302000841_3": "「……待っていたよ。\\n 今度こそ、あたしが倒してやるッ!」", | |||
"302000841_4": "「奏さん……?」", | |||
"302000841_5": "(あいつさえいなければ、あたしは翼の隣にいられた。\\n あいつさえいなければ、あたしは翼と夢を追いかけられた)", | |||
"302000841_6": "「奏――ッ!?」", | |||
"302000841_7": "「くッ……落ち着きなさいッ!\\n これだけノイズがいては、あいつには届かないわッ!」", | |||
"302000841_8": "「あいつは、あいつだけはあたしが殺すッ!\\n 邪魔するノイズも……全部ぶっ殺してやるッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,22 @@ | |||
{ | |||
"302000851_0": "「邪魔者は片付いたッ!\\n これで翼の痛みを……思い知りなッ!」", | |||
"302000851_1": "「奏ッ! ダメだ――ッ!」", | |||
"302000851_2": "「なッ!? 避けられ――ッ!」", | |||
"302000851_3": "(――いつの間にこんな近くにッ!?\\n ダメだ、こりゃ避けられないな……)", | |||
"302000851_4": "「奏えええええッ!」", | |||
"302000851_5": "(翼……ごめんな……)", | |||
"302000851_6": "「――させるかあああああッ!」", | |||
"302000851_7": "「な――ッ!? そんなッ!?」", | |||
"302000851_8": "「ぐッ!? ……あああああッ!」", | |||
"302000851_9": "「翼さんッ!?」", | |||
"302000851_10": "「翼ッ!?」", | |||
"302000851_11": "「な、あ、あたしを庇って――ッ!?\\n なんてことしてるんだッ!」", | |||
"302000851_12": "「よかった……今度は間に合った……くッ」", | |||
"302000851_13": "「い、痛むのかッ!? 何で庇ったりなんか――」", | |||
"302000851_14": "「奏が危ないのに、わたしが見てるなんて\\n 出来るわけがないじゃない……」", | |||
"302000851_15": "「バカやろう……」", | |||
"302000851_16": "「――だけど、バカをした意味はあった。\\n 奏、わたしたちと一緒に戦って欲しい……」", | |||
"302000851_17": "「わかった、戦ってやるから……。\\n だからお前はそのまま休んで――」", | |||
"302000851_18": "「そういうわけにはいかない……」", | |||
"302000851_19": "「――休むなら、あいつを倒してからだッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,24 @@ | |||
{ | |||
"302000852_0": "「くッ……これじゃまだ足りないのッ!?\\n 再生しているッ!?」", | |||
"302000852_1": "「立花ッ! S2CAだッ!\\n 絶唱の力で、一気にあいつを殲滅するッ!」", | |||
"302000852_2": "「翼さんッ、でもその怪我じゃ……」", | |||
"302000852_3": "「問題ない――。\\n 防人の剣は、この程度で手折られはしないッ!」", | |||
"302000852_4": "「……わかりましたッ!」", | |||
"302000852_5": "「おいッ! お前たち、一体何を……」", | |||
"302000852_6": "「……少しの間、あいつを抑えていて。\\n 頼んだわよ……」", | |||
"302000852_7": "「……わ、わかった」", | |||
"302000852_8": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」", | |||
"302000852_9": "「絶唱――ッ!<speed=1>?</speed>\\n しかも3人同時って……何をッ!?」", | |||
"302000852_10": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl……」", | |||
"302000852_11": "「セットッ! ハーモニクスッ!」", | |||
"302000852_12": "「な――ッ!?\\n いったい何がどうなっていやがるッ!?」", | |||
"302000852_13": "「――行きますッ!\\n はああああああ――ッ!」", | |||
"302000852_14": "「……倒した、か?」", | |||
"302000852_15": "「はい……やりましたッ!」", | |||
"302000852_16": "「……ええ、そうね」", | |||
"302000852_17": "「……これが、翼たちの力……」", | |||
"302000852_18": "「さすがは……立花、だ……」", | |||
"302000852_19": "「翼さんッ!」", | |||
"302000852_20": "「翼ッ!」", | |||
"302000852_21": "「おい……翼?\\n 翼あああああ――ッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,22 @@ | |||
{ | |||
"302000911_0": "憎しみと後悔", | |||
"302000911_1": "「了子さんッ! 翼の容態はッ!」", | |||
"302000911_2": "「……まだなんとも言えないわ。\\n 怪我の影響と極度の疲労による衰弱。全身ボロボロよ」", | |||
"302000911_3": "「翼さん……」", | |||
"302000911_4": "「翼……」", | |||
"302000911_5": "「……なぁ、翼に会わせてくれッ!」", | |||
"302000911_6": "「無茶言わないの。これは専門家の仕事。\\n 絶対に翼ちゃんは助けてみせるから、そのまま待ってなさい」", | |||
"302000911_7": "「翼……くそッ! 全部、あいつらが……あのノイズ共が\\n 悪いんだッ! だから――ッ!」", | |||
"302000911_8": "「あいつらを根絶やしにする、とでも言うつもり?」", | |||
"302000911_9": "「……そうだ」", | |||
"302000911_10": "「無理ね。この世界ではソロモンの杖は見つかっていない。\\n バビロニアの宝物庫を閉じない限り、ノイズは現れ続ける」", | |||
"302000911_11": "「……子供じみたことを言う前にちゃんと考えたらどう?」", | |||
"302000911_12": "「マリアさん……」", | |||
"302000911_13": "「……わかってる。本当はあたしが悪いんだ。\\n あいつを、翼を受け入れてちゃんと協力していたら――」", | |||
"302000911_14": "「翼の歌は届いていたのに。あたしは、翼は翼だと分かって\\n いたのに、どうしてあたしは……」", | |||
"302000911_15": "「奏さん……」", | |||
"302000911_16": "「……ノイズね」", | |||
"302000911_17": "「――ノイズッ!」", | |||
"302000911_18": "「奏さんッ!\\n ……マリアさん、わたしたちもッ!」", | |||
"302000911_19": "「……ええ、翼の分も戦いましょう」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,41 @@ | |||
{ | |||
"302000912_0": "「――くッ、まだ増えるのッ!?」", | |||
"302000912_1": "「奏さんッ、マリアさんッ。\\n ここは体制を立て直して――ッ!?」", | |||
"302000912_2": "「……来るなら来い。\\n あたしは虫の居所が悪いんだ……」", | |||
"302000912_3": "「奏ッ! 何をするつもりだっ!」", | |||
"302000912_4": "「ノイズ共にたっぷり聞かせてやるよ……。\\n このあたしに唯一残っている……戦いの歌をッ!」", | |||
"302000912_5": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」", | |||
"302000912_6": "「奏さんッ!?」", | |||
"302000912_7": "「くッ、バカなことを――ッ!」", | |||
"302000912_8": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl……」", | |||
"302000912_9": "(全部……ぶっつぶしてやるッ!)", | |||
"302000912_10": "「――Emustolronzen fine el zizzl……」", | |||
"302000912_11": "「ぐううううう――ッ!」", | |||
"302000912_12": "「――ッ!? 絶唱の力が――ッ!?」", | |||
"302000912_13": "「――ッ! いいわッ、その力を正面のノイズにッ!」", | |||
"302000912_14": "「とりぁぁぁぁぁッ!」", | |||
"302000912_15": "「この前、あのノイズを倒したときのように、今度はあたしの\\n 絶唱の力を……?」", | |||
"302000912_16": "「はあ、はあ……奏さんッ!\\n ――生きることを諦めないでッ!」", | |||
"302000912_17": "「――ッ!?」", | |||
"302000912_18": "(あたしは、諦めようとしていたのか……)", | |||
"302000912_19": "「はあッ、はあッ……くッ……」", | |||
"302000912_20": "「ちょっと、大丈夫ッ!?」", | |||
"302000912_21": "「だ、大丈夫です……ただちょっと、疲れました……」", | |||
"302000912_22": "「……ほら。あたしが運んでやる……」", | |||
"302000912_23": "「か、奏さん?」", | |||
"302000912_24": "「……話って何だ?」", | |||
"302000912_25": "「……どうもわたしもお節介な性分みたいなのよね。\\n それに、あなたにはどうしても一言言いたくて」", | |||
"302000912_26": "「いい加減、自分を偽るのはやめなさい」", | |||
"302000912_27": "「……」", | |||
"302000912_28": "「翼に怪我をさせた挙句、ノイズへの憎しみで自分の本心を\\n 全部覆い隠して、1人で死のうだなんて、ふざけないで」", | |||
"302000912_29": "「わたしはあなたの尻拭いをするためにいるんじゃない。\\n 勝手な行動ばかりして、何様のつもりなの?」", | |||
"302000912_30": "「……あたしは――」", | |||
"302000912_31": "「この前、わたしに翼と唄いたいといったのがあなたの\\n 本心でしょう」", | |||
"302000912_32": "「なのに、その本心から目を背け、真逆の行動ばかり……」", | |||
"302000912_33": "「翼と居たいんでしょう。一緒に唄いたいんでしょう。\\n なら、ちゃんと翼を見なさいッ!」", | |||
"302000912_34": "「……」", | |||
"302000912_35": "「あなたが1人で死ぬのはあなたの勝手かもしれない。\\n でもそれを後で翼が知ったらどう思うかくらい分かるでしょう」", | |||
"302000912_36": "「片翼を失って悲しんでいるのは、あなただけじゃないのよ」", | |||
"302000912_37": "「……」", | |||
"302000912_38": "「自暴自棄になる前に、もう一度自分の気持ちを\\n きちんと見つめなおしてみなさい」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,38 @@ | |||
{ | |||
"302001011_0": "受け継がれた想い", | |||
"302001011_1": "(翼は翼、そんな単純なことがわからなかった。\\n 全く、本当にあたしはバカだ……)", | |||
"302001011_2": "(いや、違うな……本当はわかっていたんだ。\\n ただ、受け入れられなかっただけ……)", | |||
"302001011_3": "(そのせいで、また翼を失いそうになってる……)", | |||
"302001011_4": "(どうすれば、翼と一緒に唄える?\\n どうすれば、あの頃の歌を取り戻せる?)", | |||
"302001011_5": "「翼……。\\n あたしも翼の隣で唄いたい……」", | |||
"302001011_6": "「……奏?」", | |||
"302001011_7": "(夢の中で、奏の声を聞いたような気がする……)", | |||
"302001011_8": "(わたしも、待っている……大好きな奏の歌を聞ける日を……)", | |||
"302001011_9": "「すまない……心配をかけた」", | |||
"302001011_10": "「翼さ~んッ! よかった……」", | |||
"302001011_11": "「あんまり心配かけないでよね……」", | |||
"302001011_12": "「……大丈夫なのか?」", | |||
"302001011_13": "「ええ……もう大丈夫。ありがとう……。\\n カルマノイズとの戦いもあるし、わたしも戦線に――」", | |||
"302001011_14": "「それは、ドクターストップ。\\n まだまだ安静にしていること」", | |||
"302001011_15": "「さ、櫻井女史……」", | |||
"302001011_16": "「もう、起き上がるだけでもまだ辛いでしょうに。\\n さすがに戦闘なんて出来ないわよ。当分は休むこと」", | |||
"302001011_17": "「翼さん、無理はしないでください。\\n あ、一度向こうに戻って休むのはどうでしょう?」", | |||
"302001011_18": "「……いや、邪魔でないならこちらにいさせて欲しい。\\n 体が治ったらすぐに戦線に復帰したいし……。いいかな?」", | |||
"302001011_19": "「……あたしは、いいと思うよ」", | |||
"302001011_20": "「奏……」", | |||
"302001011_21": "「翼の力は必要だ。\\n だから反対するつもりは無いよ」", | |||
"302001011_22": "「ありがとう、奏……」", | |||
"302001011_23": "「……フフ、良かったわね」", | |||
"302001011_24": "「……なんであたしを見て言うんだよ。\\n 相手が違うんじゃないかい?」", | |||
"302001011_25": "「そう? そんな事無いと思うけど」", | |||
"302001011_26": "「わっかりましたッ! それなら不肖、この立花響が\\n 翼さんが治るまで部屋の片づけを担当して――ッ!」", | |||
"302001011_27": "「立花ッ、そ、それくらいは自分でやるッ!」", | |||
"302001011_28": "「万全の体調でも出来ないことを、無理にやるなんて\\n 言うものじゃないわ。諦めなさい、翼」", | |||
"302001011_29": "「……なんだ、翼はまだ片づけが出来ないままなのかい?」", | |||
"302001011_30": "「か、奏まで……」", | |||
"302001011_31": "「雨降って地固まる……か。\\n いいことだ」", | |||
"302001011_32": "「奏ちゃんも、これで少し余裕が出来るといいわね」", | |||
"302001011_33": "「さて、それじゃ訓練でもしようか」", | |||
"302001011_34": "「ええ、そうしましょう。翼の復帰まではまだ時間がかかるし、\\n やれる事はやっておいたほうがいいわ」", | |||
"302001011_35": "「みんなで、頑張りましょうッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,10 @@ | |||
{ | |||
"302001012_0": "「このくらいにしておきましょうか」", | |||
"302001012_1": "「……なあ、ちょっといいか?」", | |||
"302001012_2": "「え? わたしですか?」", | |||
"302001012_3": "「ああ、ちょっとこの後付き合ってくれないか?\\n もう少し体を動かしたい気分なんでね」", | |||
"302001012_4": "「そういうことなら是非ッ!\\n お手伝いしますッ!」", | |||
"302001012_5": "「ありがとな。それじゃあ、行こうか」", | |||
"302001012_6": "「え、ちょ、ちょっと待ってください。\\n わたしまだギアのままです~」", | |||
"302001012_7": "「……フフ、少しは素直になれたのかしらね」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,39 @@ | |||
{ | |||
"302001021_0": "「はあああああッ!」", | |||
"302001021_1": "「とりぁぁぁぁぁッ!」", | |||
"302001021_2": "「思った通りだ。いい拳を持ってるじゃないかッ!」", | |||
"302001021_3": "「はいッ、ありがとうございますッ!」", | |||
"302001021_4": "「弦十郎のダンナの弟子なんだっけ。よく鍛えてるなッ!」", | |||
"302001021_5": "「師匠はわたしなんかよりものすごく強いですよッ!」", | |||
"302001021_6": "「こりゃ、そっちのダンナともぜひ手合わせして\\n みたいもんだねッ!」", | |||
"302001021_7": "「師匠、喜ぶと思いますッ!」", | |||
"302001021_8": "「……いい汗かいたね、これくらいにしとこうか」", | |||
"302001021_9": "「はいッ」", | |||
"302001021_10": "「……この前は悪かった。\\n それに、ありがとうな……」", | |||
"302001021_11": "「ふえ? あの、何のことでしょう……?」", | |||
"302001021_12": "「……ギアを盗った時の事と、生きるのを諦めるなって\\n 言ってくれた時の事だよ」", | |||
"302001021_13": "「そ、そんなッ!\\n 奏さんに謝られたり感謝されるような事じゃ無いですッ!」", | |||
"302001021_14": "「そもそも、生きるのを諦めるなってわたしに教えてくれたのは\\n 奏さんですからッ!」", | |||
"302001021_15": "「あたしが……?」", | |||
"302001021_16": "「はいッ!」", | |||
"302001021_17": "「それじゃ、そっちのあたしは、かなり出来た人間\\n みたいだね……」", | |||
"302001021_18": "「あんたにそれを言われて、気づいたんだ。\\n あたしはずっと、生きるのを諦めたがってた、ってね……」", | |||
"302001021_19": "「奏さん……」", | |||
"302001021_20": "「翼が死んで、あたしは1人になった。\\n それから、仇討ちなんてのを口実に翼の後を追おうと……」", | |||
"302001021_21": "「翼に助けてもらった命を、翼の思いを踏みにじってたんだ。\\n 誰よりも諦めちゃいけないはずのあたしが……」", | |||
"302001021_22": "「戦いも、歌も、何もかもを諦めてた。\\n そんな時、あんたたちとそっちの翼がやってきたんだ」", | |||
"302001021_23": "「眩しかった。あんたたちが。\\n あたしが無くしたものを全部持っているように見えてさ」", | |||
"302001021_24": "「奏さんは何も無くしてなんて無いです」", | |||
"302001021_25": "「……この前、同じようなことを言われたよ。\\n あたしは無くしたつもりになってただけだった」", | |||
"302001021_26": "「あたしもやり直したい、\\n 翼と一緒に戦って、唄っていたあの頃のように」", | |||
"302001021_27": "「奏さんなら出来ますッ!」", | |||
"302001021_28": "「ああ、ありがとう……。あたしが言うのもなんだけど、\\n あんたみたいなのがガングニールを継いでくれてよかった」", | |||
"302001021_29": "「……多分だけど、逝っちまったそっちのあたしも、きっと\\n そう思っているんじゃないかな」", | |||
"302001021_30": "「奏さん……ありがとうございますッ!」", | |||
"302001021_31": "「さて、休憩はこれくらいにして、もう少し本格的な\\n 訓練をしようか。……今度はギアありで」", | |||
"302001021_32": "「ええええッ!? でも、ここでギアなんて\\n 使って大丈夫なんですか……?」", | |||
"302001021_33": "「大丈夫さ。ここは二課が管理している国有地だからね。\\n 多少何かあっても弦十郎のダンナが何とかしてくれる」", | |||
"302001021_34": "「それに、シミュレータが出来る前はこの辺りで訓練してた\\n 事もあったんだよ。翼と一緒にね」", | |||
"302001021_35": "「そういうことなら……はいッ! 宜しくお願いします」", | |||
"302001021_36": "「いい返事だ。\\n それじゃ、手加減抜きでいくぞッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,18 @@ | |||
{ | |||
"302001031_0": "「はあ~、やっぱり奏さんはすごいですッ!」", | |||
"302001031_1": "「これでもあんたより先輩だからね。\\n 翼だってあたしが育てたんだ」", | |||
"302001031_2": "「あの、奏さん。\\n ちょっと図々しいお願いがあるんですが……」", | |||
"302001031_3": "「なんだい?\\n あたしが出来ることなら、遠慮せずに言ってみな?」", | |||
"302001031_4": "「はいッ!\\n わたし、奏さんの歌が聴きたいですッ!」", | |||
"302001031_5": "「……歌? そんなの戦いの最中に聴いているだろう?」", | |||
"302001031_6": "「ちがいますよッ!\\n 戦いじゃない、奏さんが本当に唄いたい歌ですッ!」", | |||
"302001031_7": "「……あたしが唄いたい歌?」", | |||
"302001031_8": "「……今はこんな状況だし、カルマノイズ対策が先だろ?」", | |||
"302001031_9": "「それじゃ、全部終わったらまた唄ってくださいッ!\\n わたし、ぜぇ~ったいに聴きに行きますからッ!」", | |||
"302001031_10": "「……そうか。さて、そろそろ戻ろうか。\\n 十分体も動かしたし――ッ!?」", | |||
"302001031_11": "「――緊急通信ッ!」", | |||
"302001031_12": "「聞こえるかッ、カルマノイズが出たッ!\\n 急いで戻ってくれッ!」", | |||
"302001031_13": "「――行けるな?」", | |||
"302001031_14": "「いつでもッ!」", | |||
"302001031_15": "「よしッ! それじゃ今度こそ、あの忌々しいノイズに、\\n あたしたちの力を見せてやろうじゃないかッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,28 @@ | |||
{ | |||
"302001032_0": "「やはり……半端な攻撃では再生するようねッ!」", | |||
"302001032_1": "「全く厄介な相手だよ、本当に。\\n ……この前の手は使えないのかい?」", | |||
"302001032_2": "「S2CAですか?\\n でもわたしとマリアさんの2人だけじゃ……」", | |||
"302001032_3": "「なら答えは簡単だ。\\n あたしに翼の代わりを務めさせてくれ」", | |||
"302001032_4": "「本気なの? あれは絶唱を束ねる技よ。互いの呼吸が合わな\\n ければ、フィードバックでボロボロになる可能性もあるわ」", | |||
"302001032_5": "「……大丈夫だ。あたしはあんたたちを信じてるさ」", | |||
"302001032_6": "「もう、この前までは全然信じていなかったくせに。\\n 意外に現金なのね」", | |||
"302001032_7": "「そうかい? ま、同じ装者でガングニールを纏ったことの\\n ある者同士、仲良くしようじゃないか」", | |||
"302001032_8": "「……もう、わかったわよ」", | |||
"302001032_9": "「きっと大丈夫ですよッ! なんてったって、奏さんは\\n ガングニールの大先輩ですからッ!」", | |||
"302001032_10": "「はいはい……。\\n ――行くわよッ!」", | |||
"302001032_11": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」", | |||
"302001032_12": "(感じる<speed=1>……</speed>こいつらの力が、あたしの中を巡っている……)", | |||
"302001032_13": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl――」", | |||
"302001032_14": "(……翼、いい仲間を持ったんだな……)", | |||
"302001032_15": "「セットッ! ハーモニクスッ!」", | |||
"302001032_16": "「行きますッ!\\n ――でえええええええいッ!」", | |||
"302001032_17": "「全く、あきれた威力だな。\\n 綺麗さっぱりあのノイズが消えてなくなるなんてさ」", | |||
"302001032_18": "「奏さんの力でもあるんですよ?」", | |||
"302001032_19": "「そうかい?」", | |||
"302001032_20": "「何にしてもこれでまた1体、カルマ化したノイズを倒せたわね。\\n これからも油断せずに行きましょう」", | |||
"302001032_21": "「ちッ、くしょう……」", | |||
"302001032_22": "「こいつ……何て強さデス……」", | |||
"302001032_23": "「……強い……」", | |||
"302001032_24": "「クリスッ! しっかりして、クリスッ!\\n 調ちゃんッ! 切歌ちゃんッ!」", | |||
"302001032_25": "「装者を回収しろッ! 急ぐんだッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,49 @@ | |||
{ | |||
"302001111_0": "カルマノイズ殲滅作戦", | |||
"302001111_1": "「さーて、それじゃわくわくMTGを始めましょうか~」", | |||
"302001111_2": "「わくわく、わくわく……」", | |||
"302001111_3": "「合わせなくていいから、落ち着きなさい……」", | |||
"302001111_4": "「……翼、もう大丈夫なのか?」", | |||
"302001111_5": "「ああ、今度こそ大丈夫だ。\\n ありがとう、奏……」", | |||
"302001111_6": "「いいんだよ。\\n あたしが怪我させたようなもんだしさ」", | |||
"302001111_7": "「さて、了子くん、報告を進めてくれ」", | |||
"302001111_8": "「はぁい。それじゃ早速、カルマ化したノイズこと、カルマノイズについて\\n わかったことを発表しちゃうわよ」", | |||
"302001111_9": "「この前受け取ったチップの情報、それからわたしが独自に\\n 集めたデータから、いくつかの事がわかったわ」", | |||
"302001111_10": "「まずカルマノイズの現れる場所の法則性について。\\n それじゃあ……響ちゃん」", | |||
"302001111_11": "「わ、わたしッ!?」", | |||
"302001111_12": "「カルマノイズは何を目標として現れているのか、\\n わかるかしら?」", | |||
"302001111_13": "「え、えーと……た、楽しそうな場所ッ!」", | |||
"302001111_14": "「はい不正解~」", | |||
"302001111_15": "「立花……さすがにそれは……」", | |||
"302001111_16": "「ノイズに感情も嗜好もないので、まあ当たり前よね。\\n ただ、惜しいところは突いているの」", | |||
"302001111_17": "「惜しい……?」", | |||
"302001111_18": "「カルマ化したノイズは、『人が多い場所』そして、\\n 総じて『フォニックゲインの高い場所』に現れやすいの」", | |||
"302001111_19": "「フォニックゲインの高い場所……まさかッ!」", | |||
"302001111_20": "「最初に現れたやつはまさにそう。\\n ……ライブ会場なんてまさに条件にピッタリだわ」", | |||
"302001111_21": "「あの時もそうだけど、普通のノイズが現れた場所に、後から\\n カルマノイズが出現するのもそれが原因の1つね」", | |||
"302001111_22": "「……そうか。装者が戦うことによって\\n フォニックゲインが高まった……」", | |||
"302001111_23": "「そういうことね。翼ちゃん、正解~」", | |||
"302001111_24": "「……あ、あのッ! それじゃ、わたしたちがカルマ化した\\n ノイズを呼んでいたって事ですか……」", | |||
"302001111_25": "「それは半分だけ正解ね。\\n あのノイズは『必ず出現するもの』なの。これが大前提」", | |||
"302001111_26": "「その出現時に、最もフォニックゲインの高い場所が\\n 選ばれると今までのデータが示してるわ」", | |||
"302001111_27": "「……つまり、わたしたちのフォニックゲインが無ければ、\\n 他の場所に同じタイミングで出現しただろう、ということ?」", | |||
"302001111_28": "「そういうことね。後はどうしてあのノイズが今まで何度も\\n 撤退していったのか。これも一つの仮説が成り立つわ」", | |||
"302001111_29": "「……その理由は?」", | |||
"302001111_30": "「それは……そうねぇ~。じゃ、弦十郎くんッ!\\n たまにはカッコいいところ見せてくれるかしら?」", | |||
"302001111_31": "「……撤退した理由、か。そうだな――」", | |||
"302001111_32": "「戦闘において、撤退する状況は兵站の不足や、敵が想定外の\\n 場所や戦力の場合、更には敵がいなかった場合などだが……」", | |||
"302001111_33": "「……ノイズは人を殺すための兵器、だそうだな。\\n だとすれば、敵――つまり人が居ない場合ではないか?」", | |||
"302001111_34": "「弦十郎くん、大正解~。後でごほうびあげるわね?」", | |||
"302001111_35": "「フ……楽しみにしておこう」", | |||
"302001111_36": "「お、おお大人の世界だ……ッ」", | |||
"302001111_37": "「カルマノイズは人に触れても自身は炭化しないわ。\\n その代わり、人が少なくなれば、自動的に消失するの」", | |||
"302001111_38": "「そうして時間を置いて次の場所に現れる。また人が少なく\\n なれば消える、多い場所に現れるを繰り返すの」", | |||
"302001111_39": "「まさに自動兵器、ということか……」", | |||
"302001111_40": "「今まで消えた時は、人々の避難の完了とほぼほぼリンクして\\n いたわ。一定範囲内の生命反応が減ると、消えるみたい」", | |||
"302001111_41": "「今分かった事はこれくらいね~」", | |||
"302001111_42": "「十分だ。後はこれを元に、あのカルマ化したノイズを倒す。\\n カルマノイズ殲滅作戦を練るだけだ」", | |||
"302001111_43": "「装者の君たちには、まだまだ負担をかけることになるが、\\n 引き続きよろしく頼む」", | |||
"302001111_44": "「……よし、違和感はないな」", | |||
"302001111_45": "「それじゃ始めましょう。翼は徐々に慣らしていってみて。\\n 病み上がりなんだし、無理だけはしないようにね」", | |||
"302001111_46": "「ああ、わかってる」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,38 @@ | |||
{ | |||
"302001121_0": "「……さて、これくらいで一度休憩しましょうか」", | |||
"302001121_1": "「フォニックゲインの高い場所に現れる、か……」", | |||
"302001121_2": "「さっきの話が気になってるの?」", | |||
"302001121_3": "「ああ。少しな……」", | |||
"302001121_4": "「気にしすぎても仕方ない。\\n 現れたはしから、ブッ倒せばいいのさ」", | |||
"302001121_5": "「ですねッ!」", | |||
"302001121_6": "「……いつの間にか、立花と奏は仲良くなったんだな?」", | |||
"302001121_7": "「そりゃ、同じガングニールの装者同士だし、な?」", | |||
"302001121_8": "「はい、ガングニール仲間ですッ!」", | |||
"302001121_9": "「あら? わたしも元ガングニール装者だけど、\\n その仲間には加えてもらえるのかしら?」", | |||
"302001121_10": "「ああ。それじゃお前もだ」", | |||
"302001121_11": "「なんだか、仲間外れにされている気分だ……」", | |||
"302001121_12": "「そんなつもりじゃないさ。\\n あたしは……」", | |||
"302001121_13": "「ん?」", | |||
"302001121_14": "「その……な、なんでもない……」", | |||
"302001121_15": "「……そう……」", | |||
"302001121_16": "「……」", | |||
"302001121_17": "「……」", | |||
"302001121_18": "「……マリアさん、マリアさん。\\n 何なんですかね、このお見合いみたいな雰囲気」", | |||
"302001121_19": "「大方今までの態度とか色々引っかかって、素直に\\n なれないんでしょうね。全く、世話のかかる2人ね……」", | |||
"302001121_20": "「でも、仲良くなれてよかったですね?」", | |||
"302001121_21": "「ええ、そうね……」", | |||
"302001121_22": "「――ノイズかッ!?」", | |||
"302001121_23": "「司令室に急ごうッ!」", | |||
"302001121_24": "「――来たかッ!\\n ……これで全員そろったな」", | |||
"302001121_25": "「どうしたんですかッ!」", | |||
"302001121_26": "「ノイズ反応と同じ場所に、新たな聖遺物の反応があったの。\\n こっちでは未知の聖遺物なんだけど……お仲間さんかしら?」", | |||
"302001121_27": "「誰かがこっちに……?\\n そんな予定は無かったはずだけど――」", | |||
"302001121_28": "「――いやな予感がする。\\n とにかく現場にッ!」", | |||
"302001121_29": "「はい、急ぎましょうッ!」", | |||
"302001121_30": "「誰か小さいのが戦っているな……」", | |||
"302001121_31": "「あれは――調ッ!?」", | |||
"302001121_32": "「マリア……よかった、やっと会えた……」", | |||
"302001121_33": "「調ちゃんッ! 大丈夫ッ!?」", | |||
"302001121_34": "「話は後……先にノイズを……」", | |||
"302001121_35": "「ああ、すぐに片付けるッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,54 @@ | |||
{ | |||
"302001131_0": "「その子は――そちらの世界の装者の1人か?」", | |||
"302001131_1": "「ええ、この子は月読調。これでも立派な装者の1人よ」", | |||
"302001131_2": "「……こんにちは」", | |||
"302001131_3": "「それで、どうして月読がこちらに来たんだ?」", | |||
"302001131_4": "「向こうにカルマノイズが現れたの。……今度は実体を\\n 持って。それでクリス先輩、わたし、切ちゃんで迎撃して――」", | |||
"302001131_5": "「……2人はかなりの怪我を負って、今も療養中。\\n だから、危機を知らせにわたしが……」", | |||
"302001131_6": "「そんな……クリスちゃんや切歌ちゃんがッ!?」", | |||
"302001131_7": "「調……あなたも怪我を……?」", | |||
"302001131_8": "「わたしは軽傷で済んだから……」", | |||
"302001131_9": "「……無理をしないで。言うほど軽い怪我には見えないわ」", | |||
"302001131_10": "「――すぐに戻りましょうッ!」", | |||
"302001131_11": "「ええ」", | |||
"302001131_12": "「ああ、わたしたちでカルマノイズを倒すんだ」", | |||
"302001131_13": "「……なあ、あたしも連れて行ってくれないか?」", | |||
"302001131_14": "「奏……?」", | |||
"302001131_15": "「……今まであんたたちには、かなり助けられた。\\n その恩を、少しでも返させて欲しい」", | |||
"302001131_16": "「気持ちは嬉しいけど、こちらでノイズが出たらどうするの?」", | |||
"302001131_17": "「それは……でも……」", | |||
"302001131_18": "「……なら、わたしがこちらに残ろう」", | |||
"302001131_19": "「翼――ッ!?」", | |||
"302001131_20": "「あのノイズを倒すには、S2CAを使う必要があるはず。\\n しかし、まだわたしは絶唱を使えるほどには回復していない」", | |||
"302001131_21": "「……だから、わたしの代わりを奏に任せたい。\\n 頼めるかな……」", | |||
"302001131_22": "「……いいのか、本当にあたしで」", | |||
"302001131_23": "「奏だから任せられるんだ。……奏もわたしを信じて欲しい。\\n 奏の留守は、わたしが必ず護ってみせるから……」", | |||
"302001131_24": "「……ああ、わかった。翼を信じる……」", | |||
"302001131_25": "「ありがとう、奏……」", | |||
"302001131_26": "「……戻ったらゆっくり話をしよう。\\n 昔みたいにさ」", | |||
"302001131_27": "「……うん、楽しみにしてる」", | |||
"302001131_28": "「調、あなたもこっちに居なさい」", | |||
"302001131_29": "「マリア……でも、切ちゃんが……」", | |||
"302001131_30": "「切歌の事はわたしに任せて。\\n 怪我をしている以上、無理はさせられないわ」", | |||
"302001131_31": "「……わかった」", | |||
"302001131_32": "「……そういうことで、この子の事をお願いできるかしら」", | |||
"302001131_33": "「ああ、メディカルルームの準備を整えておこう」", | |||
"302001131_34": "「……それじゃ行きましょう、マリアさん、奏さん」", | |||
"302001131_35": "「ええ」", | |||
"302001131_36": "「はいよ」", | |||
"302001131_37": "「これが、あんたたちの世界へのゲート……?」", | |||
"302001131_38": "「はい、そうです。さあ、行きましょうッ!」", | |||
"302001131_39": "「着きましたッ!」", | |||
"302001131_40": "「ここは……?」", | |||
"302001131_41": "「S.O.N.G.の潜水艦の中よ。\\n 正確には、その聖遺物保管区画の一角」", | |||
"302001131_42": "「まずは司令室に向かいましょう――ッ!?」", | |||
"302001131_43": "「これは――ッ!」", | |||
"302001131_44": "「聞こえるかッ! 響くん、マリアくんッ!\\n 戻ったようだなッ!」", | |||
"302001131_45": "「師匠ッ! はい、ただいま戻りましたッ!」", | |||
"302001131_46": "「早速で悪いが、ノイズが出現した。クリスくんと切歌くんは\\n まだ動けない、悪いが2人で対処してくれッ!」", | |||
"302001131_47": "「2人じゃありませんッ、3人ですッ!」", | |||
"302001131_48": "「3人……? 翼の通信機の反応は無いが――。\\n まあいい、とにかく、頼んだぞッ!」", | |||
"302001131_49": "「……今の、弦十郎のダンナか?\\n 翼もそうだったけど、本当に似てるんだな……」", | |||
"302001131_50": "「ええ。わたしたちも向こうの司令を見たときに、同じ事を\\n 思ったわ。……それより、今は急ぎましょう」", | |||
"302001131_51": "「……ああ、そうだな。\\n さて、こっちでも一暴れさせてもらうよッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,52 @@ | |||
{ | |||
"302001132_0": "「これで全部か」", | |||
"302001132_1": "「ただのノイズしかいませんでしたね……」", | |||
"302001132_2": "「恐らく向こうで聞いたように、現れる周期があるんだわ」", | |||
"302001132_3": "「……なあ、おい。あれって……」", | |||
"302001132_4": "「どうしたんですか、奏さん?」", | |||
"302001132_5": "「月が、欠けてる……」", | |||
"302001132_6": "「……ああ、あなたは初めてだものね。\\n あれが、ルナアタック、フロンティア事変の傷跡よ」", | |||
"302001132_7": "「……本当にあたしは、別の世界に来たんだな」", | |||
"302001132_8": "「――はい、ようこそ奏さんッ!\\n わたしたちの世界にッ!」", | |||
"302001132_9": "「……ああ、ようやく実感が湧いてきたよ」", | |||
"302001132_10": "「……さて、今はこれ以上ここに居ても仕方ないわ。\\n 本部へ向かいましょう」", | |||
"302001132_11": "「ここが……S.O.N.G.か」", | |||
"302001132_12": "「……そんな、嘘……」", | |||
"302001132_13": "「ど、どうして……。じゃあ、さっきのガングニールの\\n 反応は間違いじゃなくて……」", | |||
"302001132_14": "「奏……だと……ッ!?」", | |||
"302001132_15": "「あはは~、やっぱりビックリしますよね」", | |||
"302001132_16": "「……この人は向こうの世界の装者よ」", | |||
"302001132_17": "「並行世界……そうか。\\n 向こうでは奏が生きているということか……」", | |||
"302001132_18": "「でも、本当に奏さんのままだわ……」", | |||
"302001132_19": "「あたしから見ても、弦十郎のダンナやオペレーターの\\n みんなはそのままに見えるよ」", | |||
"302001132_20": "「本当にそんな世界があるんですね……」", | |||
"302001132_21": "「驚くのはそれくらいにして、状況を教えてもらえるかしら。\\n ……切歌は? クリスは無事なの?」", | |||
"302001132_22": "「あ、ああ……。わかった。\\n エルフナインくん、頼めるか?」", | |||
"302001132_23": "「はい。それではボクから説明します」", | |||
"302001132_24": "「こちらにあのカルマノイズが現れたのは3日前。\\n 今度は前回とは異なり、存在が固着した状態で現れました」", | |||
"302001132_25": "「クリスさんたちがすぐに迎撃に当たりましたが、\\n 勝つ事は出来ず、逆に怪我を負ってしまいました……」", | |||
"302001132_26": "「ノイズはその後消失。ですが、以前とは違い、\\n こちらの世界での存在を確定させてしまっています」", | |||
"302001132_27": "「……今、こちらには戦える装者がおらず、あのノイズが\\n 次にいつ現れるか分かりません」", | |||
"302001132_28": "「そういった状況だったので、比較的怪我の軽い調さんに、\\n みなさんを呼びに行ってもらったという状況です」", | |||
"302001132_29": "「……切歌とクリスの怪我の程度は?」", | |||
"302001132_30": "「2人とも無事だ。命に別状があるほどではない。\\n だが、あのノイズの持つ呪いに当てられたのか、衰弱が激しい」", | |||
"302001132_31": "「当分は戦えるような状況では無いだろう」", | |||
"302001132_32": "「でも無事なんですよね、よかったぁ……」", | |||
"302001132_33": "「今、こちらの世界は並行世界同様に、\\n カルマノイズの脅威にさらされています」", | |||
"302001132_34": "「何とか対策を練らないといけないのですが、\\n あのノイズについては知らないことが多すぎて……」", | |||
"302001132_35": "「あ、そうだった。エルフナインちゃん宛てにこれ、\\n 了子さんから預かってたんだ」", | |||
"302001132_36": "「了子くんッ!?\\n 向こうでは了子くんも生きているのか……?」", | |||
"302001132_37": "「……ええ、そうよ」", | |||
"302001132_38": "「これは……データチップ?」", | |||
"302001132_39": "「うん、前にくれたデータのお礼だって」", | |||
"302001132_40": "「ちょっと見てみます……」", | |||
"302001132_41": "「……すごい、これを作った櫻井了子さんという人は、\\n 本当に天才ですね……」", | |||
"302001132_42": "「……役に立ちそうなの?」", | |||
"302001132_43": "「はい。これなら対策が立てられます……。\\n わぁ……こんなデータまで……」", | |||
"302001132_44": "「……了子くんは元気にしているのか?」", | |||
"302001132_45": "「はい、了子さんは了子さんのまま、すっごく元気でしたッ!」", | |||
"302001132_46": "「……そうか、それならいい」", | |||
"302001132_47": "「――みなさん、大変ですッ!」", | |||
"302001132_48": "「どうしたの?」", | |||
"302001132_49": "「このデータから推察すると、カルマノイズの次の出現\\n 予測は――今晩なんですッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,44 @@ | |||
{ | |||
"302001141_0": "「クリスちゃんッ! 切歌ちゃんッ!」", | |||
"302001141_1": "「う……お前、戻って来てたのか……」", | |||
"302001141_2": "「怪我の具合はどうなの?」", | |||
"302001141_3": "「もう大丈夫デス。でも――」", | |||
"302001141_4": "「当分は戦闘は禁止、だとよ」", | |||
"302001141_5": "「よかったよぅ~、クリスちゃん~」", | |||
"302001141_6": "「バッ……抱きつくなッ! あ、暑苦しいんだよッ!」", | |||
"302001141_7": "「そんな事言わないで~」", | |||
"302001141_8": "「……安心したデス。\\n マリアが戻ったという事は、調は無事着いたデスね」", | |||
"302001141_9": "「ええ、そうよ。\\n 切歌も、怪我は大したことなさそうで安心したわ」", | |||
"302001141_10": "「アタシは大丈夫デス。でも、クリス先輩はアタシたちを\\n 庇ったせいで、満身創痍なのデス……」", | |||
"302001141_11": "「は・な・れ・ろってのッ! あたしは怪我人だぞッ!\\n ――ッ!? あいてててて……」", | |||
"302001141_12": "「あわわッ! ご、ごめんッ! だ、大丈夫……?」", | |||
"302001141_13": "「あああッ! だから抱きつくなって言っただろうがッ!\\n このバカッ! ったく……」", | |||
"302001141_14": "「クリス」", | |||
"302001141_15": "「……何だよ?」", | |||
"302001141_16": "「……調と切歌を護ってくれてありがとう。\\n 礼を言うわ……」", | |||
"302001141_17": "「なッ!そ、その……い、いいって事よ……」", | |||
"302001141_18": "「……クリスちゃん、照れてる?」", | |||
"302001141_19": "「て、照れてなんかいねぇッ!\\n ――ッ!? あいたたた……」", | |||
"302001141_20": "「あわわわわ……ご、ごめんッ!」", | |||
"302001141_21": "「もう、お前は動くなッ! 喋るなッ!\\n あたしをゆっくり休ませやがれッ!」", | |||
"302001141_22": "(……そうか、これが翼の仲間たちなのか)", | |||
"302001141_23": "(良い仲間が出来たんだな……本当に)", | |||
"302001141_24": "「ところで、そっちのはどこのどいつなんだ?」", | |||
"302001141_25": "「奏さんだよ~。天羽奏さん」", | |||
"302001141_26": "「……どっかで聞いたことあるような……?」", | |||
"302001141_27": "「天羽奏……って、確かガングニール装者デスッ!」", | |||
"302001141_28": "「……そうだったのか?」", | |||
"302001141_29": "「奏さんは翼さんのパートナーで、\\n ツヴァイウィングなんだよッ!」", | |||
"302001141_30": "「ツヴァイウィングって、確か昔に……。\\n ――おいおい、どういうことだよッ!」", | |||
"302001141_31": "「ま、まさか幽霊デスッ!?」", | |||
"302001141_32": "「……落ち着きなさい。並行世界の方では、生き延びているのよ。\\n こちらと歴史が異なるの」", | |||
"302001141_33": "「歴史が違う、デスか?」", | |||
"302001141_34": "「なるほどな……。\\n まあいいや。あたしは雪音クリスだ。よろしくな」", | |||
"302001141_35": "「天羽奏だ。こちらこそよろしく」", | |||
"302001141_36": "「……そろそろ現れるはずです。\\n 準備はいいですか?」", | |||
"302001141_37": "「いつでもオッケーだよッ!\\n エルフナインちゃんッ!」", | |||
"302001141_38": "「問題ないわ」", | |||
"302001141_39": "「ああ、任せておきなッ!」", | |||
"302001141_40": "「――来ましたッ! 12時の方向にノイズ反応ですッ!\\n おそらく、これと戦っていれば――」", | |||
"302001141_41": "「あいつが出現する、というわけね。\\n なら行くわッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,9 @@ | |||
{ | |||
"302001151_0": "「……来ましたッ!\\n カルマノイズですッ!」", | |||
"302001151_1": "「了解ッ!」", | |||
"302001151_2": "「……さあ、ここからが本番よ」", | |||
"302001151_3": "「ああ、そうだね」", | |||
"302001151_4": "「あのノイズの出現に合わせて通常のノイズも新たに出現して\\n います。みなさん、気をつけてくださいッ!」", | |||
"302001151_5": "「なら、まずは普通のノイズを倒して――」", | |||
"302001151_6": "「カルマノイズに、S2CAを叩き込みましょうッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,15 @@ | |||
{ | |||
"302001152_0": "「――今よッ!」", | |||
"302001152_1": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」", | |||
"302001152_2": "「セット、ハーモニクスッ!\\n S2CA――トライバー――ッ!?」", | |||
"302001152_3": "「なッ!? 敵の動きが速いッ!」", | |||
"302001152_4": "「こ、これじゃあ狙いを定められないッ!」", | |||
"302001152_5": "「――あッ!?\\n ぐううううッ……」", | |||
"302001152_6": "「おいッ! 大丈夫かッ!」", | |||
"302001152_7": "「な、何とか……でも、今のでS2CAが……」", | |||
"302001152_8": "「……くッ、こうなったらもう一度――」", | |||
"302001152_9": "「落ち着いてッ!\\n さすがにこの短時間でもう一度は無理よッ!」", | |||
"302001152_10": "「……ちッ!」", | |||
"302001152_11": "「2人ともッ、ノ、ノイズが……」", | |||
"302001152_12": "「――消え、た」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,18 @@ | |||
{ | |||
"302001211_0": "「あたし」のいないステージ", | |||
"302001211_1": "「……やられたわね」", | |||
"302001211_2": "「すみません……」", | |||
"302001211_3": "「いや、お前のせいじゃないさ」", | |||
"302001211_4": "「……今度のカルマ化したノイズは飛行型。\\n あの機動力は厄介極まりないわね」", | |||
"302001211_5": "「わたしがクリスちゃんみたいに、ババババ――ッ!って\\n 遠距離攻撃とか出来たらいいんですけど……」", | |||
"302001211_6": "「……いえ、それでは威力そのものが減退してしまうから無理ね。\\n 威力が殺されては、あのノイズを倒せないわ」", | |||
"302001211_7": "「……何かいい考えはないかしら」", | |||
"302001211_8": "「この前受け取ったデータにヒントがあると思うので、\\n 少しお時間を頂けますか?」", | |||
"302001211_9": "「……お願いね」", | |||
"302001211_10": "「はい、頑張りますッ!」", | |||
"302001211_11": "「……なら、考えるのは頭脳担当に任せて、\\n あたしたちは訓練でもしようか。なあ?」", | |||
"302001211_12": "「はい、そうしましょうッ!\\n どうも考える方は苦手で……」", | |||
"302001211_13": "「はぁ、あなたって人は……。わたしも付き合うわ」", | |||
"302001211_14": "「あれ? お前は頭脳担当だろ?」", | |||
"302001211_15": "「エルフナインが考えてくれるなら、わたしよりもずっと効率的だもの。\\n シミュレータに向かいましょう」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,19 @@ | |||
{ | |||
"302001212_0": "「……やはり、シミュレータでは物足りないわね」", | |||
"302001212_1": "「普通の飛行型ノイズはこっちに向かってくるから\\n 迎撃しやすいんですけど……」", | |||
"302001212_2": "「カルマノイズはその特性からか、普通の飛行型ノイズと\\n 違って、こちらと距離を取ろうとするものね。難題だわ」", | |||
"302001212_3": "「……あたしやお前の技なら捕捉は出来なくもないけどな。\\n ただ、威力の問題やS2CAの問題があるか……」", | |||
"302001212_4": "「ええ。\\n 力を束ねて放てるのはこの子だけの特性だからね……」", | |||
"302001212_5": "「う~ん、とりあえずもう一度やってみま――うわわわッ!?」", | |||
"302001212_6": "「なんだ、変な声を上げて」", | |||
"302001212_7": "「むーーッ!」", | |||
"302001212_8": "「み、未来……そ、そのただい……ま?」", | |||
"302001212_9": "「もうッ! 戻って来たならどうしてすぐに帰ってこないのッ!\\n わたし、ずっと心配してたのにッ!」", | |||
"302001212_10": "「ご、ごめん……その、色々大変で……」", | |||
"302001212_11": "「大変なら尚更ッ! 翼さんが大怪我したって聞いて、\\n もしかしたら響もって……なのに、もうッ!」", | |||
"302001212_12": "「……うん、ありがと、未来。ごめんね?」", | |||
"302001212_13": "「大丈夫そうでよかった……」", | |||
"302001212_14": "「え、えへへ……恥ずかしいよ未来ぅ……。\\n 奏さんだっているのに……」", | |||
"302001212_15": "「……奏さん? って、え……? ど、どうしてッ!?」", | |||
"302001212_16": "「ツヴァイウィングの天羽奏さんが生き返って……\\n ええ――ッ!?」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,44 @@ | |||
{ | |||
"302001221_0": "「もう、本当に驚いたよ……」", | |||
"302001221_1": "「だよね、わたしも向こうで会った時は驚いたよ~」", | |||
"302001221_2": "「なんかごめんな? 驚かせて」", | |||
"302001221_3": "「い、いえッ、奏さんが悪い訳じゃないですから……」", | |||
"302001221_4": "「……それで、わたしたちはどうしてここに?」", | |||
"302001221_5": "「それはッ! わたしが未来へのお詫びの為に、\\n おばちゃんのお好み焼きを奢ることになったからですッ!」", | |||
"302001221_6": "「……それは聞いたけど、どうしてわたしたちまで?」", | |||
"302001221_7": "「いいじゃねーか。\\n 腹が減っては戦はできぬ、だろ?」", | |||
"302001221_8": "「……まあ、いいけれど」", | |||
"302001221_9": "「あ、響。こっちの豚玉も食べる? お皿貸して」", | |||
"302001221_10": "「ありがと、未来」", | |||
"302001221_11": "「ううん、はい。たくさん食べてね?」", | |||
"302001221_12": "「はぐッ、はぐッ……うん、やっぱりおばちゃんの\\n お好み焼きは1番だねッ!」", | |||
"302001221_13": "「もう、ソースついてるよ。\\n ……はい、取れた」", | |||
"302001221_14": "「……」", | |||
"302001221_15": "「どうしたの? 手が止まってるわよ?」", | |||
"302001221_16": "「……いや、少し昔を思い出しただけさ」", | |||
"302001221_17": "(……あたしもあんな風に翼と食事したっけな)", | |||
"302001221_18": "「あッ! 次はそっちの海鮮お好み焼きも食べたいッ!」", | |||
"302001221_19": "「もう、しょうがないな~。はい、あーん……」", | |||
"302001221_20": "「あーん……んん~ッ、美味しいッ!」", | |||
"302001221_21": "「……本当にあなたたちは仲が良いわね。\\n 調と切歌を見ているみたい」", | |||
"302001221_22": "「……」", | |||
"302001221_23": "「どうしたの?」", | |||
"302001221_24": "「ほら、口開けろ。あ~ん……」", | |||
"302001221_25": "「ぶッ!?」", | |||
"302001221_26": "「うわッ! 汚ねぇなッ!\\n 何してるんだよ」", | |||
"302001221_27": "「それはこっちの台詞よッ!?\\n お茶を吹いちゃったじゃないッ!」", | |||
"302001221_28": "「いや、ちょっとあいつらの真似してみようかと思って」", | |||
"302001221_29": "「そんなことしなくていいから、静かに食べなさいよッ!」", | |||
"302001221_30": "「んだよ、ノリが悪いねぇ……」", | |||
"302001221_31": "「……はぁ、あなたって思ったより――」", | |||
"302001221_32": "「ん? なんだ?」", | |||
"302001221_33": "「何でもないわよッ!\\n 昔の翼の苦労がしのばれると思っただけッ!」", | |||
"302001221_34": "「はぁ、食べた食べた~」", | |||
"302001221_35": "「いつもよりたくさん食べたね。\\n 苦しくない?」", | |||
"302001221_36": "「大丈夫。直前まで訓練してたから。\\n でもこのまま横になりたい気分~」", | |||
"302001221_37": "「もう、食べてすぐ寝たらダメだよ?」", | |||
"302001221_38": "「――この音、警報だな」", | |||
"302001221_39": "「ええ、ノイズが出たみたいね」", | |||
"302001221_40": "「……未来、行って来るねッ!」", | |||
"302001221_41": "「うん……待ってるから。頑張って、響ッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,72 @@ | |||
{ | |||
"302001241_0": "「ただ今戻りましたッ!」", | |||
"302001241_1": "「ああ、ご苦労だったな、お前たち」", | |||
"302001241_2": "「みなさん、お疲れ様です。\\n 早速で悪いのですが、少しいいでしょうか?」", | |||
"302001241_3": "「……もしかして、あのカルマ化した飛行型ノイズに\\n 対抗する手立てが見つかったの?」", | |||
"302001241_4": "「はい……聞いてもらえますか?」", | |||
"302001241_5": "「もちろんよ」", | |||
"302001241_6": "「カルマノイズはフォニックゲインに\\n 引き寄せられる性質があります」", | |||
"302001241_7": "「だから、それを利用してなるべく周囲が囲まれた空間に\\n おびき出し、そこで撃破を狙うというのはどうでしょうか?」", | |||
"302001241_8": "「いいんじゃないか? あたしは賛成だよ」", | |||
"302001241_9": "「ありがとうございます。それでこの作戦に都合のいい、周囲が\\n 囲まれた空間に心当たりはありませんか?」", | |||
"302001241_10": "「出来れば周囲に被害の出にくい場所だと、\\n なおいいのですが……」", | |||
"302001241_11": "「うーん、いい場所、いい場所……」", | |||
"302001241_12": "「出来れば戦いに支障のない程度は広さも欲しいわね……」", | |||
"302001241_13": "「あ、そっか。\\n 狭いだけじゃわたしたちも動けなくなっちゃいますよね」", | |||
"302001241_14": "「……1つ、心当たりがある。だが――」", | |||
"302001241_15": "「もったいつけるなよ。どこだい?」", | |||
"302001241_16": "「……ライブ会場だ」", | |||
"302001241_17": "「――ッ!? ライブ、会場……」", | |||
"302001241_18": "「……すまない。そちらの話も少し聞いている。\\n 君にとっては翼を失った場所でもある……キツイだろう」", | |||
"302001241_19": "(……翼……)", | |||
"302001241_20": "「……いや、構わない。\\n 他に場所が無いなら、選んでいる場合じゃないだろ」", | |||
"302001241_21": "「……それなら、そこにしましょう。\\n あと、作戦の為に翼さんを連れて来て欲しいのですが――」", | |||
"302001241_22": "「待てッ!\\n どうして翼をあんな場所に――ッ!」", | |||
"302001241_23": "「――ッ!? ご、ごめんなさい……」", | |||
"302001241_24": "「……落ち着きなさい。\\n エルフナインを怖がらせないで」", | |||
"302001241_25": "「……悪かった」", | |||
"302001241_26": "「は、はい。その、理由は翼さんとマリアさんに唄ってもらう事\\n が、フォニックゲインを効率的に高める方法だからです……」", | |||
"302001241_27": "「唄う……翼が、あの場所で――?」", | |||
"302001241_28": "(ダメだッ、そんなの――)", | |||
"302001241_29": "「翼にあの場所で歌を唄わせるくらいなら、あたしが――」", | |||
"302001241_30": "(唄える……のか? 今のあたしが……。\\n 自分の歌を取り戻せていない、あたしが……)", | |||
"302001241_31": "「……奏さん?」", | |||
"302001241_32": "「……」", | |||
"302001241_33": "(唄える、わけないだろう……。\\n 翼の歌の代わりなんて、あたしに出来るわけがない……ッ)", | |||
"302001241_34": "「……わかったわ。翼を呼んできましょう」", | |||
"302001241_35": "「お前――ッ!」", | |||
"302001241_36": "「だから、落ち着きなさい。翼にとって何の問題もないはずよ。\\n あの子は全て乗り越えている。……あなたと違ってね」", | |||
"302001241_37": "「……」", | |||
"302001241_38": "「一体、何かと思った……。\\n いきなり戻ったと思ったら、ライブとは……」", | |||
"302001241_39": "「驚かせたわね。でも時間が無かったから仕方ないのよ」", | |||
"302001241_40": "「向こうのノイズ対策だってあったんだぞ?」", | |||
"302001241_41": "「それは調がいたでしょ。それに、クリスと切歌にも代わりに\\n 向こうに行ってもらったし」", | |||
"302001241_42": "「わたしが奏に責任もって護ると告げたのに……」", | |||
"302001241_43": "「あら? 本音はそれ?\\n ……そんなに良い所見せたかったの?」", | |||
"302001241_44": "「そ、そうではないッ! だ、だけど……その、頑張ったら\\n 少しくらい奏が褒めてくれるかもと……」", | |||
"302001241_45": "「……全くこの剣ってば、可愛いわね」", | |||
"302001241_46": "「……ん? 何か言ったか?」", | |||
"302001241_47": "「いえ、何でもないわ。\\n こんな場所だけど、あなたと唄えるのは楽しみね」", | |||
"302001241_48": "「ああ、わたしもだ……始めよう」", | |||
"302001241_49": "「――ッ! ふう……。\\n 次はあなたの曲よ。翼」", | |||
"302001241_50": "「ああ、少しだけ待ってくれ。\\n ――奏ッ! 一緒に……唄ってくれないかな?」", | |||
"302001241_51": "「――ッ!? 翼と、一緒に……?」", | |||
"302001241_52": "「……うん。こんな場所だけど、それでもわたしは\\n 奏と一緒に唄いたい……ダメかな?」", | |||
"302001241_53": "(もう一度、翼と一緒に唄える……\\n こんなに嬉しい事は無い……だけどッ!)", | |||
"302001241_54": "「……ダメ、なんだ……」", | |||
"302001241_55": "「奏……?」", | |||
"302001241_56": "「ダメなんだよ……あたしは、まだあたしに戻れていない。\\n 戦い以外の、歌を無くしたままなんだ――ッ!」", | |||
"302001241_57": "「……ごめんなさい、奏……」", | |||
"302001241_58": "「謝るな……謝らないでくれよ……」", | |||
"302001241_59": "「……なら、その場で指をくわえて見ていなさいッ!\\n ――翼ッ! 行くわよッ!」", | |||
"302001241_60": "「あ、ああ……」", | |||
"302001241_61": "「……」", | |||
"302001241_62": "(なんで、翼の隣があたしじゃないんだ……。\\n どうして、あたしはステージにいないんだ……)", | |||
"302001241_63": "(誰よりも翼の歌が好きで、翼と一緒に唄いたいのはあたしの\\n はずなのに、どうして――ッ!)", | |||
"302001241_64": "「みなさん、反応がありましたッ!\\n ノイズが出現しますッ、恐らくカルマノイズも――ッ!」", | |||
"302001241_65": "「奏さんッ!\\n 戦いましょうッ!」", | |||
"302001241_66": "「……ああ、戦うよッ!」", | |||
"302001241_67": "「翼、後はお願いするわ」", | |||
"302001241_68": "「マリア? わたしも戦線に――」", | |||
"302001241_69": "「あなたはまだ病み上がりでしょう。\\n ……わたしたちに任せなさい」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,19 @@ | |||
{ | |||
"302001251_0": "「ノイズの数が減った……行きますッ!\\n S2CA・トライバーストッ!」", | |||
"302001251_1": "「――でええええええいッ!」", | |||
"302001251_2": "「くッ……まだあのノイズの動きの方が早いッ!?」", | |||
"302001251_3": "「……やっぱり、攻撃が躱されちゃう。\\n どうすれば――? って、えッ!?」", | |||
"302001251_4": "「奏さん……どうしてわたしの手を?」", | |||
"302001251_5": "「――繋いで束ねたその力、あたしに分けてくれッ!\\n そうしたら、あいつを倒してみせるッ!」", | |||
"302001251_6": "「何か考えがあるのね?」", | |||
"302001251_7": "「ああ」", | |||
"302001251_8": "「わかったわ」", | |||
"302001251_9": "「アガートラームの力で束ねた力を再配置するわ、いくわよッ!」", | |||
"302001251_10": "「……くッ、ぐあッ……ああああああッ!」", | |||
"302001251_11": "(……この場所、翼、そしてカルマノイズ……)", | |||
"302001251_12": "(あたしは翼と唄いたい。\\n だから、ここからやり直すために――)", | |||
"302001251_13": "「あたしに、力をくれ――ッ!」", | |||
"302001251_14": "「うまく……いった?」", | |||
"302001251_15": "「みたいね……」", | |||
"302001251_16": "「ありがとう。\\n ――この力、絶対に無駄にはしないッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,13 @@ | |||
{ | |||
"302001252_0": "「――再生するッ!」", | |||
"302001252_1": "「……いや、そうはさせねぇッ!\\n これでとどめだああああ――ッ!」", | |||
"302001252_2": "「……やった、やりましたねッ! 奏さんッ!」", | |||
"302001252_3": "「ああ、何とかね……。ありがとな」", | |||
"302001252_4": "「奏ッ!」", | |||
"302001252_5": "「翼……」", | |||
"302001252_6": "「全く無茶をするんだから……でも、やっぱり奏は凄いッ!」", | |||
"302001252_7": "「……。\\n 悪いな、ちょっと疲れたから、先に戻る」", | |||
"302001252_8": "「え、奏……?」", | |||
"302001252_9": "「…………」", | |||
"302001252_10": "「奏……」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,36 @@ | |||
{ | |||
"302001311_0": "七人の装者", | |||
"302001311_1": "「昨日カルマノイズを倒した事で、\\n ギャラルホルンに変化があった」", | |||
"302001311_2": "「変化……ですか?」", | |||
"302001311_3": "「はい。今までと比べてアラートが弱まっているようなのです」", | |||
"302001311_4": "「これは、こちらに出現したカルマノイズが倒れた影響だと\\n みています」", | |||
"302001311_5": "「恐らくは、カルマノイズが倒れたことで、異変が\\n 治まりつつあるということになると思います」", | |||
"302001311_6": "「異変が治まりつつある……となると、ノイズは――?」", | |||
"302001311_7": "「推測ですが、少なくともまたあのノイズがこちらに現れる\\n ようなことは無いと思います」", | |||
"302001311_8": "「もしかしたら、普通のノイズも現れないかもしれません。\\n 元々この世界のバビロニアの宝物庫は閉じていますから」", | |||
"302001311_9": "「……良かったな」", | |||
"302001311_10": "「奏……?」", | |||
"302001311_11": "「こっちの世界が無事なら、後はあたしたちの世界の問題だ。\\n ……後は、あたし1人でも――」", | |||
"302001311_12": "「……わたしは、降りるつもりはない。\\n こちらの世界だけでなく、そちらの世界が救われるまでは」", | |||
"302001311_13": "「わたしも同じですッ!\\n こんな中途半端で手を退くなんて、出来ません」", | |||
"302001311_14": "「そういうことよ。\\n 勝手にわたしたちを除け者にしないでくれるかしら?」", | |||
"302001311_15": "「……いいのか、本当に?」", | |||
"302001311_16": "「……君はもっと他人を頼っていいんだ。\\n 少なくとも俺たちは、君も君の世界も見捨てたりはしない」", | |||
"302001311_17": "「……ああ、ありがとう」", | |||
"302001311_18": "「では装者全員に指令を伝えるッ! 速やかに並行世界へと渡り、\\n 問題の元凶、カルマ化したノイズを全て撃破するんだッ!」", | |||
"302001311_19": "「準備はいいな。みんな」", | |||
"302001311_20": "「もちろん」", | |||
"302001311_21": "「バッチリですッ!」", | |||
"302001311_22": "「……ああッ!」", | |||
"302001311_23": "「よし、それでは出発するッ!」", | |||
"302001311_24": "「……帰って来たんだな。あたしは」", | |||
"302001311_25": "「奏ちゃん、聞こえてる?\\n もしかして翼ちゃんとか他の子もいるのかしら?」", | |||
"302001311_26": "「聞こえてるよ。何かあったのか?」", | |||
"302001311_27": "「大量のノイズが現れてるの。この前こっちに来た3人も\\n 向かってるけど、あなたたちも向かってくれるかしら?」", | |||
"302001311_28": "「ああ、もちろんッ!」", | |||
"302001311_29": "「うらああああああッ!\\n ぶっ飛べえええッ!」", | |||
"302001311_30": "「休む暇もないデス……ノイズ、ノイズ、ノイズって、\\n いい加減しつこすぎるのデスッ!」", | |||
"302001311_31": "「でも、誰かが倒さないと……」", | |||
"302001311_32": "「それは分かってるデスけど……」", | |||
"302001311_33": "「はんッ、こんな雑魚ノイズなんて相手になんねーよッ!\\n いくらでもきやがれってんだッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,19 @@ | |||
{ | |||
"302001321_0": "「まだまだ来るデスッ!」", | |||
"302001321_1": "「はッ、いくらでも来やがれッ! 風穴開けてやらあッ!」", | |||
"302001321_2": "「でも、この数は中々大変……」", | |||
"302001321_3": "「キリが無いデス……」", | |||
"302001321_4": "「それなら、わたしたちも手を貸そうッ!\\n はああああ――ッ!」", | |||
"302001321_5": "「先輩……って、全員で来たのかッ!?\\n いいのかよッ!?」", | |||
"302001321_6": "「ええ、向こうはもう心配ないみたい。\\n だから、後はこっちを解決するだけよ」", | |||
"302001321_7": "「やっとマリアも一緒デスッ!」", | |||
"302001321_8": "「うん、良かった」", | |||
"302001321_9": "「それにしても、勢ぞろいだな……。\\n 合計7人って、これだけ装者がいりゃ、余裕だろッ!」", | |||
"302001321_10": "「あんたたちと一緒に戦うのは初めてだね。\\n よろしく頼むよ」", | |||
"302001321_11": "「おう、足手まといにならねーように気を付けろよなッ」", | |||
"302001321_12": "「雪音……もう少し言い方は無いのか……?」", | |||
"302001321_13": "「いいんだよ、翼。\\n 足手まといで無い事は、戦いで証明して見せるさ」", | |||
"302001321_14": "「み、みんなッ!\\n その、あ、あれって――ッ!」", | |||
"302001321_15": "「お出ましデースッ!」", | |||
"302001321_16": "「みんな、注意するんだッ! 気を抜くなッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,15 @@ | |||
{ | |||
"302001331_0": "「立花ッ! 今のうちだッ!」", | |||
"302001331_1": "「はいッ!\\n S2CAを――ッ!?」", | |||
"302001331_2": "「ぐあッ……」", | |||
"302001331_3": "「攻撃ッ!? どこから――ッ!」", | |||
"302001331_4": "「向こうデスッ!\\n あのカルマノイズの影にもう1匹いるデスッ!」", | |||
"302001331_5": "「まさか……カルマノイズが2体、ですってッ!?」", | |||
"302001331_6": "「そんな……奴らが共闘するなんて、今まで一度も――ッ!?」", | |||
"302001331_7": "「ぐ、うううううッ、これ、はッ!」", | |||
"302001331_8": "「ど、どうなってんだ……よおおおおおッ!」", | |||
"302001331_9": "「は、破壊衝動に、押しつぶされそう、デス……」", | |||
"302001331_10": "「気を抜いたら……仲間を……ッ」", | |||
"302001331_11": "「これが……カルマ化したノイズの、呪い、だというの――ッ」", | |||
"302001331_12": "「気を、しっかり持つんだッ!\\n ……奴ら、来るぞッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,22 @@ | |||
{ | |||
"302001342_0": "「くッ……何とか迎撃は出来たが――」", | |||
"302001342_1": "「やはり、この程度では消えないわね……ッ」", | |||
"302001342_2": "「くそッ、まさか2体同時なんて――」", | |||
"302001342_3": "「――ッ!? あれ……」", | |||
"302001342_4": "「プレッシャーが……消えたデスッ!\\n それに、カルマノイズも……」", | |||
"302001342_5": "「どうなってんだ……消えちまった……」", | |||
"302001342_6": "「間に合ったわ。良かった~。\\n みんな、無事?」", | |||
"302001342_7": "「了子さんッ!」", | |||
"302001342_8": "「櫻井女史……」", | |||
"302001342_9": "「カルマノイズが2体同時に現れたって聞いてね。\\n もう、急いで発明品を持ってかけつけたのよ」", | |||
"302001342_10": "「それで、その発明って何なの?」", | |||
"302001342_11": "「よくぞ聞いてくれました。これはあのノイズの検知\\n している、生命反応をごまかすための装置なの」", | |||
"302001342_12": "「これを使って、あいつが撤退するように仕向けたってわけ」", | |||
"302001342_13": "「さっすが了子さんッ!\\n すごいッ!」", | |||
"302001342_14": "「まあね~。それ程でもあるわよ」", | |||
"302001342_15": "「これであのノイズが現れても、\\n 被害は最小限に出来るだろう」", | |||
"302001342_16": "「……そこで君たちに問いたい。君たちはこの世界の\\n 人間ではない。ここで退く事も出来る。本当にいいのか?」", | |||
"302001342_17": "「それは――」", | |||
"302001342_18": "「即答は無しね~。よく考えてみて欲しいの。あの厄介なノイズが\\n 2体、これは装者が複数いても楽観視できる事態じゃないわ」", | |||
"302001342_19": "「……だから、みんな良く考えてみて」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,62 @@ | |||
{ | |||
"302001351_0": "「奏、わたしに話って……」", | |||
"302001351_1": "「ああ。\\n ……戻ったら話そうって約束したからな」", | |||
"302001351_2": "「そうだったね……。\\n 実際は戻る前に向こうで会ってしまったけど」", | |||
"302001351_3": "「……話しておきたかった。今夜のうちに。\\n そうしないと、話せなくなるかもしれないからな」", | |||
"302001351_4": "「……」", | |||
"302001351_5": "「お前を最初に見たとき、心臓が止まるかと思った。\\n 死んだはずの翼がそこにいたんだからな……」", | |||
"302001351_6": "「……わたしも、同じ。\\n 奏に会えるなんて、思っていなかった……」", | |||
"302001351_7": "「ごめんな。冷たい態度をとって」", | |||
"302001351_8": "「そんな……」", | |||
"302001351_9": "「あたしはずっと怖かったんだ。\\n 翼に軽蔑されるのが……」", | |||
"302001351_10": "「あのライブの日、翼はあたしに言ったんだ。\\n 『歌を絶やさないで欲しい』って」", | |||
"302001351_11": "「だけどあたしはそんな歌を捨てて、ただノイズを殺すため\\n だけに生きてきた……そんなあたしを見られたくなかった」", | |||
"302001351_12": "「だから理由を付けて翼を遠ざけようとして、見ない様にして、\\n ごまかしてきたんだ」", | |||
"302001351_13": "「……」", | |||
"302001351_14": "「向こうで翼の歌を聴いて、わかった。\\n あたしはやっぱり翼の歌が大好きなんだって」", | |||
"302001351_15": "「一緒には唄えなかったけど、あの歌を思い出すだけで、\\n あたしは大丈夫だ。だから、もう――」", | |||
"302001351_16": "「違う――ッ!」", | |||
"302001351_17": "「翼……?」", | |||
"302001351_18": "「奏は歌が大好きな筈だッ! 唄えない筈なんて無いッ!\\n どうしてそんな悲しい事ばかり言うのッ!?」", | |||
"302001351_19": "「あたしは、今のあたしは唄えないんだよ……。\\n あたしだって、昔の自分に戻りたいと――」", | |||
"302001351_20": "「それが間違ってるッ! 昔の奏が唄うんじゃない、\\n 今の奏が唄わなきゃ意味が無いッ!」", | |||
"302001351_21": "「今の……あたしが唄う……?」", | |||
"302001351_22": "「今の奏は唄えないんじゃない、唄わないんだッ!\\n 歌が好きなのに、歌を遠ざけてるだけだッ!」", | |||
"302001351_23": "「お願い……唄う事を――諦めないでッ!」", | |||
"302001351_24": "「――ッ!? それでも……無理な物は無理なんだよッ!\\n 今さら、あたしはもう――ッ!」", | |||
"302001351_25": "「――奏ッ!」", | |||
"302001351_26": "「……みんな、それで考えてもらえたか?\\n 元の世界に戻るなら――」", | |||
"302001351_27": "「――それは不要です。\\n 防人として、戦う覚悟は済んでいますから」", | |||
"302001351_28": "「ま、そういうこった。\\n やられっぱなしで帰るなんて出来る訳ねーだろ?」", | |||
"302001351_29": "「こっちを平和にして来いって、\\n 向こうの師匠にも言われてますからッ!」", | |||
"302001351_30": "「そういうことね」", | |||
"302001351_31": "「デスッ!」", | |||
"302001351_32": "「誰一人、逃げたりなんかしない」", | |||
"302001351_33": "「すまない、ありがとう……」", | |||
"302001351_34": "「もう、みんなバカなんだから~。\\n それじゃ、一緒に最後まで頑張りましょうか」", | |||
"302001351_35": "「では作戦を説明する。\\n 了子くん、頼む」", | |||
"302001351_36": "「はいはい。残るカルマノイズは2体、この前見たので\\n 恐らく最後よ」", | |||
"302001351_37": "「それで作戦だけど、そっちの世界でやったように、こちらでも\\n 戦いやすい場所に相手をおびき寄せようと思うの」", | |||
"302001351_38": "「では、また歌を?」", | |||
"302001351_39": "「うーん、それだと準備もあるし、唄っている装者が戦いにくく\\n なるのよね。だから、代わりの物を用意するわ」", | |||
"302001351_40": "「代わり……といってもフォニックゲインを人為的に高める\\n 装置なんて聞いたことないけど……」", | |||
"302001351_41": "「実際にフォニックゲインを発生させる必要はないのよ。\\n 要はあのノイズの知覚を狂わせればいいの」", | |||
"302001351_42": "「それなら、この前の装置の派生でちょちょいっと\\n 作れるわ~」", | |||
"302001351_43": "「さっすが了子さん……」", | |||
"302001351_44": "「……なんか複雑だけどな」", | |||
"302001351_45": "「ということで、決戦はライブ会場よ。残りのカルマノイズを\\n 倒して、みんなでパーティでもしましょ?」", | |||
"302001351_46": "「――ああ、全部倒してやらあッ!」", | |||
"302001351_47": "(奏……)", | |||
"302001351_48": "「……翼、なんだ?」", | |||
"302001351_49": "「奏……昨日は……」", | |||
"302001351_50": "「いいんだ。悪いのはあたしだから……」", | |||
"302001351_51": "「そうじゃない、そうじゃないんだ……。\\n わたしは、奏に――」", | |||
"302001351_52": "「……始めるわ」", | |||
"302001351_53": "「……来るぞッ」", | |||
"302001351_54": "「最初から2体でくるたぁ、相変わらずノイズのくせに\\n ベタベタと仲良くしやがってッ」", | |||
"302001351_55": "「とにかく隙を作るわよ。\\n そうしてS2CAでトドメを刺すしかないわ」", | |||
"302001351_56": "「頑張るデスッ」", | |||
"302001351_57": "「うん、わたしたちがやらなきゃ」", | |||
"302001351_58": "「全力でいきましょうッ!」", | |||
"302001351_59": "「……わたしたちが人類守護の砦だ。\\n ここで決着をつけるぞッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,18 @@ | |||
{ | |||
"302001352_0": "「倒した――ッ!?」", | |||
"302001352_1": "「ダメよッ、これじゃ足りないッ!」", | |||
"302001352_2": "「反撃が来るぞッ!」", | |||
"302001352_3": "「みんなッ、耐えるんだッ!\\n くッ、あああああああ――ッ!」", | |||
"302001352_4": "「……みんな、しっかりしなさいッ!」", | |||
"302001352_5": "「くッ……あ……」", | |||
"302001352_6": "「ちッ……くしょう……」", | |||
"302001352_7": "「……なんとか、生きてるけど……」", | |||
"302001352_8": "「た、立てないの、デス……」", | |||
"302001352_9": "「ダメージは、深刻……」", | |||
"302001352_10": "「まだ、まだだ……」", | |||
"302001352_11": "「……わたしは、まだ唄っていたいッ!\\n 明日も、明後日も……風鳴翼の歌を絶やしたりはしないッ!」", | |||
"302001352_12": "(……翼、お前は本当に強い奴だ。\\n あたしなんかよりもずっと……)", | |||
"302001352_13": "(だけど、あたしも、そんなお前の横に立ちたいッ!\\n そのために、もう二度と翼を失うわけにはいかないッ!)", | |||
"302001352_14": "(もう二度と――)", | |||
"302001352_15": "「生きるのを諦めないッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,31 @@ | |||
{ | |||
"302001411_0": "逆光のリゾルヴ", | |||
"302001411_1": "「まだ、まだだ……。わたしは、まだ唄っていたいッ!\\n 明日も、明後日も……風鳴翼の歌を絶やしたりはしないッ!」", | |||
"302001411_2": "「まだだッ!な――ッ!?」", | |||
"302001411_3": "(くッ! ……この攻撃はかわせないッ!?)", | |||
"302001411_4": "「やはり、わたし1人では、飛ぶことなんて――」", | |||
"302001411_5": "「何、弱気なこと言ってんだ」", | |||
"302001411_6": "「奏ッ!」", | |||
"302001411_7": "「ぐッ! はあはあッ……。\\n 1人で飛ぶなんて、寂しいこと言わないでくれよな」", | |||
"302001411_8": "「あたしも一緒だ、翼ッ! あんたの知ってる片翼より、\\n ちょいとばかし情けないかもしれないけど」", | |||
"302001411_9": "(――ああッ!\\n 忘れかけていたこの感じ……やっぱり、そう――)", | |||
"302001411_10": "(奏は、奏だッ!)", | |||
"302001411_11": "「ううん、奏は最高の片翼だよ……」", | |||
"302001411_12": "「はははッ!」", | |||
"302001411_13": "「おら、お前らッ! もう限界か?\\n そっちの装者の力はそんなもんかッ!」", | |||
"302001411_14": "「奏さん……」", | |||
"302001411_15": "「言うじゃねーか……よ」", | |||
"302001411_16": "「なら、見せてもらおうじゃないの――あなたの力を」", | |||
"302001411_17": "「わたしたちの力を、奏さんに……」", | |||
"302001411_18": "「……ぜんぶ、もってけデスッ」", | |||
"302001411_19": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」", | |||
"302001411_20": "「セット、ハーモニクス……ッ。\\n この力、……届けええええええッ!」", | |||
"302001411_21": "「奏……」", | |||
"302001411_22": "(……あの日、あたしを護るために唄って散った翼、\\n その翼の想いを、あたしは、今まで裏切ってた……)", | |||
"302001411_23": "(ごめんな翼。だけど……もうあたしは大丈夫だッ!\\n 随分と時間かかっちまったけど、今なら唄えるッ!)", | |||
"302001411_24": "「……翼、行くよッ!」", | |||
"302001411_25": "「うん、行こう、奏ッ!」", | |||
"302001411_26": "「……翼、それにみんなも聴いてくれ<speed=0.5>。</speed>\\n 戦いの為じゃない、あたしの歌をッ!」", | |||
"302001411_27": "「この歌で……あたしはまた飛んでやるッ<speed=0.5>!</speed>\\n 取り戻した翼で……誰よりも高く飛んでみせるッ!」", | |||
"302001411_28": "(見ててくれ翼――)" | |||
} |
@@ -0,0 +1,9 @@ | |||
{ | |||
"302001412_0": "「……」", | |||
"302001412_1": "「……最高の歌だったよ、奏……」", | |||
"302001412_2": "「ああ、ありがとう……。なあ、翼……。\\n 唄うって、こんなに楽しくて、気持ちのいい事だったんだな」", | |||
"302001412_3": "「今度こそ誓うよ。あたしは、もう歌を絶やしたりなんて\\n しない……この声が枯れるまで、唄いつづけるから」", | |||
"302001412_4": "「うん……うんッ!\\n わたしは奏の歌が大好きだから……聴かせて欲しいッ!」", | |||
"302001412_5": "「ああ。聴いて欲しい。翼が好きだと言ったあたしの歌声で、\\n この世界を一杯にして見せるから……」", | |||
"302001412_6": "「例え世界が離れていても、あたしは翼の片翼だから……」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,81 @@ | |||
{ | |||
"302001511_0": "両翼は再び空を舞う", | |||
"302001511_1": "「うおッ! お前、そんなにサイリュームたくさん\\n 持って――ガチじゃねーかッ!?」", | |||
"302001511_2": "「当然ッ! 全力で楽しまなきゃッ!」", | |||
"302001511_3": "「つっても、今日はリハーサルなんだけどな」", | |||
"302001511_4": "「いやいや、奏さんの歌をわたしたちで独占できるんですよッ!\\n クリスちゃんも、もっとテンションあげてッ!」", | |||
"302001511_5": "「い、いや、あたしはいいってッ!」", | |||
"302001511_6": "「くッ、どうしてなんだッ!\\n 明日は奏の復帰ライブだというのに……」", | |||
"302001511_7": "「何故わたしたちは今日、帰らなければいけないんだッ!」", | |||
"302001511_8": "「しょうがないじゃない、わたしたちにも仕事があるんだから。\\n 向こうのファンを蔑ろには出来ないでしょう?」", | |||
"302001511_9": "「それはわかっている。わかっているが……」", | |||
"302001511_10": "「翼、あたしを心配してくれてありがとな。\\n でも、あたしはもう大丈夫だから」", | |||
"302001511_11": "「あの、奏……」", | |||
"302001511_12": "「ん? どうした?」", | |||
"302001511_13": "「やっぱり、わたし――」", | |||
"302001511_14": "「翼、ちゃんと帰れよ?\\n 向こうで翼の歌を待っている人たちが大勢いるんだろう?」", | |||
"302001511_15": "「奏は、寂しくないの……?\\n わたしは、奏がいないと……」", | |||
"302001511_16": "「おいおい、何泣きそうになってるんだよ」", | |||
"302001511_17": "「な、泣きそうになんてなってないッ!」", | |||
"302001511_18": "「どうかな? 翼は泣き虫だからなぁ~」", | |||
"302001511_19": "「奏はわたしにいじわるだ……」", | |||
"302001511_20": "(何、この剣……可愛すぎッ)", | |||
"302001511_21": "「うわぁ……すんごいレアな翼さんだ……」", | |||
"302001511_22": "「見たことない表情してるデス……」", | |||
"302001511_23": "「ちょっとびっくり……」", | |||
"302001511_24": "「……なあ、あれ誰だよ?」", | |||
"302001511_25": "「お、お前たちッ!\\n 人をじろじろと見るなッ!」", | |||
"302001511_26": "「ハハッ! まったく、翼はいい仲間を持ってるね」", | |||
"302001511_27": "「くッ! それはそうと……今日はリハーサルなんだよね?」", | |||
"302001511_28": "「ああ、そうだよ。当り前じゃないか」", | |||
"302001511_29": "「それにしてはやけに人が多いような気が……」", | |||
"302001511_30": "「当然じゃないですかッ!\\n だって、今日は、ツヴァ――」", | |||
"302001511_31": "<size=40>「ああああッ!」</size>", | |||
"302001511_32": "「ん?」", | |||
"302001511_33": "「みなさん、二課の職員だそうです。\\n 奏さんの歌を聴きたいって集まったみたいで」", | |||
"302001511_34": "「仕事ほっぽり出してまで……大丈夫なのか?」", | |||
"302001511_35": "「…………」", | |||
"302001511_36": "「……奏? 大丈夫?」", | |||
"302001511_37": "「ああ、大丈夫……つったけど、\\n やっぱりブランクがあると緊張するな」", | |||
"302001511_38": "「本番も近いからか、リハーサルとはいえ、身体が震えていやがる。\\n 翼と一緒にデビューしたての頃を思い出すな」", | |||
"302001511_39": "(……奏が困ってるのに、\\n わたしは……何も力になれないの?)", | |||
"302001511_40": "「…………奏ッ!」", | |||
"302001511_41": "「ん? どうした翼」", | |||
"302001511_42": "「わたしに何か出来ることはないッ!?\\n なんでもいい、奏の役に立ちたいッ!」", | |||
"302001511_43": "「翼……」", | |||
"302001511_44": "「いや、だめだ。これ以上翼に頼るなんて――」", | |||
"302001511_45": "「奏ッ!」", | |||
"302001511_46": "「……本当にいいのか? お願いしても」", | |||
"302001511_47": "「うんッ! わたしにできることならなんでも言って」", | |||
"302001511_48": "「……ハハ。わかった。\\n なあ、あれを持ってきてくれッ!」", | |||
"302001511_49": "「はいデースッ! 準備万端デスよッ!」", | |||
"302001511_50": "「うん、しわ1つ、つけてない」", | |||
"302001511_51": "「……これは?\\n わたしのステージ衣装?」", | |||
"302001511_52": "「いや~、実は1人で唄うのがちょっとばかし不安だったんだよ。\\n なんせ、リハとは言え、久々だからさ」", | |||
"302001511_53": "「翼が一緒に唄ってくれるってんなら、\\n これ以上、心強いものはないな」", | |||
"302001511_54": "「……え?」", | |||
"302001511_55": "「ほらほら、翼さん、着替えて着替えてッ!」", | |||
"302001511_56": "「ええッ!?」", | |||
"302001511_57": "「着替えてって……わ、わたしも唄うのッ!?\\n わたしは、こっちの世界の人間じゃ――」", | |||
"302001511_58": "「リハーサルなんだから、なにも問題ないさッ!」", | |||
"302001511_59": "「それに、さっき『なんでもやる』って言ってたじゃないか」", | |||
"302001511_60": "「そうだけど――って、\\n みんなは知ってたのか?」", | |||
"302001511_61": "「まあ、そういうこったな」", | |||
"302001511_62": "「ごめんなさい。翼の困る顔を見たいって、みんな聞かなくて」", | |||
"302001511_63": "「マリアも見たいって言ってたじゃないデスか?」", | |||
"302001511_64": "「うん、うん」", | |||
"302001511_65": "「今日は、一夜限りのツヴァイウィングライブですッ!\\n あ~ッ! 未来も連れてきたかったな~ッ!」", | |||
"302001511_66": "「くッ! お前たちわたしを嵌めたのかッ!?」", | |||
"302001511_67": "「もしかして翼は、あたしと一緒に唄うのは嫌かい?」", | |||
"302001511_68": "「そ、そんなわけないッ!」", | |||
"302001511_69": "「なら何も問題ないじゃないか」", | |||
"302001511_70": "「あの日――翼があたしを助けてくれたあの日、\\n あたしの時間は止まっちまった」", | |||
"302001511_71": "「だけど、翼ともう一度唄うことで、動き出す気がする……。\\n 前へ進める気がするんだッ!」", | |||
"302001511_72": "「奏……」", | |||
"302001511_73": "「なあ、翼――」", | |||
"302001511_74": "「なに、奏?」", | |||
"302001511_75": "「……あたしと翼。\\n 両翼揃ったツヴァイウィングは――?」", | |||
"302001511_76": "「――どこまでだって、飛んで行けるッ!」", | |||
"302001511_77": "「良い返事だッ!\\n それじゃ、行くよ――ッ!」", | |||
"302001511_78": "「ま、待ってよッ! 奏ッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,33 @@ | |||
{ | |||
"event001_0": "はぁ~、やっと授業が終わったぁ……", | |||
"event001_1": "お疲れ様、響。\\n……今日は、何の用事もないんだよね?", | |||
"event001_2": "えっと……うん、無い……はず!", | |||
"event001_3": "……もう、どっちなの?", | |||
"event001_4": "ごめんごめん。\\nただ、急に連絡が入る事もあるから……", | |||
"event001_5": "今は無いんだよね? それじゃ急いで帰ろう?", | |||
"event001_6": "う、うん……。未来、どうしたの?", | |||
"event001_7": "うん? 何でもないよ?\\n早く響と帰りたいだけだから。", | |||
"event001_8": "(昨日、響が見たがってた映画のDVD借りておいたんだよね。\\nお菓子も用意したし、帰ったら響をびっくりさせるんだから)", | |||
"event001_9": "とうちゃ~く! 未来、ただいま!", | |||
"event001_10": "お帰りなさい、響。", | |||
"event001_11": "うう……今日もクライマックス級に疲れたよ~。", | |||
"event001_12": "ほらっ、またそんなだらしない恰好して。", | |||
"event001_13": "いいの、いいの。だ~れも見てないし。", | |||
"event001_14": "私が入るの忘れてる?", | |||
"event001_15": "未来はいいの!未来にだったら何を見られても私は平気だよ!", | |||
"event001_16": "もう…。", | |||
"event001_17": "ピピーピピー(呼び出し音)", | |||
"event001_18": "うええっ!? ちょ、ちょっとゴメン!", | |||
"event001_19": "(あ……)", | |||
"event001_20": "はぁ……またかぁ……", | |||
"event001_21": "あの、響……。もしかして……", | |||
"event001_22": "うん、その……ちょっと用事……", | |||
"event001_23": "響……。あの私、今日はね――。", | |||
"event001_24": "あああ~、急がないと! えっと、ごめん未来!\\nわたし、行ってくる!", | |||
"event001_25": "……わかった。気を付けてね?\\n色々無理しちゃダメだよ?", | |||
"event001_26": "うん! ありがと、未来!", | |||
"event001_27": "……行かないで、って言えなかったなぁ。\\nせっかく色々準備したのに。", | |||
"event001_28": "また未来に心配かけちゃってるし、\\nやっぱり私って呪われてるかも……。", | |||
"event001_29": "ああ!へこんでたってしょうがない!\\n少しでも早く片付けて、未来のもとへ帰らないと!", | |||
"event001_30": "最速で最短で一直線に!\\nまってて、未来!" | |||
} |
@@ -0,0 +1,64 @@ | |||
{ | |||
"305000111_0": "思い思いの夏", | |||
"305000111_1": "「夏――」", | |||
"305000111_2": "「そう。それは暑く、熱い季節……ッ!」", | |||
"305000111_3": "「夏――それは海、そしてプールが解放される季節だ……。\\n はあ……」", | |||
"305000111_4": "「夏――それはかき氷、\\n そしてアイスがおいしい季節デス……ッ!」", | |||
"305000111_5": "「夏――それは暖房がいらない、\\n そして夏野菜が安くなる季節……ッ!」", | |||
"305000111_6": "「冷房はいるんじゃ……? まぁ、いっかッ! とにかく」", | |||
"305000111_7": "「やっと、やっとこの時が来たッ! 夏だーッ!」", | |||
"305000111_8": "「息抜き、大切」", | |||
"305000111_9": "「息抜きじゃないのデス、調。\\n むしろ楽しむ事こそ、アタシたちの本分なはずデスッ!」", | |||
"305000111_10": "「そうかも」", | |||
"305000111_11": "「とにかくッ! みんなッ!\\n この夏はいーっぱいいろんな事をして、全力で楽しもうッ!」", | |||
"305000111_12": "「ま、まぁ? その気だってんなら、あたしも先輩として\\n 付き合ってやらなくもねーけどッ」", | |||
"305000111_13": "「そう言えば、翼さんやマリアさんは今頃どうしているのかな?」", | |||
"305000111_14": "「そりゃ……あいつらなりに、夏を楽しんでるんじゃねーか?」", | |||
"305000111_15": "「うん、きっとそう」", | |||
"305000111_16": "「違いないデス。夏はみんなに、平等に訪れるのデスッ!」", | |||
"305000111_17": "「夏――」", | |||
"305000111_18": "「そう。それは暑く、熱い季節……ッ!」", | |||
"305000111_19": "「夏――それは鮮やかな青空、そして真っ白な雲の季節……ッ!」", | |||
"305000111_20": "「夏――それは開放感、\\n そしてどこか心地良い気だるさの季節……ッ!」", | |||
"305000111_21": "「夏――それは暖房がいらない、\\n そして夏野菜が安くなる季節……ッ!」", | |||
"305000111_22": "「なのに――どうしてッ!?」", | |||
"305000111_23": "「冷房はいらないのか。\\n 心頭滅却すれば火もまた涼しという言葉もあるが」", | |||
"305000111_24": "「エアコンなんて、今は些細な事ッ!」", | |||
"305000111_25": "「この夏には、ただひたすらにアーティスト活動の\\n スケジュールが詰まっている――」", | |||
"305000111_26": "「そして僅かな休みさえ、S.O.N.G.の任務が埋めて\\n しまっている――夏そのものを否定するかのようにッ!」", | |||
"305000111_27": "「何故? どうして? わたしには夏を楽しむという\\n 最低限の権利すら与えられないというのッ!?」", | |||
"305000111_28": "「まあいいじゃないか。アーティストとしての活動が\\n 忙しいのはいい事だ」", | |||
"305000111_29": "「同時にわたしたちはS.O.N.G.の装者でもあるのだから、\\n 任務が大切である事など言わずもがな――」", | |||
"305000111_30": "「いや、マリアの場合、アーティスト活動も任務なのだから、\\n 結果、全てS.O.N.G.の任務になるのか……」", | |||
"305000111_31": "「そんな事は分かっているわッ! それでも……夏はすぐそこに\\n あるのよッ! わりきれないじゃないッ!」", | |||
"305000111_32": "「そこまで言うなら、あまり関心はしないが、\\n 仕事を断ってオフを作ればいいんじゃないか?」", | |||
"305000111_33": "「嫌よ。それで仕事が減ったらどうするのッ!?」", | |||
"305000111_34": "「……。\\n そ、それなら全ての任務をこなすしか――」", | |||
"305000111_35": "「翼ッ! あなたは真面目すぎるのッ!」", | |||
"305000111_36": "「待てマリア。それの何がいけないんだ……?」", | |||
"305000111_37": "「いえ、僕もマリアさんと同意見です。\\n 翼さんはもっと休みをとってもいいと思いますよ」", | |||
"305000111_38": "「緒川さんまで……ッ!?」", | |||
"305000111_39": "「マリア、元気ないね」", | |||
"305000111_40": "「どうしたデス? 夏バテでもしたデスか?」", | |||
"305000111_41": "「いいえ、違うわ。せっかくの夏なのに、\\n 休みがほとんど無いのよ……どうしてッ!」", | |||
"305000111_42": "「せっかく日本へ戻って来れたと思ったら、\\n やっぱり任務と訓練……」", | |||
"305000111_43": "「夏は誰にでも平等に来るはずなのに。\\n マリア……かわいそうデスッ!」", | |||
"305000111_44": "「わたしたちに代われる事があったら、言って欲しい……」", | |||
"305000111_45": "「2人とも……ありがとう。わかってくれて嬉しいわ……」", | |||
"305000111_46": "「わたしの感覚がおかしいのだろうか……?\\n ただ、わがままを言っているようにしか聞こえないのだが……」", | |||
"305000111_47": "「うーん、どうですかね~。でも、夏ですからッ!\\n ねぇ、クリスちゃん?」", | |||
"305000111_48": "「そ、そうだな……夏だから仕方ねーな」", | |||
"305000111_49": "「なッ……雪音までだと……ッ!?」", | |||
"305000111_50": "「翼さんは休みが無くても平気なんですか?」", | |||
"305000111_51": "「休みか……必要だと思った事は無いな」", | |||
"305000111_52": "「でも、休みの時は息抜きとかしてますよね?」", | |||
"305000111_53": "「そうだな、オフの日には鍛錬をしている。\\n いつでもこの身を剣として研ぎ澄まさねばならないからな」", | |||
"305000111_54": "「え……?」", | |||
"305000111_55": "「そりゃ息抜きって言わねーだろ……」", | |||
"305000111_56": "「剣を振っていると無心になれる……いいものだぞ?」", | |||
"305000111_57": "「はぁ、やっぱりあなたは真面目すぎなのよ……」", | |||
"305000111_58": "「危急の際に失態を演じれば生死に関わる。\\n 訓練を休むわけにはいかないだろう」", | |||
"305000111_59": "「そうだな。で、さっさと訓練始めねーか?\\n 少しでも夏を楽しむためによ」", | |||
"305000111_60": "「……そうね、ここでため息を繰り返しても世界は\\n 何も変わらない。始めましょうッ!」", | |||
"305000111_61": "「はいッ!\\n それじゃあシミュレーション開始、お願いしますッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,17 @@ | |||
{ | |||
"305000112_0": "「ふー、終わった終わった。ま、こんなもんだな」", | |||
"305000112_1": "「やはり全員での訓練は身が入るな」", | |||
"305000112_2": "「そうね、悪くは無いけど……はぁ」", | |||
"305000112_3": "「マリア、元気出すデス。アタシたちが付いてるデスよッ!」", | |||
"305000112_4": "「うん、わたしと切ちゃんが一緒にいるから」", | |||
"305000112_5": "「それじゃ、みんなで師匠の所に報告に行きましょうッ!」", | |||
"305000112_6": "「師匠、今日の訓練終わりましたッ!」", | |||
"305000112_7": "「ご苦労だったな。すまない、お前たちにはせっかくの\\n 夏だというのに、訓練や任務で苦労を掛ける」", | |||
"305000112_8": "「しかし、これもいつ訪れるかわからない次なる緊急事態の――」", | |||
"305000112_9": "「司令ッ! S.O.N.G.聖遺物保管区画から高エネルギー反応ッ!」", | |||
"305000112_10": "「この波形パターンは……ッ!」", | |||
"305000112_11": "「……ギャラルホルン、だとッ!?」", | |||
"305000112_12": "「ギャラルホルン……まさかッ!」", | |||
"305000112_13": "「いえ、この前の世界ではなく、どうやら違う並行世界と\\n 繋がったと思われます……」", | |||
"305000112_14": "「今度は一体何が起きたというの……?」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,61 @@ | |||
{ | |||
"305000211_0": "南国の島", | |||
"305000211_1": "「ギャラルホルンが新たな並行世界と繋がった。\\n という事は――」", | |||
"305000211_2": "「はい。並行世界の危機、そしてこちらの世界への影響も\\n 推測されます」", | |||
"305000211_3": "「そうだ。ついては前回同様、調査に行く班と残ってこちらに\\n 現れるであろうノイズに対処する班に分かれてもらいたい」", | |||
"305000211_4": "「誰が行く……?」", | |||
"305000211_5": "「デス……?」", | |||
"305000211_6": "「司令。わたしが」", | |||
"305000211_7": "「行ってくれるか、翼。\\n 向こうにはどんな危険があるか、分からないぞ……」", | |||
"305000211_8": "「なればこそです」", | |||
"305000211_9": "「すまんな……だが、くれぐれも気を付けてくれ」", | |||
"305000211_10": "「わたしも行くわ。これで2人ね」", | |||
"305000211_11": "「よろしく頼む、マリア」", | |||
"305000211_12": "「なら、最後の1人はあたしだなッ!」", | |||
"305000211_13": "「前回は留守番だったしな。それに、あとのやつらは――」", | |||
"305000211_14": "「ん?」", | |||
"305000211_15": "「デス?」", | |||
"305000211_16": "「何ですか?」", | |||
"305000211_17": "「――どうせ、夏休みの課題も残ってんだろ、お前ら」", | |||
"305000211_18": "「ぎくぅ――ッ!」", | |||
"305000211_19": "「……な、なななッ、なんの事デスか……?」", | |||
"305000211_20": "「……切ちゃん、バレてる。観念しよう……」", | |||
"305000211_21": "「学業を疎かにするのは感心しないわね」", | |||
"305000211_22": "「そうだな。わたしも同じ意見だ」", | |||
"305000211_23": "「よし。では翼、マリアくん、クリスくんの3人に調査を頼む」", | |||
"305000211_24": "「わたしも行きたかったのにぃ……」", | |||
"305000211_25": "「アタシもデス。また待機デスよ」", | |||
"305000211_26": "「むー」", | |||
"305000211_27": "「装者3名、バイタル正常」", | |||
"305000211_28": "「ギャラルホルンのゲート安定を確認。\\n 問題なく並行世界へと移動可能と判断されます」", | |||
"305000211_29": "「それでは、これより現地へ調査に向かいます」", | |||
"305000211_30": "「向こうはどうなっているのかしらね。\\n あまりおかしな場所じゃないといいんだけれど」", | |||
"305000211_31": "「どんな場所でもいいだろ。\\n 困ったらコイツで解決すりゃいいだけだってのッ!」", | |||
"305000211_32": "「翼さん、マリアさん、クリスちゃん。気をつけてッ!」", | |||
"305000211_33": "「並行世界の可能性をこちらから分析する手段はまだありません。\\n 安全を優先して、くれぐれも、慎重にお願いします……」", | |||
"305000211_34": "「無理は禁物だ。エルフナインくんの言うように\\n 己の身の安全を優先してくれ」", | |||
"305000211_35": "「わーってるって。耳タコだっての」", | |||
"305000211_36": "「では、行くぞ。2人とも」", | |||
"305000211_37": "「そうね」", | |||
"305000211_38": "「ああ」", | |||
"305000211_39": "「お土産期待してるデスッ!」", | |||
"305000211_40": "「気をつけて」", | |||
"305000211_41": "「んッ、まぶし――ッ!」", | |||
"305000211_42": "「な――ッ!? ここは……ッ!?」", | |||
"305000211_43": "「海……だな。それに砂浜」", | |||
"305000211_44": "「ほとんど人の手が入っていないように見える。\\n 無人島だろうか」", | |||
"305000211_45": "(無人島……そうね。\\n こんな綺麗な島で夏のバカンスを楽しめたら――)", | |||
"305000211_46": "「……マリア? どうかしたのか?」", | |||
"305000211_47": "「……何でもないわ」", | |||
"305000211_48": "(――水着……持って来ていればッ!)", | |||
"305000211_49": "「それにしても、ここはどこなんだ?\\n 知ってる場所じゃねーよな……?」", | |||
"305000211_50": "「少なくともわたしの記憶には無いな」", | |||
"305000211_51": "「わたしもよ。……こんなバカンスに良さそうな場所、\\n 知ってたら忘れないわよ」", | |||
"305000211_52": "「あん? バカンス?」", | |||
"305000211_53": "「何でもないわ。それより、早く調査を始め――」", | |||
"305000211_54": "「なんの音ッ!?」", | |||
"305000211_55": "「海の方向だッ、来るぞッ!」", | |||
"305000211_56": "「ノイズッ! それもこんなに群れて。ふッ……わたしたちの\\n ために、歓迎パーティーでもしてくれるのかしら」", | |||
"305000211_57": "「そのようだな。なら、盛大に応えなくてはなッ!」", | |||
"305000211_58": "「面白れぇ……何もねぇよりよっぽどマシだッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,24 @@ | |||
{ | |||
"305000212_0": "「しかし……戦いにくい状況だったな」", | |||
"305000212_1": "「砂浜の足場の悪さが予想外に枷になるわね。\\n それにこの、強い日差し――」", | |||
"305000212_2": "「眩しいやら暑いやらで。ちッ、めんどくせぇ場所だな」", | |||
"305000212_3": "「おそらく小さな島のようだが……調査に入るにあたって、\\n 気になるのは先ほどの奇妙な音だな」", | |||
"305000212_4": "「ええ。どこからか正確な場所は分からなかったけれど、\\n 何かの鳴き声、もしくは唸り声のような音だったわね」", | |||
"305000212_5": "「あーだこーだ話してても分かるわけねーだろ。\\n とにかく、見て回ってみねーか?」", | |||
"305000212_6": "「ああ、そうしよう」", | |||
"305000212_7": "「ひとまず、完全な無人島では無かったようだな……」", | |||
"305000212_8": "「道路もあったし灯台だって見えたからな。\\n ただいつまで使われてたのかはわかんねーけど」", | |||
"305000212_9": "「何らかの理由で放棄された島か、\\n かなり少数の人が暮らしているのか……」", | |||
"305000212_10": "「もう少し、歩いてみよう」", | |||
"305000212_11": "「はぁ、はぁ……」", | |||
"305000212_12": "「疲れたのか、雪音?」", | |||
"305000212_13": "「疲れねー方がどうかしてるだろッ!\\n なんだよこの森はッ!」", | |||
"305000212_14": "「手つかずの大自然、といったところかしら……」", | |||
"305000212_15": "「歩きにくいんだよッ! 道はねーのか、道はッ!」", | |||
"305000212_16": "「……こういう場所は、奏が好きだったな」", | |||
"305000212_17": "「そういえばあなた、最近は会いに行ってないの?」", | |||
"305000212_18": "「か、軽々しく並行世界に行けるわけが無いだろうッ!」", | |||
"305000212_19": "「照れんなよ。会いたいなら行きゃいいんじゃねーか?」", | |||
"305000212_20": "「何を言う。個人的な目的で聖遺物を使用するなど――ッ!」", | |||
"305000212_21": "「はいはい。調査を続けるわよ」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,17 @@ | |||
{ | |||
"305000221_0": "「しっかしあいつの事になると\\n ほんとにカタ無しだよな」", | |||
"305000221_1": "「誰の心にだって大切な人はいるわ。\\n 恥じる必要など無いじゃない」", | |||
"305000221_2": "「……翼のそういう所、わたしは可愛いと思うけれど」", | |||
"305000221_3": "「こほん……ッ! 森には何も異常は見当たらなかったが、\\n この周辺にノイズが出現することは事実だ。探索を続けよう」", | |||
"305000221_4": "「また暑っちぃ砂浜かよ。\\n ああ、もう汗が噴き出して来やがった……」", | |||
"305000221_5": "「肌が焼けてしまうわね。並行世界で日焼け止めが\\n 欲しくなるなんて思いもしなかったわ」", | |||
"305000221_6": "(それに、水着があれば海にも入れるのに……)", | |||
"305000221_7": "「この音、また――ッ」", | |||
"305000221_8": "「この音はまさか、ノイズと関係があるのかッ!?」", | |||
"305000221_9": "「かもしれないわね。1つ手掛かりが得られて良かったじゃない」", | |||
"305000221_10": "「にしてもぞろぞろと……ったく、この島にはノイズの\\n 別荘でもあんのかよッ!」", | |||
"305000221_11": "(別荘……そうね、こんな島に別荘があったら……\\n これがS.O.N.G.の任務じゃなかったら――)", | |||
"305000221_12": "「マリアッ! 来るぞッ!」", | |||
"305000221_13": "「Seilien coffin airget-lamh tron」", | |||
"305000221_14": "「……大丈夫。さあ、戦いましょう」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,58 @@ | |||
{ | |||
"305000222_0": "「こいつは――ただのノイズではないッ!?」", | |||
"305000222_1": "「それに攻撃も……重いッ!」", | |||
"305000222_2": "「ちょこまかと……くそッ、当たらねぇッ!\\n なんなんだよこの速さはッ!」", | |||
"305000222_3": "「バラバラに攻めていたのでは埒が明かない、\\n 3人で合わせて行くぞッ!」", | |||
"305000222_4": "「ええッ!」", | |||
"305000222_5": "「あたしが弾幕で追い込むッ! やってやれええッ!」", | |||
"305000222_6": "「は――ッ!」", | |||
"305000222_7": "「はあああッ!」", | |||
"305000222_8": "「やったかッ!」", | |||
"305000222_9": "「ふぅ、ふぅ……どうやら、仕留められたな」", | |||
"305000222_10": "「はぁ、はぁ……それは?」", | |||
"305000222_11": "「なんだ、この奇妙な欠片は……先ほどのノイズが\\n 落としたのか?」", | |||
"305000222_12": "「それ、なんだか不思議な感じがするな。\\n あからさまに怪しいじゃねーか」", | |||
"305000222_13": "「今のノイズの異様な強さもそうだけれど、\\n 今回の異変と関係があるかもしれないわ」", | |||
"305000222_14": "「回収して持ち帰ろう。そろそろ陽も落ちる。一度、戻るか」", | |||
"305000222_15": "「そうね、今回はいろいろと準備も足りていないし。\\n 戻って欠片を分析に回しましょう」", | |||
"305000222_16": "「泊まれそうなとこもねーしな」", | |||
"305000222_17": "「決定だ。正体不明の欠片を回収、帰投しよう」", | |||
"305000222_18": "「――という状況です」", | |||
"305000222_19": "「奇妙な音か……それも気になるが、欠片というのは?」", | |||
"305000222_20": "「回収した欠片は、ここに」", | |||
"305000222_21": "「これはいったい……」", | |||
"305000222_22": "「ちょっと見せて頂いても良いですか?\\n これは……ッ!」", | |||
"305000222_23": "「何かわかる?」", | |||
"305000222_24": "「恐らくですが、これはなんらかの聖遺物の欠片だと思われます」", | |||
"305000222_25": "「なんだとッ!?」", | |||
"305000222_26": "「そんなもんがなんでノイズに……?」", | |||
"305000222_27": "「わかりません。\\n けれど、この聖遺物の特性と関係があるものだと推測されます」", | |||
"305000222_28": "「今回の異変にも関係するものかもしれません。\\n もう少し、ボクに調べさせて貰えますか?」", | |||
"305000222_29": "「ええ、お願い」", | |||
"305000222_30": "「ただいま。調、切歌」", | |||
"305000222_31": "「もう戻ってきたデスかッ!?」", | |||
"305000222_32": "「何も無かったんだ?」", | |||
"305000222_33": "「あったわ。色々とね。準備を整えて、また調査に向かう予定よ」", | |||
"305000222_34": "「そうデスか。でも、せっかく戻ってきたんだから、\\n その辺の話は一緒にごはんを食べながら聞きたいデス」", | |||
"305000222_35": "「それがいいね、切ちゃん。\\n マリアの分も支度するから、少し待ってて」", | |||
"305000222_36": "「ありがとう、2人とも」", | |||
"305000222_37": "「それにしても本当に良かったのかしら?\\n 学生でもないわたしが、この部屋に泊まって……」", | |||
"305000222_38": "「ちゃんと許可を貰ってるから、問題ないデスよ」", | |||
"305000222_39": "「うん」", | |||
"305000222_40": "「デ、デスッ!?\\n 海の中に何かいるのデスッ!」", | |||
"305000222_41": "「じー……」", | |||
"305000222_42": "(こうして3人でゆっくり映画を見る時間が持てるのは\\n 良いものね……)", | |||
"305000222_43": "「舵がまるで効かねぇッ! ど、どうすりゃいいんだよッ!」", | |||
"305000222_44": "「ボートで脱出だッ! このままお陀仏よりはマシだろッ!」", | |||
"305000222_45": "「海は、海は危ないのデス――ッ!」", | |||
"305000222_46": "「じー……」", | |||
"305000222_47": "「ラ……ラ……ラ……ッ!」", | |||
"305000222_48": "「デデデデースッ!?\\n でたデスッ! セイレーンデスよッ!」", | |||
"305000222_49": "「じー……」", | |||
"305000222_50": "(歌声で船人を惑わす魔物、セイレーンか……。\\n 随分と古典的な映画ね)", | |||
"305000222_51": "(……向こうの世界であった、あの唸り声のような音。\\n あれがノイズを呼び寄せ、人に害をなすものだとしたら――)", | |||
"305000222_52": "(――まるでセイレーンの歌声みたいね)", | |||
"305000222_53": "「ボ、ボートまで引き寄せられて……ッ!\\n 何なんだよこの声はッ! あ、ああ……うわああああああッ!」", | |||
"305000222_54": "「デースッ! も、もうダメデスーッ!」", | |||
"305000222_55": "「じー……」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,50 @@ | |||
{ | |||
"305000231_0": "「それでは、並行世界の調査を続行して欲しい。\\n 奇妙な音と聖遺物の欠片、そしてノイズの関係を探ってくれ」", | |||
"305000231_1": "「わかりました」", | |||
"305000231_2": "「立花たちにはその間、こちらでのノイズの対処を頼む」", | |||
"305000231_3": "「はいッ! こっちの事は心配しないで下さいッ!」", | |||
"305000231_4": "「アタシたちにどーんと任せておくのデスッ!」", | |||
"305000231_5": "「うん」", | |||
"305000231_6": "「ノイズとの戦いを、課題をやらない言い訳にすんじゃねーぞ」", | |||
"305000231_7": "「これを持って行って下さい」", | |||
"305000231_8": "「これは?」", | |||
"305000231_9": "「前回は準備が足りなかったとの事なので、\\n 現地に対応できるようこちらで用意したものです」", | |||
"305000231_10": "「どうもありがとうございます」", | |||
"305000231_11": "「あの、この前受け取った聖遺物の欠片についてなのですが……」", | |||
"305000231_12": "「何かわかったの?」", | |||
"305000231_13": "「はい。少なくともこちらの世界では見つかっていない\\n 未知の聖遺物でした」", | |||
"305000231_14": "「未知の聖遺物……?」", | |||
"305000231_15": "「ノイズが落としたという事からも、何らかの特性を\\n 持ったものだとは思うのですが……」", | |||
"305000231_16": "「詳しい事を解明するには、もう少し時間とサンプルが必要です。\\n ですから――」", | |||
"305000231_17": "「わかってるっての。あたしらに任しとけッ!」", | |||
"305000231_18": "「よろしくお願いします」", | |||
"305000231_19": "「頼むぞ、3人ともッ!」", | |||
"305000231_20": "「ひぃ~……相変わらず暑っちぃな。\\n その預かってきた荷物には何が入ってんだ?」", | |||
"305000231_21": "「これは……」", | |||
"305000231_22": "「……水着?」", | |||
"305000231_23": "「後はキャンプセットか?\\n 遊びに来たのかっつーの。野宿はしないですみそうだが……」", | |||
"305000231_24": "「夏らしくていいじゃない。\\n それにこの暑さなら、水着で動いたほうがいいかも」", | |||
"305000231_25": "(南の島で水着……いいわね。\\n これはわたしへのささやかなご褒美かしら♪)", | |||
"305000231_26": "「確かに汗はうざってぇけどよ、水着で調査ってアリなのか?」", | |||
"305000231_27": "「どの道、戦闘時にはギアを装着する。\\n ここは心遣いに感謝して、着替えるとしよう」", | |||
"305000231_28": "「ったく、真面目なんだか天然なんだか……」", | |||
"305000231_29": "「んーッ、動きやすい。こりゃ確かに涼しくて悪くねぇかもな」", | |||
"305000231_30": "「S.O.N.G.も粋な配慮をしてくれるじゃない。これで任務を\\n こなしながら、バカンス気分も少しは味わえるというものね」", | |||
"305000231_31": "「バカンスか……確かにそんな気分だな」", | |||
"305000231_32": "「フフ、そうでしょう?\\n ねえ、せっかくだし、少し海にでも――」", | |||
"305000231_33": "「いや待てッ! ……どうやら敵のようだな」", | |||
"305000231_34": "「またかよッ!\\n はッ、しつけーのは元々ノイズの専売特許だったなッ!」", | |||
"305000231_35": "(わたしの――バカンスが……)", | |||
"305000231_36": "「マリアッ!? どうしたッ!?」", | |||
"305000231_37": "「……やっぱりわたしには夏を楽しむ権利もないというのッ!?\\n 少しだけでも、その気分を味わえたらと――思ったのにッ!」", | |||
"305000231_38": "「おいッ! なんかキレてねーかッ!?」", | |||
"305000231_39": "「い、いや、わたしもよくわからないが……」", | |||
"305000231_40": "「いいわ、あなたたちがわたしの夏を邪魔するというのなら――\\n 全て倒して押し通るッ!」", | |||
"305000231_41": "「Seilien coffin airget-lamh tron」", | |||
"305000231_42": "「覚悟しなさい……この銀の輝きで殲滅してあげるわッ!」", | |||
"305000231_43": "「ま、マリア、その姿はッ!?」", | |||
"305000231_44": "「な、何だそりゃ……? おいッ!\\n 水着……?」", | |||
"305000231_45": "「水着……? へ? な、なによこれッ!?」", | |||
"305000231_46": "(でも、暑くない……それに――ッ!)", | |||
"305000231_47": "「――考えるのはあと、\\n ノイズを片付けるわよッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,26 @@ | |||
{ | |||
"305000232_0": "「くッ、やはりここの状況は足場が悪くてこちらに\\n 不利だな……だがッ!」", | |||
"305000232_1": "「足場だけじゃねぇ、太陽を避けても海の反射光が目をくらまし\\n やがるッ! おっと一匹討ち漏らしてるぞ、らしくねぇなッ!」", | |||
"305000232_2": "「すまない、雪音。わたしとした事が……ッ」", | |||
"305000232_3": "「苦労してるあたしらに比べて、あっちは随分楽勝みてーだが」", | |||
"305000232_4": "「はああッ!」", | |||
"305000232_5": "「体が――軽いッ!」", | |||
"305000232_6": "「暑さに対しての抵抗力、砂浜をものともしない機動力、まるで\\n この場所の為にあつらえたかのようなギアね――ッ!」", | |||
"305000232_7": "「このまま一気に片付けてあげるッ! 」", | |||
"305000232_8": "「全て片付いたわね……」", | |||
"305000232_9": "「ああ、それよりさっきのギアは……?」", | |||
"305000232_10": "「わたしにも、わからないわ……。\\n 一体何が起きたって言うの……」", | |||
"305000232_11": "「マリアのアガートラームに何らかの変化が起きたという事か?」", | |||
"305000232_12": "「どうして今、それが起きるのよ」", | |||
"305000232_13": "「まあ、考えてもしょうがねーだろ。\\n で、実際どうなんだよ、さっきのギア」", | |||
"305000232_14": "「……戦いやすかったわね。\\n この地形に適しているというか……」", | |||
"305000232_15": "「だろうな。実際そう見えたしよ」", | |||
"305000232_16": "「どうして水着型になったのかは分からないけれど、\\n これはこっちでの戦いの重要な力になるかも知れないわね」", | |||
"305000232_17": "「っと、この音ッ! まさかまたッ!?」", | |||
"305000232_18": "「一体、この音は何なんだ……ノイズが出しているのか?」", | |||
"305000232_19": "「破滅を呼ぶ声……まるでセイレーンね」", | |||
"305000232_20": "「セイレーン……はッ、上等じゃねーかッ!\\n あたしたちに歌で勝てると思うなよッ!」", | |||
"305000232_21": "「そうね――」", | |||
"305000232_22": "「Seilien coffin airget-lamh tron」", | |||
"305000232_23": "「――どれだけ来たって、歌でわたしたちが\\n 負けるわけないわッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,11 @@ | |||
{ | |||
"305000311_0": "適応するギア", | |||
"305000311_1": "「なんて動きやすいの……ッ!」", | |||
"305000311_2": "「凄まじい戦いぶりだな、マリア。水着型というのは\\n そんなに動きが変わるものなのか……ッ!」", | |||
"305000311_3": "「はッ、おかげでこっちは楽できそうじゃねーか」", | |||
"305000311_4": "「それにしても、どうしてマリアのギアだけが……」", | |||
"305000311_5": "「……わたしにもわからないわ。\\n けれど――」", | |||
"305000311_6": "「――この力があれば、負ける気はしないわッ!」", | |||
"305000311_7": "「ふ、頼もしい限りだなッ!」", | |||
"305000311_8": "「さあ、残りも一気に片付けるわよッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,17 @@ | |||
{ | |||
"305000312_0": "「ふぅ、どうにか片付いたが、この地形への対処法を\\n 考えねばな……」", | |||
"305000312_1": "「……水着っぽいギアの方は楽勝みたいだけどな」", | |||
"305000312_2": "「そうね、誇張抜きに素晴らしいわ。このギアは」", | |||
"305000312_3": "「見た目はそんな強そうには見えねーが」", | |||
"305000312_4": "「実際の所、どれほど違うんだ?」", | |||
"305000312_5": "「動きやすさは勿論のこと、暑さへの耐性もあって、砂浜という\\n 地形での接地時のグリップ力までも格段に増しているわ」", | |||
"305000312_6": "「それほどまでに戦い易くなるのか……ッ!\\n ……わたしの天羽々斬も水着型にならないだろうか」", | |||
"305000312_7": "「さあ……どうなのかしらね」", | |||
"305000312_8": "「あ、あたしは羨ましくなんかないし……」", | |||
"305000312_9": "「でも、ホントにそんなんで暑くなくなんのか?\\n 着心地はどうなんだ?」", | |||
"305000312_10": "「特に普段のギアと大きな違いは無いわね。\\n ただ、このギアを纏う前に感じていた暑さは感じないわ」", | |||
"305000312_11": "「見た目はただの水着モドキだけどな」", | |||
"305000312_12": "「そのギアについては、帰還した後にS.O.N.G.で\\n 調べてもらうとして、今は探索を続けよう」", | |||
"305000312_13": "「そうだな。そうするか」", | |||
"305000312_14": "「さあ、調査を開始しましょう」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,27 @@ | |||
{ | |||
"305000411_0": "セイレーンの歌", | |||
"305000411_1": "「むやみに歩き回っても仕方ないわ。\\n まずはここの地形を把握しましょう」", | |||
"305000411_2": "「まだ島と確定したわけでもない。\\n たった3人で全域を虱潰しにするのは困難だからな」", | |||
"305000411_3": "「見るからに怪しいとこでも見つかってくれればな」", | |||
"305000411_4": "「この前の海ん時も思ったけど、\\n 貰いもんなのにこの水着ぴったりだな」", | |||
"305000411_5": "「S.O.N.G.はわたしたちの身体に関する詳細なデータを持って\\n いる。水着のサイズが合っている事に何も不思議は無い」", | |||
"305000411_6": "「デザインの好みまでは把握してないでしょう? このチョイスは\\n 彼女によるものなのかしらね。悪くないわ」", | |||
"305000411_7": "「それにしても先程の水着型のギアは……驚いたな」", | |||
"305000411_8": "「そうね。実際に纏ったわたしが一番驚いたけど。\\n ギアにはまだまだ未知の部分があるのね……」", | |||
"305000411_9": "「……あたしのイチイバルも変わらねーかな」", | |||
"305000411_10": "「なんだ、雪音もやはり羨ましいのか?」", | |||
"305000411_11": "「そ、そんなんじゃねーよッ!\\n 暑いのが嫌なだけだッ!」", | |||
"305000411_12": "「フフ……」", | |||
"305000411_13": "「あの謎の唸り声とノイズの出現とが連動している事は\\n もはや疑いは無いが、正体をどう見る?」", | |||
"305000411_14": "「誰かがあの音でノイズを操ってるとかか?\\n あんまり考えたくねーけど」", | |||
"305000411_15": "「ノイズを操るなど、ソロモンの杖でもない限りは無理だろう?」", | |||
"305000411_16": "「仮に操ってたとしても、襲撃が散発的なのが腑に落ちない……。\\n 現段階ではまだ判断できないわね」", | |||
"305000411_17": "「あの唸り声のような音についてなのだけれど……便宜上、\\n 『セイレーンの歌』と呼称するのはどうかしら」", | |||
"305000411_18": "「セイレーン……船人を破滅へと導く歌の魔物か。\\n ピッタリだな」", | |||
"305000411_19": "「ま、いちいち唸り声だのなんだのよりは、言いやすいかもな」", | |||
"305000411_20": "「では、わたしも今後はあの音をそう呼称しよう。さしあたっての\\n 目標は、あのセイレーンの歌の発生源を特定することだな」", | |||
"305000411_21": "「――さっそく来たわね」", | |||
"305000411_22": "「やっぱりノイズ付きか。何回出てきても蹴散らしてやるッ!」", | |||
"305000411_23": "「2人とも、戦いながら歌の聴こえる方向にも\\n 気を配ってみてくれッ!」", | |||
"305000411_24": "「ええ、わかってるッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,12 @@ | |||
{ | |||
"305000421_0": "「どうやらセイレーンの歌の発生源は――」", | |||
"305000421_1": "「――海側からみたいだな」", | |||
"305000421_2": "「となれば、探索を海側へと集中するのみッ!」", | |||
"305000421_3": "「この方向で間違いない。だが一体、何があの歌を……」", | |||
"305000421_4": "「また聴こえるぞ。沖のほうだッ!」", | |||
"305000421_5": "「けれど、沖合いには別の島などは見えない」", | |||
"305000421_6": "「では、海に……?」", | |||
"305000421_7": "「ボートにでも乗ってんのか? だが、どうするか決めんのは、\\n こいつらを片付けてからだッ!」", | |||
"305000421_8": "「それがいい。\\n まずは目の前のノイズを撃破する事を優先だッ!」", | |||
"305000421_9": "「今のわたしにはノイズ如き、\\n いくら群れても物の数にも入らないッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,19 @@ | |||
{ | |||
"305000422_0": "「ノイズは撃破したが。どうする?\\n 泳いで海中を探るのはあまりに危険だ」", | |||
"305000422_1": "「水中で交戦に入るのは避けてぇ所だな。\\n なら、もう少し回ってみるか?」", | |||
"305000422_2": "「そうしましょう。\\n 別の手掛かりが見つかるかもしれないわ」", | |||
"305000422_3": "「あそこに積んである石、あたしが置いた目印だ。\\n 1周したみたいだな」", | |||
"305000422_4": "「ここが島であることは分かったわね。\\n 全方位を海で囲まれた、そう広くは無い島」", | |||
"305000422_5": "「わたしたちが最初に到達したのは島の南側。\\n こちらは砂浜が広がっている」", | |||
"305000422_6": "「そして、逆側にはどうやら今は使われていない港があった」", | |||
"305000422_7": "「北側の沖には陸地も見えたな。恐らく島民は連絡船で\\n 行き来していたのだろう」", | |||
"305000422_8": "「今、人の姿が見えないのは、ノイズにやられたか、\\n それとも既にこの島が放棄されているか……」", | |||
"305000422_9": "「放棄されたにしても、最近の事じゃないのか?\\n 建物とか道路とか荒れてない」", | |||
"305000422_10": "「その可能性は高いな」", | |||
"305000422_11": "「……改めて見ると、海、すごく綺麗だな。\\n 魚もウヨウヨいやがる」", | |||
"305000422_12": "「こちらに来て早々にノイズの襲撃を受けて、\\n 海など見ている暇も無かったという事だな」", | |||
"305000422_13": "「……ただのレジャーなら最高なのにね」", | |||
"305000422_14": "「そうだな。しかし、これは重要な任務だ」", | |||
"305000422_15": "「ええ。セイレーンの歌と、それに連動して現れるノイズ。\\n そしてあの不思議な聖遺物の欠片……」", | |||
"305000422_16": "「この小さな島では、今、確実に何かが起こっている――ッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,66 @@ | |||
{ | |||
"305000431_0": "「かなり歩いたな。\\n そろそろ腹の虫がうるさくなってくる頃合いだ」", | |||
"305000431_1": "「ああ。キャンプセットの中に携帯食料があった。\\n 加熱するための火を起こして――」", | |||
"305000431_2": "「まってッ! ここは現地調達するべきじゃないかしら?」", | |||
"305000431_3": "「現地調達……?」", | |||
"305000431_4": "「ええ。わたしたちが特異な環境の対応力に欠けている事は\\n すでに知った通り」", | |||
"305000431_5": "「だったら、今後のためにサバイバル技術を習得しておくのも\\n 悪くはないでしょう」", | |||
"305000431_6": "(なによりも、こんな綺麗な島でのサバイバル――。\\n なかなか楽しそうなイベントじゃない?)", | |||
"305000431_7": "「対応力うんぬんはともかく、面白そうじゃねーかッ!\\n そういやさっき魚もウヨウヨいたしな」", | |||
"305000431_8": "「釣りよ……ッ! ここは釣りしかないわッ!」", | |||
"305000431_9": "「わたしがマムと一緒に暮らしていた頃、食料調達のために\\n 常々挑戦したいと考えていた……」", | |||
"305000431_10": "「それが釣り――ッ!\\n わたしが調べた所では、釣りは哲学にさえ通じると言うわ」", | |||
"305000431_11": "「ほんとかよ。ま、こんだけいれば素人でも釣れそうだけどな。\\n いっちょ、やってみるか」", | |||
"305000431_12": "「釣りならば、わたしも奏に多少教わった事がある。\\n 森でエサを調達してこよう」", | |||
"305000431_13": "「って事は、今晩は焼き魚だなッ!」", | |||
"305000431_14": "「…………」", | |||
"305000431_15": "「…………」", | |||
"305000431_16": "「…………釣れねぇじゃねーかッ!ただの1匹さえもッ!」", | |||
"305000431_17": "「釣れない時は、魚が考える時間を与えてくれたと\\n 思えばいい――ヘミングウェイの言葉よ」", | |||
"305000431_18": "「今いるのは考える時間じゃなくて、メシなんだよッ!」", | |||
"305000431_19": "「魚は音に反応する――静かにするんだ、雪音」", | |||
"305000431_20": "「お前もッ!\\n 教わった事があるんじゃ無かったのかよッ!?」", | |||
"305000431_21": "「そうは言っても、聞くのとやるのとは勝手が違ってな……\\n かくなる上は、この剣をもって直接魚を串刺しに――ッ!」", | |||
"305000431_22": "「クリス、またあなたエサを取られてるじゃない。\\n 早く次のエサを付けて糸を垂れなさい」", | |||
"305000431_23": "「ちッ、こいつら……」", | |||
"305000431_24": "「あー、あの、なんだ? エサを付けてくれねーか?\\n あいつは魚刺そうとしてるし」", | |||
"305000431_25": "「あなた……まさかエサを触るのが怖いのかしら?」", | |||
"305000431_26": "「ひゃッ!?\\n てめぇ、そのウネウネをあたしに近づけんじゃねええええッ!」", | |||
"305000431_27": "「よかった、多少は釣る事が出来たな……」", | |||
"305000431_28": "「ええ、釣りは根気って聞いたけど、まさにそうね」", | |||
"305000431_29": "「で……なんであたしの竿にはかからねーんだッ!」", | |||
"305000431_30": "「いや、その理由は分からないが……」", | |||
"305000431_31": "「そうね」", | |||
"305000431_32": "「ちくしょうッ! 絶対に大物を釣り上げて――ッ!?」", | |||
"305000431_33": "「雪音ッ! かかっているぞッ!」", | |||
"305000431_34": "「来たああああッ! あたしの晩飯ッ!\\n 観念しろ――ッ、って、え……あわ、あわわわわッ!?」", | |||
"305000431_35": "「竿を放しなさいッ! 海に落ちるわよッ!」", | |||
"305000431_36": "「ぐ――ッ!? うわあああああッ!?」", | |||
"305000431_37": "「雪音ッ! 大丈夫かッ!」", | |||
"305000431_38": "「どうしたのかしら。浮かんでこないわッ!」", | |||
"305000431_39": "「なんだとッ! 今助け――ッ!?」", | |||
"305000431_40": "「ノイズッ!? こんな時に――ッ!」", | |||
"305000431_41": "「く――ッ!?」", | |||
"305000431_42": "(ちっくしょう……ひきずり込まれた……)", | |||
"305000431_43": "(息が出来ねー……なんとかしねーと)", | |||
"305000431_44": "(くそッ……水の中を自由に動けりゃいいのに……)", | |||
"305000431_45": "「雪音ッ! 雪音ぇぇぇ――ッ!」", | |||
"305000431_46": "「翼ッ! ノイズはわたしが抑えるわッ!\\n だから――ッ!」", | |||
"305000431_47": "「――ッ、わかった!\\n 雪音はわたしが助けるッ!」", | |||
"305000431_48": "(雪音――ッ! くッ、どこだッ!)", | |||
"305000431_49": "(早く見つけないと――)", | |||
"305000431_50": "(くッ……潮の流れが速いッ!\\n このままでは――ッ!)", | |||
"305000431_51": "「はあ、はあ、はあ……」", | |||
"305000431_52": "「くッ! 待ってろ雪音ッ! 今すぐ……」", | |||
"305000431_53": "(――わたしは、もう誰も失うものかと決めたのだッ!)", | |||
"305000431_54": "「Imyuteus amenohabakiri tron」", | |||
"305000431_55": "(ん? なんだこれはッ! 水の中で思うように動ける……)", | |||
"305000431_56": "(――雪音ッ! とらえたッ!)", | |||
"305000431_57": "「ぶはッ! はぁ、はぁ……」", | |||
"305000431_58": "「しっかりつかまれ、雪音ッ!」", | |||
"305000431_59": "「2人とも気を付けて、そっちにノイズが行ったわッ!」", | |||
"305000431_60": "「くッ! 一難去ってまた一難とは……」", | |||
"305000431_61": "(こんなとこじゃまともに動けねーじゃねーかッ!\\n ……けど、弱音吐いてる場合じゃねー)", | |||
"305000431_62": "「一か八かだッ!」", | |||
"305000431_63": "「Killiter Ichaival tron」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,18 @@ | |||
{ | |||
"305000432_0": "「……まさかあたしたちのギアまで水着型に変わるなんてな」", | |||
"305000432_1": "「ああ、一体どうなっているのか……」", | |||
"305000432_2": "「でも、怪我の功名じゃないかしら?\\n どう? 水着型の感想は」", | |||
"305000432_3": "「こんなに変わるなんて思わなかった。\\n すごいな、ホント……」", | |||
"305000432_4": "「ああ、予想以上の動きやすさだ……」", | |||
"305000432_5": "「フフ、でしょう?」", | |||
"305000432_6": "「これなら、ノイズがどれだけ来ても楽勝だなッ!」", | |||
"305000432_7": "「ああ、大きな戦力になるだろう」", | |||
"305000432_8": "「……そういや魚ッ! 晩飯はッ!?」", | |||
"305000432_9": "「……駄目ね、戦闘の余波で吹き飛んでるわ」", | |||
"305000432_10": "「仕方ない、魚のことは潔く諦めて、携帯食料を――」", | |||
"305000432_11": "「おいッ! ちょっと待てッ!\\n これ――」", | |||
"305000432_12": "「それは……新たな聖遺物の欠片ッ!?」", | |||
"305000432_13": "「もしかして、さっきのノイズの群れの中に?」", | |||
"305000432_14": "「だとすると、\\n 聖遺物の影響を受けたノイズがいたと考えられるわね」", | |||
"305000432_15": "「ああ、それがどういう事を意味するのかは分からないが……」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,21 @@ | |||
{ | |||
"305000511_0": "心象変化", | |||
"305000511_1": "「あ~……ッ!」", | |||
"305000511_2": "「響、変な声出しても課題は終わらないよ」", | |||
"305000511_3": "「どうしてこんなにたくさん課題がでるんだろう……。\\n 夏なのに――ッ!」", | |||
"305000511_4": "「授業を抜けたり、休んだりする事が多いからでしょ」", | |||
"305000511_5": "「だってS.O.N.G.の任務はしょうがないのにぃ……」", | |||
"305000511_6": "「それ以外も多いんだから、自業自得」", | |||
"305000511_7": "「わたしも手伝ってあげるから、とりあえず課題頑張ろう?」", | |||
"305000511_8": "「そうは言っても山のような課題を前にすると、\\n みるみる意欲が失せていくんだよ~……」", | |||
"305000511_9": "「あ、そういえば前に響と行った水族館に、この夏、\\n 超大型の水槽が新しく出来たらしいよ」", | |||
"305000511_10": "「なにそれ、見たいッ!」", | |||
"305000511_11": "「……それじゃ今やってる課題が終わったら、\\n 一緒に行こう?」", | |||
"305000511_12": "「うんッ! 未来との水族館デートの為に頑張るッ!\\n うおおお……気合が入ってきた~ッ!」", | |||
"305000511_13": "「もう、響ったら……」", | |||
"305000511_14": "「――はい、師匠ッ! 立花響、行けますッ!」", | |||
"305000511_15": "「……またなの?」", | |||
"305000511_16": "「うん。 未来、わたし行ってくるよッ!」", | |||
"305000511_17": "「気をつけてね。帰ってきたら、一緒に課題の続きしよう?」", | |||
"305000511_18": "「うんッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,43 @@ | |||
{ | |||
"305000512_0": "「よ~しッ! やっつけたッ!」", | |||
"305000512_1": "「調ちゃん、切歌ちゃん。わたし、急いでるから本部への\\n 報告お願いしていいッ!?」", | |||
"305000512_2": "「構わないデスけど。何をそんなに……?」", | |||
"305000512_3": "「ダッシュで戻って課題をやるんだッ!\\n それじゃ、後よろしくーッ!」", | |||
"305000512_4": "「……もう見えなくなった」", | |||
"305000512_5": "「響さんが課題をやるだなんて……」", | |||
"305000512_6": "「明日はきっと雨だね。切ちゃん」", | |||
"305000512_7": "「雨どころか槍が降るかも……。\\n 特別頑丈な傘の用意が必要デス……ッ!」", | |||
"305000512_8": "「新たな聖遺物の欠片を発見したんですねッ!」", | |||
"305000512_9": "「混乱した状況での発見だったため、前回同様ノイズが\\n 落したものかは確証が無いが、見てくれるか」", | |||
"305000512_10": "「混乱した状況、ね……」", | |||
"305000512_11": "「……これは前に発見された欠片と、同一の聖遺物の一部分に\\n 間違いないみたいです」", | |||
"305000512_12": "「となると、他にもまだ欠片を持ったノイズが?」", | |||
"305000512_13": "「どう思う、エルフナインくん」", | |||
"305000512_14": "「はい、その可能性は高いです」", | |||
"305000512_15": "「ただ、ノイズが聖遺物を取り込むような事はありませんので、\\n あくまでも聖遺物の影響によるものだと考えられます」", | |||
"305000512_16": "「聖遺物の影響? だけど、完全聖遺物でもないのに、\\n 聖遺物が他に影響を与えるなんて事、あるのかしら?」", | |||
"305000512_17": "「頂いていた聖遺物の欠片を調べてみたところ、\\n 微弱ながらエネルギーのようなものを纏っていたんです」", | |||
"305000512_18": "「それは……この聖遺物は起動していると言う事か?」", | |||
"305000512_19": "「本来はありえない事なんですが、この聖遺物は、\\n 欠片の状態でも起動を維持できるのかもしれません」", | |||
"305000512_20": "「装者の皆さんが持つ聖遺物の欠片から作られた\\n マイクユニットは、歌の力で活性化しますが……」", | |||
"305000512_21": "「この欠片も、何らかの条件下で活性化し、起動すると考えられます」", | |||
"305000512_22": "「欠片の状態でも起動する聖遺物なんて、\\n 放置しておくには危険すぎるわね……」", | |||
"305000512_23": "「はい、並行世界の危機と、この砕けた未知の聖遺物……。\\n 無関係という事はないと思います」", | |||
"305000512_24": "「だろうな。ギャラルホルンのアラートにも関係していると\\n 考えた方が自然だろう」", | |||
"305000512_25": "「…………」", | |||
"305000512_26": "「あの……もうひとつ報告したい事があるんだけど」", | |||
"305000512_27": "「はい、なんでしょうか?」", | |||
"305000512_28": "「なるほど、水着型のギア……」", | |||
"305000512_29": "「……ギアには装者の心象が反映されます。恐らくですが、\\n その時の心象が関係している物かと」", | |||
"305000512_30": "「心象が反映される……」", | |||
"305000512_31": "「わたしは――あの時雪音を救うために、水の中を速く動ければ\\n と思っていたな……」", | |||
"305000512_32": "「あたしも似たようなもんだな。\\n 水の中でなんとかしようと必死になってもがいたら――」", | |||
"305000512_33": "「その強い想いにギアが反応し、\\n シンフォギアのロックが一部解除されたんでしょう」", | |||
"305000512_34": "「ん? 待て、マリアはどうだったんだ?」", | |||
"305000512_35": "「わ、わたしッ!?\\n わたしも似たようなものよ、ええ、本当に――ッ!」", | |||
"305000512_36": "(言えない……水着でのバカンスをノイズに邪魔された怒りで\\n 変化したかもしれない、だなんて――ッ!)", | |||
"305000512_37": "「何にしても、水着型が手に入ったおかげで戦いやすくは\\n なったけどよ、もとに戻るんだよな?」", | |||
"305000512_38": "「心象による変化であれば、\\n 想いの力によって戻す事も可能だと思います」", | |||
"305000512_39": "「そっか」", | |||
"305000512_40": "「とにかく、ご苦労だった。\\n また調査に行って貰うが、今日はゆっくり休んでくれ」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,16 @@ | |||
{ | |||
"305000521_0": "「集まってもらってすみません。\\n 水着型のギアについてデータが欲しくて」", | |||
"305000521_1": "「構わない。わたしたちもいきなりで手探りだからな。\\n 分かった事があれば教えて欲しい」", | |||
"305000521_2": "「はい。ありがとうございます」", | |||
"305000521_3": "「……で、どうしてこいつらが付いて来てるんだよ?」", | |||
"305000521_4": "「そんなの、見たいからに決まってるよッ!\\n クリスちゃんたちの水着ッ!」", | |||
"305000521_5": "「水着じゃなくて水着型のギアだッ!」", | |||
"305000521_6": "「……あなたたちも?」", | |||
"305000521_7": "「どんなギアなのか興味があって」", | |||
"305000521_8": "「水着型なんて面白そうなもの、\\n 見逃す手は無いのデスッ!」", | |||
"305000521_9": "「……仕方ないわね。\\n それならせめて訓練の相手役でも務めてもらいましょうか」", | |||
"305000521_10": "「望むところなのデスッ!」", | |||
"305000521_11": "「うん」", | |||
"305000521_12": "「お前もちゃんと相手しろよな?」", | |||
"305000521_13": "「じゃないとテストにならないもんねッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,29 @@ | |||
{ | |||
"305000522_0": "「数値的な出力は変わりませんが、砂地や水辺への対応力が\\n 増していますね……局地対応型のギアと言えます」", | |||
"305000522_1": "「確かに、足場が不確かでも落ちる事のない機動力は\\n 素晴らしいな」", | |||
"305000522_2": "「ええ、それに暑さの遮断もね。\\n 地味だけど体力を削られないというのは大きいわ」", | |||
"305000522_3": "「向こうにはピッタリのギアだよな」", | |||
"305000522_4": "「ああ。この機能性こそ、このギアの最大の利点だな」", | |||
"305000522_5": "「ふっふっふ……違いますよ、翼さんッ!\\n そのギアの本当の力、本当の魅力はそんな事じゃないですッ!」", | |||
"305000522_6": "「本当の力……?」", | |||
"305000522_7": "「他にも何かあるってのか?\\n 気づいたんなら言ってみろよ」", | |||
"305000522_8": "「……興味あるわね」", | |||
"305000522_9": "「そのギアの本当の力は<speed=0.5>…………</speed>可愛いって事ですッ!」", | |||
"305000522_10": "「か、可愛い……?」", | |||
"305000522_11": "「た、確かにそうデスッ!」", | |||
"305000522_12": "「意外な盲点……ッ」", | |||
"305000522_13": "「可愛いは正義ッ! 水着っぽいギアだなんて、みんなの\\n 魅力120%増しですッ!」", | |||
"305000522_14": "「――バカかッ!」", | |||
"305000522_15": "「あいたッ!?」", | |||
"305000522_16": "「雪音、まあ殴らなくても……褒めてくれてるのだし」", | |||
"305000522_17": "「ったく、何かと思えば……ッ」", | |||
"305000522_18": "「でも可愛いは大事デスよッ!」", | |||
"305000522_19": "「強くて可愛い。これ以上はない」", | |||
"305000522_20": "「お、お前らまで……な、なに言ってやがる……」", | |||
"305000522_21": "「あら、照れてるの?」", | |||
"305000522_22": "「んなわけあるかッ! どいつもこいつも……」", | |||
"305000522_23": "「クリスちゃん、わたしにだけ厳しい……」", | |||
"305000522_24": "「お前が言いだしっぺだろうがッ!」", | |||
"305000522_25": "「何にしても、無骨であるよりはいいんじゃない?」", | |||
"305000522_26": "「そうだな」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,23 @@ | |||
{ | |||
"305000531_0": "「……確かに、いいですね。新型ギア」", | |||
"305000531_1": "「……ふーん、どこを見ていいと言っているのかしらね?」", | |||
"305000531_2": "「まったく……」", | |||
"305000531_3": "「ちょッ!? ち、違いますよッ!\\n 俺はただ素直に性能の評価を――」", | |||
"305000531_4": "「確かに、性能は素晴らしいです」", | |||
"305000531_5": "「エルフナインちゃん、あれは嘘だから。\\n 見た目にしか反応してないわよ、絶対」", | |||
"305000531_6": "「見た目……?\\n 機動力に優れる反面、防御力には不安がありますよね」", | |||
"305000531_7": "「ははは……。みなさん気に入っているようですし、\\n きっと外見の評価でも喜んでくれますよ」", | |||
"305000531_8": "「そ、そうじゃなくて――ッ!?」", | |||
"305000531_9": "「高質量のエネルギー反応ッ! ノイズだと思われますッ!」", | |||
"305000531_10": "「ポイント特定中ッ!」", | |||
"305000531_11": "「ノイズッ!」", | |||
"305000531_12": "「司令ッ! 位置の特定はまだですかッ!? 至急、出ますッ!」", | |||
"305000531_13": "「待ってください、翼さんッ! ここは――」", | |||
"305000531_14": "「わたしたちが」", | |||
"305000531_15": "「デスッ!」", | |||
"305000531_16": "「翼さんたちは並行世界の調査がありますし、\\n こっちの事はわたしたちに任せて下さいッ!」", | |||
"305000531_17": "「……わかったわ。頼むわね、3人とも」", | |||
"305000531_18": "「任せるデスッ!」", | |||
"305000531_19": "「うん」", | |||
"305000531_20": "「あっちの事はあたしたちがさっさと片付けてきてやるよッ!」" | |||
} |
@@ -0,0 +1,11 @@ | |||
{ | |||
"305000541_0": "「みんなの為にも、わたしたちはいち早くこの島での問題を\\n 片付けないといけないわね」", | |||
"305000541_1": "「余裕だろ、こっちにゃ水着型があるからなッ!」", | |||
"305000541_2": "「――さっそく出迎えとは。\\n この島のノイズの異常発生が異変の元凶なのかも知れないな」", | |||
"305000541_3": "「何にしても、ホスピタリティを忘れないノイズだこと」", | |||
"305000541_4": "「ったく、歓迎するにしてもワンパターンなんだよッ!」", | |||
"305000541_5": "「Killter Ichaival tron」", | |||
"305000541_6": "「Seilien coffin airget-lamh tron」", | |||
"305000541_7": "「Imyuteus amenohabakiri tron」", | |||
"305000541_8": "「よし、行くぞッ!」" | |||
} |
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"305000542_0": "「これは思った以上に快適だな。不利な状況に煩わされる事\\n なく、思うさまに剣をふるう事ができるッ!」", | |||
"305000542_1": "「ああ、悪くねーなッ!」", | |||
"305000542_2": "「最後の一体ッ! はああッ!」", | |||
"305000542_3": "「ノイズ殲滅を確認。今回は妙に数が少なかった事が気掛かり\\n だが……待て、人の声が聞こえる」", | |||
"305000542_4": "「――――だ、誰かぁッ! 助けてくれぇッ!」", | |||
"305000542_5": "「今の声ッ! 誰か襲われてんぞッ!」", | |||
"305000542_6": "「こちらが本隊では無かったという事ッ!?」", | |||
"305000542_7": "「しまった、陽動に引っ掛かったのかッ!? 走るぞッ!」" | |||
} |
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"305000611_0": "砕けた聖遺物", | |||
"305000611_1": "「あそこッ! 人が襲われてるわッ!」", | |||
"305000611_2": "「あれは……この島の島民かッ!\\n くッ、遠い……こちらに引き付けて逃がすしかないッ!」", | |||
"305000611_3": "「あたしがここからブッ放してやりゃ、\\n イヤでもこっちの相手するしかねぇだろうよッ!」", | |||
"305000611_4": "「こちらに標的を変えたようねッ!\\n はッ、相手をしてあげるわッ!」", | |||
"305000611_5": "「可能な限り離れてくださいッ!\\n ここは、わたしたちがッ!」", | |||
"305000611_6": "「き、君たち……ッ!」", | |||
"305000611_7": "「心配すんなッ!\\n こちとら慣れっこなんだよッ!」" | |||
} |