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"305000411_0": "セイレーンの歌",
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"305000411_1": "「むやみに歩き回っても仕方ないわ。\\n まずはここの地形を把握しましょう」",
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"305000411_2": "「まだ島と確定したわけでもない。\\n たった3人で全域を虱潰しにするのは困難だからな」",
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"305000411_3": "「見るからに怪しいとこでも見つかってくれればな」",
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"305000411_4": "「この前の海ん時も思ったけど、\\n 貰いもんなのにこの水着ぴったりだな」",
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"305000411_5": "「S.O.N.G.はわたしたちの身体に関する詳細なデータを持って\\n いる。水着のサイズが合っている事に何も不思議は無い」",
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"305000411_6": "「デザインの好みまでは把握してないでしょう? このチョイスは\\n 彼女によるものなのかしらね。悪くないわ」",
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"305000411_7": "「それにしても先程の水着型のギアは……驚いたな」",
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"305000411_8": "「そうね。実際に纏ったわたしが一番驚いたけど。\\n ギアにはまだまだ未知の部分があるのね……」",
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"305000411_9": "「……あたしのイチイバルも変わらねーかな」",
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"305000411_10": "「なんだ、雪音もやはり羨ましいのか?」",
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"305000411_11": "「そ、そんなんじゃねーよッ!\\n 暑いのが嫌なだけだッ!」",
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"305000411_12": "「フフ……」",
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"305000411_13": "「あの謎の唸り声とノイズの出現とが連動している事は\\n もはや疑いは無いが、正体をどう見る?」",
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"305000411_14": "「誰かがあの音でノイズを操ってるとかか?\\n あんまり考えたくねーけど」",
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"305000411_15": "「ノイズを操るなど、ソロモンの杖でもない限りは無理だろう?」",
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"305000411_16": "「仮に操ってたとしても、襲撃が散発的なのが腑に落ちない……。\\n 現段階ではまだ判断できないわね」",
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"305000411_17": "「あの唸り声のような音についてなのだけれど……便宜上、\\n 『セイレーンの歌』と呼称するのはどうかしら」",
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"305000411_18": "「セイレーン……船人を破滅へと導く歌の魔物か。\\n ピッタリだな」",
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"305000411_19": "「ま、いちいち唸り声だのなんだのよりは、言いやすいかもな」",
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"305000411_20": "「では、わたしも今後はあの音をそう呼称しよう。さしあたっての\\n 目標は、あのセイレーンの歌の発生源を特定することだな」",
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"305000411_21": "「――さっそく来たわね」",
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"305000411_22": "「やっぱりノイズ付きか。何回出てきても蹴散らしてやるッ!」",
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"305000411_23": "「2人とも、戦いながら歌の聴こえる方向にも\\n 気を配ってみてくれッ!」",
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"305000411_24": "「ええ、わかってるッ!」"
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