update jp cache june-ish 2020

Este commit está contenido en:
louis f 2020-07-13 12:16:52 -04:00
padre e4faf0f66a
commit d5fd23bdb1
Se han modificado 144 ficheros con 5018 adiciones y 227 borrados

Ver fichero

@ -0,0 +1,31 @@
{
"201017411_0": "空の上のお散歩なの",
"201017411_1": "「んんーッ! 気持ちいいね」",
"201017411_2": "「こっちに来てから任務ばかりで大変でしたから、\\n みんなでピクニックっていうのも、息抜きにいいですね」",
"201017411_3": "「ああ、休息もまた修行のうちだ」",
"201017411_4": "「修行……ッ!?\\n これも常在戦場なんですか……」",
"201017411_5": "「張り切ってお弁当作って来ちゃった」",
"201017411_6": "「あ、わたしもです。\\n あとで交換こしません」",
"201017411_7": "「……あ、鳥……」",
"201017411_8": "「鳥はいいよね。自由に飛べて。\\n 気持ちよさそうだなぁ」",
"201017411_9": "「空を飛びたいなら、わたしと一緒に飛んでみますか?」",
"201017411_10": "「ええッ!? 飛ぶって、魔法でッ!?」",
"201017411_11": "「わたしの手を握ってください。\\n 絶対に離さないでくださいね」",
"201017411_12": "「う、うん……ッ!」",
"201017411_13": "「響、お弁当の時間までには戻ってきてね」",
"201017411_14": "「わかったッ!」",
"201017411_15": "「じゃあ、行くよ、レイジングハートッ!」",
"201017411_16": "「Yes my master」",
"201017411_17": "「おお、浮いたーッ!\\n すごい、未来たちがどんどん遠ざかっていくよッ」",
"201017411_18": "「魔法をかけているのであとは1人で飛べますけど、\\n もう少し手を引いてたほうがいいですか」",
"201017411_19": "「ちょ、ちょっと1人は怖いかな――」",
"201017411_20": "「ギアを纏ってれば高いところでも、\\n へいき、へっちゃらなんだけど」",
"201017411_21": "「フフ、わかりましたッ!」",
"201017411_22": "「あッ、でもちょっと慣れてきたかも。\\n こうやって、こう飛べばいいんだよねッ」",
"201017411_23": "「初めてなのに上手ですねッ!」",
"201017411_24": "「You are very good」",
"201017411_25": "「やった、褒められたッ!\\n こうやって自由に空を飛ぶのってとっても気持ちいいッ」",
"201017411_26": "「魔法は戦うためだけじゃなくて、\\n こんなふうに楽しい使い方もあるんだねッ」",
"201017411_27": "「はいッ! 魔法は、わたしにたくさんの出会いをくれた、\\n 素敵なものなんですよ」",
"201017411_28": "「もちろん、響さんとの出会いもッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,81 @@
{
"201017511_0": "ドレス姿の歌姫",
"201017511_1": "「取材を受けてくださって、ありがとうございます。\\n 本日はよろしくお願いします」",
"201017511_2": "「こちらこそ、よろしくお願いします」",
"201017511_3": "「では早速ですが、取材を始めさせていただきます」",
"201017511_4": "「風鳴さんは、結婚したいと思ったことはありますか?」",
"201017511_5": "「え……?\\n その……今なんと」",
"201017511_6": "「結婚について、ですよ。翼さん」",
"201017511_7": "「お、緒川さんッ!\\n ちょっとこっちに……」",
"201017511_8": "「これは一体どういった取材ですかッ!?\\n わたしは新曲のプロモーションかと……」",
"201017511_9": "「女性向け雑誌のブライダル特集ですよ」",
"201017511_10": "「なッ……、ブライダルッ!?」",
"201017511_11": "「結婚だなんて想像したこともありませんし、\\n 質問されてもどう答えたらいいか……」",
"201017511_12": "「このような取材をどうして受けてしまったんですかッ!?」",
"201017511_13": "「僕も迷ったのですが、翼さんが了解だと\\n おっしゃったので……」",
"201017511_14": "「そ、それは……」",
"201017511_15": "(油断していた……まさかこんな企画だったとはッ!)",
"201017511_16": "「それに、何事も経験ですよ。実際に結婚するわけでは\\n ないんですから、気楽に考えてください」",
"201017511_17": "「い、いや……しかし――」",
"201017511_18": "「どうしてもということでしたらお断りしますが……」",
"201017511_19": "「……仕方ありません。1度受けてしまった以上、\\n わたしも覚悟を決めましょう」",
"201017511_20": "「ありがとうございます。\\n それでは、インタビューに戻りましょう」",
"201017511_21": "「風鳴さんは、休日はどのように過ごしているんですか?」",
"201017511_22": "「休日は鍛錬をしていることが多いですね」",
"201017511_23": "「鍛錬……? ああ、歌手業の練習のことですね」",
"201017511_24": "「それでは、今はまだ、結婚より仕事の方が大事、\\n といった感じでしょうか」",
"201017511_25": "「そうですね。それがわたしの務めですから。\\n 他のことにうつつを抜かしている暇はありません」",
"201017511_26": "「ず、ずいぶん真面目なんですね……。でも確かに、\\n まだ代なのに結婚と言われてもピンときませんよね」",
"201017511_27": "「はい……。すみません……」",
"201017511_28": "「いえいえッ! では、ウェディングドレスについては\\n どのような印象を持っていますか」",
"201017511_29": "「ウェディングドレスですか……。あれだけスカートが\\n 大きいと、いざという時に動きにくくないのでしょうか」",
"201017511_30": "「そんないざという時はそうそうないと思いますけど……」",
"201017511_31": "「ありがとうございました。インタビューは以上です。\\n 風鳴さんて、見かけによらず面白い方なんですね」",
"201017511_32": "「……そ、そうでしょうか?」",
"201017511_33": "「それでは続いて、撮影の方に入りましょうッ!」",
"201017511_34": "「撮……影……?」",
"201017511_35": "「はい。衣装はこちらです」",
"201017511_36": "「そ、それはまさか――」",
"201017511_37": "「もちろん、ウェディングドレスです」",
"201017511_38": "「――ッ!?」",
"201017511_39": "(これがウェディングドレス……、\\n こんなにも、純白で綺麗なのか",
"201017511_40": "(ウェディングドレスに皆が憧れるというのも、\\n わかるかもしれない……",
"201017511_41": "(しかし、わたしは防人……。\\n このような服が似合うとは――",
"201017511_42": "「す、すみませんッ!\\n 少し休憩をいただけますか」",
"201017511_43": "「はい、構いませんよ。\\n こちらは衣装とカメラマンの準備をしておきますので」",
"201017511_44": "「し、失礼しますッ!」",
"201017511_45": "「はあ……ッ。思わず逃げ出してしまったが、\\n どうしたものか……」",
"201017511_46": "「今から断っては、\\n 先方に迷惑をかけてしまうし……」",
"201017511_47": "「マリアから……?」",
"201017511_48": "「もしもし、翼? 今、大丈夫かしら?」",
"201017511_49": "「ああ。今、取材の休憩中だ」",
"201017511_50": "「それなら、あとでかけ直しましょうか?\\n それほど急ぎの用ではないし……」",
"201017511_51": "「いやッ、待ってくれッ!\\n 実は折り入って、マリアに相談したいことがあるんだ」",
"201017511_52": "「珍しいわね……。何かしら?」",
"201017511_53": "「実は雑誌の仕事で、この後ウェディングドレス姿で\\n 撮影をすることになってしまって……」",
"201017511_54": "「あら、素敵じゃない。雑誌が出たら買うわね」",
"201017511_55": "「買わなくていいッ!\\n とにかく、少し話を聞いてくれ……」",
"201017511_56": "「――と、いうことなんだ。わたしはどんな気持ちで\\n 着たらいいかわからないし、いっそ断ろうかと……」",
"201017511_57": "「……翼は、ウェディングドレスを見た時、\\n どう思ったの」",
"201017511_58": "「それは……、実際に目にすると、思った以上に\\n 綺麗で素敵だなと……」",
"201017511_59": "「フフ。あなたも、やっぱり剣である前に女の子なのね」",
"201017511_60": "「それは……どういうことだ?」",
"201017511_61": "「素敵なドレスにときめく気持ちは止められないってことよ」",
"201017511_62": "「防人だとか、結婚が想像できないとか、\\n この際考えなくてもいいんじゃない」",
"201017511_63": "「自分の気持ちに素直になって、挑戦してみたらどうかしら」",
"201017511_64": "「……素直に……」",
"201017511_65": "(確かにあのドレスには胸が高鳴った。\\n わたしは、着てみたいと思っているのかもしれない……",
"201017511_66": "「ありがとう、マリア。\\n おかげで少し、心を整理できた気がする」",
"201017511_67": "「どういたしまして。それじゃ、お仕事頑張って。\\n あと、その雑誌の発売日はちゃんと知らせてね」",
"201017511_68": "「あ、ああ……。決まったらな」",
"201017511_69": "「今度はこちらに視線をお願いします」",
"201017511_70": "「こんな感じですか?」",
"201017511_71": "「いいですね」",
"201017511_72": "(着てみたはいいが……やはり、少し気恥ずかしいな)",
"201017511_73": "「すごく似合っていますよ。\\n でも、まだ照れが出てますね」",
"201017511_74": "「は、はい」",
"201017511_75": "「では最後に、ドレスにぴったりの、\\n 幸せそうな笑みをお願いします」",
"201017511_76": "「はい」",
"201017511_77": "(言われずとも、こんな素敵なドレスを着ていたら、\\n 自然と顔がほころんでしまう……",
"201017511_78": "「はい、そのまま」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,60 @@
{
"201017611_0": "プレイボールッ!",
"201017611_1": "「やあ、元気にしてたか」",
"201017611_2": "「ああ、どうも……」",
"201017611_3": "「いらっしゃいです……」",
"201017611_4": "「悪いけど、用事なら後にしてくれ……。\\n 今はだるい……」",
"201017611_5": "「うわッ! なんだこのしみったれた空気は?」",
"201017611_6": "「錬金術師たちに怪しい動きがあるからと、\\n ここしばらく待機してもらっていたんだが、それが空振りでな」",
"201017611_7": "「出動が無かったのはいいとして、\\n 待機慣れで、すっかり鈍ってしまった結果がこれだ」",
"201017611_8": "「だから、この天気のいい日に外に出ようともせず、\\n 引きこもってるってわけだな」",
"201017611_9": "「いいじゃないデスか……。\\n 天気がよくて平和ならのんびりするのが番デスよ……」",
"201017611_10": "「ダメだこりゃ。\\n これは早くなんとかしたほうがいいぞ」",
"201017611_11": "「そろそろ俺も、どうにかしようと思っていたところだ」",
"201017611_12": "「そうだな……よしッ!\\n こういうときは外に出て身体を動かすのが番だ」",
"201017611_13": "「おっさんの特訓ならあたしは行かないぞ。\\n あんなハードなのについていけるのは、どっかおかしいやつだけだ」",
"201017611_14": "「特訓はまたの機会にしよう。\\n 今回はスポーツをするぞッ」",
"201017611_15": "「スポーツ? また変なのじゃねーだろうな。\\n てか、もう決まってんのか」",
"201017611_16": "「ああ、今決めた。\\n 俺たちがこれからやるのは……野球だッ」",
"201017611_17": "「……なんで野球?」",
"201017611_18": "「やる気なさそうだったのに、しっかりと着替えるなんて、\\n 意外とリがいいな」",
"201017611_19": "「全員参加してるのに1人だけベンチもねーだろ。\\n ルールはうろ覚えだけどな」",
"201017611_20": "「大丈夫だよ、わたしも似たようなもんだからッ!」",
"201017611_21": "「グローブのつけ方はこれであってるかな?」",
"201017611_22": "「多分あっているデスよ。\\n それにボールが取れれば何も問題ないデス」",
"201017611_23": "「グローブは正しくつけないとケガするわよ」",
"201017611_24": "「基本的なことも知らないみたいだけど、できるのか?\\n もっと別のスポーツでも良かったんだぞ」",
"201017611_25": "「メンバーは俺たちだけなんだ、\\n 変にルールで縛るよりもこのほうがらしくていい」",
"201017611_26": "「まあ、そうかもな。\\n ……で なんでアレがピッチャーなんだ」",
"201017611_27": "「ピッチャーマウンドの一番近くにいたのが\\n クリスくんだったからだ」",
"201017611_28": "「ホント、適当だな」",
"201017611_29": "「確かに適当すぎだな……。\\n これなら、のんびりしてても良かったんじゃねーか」",
"201017611_30": "「嫌なら無理に付き合う必要はない。\\n 俺たちの野球をベンチで見ていてもいいぞ」",
"201017611_31": "「<size=25>おいおい、そんなこと言って引っ込んだらどうすんだ</size>」",
"201017611_32": "「<size=25>大丈夫だ。こういうとき、あいつの場合は違う反応になる</size>」",
"201017611_33": "「べ、別にやらねーとは言ってねーだろ。\\n 人数が足りないんだから、回だけは付き合ってやるよ」",
"201017611_34": "(ああ、なるほど……)",
"201017611_35": "「いやいや、無理しなくてもいいんだぞ。\\n 銃は撃てても、球を投げるのは勝手が違うだろうからな」",
"201017611_36": "「んだとッ! だったら、手加減しねーからなッ!\\n 打てないからって泣くなよッ」",
"201017611_37": "「おッ、そうこなくっちゃな。\\n イチイバル装者の力、見せてもらうぞッ」",
"201017611_38": "「ハッ、ガングニール装者の棒捌きなんざ、\\n あたしの球にかすりもしねーよッ」",
"201017611_39": "「打ち返しなさいッ! 死んでも打ち返しなさいッ!」",
"201017611_40": "「頑張ってください、ガングニール装者の名誉は\\n 奏さんの腕にかかってますッ」",
"201017611_41": "「お前たちはこっちの守備だろうがッ!\\n どっちの応援してんだッ」",
"201017611_42": "「どっちの応援でも構わないさ。\\n 全力でかかってきなッ」",
"201017611_43": "「いくぞ、覚悟しやがれッ!」",
"201017611_44": "「どちらも気迫は十分だな。\\n では行くぞ、プレイボールッ」",
"201017611_45": "「おらッ、これでどうだッ!」",
"201017611_46": "「<size=40>甘いッ!</size>」",
"201017611_47": "「おおッ、ナイスバッティングッ!」",
"201017611_48": "「調、そっちに飛んで行ったデスよッ!」",
"201017611_49": "「え……あッ!」",
"201017611_50": "「みんな、楽しそうに遊んでるわね」",
"201017611_51": "「ああ、1回だけと言いながら、\\n もうこれで何球目なんだか……」",
"201017611_52": "「たまにはこういう平和な日を満喫するのもいいわね」",
"201017611_53": "「そうだね。\\n 何か軽食でも持っていってやるか」",
"201017611_54": "「それもいいわね、ちょっと行ってこようかしら」",
"201017611_55": "「だあッ! しまった、打ち上げたッ!」",
"201017611_56": "「そっち行ったぞーッ! 零すなよ、しっかり掴めッ!」",
"201017611_57": "「今回の作戦は成功だな。\\n 次はサッカーか……いや、ドッジボールもいいかもしれんな」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,106 @@
{
"201017711_0": "復活のダウルダブラ",
"201017711_1": "「納得がいかないワケダ」",
"201017711_2": "「ずーっと同じこと言ってるわね、それでもう何回目なのよ」",
"201017711_3": "「気持ちはわかるけど、まだメンテナンスの途中なんだから、\\n そう愚痴らないで」",
"201017711_4": "「こうやって自由に歩き回れるんだからいいじゃない。\\n 前まで入ることすら許されなかったんだから」",
"201017711_5": "「これはもともと、わたしが造ったものであって、\\n 自由にできて当然なワケダ」",
"201017711_6": "「そういえば、ちゃんと聞いたことなかったけど、\\n これのデザインも自分で考えたの」",
"201017711_7": "「わたしのオリジナルではなく、昔、気の合うやつがいて、\\n そいつの城を参考にさせてもらったワケダ」",
"201017711_8": "「気の合う相手?」",
"201017711_9": "「ジル・ド・レェというやつだ。\\n わたしはジルと呼んでいたが」",
"201017711_10": "「ジル・ド・レェか……」",
"201017711_11": "「そいつの城の構造が気に入ったので、\\n わたしも似たようなものを造ってみようと思ったワケダ」",
"201017711_12": "「なるほど、そういうことだったのね」",
"201017711_13": "「全く、あいつさえ余計なことをしなければ……」",
"201017711_14": "「くしゅッ!」",
"201017711_15": "「あらあら、くしゃみだなんて、風邪ですかマスター?\\n 普段から薄着でいるからですよ」",
"201017711_16": "「ふん、オレが風邪なんてひくものか。\\n ここが埃っぽいのが悪いんだ」",
"201017711_17": "「手入れはしているようですが、掃除までは\\n 行われていないようですからね」",
"201017711_18": "「あたしたちで掃除するんだゾ」",
"201017711_19": "「ミカがやると派手に散らかしそうだ。\\n それよりも今は探しものが優先だろう」",
"201017711_20": "「本当にこんなところにあるんですか?」",
"201017711_21": "「ダウルダブラでノエルと戦ったのはこの辺りのはず……、\\n 見ろ、あったぞ。ダウルダブラの破片だ」",
"201017711_22": "「なるほど、これを探せばいいんだな、わかったゾッ!」",
"201017711_23": "「見つけたら教えてちょうだい、\\n ミカのその手で掴んだら壊してしまいそうだから」",
"201017711_24": "「派手に複数発見。破片はあといくつなのか」",
"201017711_25": "「散らばっているようですからねー。\\n あっ、ここにもあるようですよ」",
"201017711_26": "「こちらにもありましたわ、マスター」",
"201017711_27": "「うぅ、どこにあるんだゾ……んん?",
"201017711_28": " マスター、マスターッ! これそうじゃないカッ!」",
"201017711_29": "「ああ、これで一通りは揃ったな。\\n 人手を揃えてきたのは正解だったようだ」",
"201017711_30": "「本当に人形使いが荒いですよねー」",
"201017711_31": "「大して働いたわけではないだろ。\\n だが、これで再びダウルダブラを纏うことができる」",
"201017711_32": "「では、持ち帰り修復を行いましょう」",
"201017711_33": "「いや、シャトーの施設を使えるはずだ。\\n このままここで直してしまうぞ」",
"201017711_34": "「……これで修復はできた。\\n あとはダウルダブラを纏えるかどうかの確認だ」",
"201017711_35": "「うん。どうやら、問題なく纏えるようだ。\\n もう少し性能を確かめておきたいが、どうするか」",
"201017711_36": "「あらら……」",
"201017711_37": "「なんだ、その反応は」",
"201017711_38": "「ほら、マスターがダウルダブラを纏うと\\n ナイスバディな大人のマスターになるじゃないですか」",
"201017711_39": "「何か破片が足りていないのが原因かもしれません。\\n あの場所をもっと探してみましょう」",
"201017711_40": "「いや、破片は問題なく揃っている。\\n 足りてなかったらそもそも纏えていないからな」",
"201017711_41": "「じゃあ、どうして小さいままなんだゾ?」",
"201017711_42": "「単純な、想い出不足だな……」",
"201017711_43": "「なるほど、そういうことでしたか」",
"201017711_44": "「だが、しばらくすれば前の姿に戻れるはずだ」",
"201017711_45": "「あたしは小さなマスターでも、似合ってていいと思うゾッ!」",
"201017711_46": "「ええ、どのような姿でもダウルダブラを纏った\\n マスターは凛々しくもあります」",
"201017711_47": "「派手に似合っている」",
"201017711_48": "「そうそう、小さい身体で露出多めのセクシー服なんて\\n 好きな人は好きですからねー」",
"201017711_49": "「お前はそんな言い方しかできないのかッ!」",
"201017711_50": "「褒めてるんですよー」",
"201017711_51": "「お前、それのどこが……待て、話の続きはあとだ。",
"201017711_52": " 愚か者がここへ侵入したようだな」",
"201017711_53": "「侵入者ですか?」",
"201017711_54": "「ああ、ちょうどいい。\\n ダウルダブラの性能を確認しておきたかったところだ」",
"201017711_55": "「行くぞ、お前たち」",
"201017711_56": "「そこのお前、錬金術師か。協会の人間には見えないが」",
"201017711_57": "「なッ!? ここには誰もいないんじゃなかったのか。\\n クソッ、こうなったらッ」",
"201017711_58": "「アルカ・ノイズか。\\n お前たちは手を出すな、オレが片付ける」",
"201017711_59": "「承知」",
"201017711_60": "「ダウルダブラの試運転に付き合ってもらうぞ。\\n 簡単にやられるなよ」",
"201017711_61": "「そ、そんな、アルカ・ノイズが一撃でッ!?」",
"201017711_62": "「試すには相手が弱すぎるな。\\n だがまあ、問題なく戦えるようだ」",
"201017711_63": "「手持ちがまだあるならさっさと出せ。\\n オレがまとめて相手をしてやる」",
"201017711_64": "「この音って、中から聞こえてこない?」",
"201017711_65": "「誰かがシャトー内で戦闘をしているんだ。\\n はぐれ錬金術師が侵入したのかもしれない、確認するぞ」",
"201017711_66": "「わたしのシャトーを好き勝手にさせたりしないワケダッ!」",
"201017711_67": "「うぅ……」",
"201017711_68": "「こんなものだな。あとであいつにでも引き渡すとするか。\\n お前たち、そいつを運んでくれ」",
"201017711_69": "「はい、わかりました」",
"201017711_70": "「侵入者ってこいつ1人だけなのカ?」",
"201017711_71": "「少し待て……いや、まだ誰かいるようだな。\\n こちらに向かってきている」",
"201017711_72": "「相手にするのも面倒だな。\\n この糸で罠を張っておけば、勝手に拘束されるはずだ」",
"201017711_73": "「うわあッ!?」",
"201017711_74": "「罠にかかったようだな。\\n さて、どこのどいつがかかったのか」",
"201017711_75": "「んもう、この糸なんなのよッ!?」",
"201017711_76": "「くっ、身動きが取れない。\\n これは侵入者が造った罠なのかッ」",
"201017711_77": "「お前たちは何をやっている?」",
"201017711_78": "「それはこっちのセリフなワケダッ!」",
"201017711_79": "「マスターが感じた侵入者ってこの人たちじゃないですか?」",
"201017711_80": "「侵入者だとッ!?\\n ふざけるな、侵入者はそちらなワケダッ」",
"201017711_81": "「ふん、オレたちは一応許可を得てここに来ている。\\n 何をしようと貴様には関係ないだろうッ」",
"201017711_82": "「これはわたしの城。\\n もう度と、好き勝手にはさせないワケダッ」",
"201017711_83": "「お前になぞ従うものかッ!」",
"201017711_84": "「もー、ケンカしてないで、早く降ろしてよー」",
"201017711_85": "「この体勢は地味にきついんだが……」",
"201017711_86": "「落ち着くまでは無理ですね。\\n ああなるとマスターは引かないですから」",
"201017711_87": "「あれ? 電話がなってるゾー」",
"201017711_88": "「これは局長の……。\\n くッ、この状態では取れない……」",
"201017711_89": "「では、代わりに私が取るとしましょう。\\n はい、もしもし……」",
"201017711_90": "「だいたい、お前が勝手なことをしなければ、\\n これはずっとわたしの手元にあったワケダッ」",
"201017711_91": "「本当にしつこいやつだな」",
"201017711_92": "「マスター、よろしいでしょうか。お電話を」",
"201017711_93": "「なんだ、まったく。\\n 今忙しいんだ、話なら帰ってからにしてくれ」",
"201017711_94": "「黙っていられなくてね、\\n シャトーの所有権の話をしていたようだから」",
"201017711_95": "「それは今、協会のものになっている。\\n つまりは僕のもの、君たちのものではなくね」",
"201017711_96": "「だが局長――」",
"201017711_97": "「認めないよ。異論は」",
"201017711_98": "「そういうことだから、早く戻ってくるといい。\\n つまらない喧嘩をせずにね」",
"201017711_99": "「おい、話を最後まで――クソ、切ったか」",
"201017711_100": "「あの男の言い分はそういうことだそうだ。\\n まずはあいつに話を通す必要があるようだな」",
"201017711_101": "「局長の決定は決定だもの。仕方ないわよね」",
"201017711_102": "「くっ、やはり納得いかないワケダッ!」",
"201017711_103": "「それより、いい加減早く降ろしてくれッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,32 @@
{
"208001711_0": "超覚醒マリア・カデンツァヴナ・イヴ【ORACLE†SANCTUARY】",
"208001711_1": "「2人とも、あそこを見てみるデスよ。\\n たくさんの人が集まってるデス」",
"208001711_2": "「あれって、教会かな」",
"208001711_3": "「結婚式をしているみたいね。\\n 月だからかしら」",
"208001711_4": "「え? それが何か関係あるデスか?」",
"208001711_5": "「ジューンブライドといって、\\n 月に結婚する花嫁は幸せになれるって言い伝えがあるの」",
"208001711_6": "「それ聞いたことあるデス。\\n 新郎さんも新婦さんも幸せそうで、こっちも嬉しくなるデスよ」",
"208001711_7": "「本当ね。2人の幸せを分けてもらってるみたい」",
"208001711_8": "「アタシも結婚するときはあんな風に、\\n 幸せをおすそ分けしたいデスッ」",
"208001711_9": "「切ちゃん、誰と結婚するの?」",
"208001711_10": "「そ、それはまだわからないデス……」",
"208001711_11": "「マリアはそういうお相手いないんデスか?」",
"208001711_12": "「今のところいないわね。\\n でも、いつかウェディングドレスは着てみたいと思うけれど」",
"208001711_13": "「本部から?」",
"208001711_14": "「この近くにアルカ・ノイズがッ!?\\n 了解よ、すぐに向かうわッ」",
"208001711_15": "「2人とも聞こえたわね。\\n 早く片付けないとこの辺りに被害が出る」",
"208001711_16": "「そんな、まだ結婚式の途中デスよッ!」",
"208001711_17": "「幸せの邪魔はさせないわッ!」",
"208001711_18": "「うんッ!」",
"208001711_19": "「Zeios igalima raizen tron――」",
"208001711_20": "「Various shul shagana tron――」",
"208001711_21": "「Seilien coffin airget-lamh tron――」",
"208001711_22": "「って、マリアのギア、\\n ウェディング型ギアになってるデスよッ」",
"208001711_23": "「え……どうして?\\n 別に意識して纏ったわけじゃないのに」",
"208001711_24": "「結婚式を見ていたから、それが影響したのかも」",
"208001711_25": "「ウェディングドレスを着てみたいとか、\\n 幸せを分けてもらったとか、思ったのは確かだけど」",
"208001711_26": "「……ううん、それだけ彼女たちの結婚式が\\n わたしの心に訴えてくるものがあったということね」",
"208001711_27": "「急ぎましょう。\\n 避難勧告が出る前に終わらせてみせるッ」",
"208001711_28": "「よーし、やってやるデスよッ!」",
"208001711_29": "「ええ、絶対に結婚式の邪魔はさせないわッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,48 @@
{
"208001811_0": "超覚醒:小日向未来【永愛】",
"208001811_1": "「ねーねー、2人とも。\\n ちょっとこれ見てほしいんだけど」",
"208001811_2": "「何これ?\\n ええっと『理想の結婚相手を見つける方法』」",
"208001811_3": "「そうそう。\\n この雜誌で大きく特集してるんだよ」",
"208001811_4": "「6月だからかな。\\n 他の雑誌でも似た記事をよく見かけるよね」",
"208001811_5": "「でも、なんでこれをわたしたちに……?」",
"208001811_6": "「これを見ながら3人で話してたのよ。\\n 理想の結婚相手について」",
"208001811_7": "「だけど、みんな求めるタイプがバラバラで……、\\n しかも現実的にありえない感じだったのッ」",
"208001811_8": "「アニメにしか出てこないような相手を求めるよりは\\n マシだと思うけど」",
"208001811_9": "「なかなか見つからないからこそ、\\n 理想の結婚相手、なのかもしれませんわ」",
"208001811_10": "「それで2人はどんな相手が理想なのかなって\\n 気になったんだよね」",
"208001811_11": "「理想の結婚相手か……」",
"208001811_12": "「わたしはちゃんとわたしのことを見てくれて、\\n 一緒にいるとあったかくなれる人かな」",
"208001811_13": "「間違ったことをしたときは叱ってくれて、\\n 一緒に笑ってくれたり、泣いたり、悩んでくれる」",
"208001811_14": "「そういう人がいいかな。\\n ああ、あと美味しいご飯を作ってくれる人ッ」",
"208001811_15": "「へー、響ってそういう人がタイプなんだね」",
"208001811_16": "「未来はどういう人がいいの?」",
"208001811_17": "「うーん、わたしは……、\\n 何事も一生懸命で、まっすぐで、優しい人かな」",
"208001811_18": "「どんなことがあっても、一生懸命やり抜くって\\n すごいことだと思うし、大切だと思うんだ」",
"208001811_19": "「それと、優しいっていうのはわたしにだけじゃなくて、\\n どんな人が相手でも、困っていれば手を差し伸べる……」",
"208001811_20": "「見てて危なっかしいところもあるけど、\\n そんな人と、人で助け合えればなって思う」",
"208001811_21": "「ふーん、それが未来の理想の相手なんだね」",
"208001811_22": "「……てか、それ2人ともお互いのことじゃん」",
"208001811_23": "「え? そうなの?」",
"208001811_24": "「考えるまでもなく、まんまだけど」",
"208001811_25": "「そ、そうかな……、\\n でも……結婚とかそういうのは……」",
"208001811_26": "「理想の相手が身近にいるのは素敵なことですね」",
"208001811_27": "「い、いやだから――」",
"208001811_28": "「あッ! わたしのだ」",
"208001811_29": "「はい……わかりました、すぐに向かいますッ!」",
"208001811_30": "「なんだか緊急の用事みたいだね」",
"208001811_31": "「この近くにアルカ・ノイズが出現したって。\\n だから、人はすぐに避難してッ」",
"208001811_32": "「う、うん、わかった」",
"208001811_33": "「おふたりともお気をつけて」",
"208001811_34": "「ありがとうッ! 行ってきますッ!」",
"208001811_35": "「2人とも待たせたな……」",
"208001811_36": "「って、なんだそりゃッ!?」",
"208001811_37": "「あんまりよくわからないんだけど、\\n ギアを纏ったらこの状態になってて……」",
"208001811_38": "「たぶん、ここに来る前に、\\n みんなで理想の結婚相手の話をしてたからだと思う」",
"208001811_39": "「わたしの理想の相手が未来っぽい人で、\\n 未来の理想の相手がわたしっぽい人だったんだよね」",
"208001811_40": "「も、もう、響ったら……」",
"208001811_41": "「……ああ、そういうことか。\\n だいたいわかった」",
"208001811_42": "「別に文句を言う気はないけどよ……、\\n ただ、そういうのは家に帰ってからやれッ」",
"208001811_43": "「こいつらを片付けた後でなッ!」",
"208001811_44": "「うん、もちろんッ!」",
"208001811_45": "「2人で一緒に家に帰るためにも、負けられないッ!」"
}

Ver fichero

@ -1,33 +1,33 @@
{
"event001_0": "はぁ~、やっと授業が終わったぁ……",
"event001_1": "お疲れ様、響。\\n……今日は、何の用事もないんだよね",
"event001_2": "えっと……うん、無い……はず!",
"event001_3": "……もう、どっちなの?",
"event001_4": "ごめんごめん。\\nただ、急に連絡が入る事もあるから……",
"event001_5": "今は無いんだよね? それじゃ急いで帰ろう?",
"event001_6": "う、うん……。未来、どうしたの?",
"event001_7": "うん? 何でもないよ?\\n早く響と帰りたいだけだから。",
"event001_8": "昨日、響が見たがってた映画のDVD借りておいたんだよね。\\nお菓子も用意したし、帰ったら響をびっくりさせるんだから",
"event001_9": "とうちゃ~く! 未来、ただいま!",
"event001_10": "お帰りなさい、響。",
"event001_11": "うう……今日もクライマックス級に疲れたよ~。",
"event001_12": "ほらっ、またそんなだらしない恰好して。",
"event001_13": "いいの、いいの。だ~れも見てないし。",
"event001_14": "私が入るの忘れてる?",
"event001_15": "未来はいいの!未来にだったら何を見られても私は平気だよ!",
"event001_16": "もう…。",
"event001_17": "ピピーピピー(呼び出し音)",
"event001_18": "うええっ!? ちょ、ちょっとゴメン!",
"event001_19": "(あ……)",
"event001_20": "はぁ……またかぁ……",
"event001_21": "あの、響……。もしかして……",
"event001_22": "うん、その……ちょっと用事……",
"event001_23": "響……。あの私、今日はね――。",
"event001_24": "あああ~、急がないと! えっと、ごめん未来!\\nわたし、行ってくる",
"event001_25": "……わかった。気を付けてね?\\n色々無理しちゃダメだよ",
"event001_26": "うん! ありがと、未来!",
"event001_27": "……行かないで、って言えなかったなぁ。\\nせっかく色々準備したのに。",
"event001_28": "また未来に心配かけちゃってるし、\\nやっぱり私って呪われてるかも……。",
"event001_29": "ああ!へこんでたってしょうがない!\\n少しでも早く片付けて、未来のもとへ帰らないと",
"event001_30": "最速で最短で一直線に!\\nまってて、未来"
{
"event001_0": "はぁ~、やっと授業が終わったぁ……",
"event001_1": "お疲れ様、響。\\n……今日は、何の用事もないんだよね",
"event001_2": "えっと……うん、無い……はず!",
"event001_3": "……もう、どっちなの?",
"event001_4": "ごめんごめん。\\nただ、急に連絡が入る事もあるから……",
"event001_5": "今は無いんだよね? それじゃ急いで帰ろう?",
"event001_6": "う、うん……。未来、どうしたの?",
"event001_7": "うん? 何でもないよ?\\n早く響と帰りたいだけだから。",
"event001_8": "昨日、響が見たがってた映画のDVD借りておいたんだよね。\\nお菓子も用意したし、帰ったら響をびっくりさせるんだから",
"event001_9": "とうちゃ~く! 未来、ただいま!",
"event001_10": "お帰りなさい、響。",
"event001_11": "うう……今日もクライマックス級に疲れたよ~。",
"event001_12": "ほらっ、またそんなだらしない恰好して。",
"event001_13": "いいの、いいの。だ~れも見てないし。",
"event001_14": "私が入るの忘れてる?",
"event001_15": "未来はいいの!未来にだったら何を見られても私は平気だよ!",
"event001_16": "もう…。",
"event001_17": "ピピーピピー(呼び出し音)",
"event001_18": "うええっ!? ちょ、ちょっとゴメン!",
"event001_19": "(あ……)",
"event001_20": "はぁ……またかぁ……",
"event001_21": "あの、響……。もしかして……",
"event001_22": "うん、その……ちょっと用事……",
"event001_23": "響……。あの私、今日はね――。",
"event001_24": "あああ~、急がないと! えっと、ごめん未来!\\nわたし、行ってくる",
"event001_25": "……わかった。気を付けてね?\\n色々無理しちゃダメだよ",
"event001_26": "うん! ありがと、未来!",
"event001_27": "……行かないで、って言えなかったなぁ。\\nせっかく色々準備したのに。",
"event001_28": "また未来に心配かけちゃってるし、\\nやっぱり私って呪われてるかも……。",
"event001_29": "ああ!へこんでたってしょうがない!\\n少しでも早く片付けて、未来のもとへ帰らないと",
"event001_30": "最速で最短で一直線に!\\nまってて、未来"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,3 @@
{
"3400001011_0": "友達"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,3 @@
{
"3400001111_0": "Reborn"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,53 @@
{
"340000111_0": "2つの出会い",
"340000111_1": "「――、――――♪」",
"340000111_2": "(イヤホンから聴こえる、ママの歌声――)",
"340000111_3": "(この歌を聴いて、一緒に唄っているときだけ、\\n 忘れることができる。悲しいことも、嫌なことも全部……",
"340000111_4": "(ママもパパもいなくなったわたしにはもう、この歌しか……)",
"340000111_5": "「誰……ッ!?」",
"340000111_6": "「……」",
"340000111_7": "「猫……。\\n どうしたの お腹すいた」",
"340000111_8": "「……」",
"340000111_9": "「――ッ! 怪我をしてるの?」",
"340000111_10": "「大変……、\\n わたしの部屋で、手当てしてあげるね」",
"340000111_11": "「ここがわたしの住んでる部屋だよ。\\n 怪我してるとこ、消毒するね」",
"340000111_12": "「……」",
"340000111_13": "「静かにしてて。\\n うるさくすると、伯母さんが起きちゃうから」",
"340000111_14": "「……伯母さんはね、\\n わたしのことが嫌いだから、よく叱るの……」",
"340000111_15": "「だけど、会わないようにして、大人しくしてれば平気。\\n 怒られないし、叩かれないよ」",
"340000111_16": "「……」",
"340000111_17": "「わたしのパパとママは、死んじゃったんだ。\\n だから、わたしの居場所は、ここしかないの」",
"340000111_18": "「友達だって、1人もいない……」",
"340000111_19": "「……」",
"340000111_20": "「キミも独りぼっち?\\n だったら、わたしと一緒だね」",
"340000111_21": "「独りぼっちは、寂しいよね……」",
"340000111_22": "「……だったら、私と友達にならない……?」",
"340000111_23": "「――ッ!?\\n い、今の声って……」",
"340000111_24": "「私よ。私が喋ったの」",
"340000111_25": "「猫が喋ったッ!?」",
"340000111_26": "「大きな声を出しちゃダメ。\\n 怒られちゃうんでしょ」",
"340000111_27": "「う、うん……。\\n すごい。わたし、猫とお話してる。まるで魔法みたい……」",
"340000111_28": "「フフ、その通りよ。\\n 私は魔導師だもの」",
"340000111_29": "「魔導師って、魔法使いのこと?\\n じゃあキミ、魔法が使えるの……ッ」",
"340000111_30": "「ええ。今この姿になっているのも、魔法の力よ」",
"340000111_31": "「で、でも……。\\n 魔法なんてあるわけないって……」",
"340000111_32": "「あら、信じられない?\\n 簡単なものなら、今見せてあげるわ」",
"340000111_33": "「すごい……魔法は本当にあったんだ……ッ!\\n パパが言ってたことは、嘘なんかじゃなかった……」",
"340000111_34": "「痛ッ――」",
"340000111_35": "「だ、大丈夫? 傷が痛むの……?」",
"340000111_36": "「大丈夫よ……」",
"340000111_37": "「……実は私もね、独りぼっちなの。\\n 悪い人から逃げて、さまよって……」",
"340000111_38": "「キミも、独り……」",
"340000111_39": "「怪我をしてしまって、もうダメだと思ったとき、\\n あなたが助けてくれたのよ。ありがとう、えっと――」",
"340000111_40": "「わたしは、夢野みこと」",
"340000111_41": "「ありがとう、みこと。\\n 私はアーテルよ」",
"340000111_42": "「アーテル、さっき言ったことは、本当?\\n わたしと友達になってくれるって」",
"340000111_43": "「もちろんよ。私も心細かったから、\\n みことが友達になってくれたら嬉しいわ」",
"340000111_44": "「突然現れた私にこんなことを言われても、\\n みことは困るかもしれないけれど……」",
"340000111_45": "「パパが言ってたんだ。魔法は素敵な力なんだって。\\n だから、わたしは魔法使いのアーテルを信じるよ」",
"340000111_46": "「……そう、素敵なお父様だったのね」",
"340000111_47": "「わたしが悪い人からアーテルを護ってあげる」",
"340000111_48": "「ありがとう。これからよろしくね、みこと」",
"340000111_49": "「うんッ!」",
"340000111_50": "「……」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,18 @@
{
"340000121_0": "「ここが、襲われている工場ですねッ!」",
"340000121_1": "「見て、あちこちから煙が上がってるッ!」",
"340000121_2": "「一体、何者がこのようなことを……」",
"340000121_3": "「従業員の避難が確認できました。\\n あとは襲撃者さえ叩ければ……ッ」",
"340000121_4": "「アルカ・ノイズの反応は検知できず……。\\n 未だ襲撃者の正体は不明です」",
"340000121_5": "「今、日本にいる装者はお前たちだけだ。\\n 十分に注意して対応に当たってくれッ」",
"340000121_6": "「承知しましたッ!」",
"340000121_7": "「クリスやマリアさんたちが海外任務中に、\\n こんな事件が起きるなんて……」",
"340000121_8": "「あれ? 今の音って……」",
"340000121_9": "「工場の中の機械が動いたままなのかな?\\n みんな、急いで避難しただろうし――」",
"340000121_10": "「違う、これは――ッ!」",
"340000121_11": "「ロボットッ!?」",
"340000121_12": "「この工場で作られたものじゃないよねッ!?\\n 師匠は、薬品工場って言ってたし……ッ」",
"340000121_13": "「うわ――ッ!?」",
"340000121_14": "「敵意を確認……もはや疑いようもなく、\\n この機械が工場襲撃の下手人だ。応戦するぞッ」",
"340000121_15": "「装者エンゲージッ!\\n 以降、機械の敵性体をアンウンと呼称しますッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,18 @@
{
"340000131_0": "「暴れるなああッ!」",
"340000131_1": "「必殺の剣、受けてみよ――ッ!」",
"340000131_2": "「うわッ!? 攻撃が――ッ!?」",
"340000131_3": "「防がれてッ!?」",
"340000131_4": "「これは……ッ!?\\n アンウンからバリアフィールドの発生を観測しましたッ」",
"340000131_5": "「どういうこと?」",
"340000131_6": "「1度受けた攻撃に対して、\\n ダメージを軽減する力場を発生させているんです」",
"340000131_7": "「こちらの攻撃を学習しているというのかッ!?」",
"340000131_8": "「だけど、シンフォギアの調律システムを\\n 応用すれば――」",
"340000131_9": "「ダメージが通った?\\n これは……」",
"340000131_10": "「ノイズの位相差障壁の突破方法と似たようなものです」",
"340000131_11": "「都度のチューニングに時間が取られますが、\\n 勝てない相手ではありません」",
"340000131_12": "「戦う方法さえわかればッ!」",
"340000131_13": "「合わせるぞ、小日向ッ!」",
"340000131_14": "「はいッ!」",
"340000131_15": "「ぶち抜けえええええッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,18 @@
{
"340000141_0": "「よしッ! この調子で次もッ!」",
"340000141_1": "「ああ、まだ工場の奥にたくさんいるようだッ!」",
"340000141_2": "「ロボットたちが、工場の機械や重機を壊して……」",
"340000141_3": "「食べてるッ!?」",
"340000141_4": "「どういうことでしょう……。\\n 食事が、ロボットたちの目的……」",
"340000141_5": "「邪魔をされたくはないらしいな」",
"340000141_6": "「だけど、そうはいきません……ッ!」",
"340000141_7": "「ああッ!\\n 敵は心持たぬ絡繰り人形だ。遠慮なく行くぞ……ッ」",
"340000141_8": "「はあッ、はあッ、はあッ――」",
"340000141_9": "「くッ……、やはり厄介だ。\\n こちらの攻撃を軽減するバリアフィールド……」",
"340000141_10": "「確実に数は減ってきているのですが……」",
"340000141_11": "「――ッ!」",
"340000141_12": "「響くん……ッ!」",
"340000141_13": "「まだまだッ!\\n へいき、へっちゃらですッ」",
"340000141_14": "「はい、たとえわたしたち1人の攻撃が防がれても――」",
"340000141_15": "「3人の歌声を合わせれば……ッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,17 @@
{
"340000142_0": "「アンノウンの殲滅を確認ッ!」",
"340000142_1": "「やった……」",
"340000142_2": "「ああ、わたしたちの勝利だ」",
"340000142_3": "「敵の残骸の回収をお願いします」",
"340000142_4": "「はい、すぐに調査班を派遣します」",
"340000142_5": "「う、うう……」",
"340000142_6": "「大丈夫かッ!? どこか負傷を……」",
"340000142_7": "「ただのエネルギー切れか……」",
"340000142_8": "「面目ございません……」",
"340000142_9": "「フフ、夜ご飯まだだったもんね。\\n 帰って何か食べよう」",
"340000142_10": "「……」",
"340000142_11": "「あれ?」",
"340000142_12": "「どうした?\\n また腹の虫が鳴きそうか」",
"340000142_13": "「ち、違いますよッ! わたしの腹の虫だって、\\n 立て続けに度も鳴くほど節操なしでは――ッ」",
"340000142_14": "(あそこに何かいた気がしたけど、気のせいだよね?)"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,40 @@
{
"340000151_0": "「おはようございますッ!」",
"340000151_1": "「おはよう。昨日はしっかり休めたか?」",
"340000151_2": "「はい、ご飯&ご飯を食べて、未来とぐっすり寝たので、\\n もう元気いっぱいですッ」",
"340000151_3": "「みなさんはあまり休めていないみたいですけど……、\\n 大丈夫ですか」",
"340000151_4": "「ああ、夜通し調査を行っていたのだが……」",
"340000151_5": "「犯人の目的はおろか、\\n 『機械獣』の正体すら不明のままだよ」",
"340000151_6": "「機械獣?」",
"340000151_7": "「いつまでもアンノウンとは呼んでいられないから、\\n 見た目から一時的に付けた呼称よ」",
"340000151_8": "「なるほどッ!\\n 確かに機械で獣って感じでしたッ」",
"340000151_9": "「せめて効果的なバリアフィールドへの対策だけでも、\\n わかればと思ったのですが……」",
"340000151_10": "「何、我々の持つ知識では解明できない技術だと\\n わかっただけでも収穫だ」",
"340000151_11": "「はい……」",
"340000151_12": "「またいつ機械獣の襲撃があるかわからない。\\n 一旦調査は中断して、俺たちも休息を取ろう」",
"340000151_13": "「はいッ!」",
"340000151_14": "「装者諸君も、帰宅してもらって構わない。\\n ただし、いつでも出動できるよう心構えをしておいてくれ」",
"340000151_15": "「了解ですッ!」",
"340000151_16": "「はあ、お腹すいたなぁ」",
"340000151_17": "「昨晩あれだけ食べていただろう?」",
"340000151_18": "「翼さん、今はもう朝ですよ?\\n 朝には朝のお腹がすくんですッ」",
"340000151_19": "「帰ったら朝ごはんにしようね」",
"340000151_20": "「腹が減っては戦はできぬと言うが……、\\n いつもこの調子では小日向は大変だな……」",
"340000151_21": "「もう慣れてますから。\\n それより、食べると言えば、昨夜の機械獣……」",
"340000151_22": "「ああ、破壊した機械や重機を取り込んでいるようだったな」",
"340000151_23": "「響じゃあるまいし、あれはいったいなんのために……」",
"340000151_24": "「あ……ッ! あの子ッ!」",
"340000151_25": "「響……ッ!?」",
"340000151_26": "「アーテル……どこに行っちゃったの?\\n 突然いなくなるなんて……」",
"340000151_27": "「一晩中探してるのに見つからない……。\\n まさか、アーテルを追っている悪い人たちに……」",
"340000151_28": "(あれ……クラクラする……。\\n 寝てないから……",
"340000151_29": "「……あ……」",
"340000151_30": "(足が、もつれて――ッ!?)",
"340000151_31": "(轢かれる――ッ!)",
"340000151_32": "「危ないッ!」",
"340000151_33": "(助けるんだ、手を伸ばして――)",
"340000151_34": "(ダメ、間に合わないッ!?)",
"340000151_35": "「うぅ……」",
"340000151_36": "「あ、あれ? 助かった……?」",
"340000151_37": "「よかった……。\\n 大丈夫ですか」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,63 @@
{
"340000211_0": "セット・アップ",
"340000211_1": "「よかった……。\\n 大丈夫ですか」",
"340000211_2": "「今……車が一瞬止まったような……」",
"340000211_3": "「そ、そうですか……?」",
"340000211_4": "「って、そんなわけないよねッ!\\n いやぁ、さすがに轢かれるかと――」",
"340000211_5": "「……なんで……」",
"340000211_6": "「え?」",
"340000211_7": "「なんで、わたしのために……?」",
"340000211_8": "「なんでって、そんなの、\\n 助けたかったからに決まってるよ」",
"340000211_9": "「危なそうなところが見えて、思わず飛び出しちゃったんだよね。\\n 何かおかしい……」",
"340000211_10": "「おかしいです。別に、友達でもないし、\\n 自分も一緒に轢かれちゃったかもしれないのに……」",
"340000211_11": "「うーん……、\\n だけど、何もしない方がきっと後悔すると思うし……」",
"340000211_12": "「……と、そんなことより大丈夫? 立てそう?\\n ほら、わたしの手をとって――」",
"340000211_13": "「――ッ!」",
"340000211_14": "「助けていただいてありがとうございました。\\n わたしは大丈夫ですから。それじゃあ――」",
"340000211_15": "「……」",
"340000211_16": "「……」",
"340000211_17": "「……なんだか心配だけど、\\n 走れるってことは、きっと怪我はなかったってことだよね」",
"340000211_18": "「あなたは、あの子のお友達?」",
"340000211_19": "「い、いえッ!\\n わたしもあの子を見つけて、助けようと思って――」",
"340000211_20": "「だけど、わたしは間に合わなくて……。\\n あの子が助かったのは、お姉さんのおかげです」",
"340000211_21": "「わたし、お姉さんッ!?」",
"340000211_22": "「はい、ありがとうございましたッ!」",
"340000211_23": "「……エヘヘ、どういたしまして」",
"340000211_24": "「響ッ!」",
"340000211_25": "「なのはッ!」",
"340000211_26": "「大丈夫……?」",
"340000211_27": "「……」",
"340000211_28": "「どういう状況なんやろ、これは……」",
"340000211_29": "「この子たちは、立花の知り合いなのか?」",
"340000211_30": "「いえいえ、さっき会ったところです。\\n えっと、順を追って話しますと……」",
"340000211_31": "「なのはちゃん」",
"340000211_32": "「フェイトちゃん」",
"340000211_33": "「はやてちゃんって言うんだね。\\n 初めましてッ」",
"340000211_34": "「よろしくお願いします」",
"340000211_35": "「……なのはちゃんとちょっとはぐれた隙に、\\n そんなことがあったんやなぁ」",
"340000211_36": "「なのは以外にも、人助けのためにそこまで\\n 無茶をする人がいるんだね」",
"340000211_37": "「助けが必要な人を見つけたら、考える前に身体\\n が動くなんて、確かにそっくりや」",
"340000211_38": "「なのはちゃんも、人助けがモットーなんだね」",
"340000211_39": "「はい、困っている人がいて、助けてあげられる力があるなら、\\n その時は迷っちゃいけないって」",
"340000211_40": "「だけど、心配だよ。もしそれで怪我をしたりしたら……」",
"340000211_41": "「……」",
"340000211_42": "「言っていることはもっともだが、\\n 立花がそれを言うか……」",
"340000211_43": "「なのはちゃんにお姉さんって言われて\\n 嬉しくなっちゃったんでしょう」",
"340000211_44": "「う、図星……」",
"340000211_45": "「だ、だって、なのはちゃんって可愛くてッ!\\n つい護ってあげたくなっちゃうよ」",
"340000211_46": "「ふええッ!?\\n そ、そうですか……」",
"340000211_47": "「フフ、響さんは楽しいお姉さんやね」",
"340000211_48": "「うん、とても」",
"340000211_49": "「響、それじゃ、そろそろ行こっか。\\n なのはちゃんたちのこと、あんまり長く引き留めても悪いし」",
"340000211_50": "「あ、そういえば帰る途中なんだったッ!\\n それじゃ、バイバイ。また会えるといいねッ」",
"340000211_51": "「はいッ!」",
"340000211_52": "「本当にいい子たちだったね」",
"340000211_53": "「ああ、立花が護ってあげたいと言うのもわかる」",
"340000211_54": "「はい、また会えるといいな……」",
"340000211_55": "(それから、もう1人の、あの女の子……)",
"340000211_56": "「……なんで……」",
"340000211_57": "「え?」",
"340000211_58": "「なんで、わたしのために……?」",
"340000211_59": "(なんだかすごく、悲しそうでいっぱいいっぱいに見えた)",
"340000211_60": "(わたしの気のせいだったらいいんだけど、\\n 少し、気になるな……"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,41 @@
{
"340000221_0": "「何が魔法だ、頭のおかしいマッドサイエンティストがッ!」",
"340000221_1": "「違うよ、パパはおかしくなんてない。\\n 本当に魔法はあるんだよッ」",
"340000221_2": "「あんたのお父さんってウソつきなんだってね。\\n もう近寄らないで。あんたもきっとウソつきなんでしょッ」",
"340000221_3": "「わたしたち、友達だったでしょ?\\n どうしてそんなこと……」",
"340000221_4": "「お前の父親の実験に巻き込まれ、大勢死んだんだッ!\\n ありもしないものを研究して、本当に愚かな男だった」",
"340000221_5": "「パパのせいじゃない……ッ! どうして誰も信じてくれないの。\\n みんな……みんな、だいっきらい……ッ」",
"340000221_6": "「あんな男の娘を引き取ったから、私まで白い目で見られるわ。\\n いっそのこと、一緒に……」",
"340000221_7": "「うるさい、うるさい、うるさいッ!\\n パパのことを悪く言う奴なんていなくなっちゃえッ」",
"340000221_8": "「な、何、あれ?」",
"340000221_9": "「うわあああ――ッ!?」",
"340000221_10": "「きゃあああ――ッ!?」",
"340000221_11": "「みんな、何か大きいものに潰されていく……。\\n わたしが、いなくなれって思ったから……」",
"340000221_12": "「そんな……、わたしのせいで、みんな死んで……」",
"340000221_13": "「いやあああああ……ッ!」",
"340000221_14": "「はあッ……、はあッ……」",
"340000221_15": "「……昨夜、工場が炎上する事件があり……」",
"340000221_16": "「……あれ? わたし、いつの間に寝ちゃってたんだろ。\\n そっか、あの人たちに助けられた後――」",
"340000221_17": "「家に帰って、疲れて寝ちゃったんだった。\\n ……なんか、怖い夢を見ていたような……」",
"340000221_18": "「おはよう、みこと」",
"340000221_19": "「アーテルッ!\\n よかった、もう会えないかと思ったよ……」",
"340000221_20": "「友達でしょう、いなくなったりしないわ。\\n 昨夜留守にしていたのは、追手のことを調べていたからなの」",
"340000221_21": "「そうだったんだ。\\n 無事でよかった……」",
"340000221_22": "「心配させてしまってごめんなさい。\\n 追手は今のところ大丈夫そうよ。居場所は見つかっていないわ」",
"340000221_23": "「そっか。なら安心だね」",
"340000221_24": "「工場は甚大な被害を受けており……」",
"340000221_25": "「テレビ、付けっぱなしにしちゃってた……」",
"340000221_26": "「爆発、炎上の原因については未だ判明しておらず、\\n 目下調査が行われています」",
"340000221_27": "「……」",
"340000221_28": "(なんだろう……)",
"340000221_29": "「このニュース、怖い……。胸がざわざわして……。\\n そういえば、さっき目が覚めた時もこんな感じだった――」",
"340000221_30": "「きっと、テレビで事件のニュースが流れたまま寝ていたから、\\n 怖い夢を見てしまったのよ」",
"340000221_31": "「何も心配することはないわ」",
"340000221_32": "「そうなのかな……」",
"340000221_33": "「怖いテレビは消して、気分を入れ替えましょう。\\n そうだ、またみことのお父さんのお話を聞かせてくれない」",
"340000221_34": "「いいのッ!? つまらなくない?」",
"340000221_35": "「そんなわけないわ。\\n 立派な科学者だったんでしょう……」",
"340000221_36": "「うんッ!\\n ……パパのことを悪く言わないのは、アーテルだけだよ」",
"340000221_37": "「フフ、やっと笑ってくれた」",
"340000221_38": "「パパの話をしたら、魔法のことも、いろいろ教えてね」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,10 @@
{
"340000231_0": "「あれは……ッ!」",
"340000231_1": "「目標を発見しましたッ!」",
"340000231_2": "「あれから1週間と間を置かず、また現れたかッ!」",
"340000231_3": "「見て、また機械を、車を食べてるッ!」",
"340000231_4": "「逃げ遅れた人が巻き込まれる前に、止めないとッ!」",
"340000231_5": "「S.O.N.G.職員で、市民の避難を進めている。\\n お前たちは、機械獣の相手を……ッ」",
"340000231_6": "「了解しましたッ!」",
"340000231_7": "「敵の数はそう多くない。\\n 被害が大きくなる前に片付けるぞッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,21 @@
{
"340000241_0": "「たとえ堅牢に鎧われていようとも――」",
"340000241_1": "「わたしたちの歌を――」",
"340000241_2": "「合わせればあああああッ!」",
"340000241_3": "「ふう……。\\n 今ので最後ですよねッ」",
"340000241_4": "「倒した機械獣……、崩れてただの機械の塊になっちゃった。\\n これって……」",
"340000241_5": "「今回出現した機械獣の解析結果が出ました」",
"340000241_6": "「その躯体の材料には、どうやら前回襲撃された薬品工場で\\n 機械獣に破壊、吸収された金属類が使用されているようです」",
"340000241_7": "「えッ!? ということは……」",
"340000241_8": "「機械獣が破壊し吸収した機械類が、\\n 新たな機械獣の材料になっているということか……ッ」",
"340000241_9": "「はい。おそらく」",
"340000241_10": "「――ッ!\\n ですが、だとしたら今回現れた機械獣の数が少なすぎ――」",
"340000241_11": "「――ッ!?」",
"340000241_12": "「装者周辺に、機械獣の発生を確認ッ!」",
"340000241_13": "「なおも増え続けています。\\n その数、体超――ッ」",
"340000241_14": "「くッ、ここからが本番というわけか……ッ!」",
"340000241_15": "「先ほどまでと同じように、\\n 一丸となって対処に当たってくれッ」",
"340000241_16": "「わかりましたッ!\\n 絶対に耐えきってみせますッ」",
"340000241_17": "「みんなを護るためにッ!」",
"340000241_18": "「行くぞッ! 2人ともッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,35 @@
{
"340000242_0": "「うりゃあああ――ッ!」",
"340000242_1": "「やっぱり、思うようにダメージが入らないッ!」",
"340000242_2": "「ぐッ!\\n このくらい、へいき、へっちゃらッ」",
"340000242_3": "「餌を求めてわらわらと……、\\n だが、ここは通さん――ッ」",
"340000242_4": "「避難の状況はッ!?」",
"340000242_5": "「進捗率80%ッ!\\n もう少し……。もう少し耐えてくださいッ」",
"340000242_6": "「任せてください。\\n わたしの後ろへは、通させない――ッ」",
"340000242_7": "「近づきすぎず、この距離ならッ!」",
"340000242_8": "「よし、これなら――」",
"340000242_9": "「敵性反応、気を付けてッ!」",
"340000242_10": "「えッ!?」",
"340000242_11": "「きゃあ――ッ!?」",
"340000242_12": "「大丈夫ッ!?」",
"340000242_13": "「これは、さっき倒した機械獣が再生して――ッ!?」",
"340000242_14": "「装者、押され始めています。バリアフィールドだけでなく、\\n 再生能力まで有しているとは……」",
"340000242_15": "「司令、このままでは3人が危険ですッ!」",
"340000242_16": "「ああ……。\\n こうなったら、俺が――」",
"340000242_17": "「ま、待ってください。作戦エリア内に新たな反応がッ!?\\n あれは……女の子ッ」",
"340000242_18": "「どうして、なのはちゃんたちがここにッ!?」",
"340000242_19": "「響さん……」",
"340000242_20": "「そのような場合ではないッ!\\n ここにいたら危険だ。早く避難を――」",
"340000242_21": "「――大丈夫です」",
"340000242_22": "「わたしたちも、戦いに来たんですッ!」",
"340000242_23": "「え……?」",
"340000242_24": "「行くよ、レイジングハートッ!」",
"340000242_25": "「Yes my master」",
"340000242_26": "「stand by ready」",
"340000242_27": "「力を貸して、バルディッシュッ!」",
"340000242_28": "「Yes sir」",
"340000242_29": "「いくで、リインフォースッ!」",
"340000242_30": "「はい、はやてちゃんッ!」",
"340000242_31": "「機械仕掛けの敵は、\\n わたしたちが止めますッ」",
"340000242_32": "「なのはちゃんたちが……、\\n 変身した……ッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,17 @@
{
"340000311_0": "魔法少女と機械獣",
"340000311_1": "「今度は、逃がしません――ッ!」",
"340000311_2": "「やっぱり防がれてッ!?」",
"340000311_3": "「なのは、あの対策方法をッ!」",
"340000311_4": "「そやね。タイミングが肝心やッ!」",
"340000311_5": "「うんッ!\\n せーの――ッ」",
"340000311_6": "「アクセルシューターッ!」",
"340000311_7": "「スパークランサーッ!」",
"340000311_8": "「クラウ・ソラスッ!」",
"340000311_9": "「なのはちゃんたちが、\\n 変身して、戦って……」",
"340000311_10": "「すごい……。\\n しかも、機械獣を倒しているよ」",
"340000311_11": "「あれって、シンフォギアでもファウストローブでも、\\n メックヴァラヌスでもないよねッ」",
"340000311_12": "「確かに気になるが、考えている場合では――」",
"340000311_13": "「ありませんでしたッ!」",
"340000311_14": "「うん、わたしたちも行こうッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,22 @@
{
"340000312_0": "「少女たちが現れたことにより、敵が分散、\\n 装者は体勢を立て直しました」",
"340000312_1": "「機械獣の残数、徐々に減少していますッ!」",
"340000312_2": "「ああ、今のうちに残った市民の救助を進めるんだ」",
"340000312_3": "「しかし、あの少女たちは一体……」",
"340000312_4": "「彼女たちの使う力――、錬金術にも似ていますが、\\n これまでの観測データにないものですッ」",
"340000312_5": "「むう、未知の力か……」",
"340000312_6": "「変身する少女たち。\\n 一体、何者なんだ……」",
"340000312_7": "「進めッ、唄えッ!\\n 撃槍、ジャスティイイイイスッ」",
"340000312_8": "「唄いながら戦闘を――」",
"340000312_9": "「あれが、報告にあったシンフォギア……」",
"340000312_10": "「魔法とは違う技術……」",
"340000312_11": "「歌声に合わせて力が増しているようです」",
"340000312_12": "「ベルカ式とも、ミッドチルダ式とも、いえ、\\n そもそも魔法とは全く違う戦い方です――ッ」",
"340000312_13": "「響、見て、あの小さい女の子ッ!」",
"340000312_14": "「浮いてる……ッ!?\\n はやてちゃんの、戦いのサポートをしているの……」",
"340000312_15": "「いやそれより、聞こえなかったのかッ!?」",
"340000312_16": "「え、何がですか……?」",
"340000312_17": "「シンフォギアの機能を、\\n 『魔法とは違う』と評していた」",
"340000312_18": "「つまり、彼女たちが使っているのは――」",
"340000312_19": "「ま、魔法ッ!?」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,17 @@
{
"340000321_0": "「行くよ、レイジングハートッ!」",
"340000321_1": "「All right」",
"340000321_2": "「ファイヤーッ!」",
"340000321_3": "「くッ――、バリアフィールドが……」",
"340000321_4": "「貫けえええええッ!」",
"340000321_5": "「大丈夫ッ!?」",
"340000321_6": "「はい……ッ!」",
"340000321_7": "「なのはちゃんが何者かはまだ分からない――\\n でも年下の女の子を、危険な目には遭わせられないッ」",
"340000321_8": "「あ、ありがとうございます」",
"340000321_9": "「聞きたいことは多々あるが、\\n すべては後回しだな」",
"340000321_10": "「はいッ!\\n まずは、残りの機械獣を――ッ」",
"340000321_11": "「わたしたちも行くよッ!」",
"340000321_12": "「はいですッ!」",
"340000321_13": "「これ以上、好き勝手にはさせませんッ!」",
"340000321_14": "「うんッ!\\n これ以上、被害を広げないためにも――ッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,42 @@
{
"340000322_0": "「ぶっとべえッ!」\\n「ブレイカーッ」",
"340000322_1": "「やった……ッ!」",
"340000322_2": "「これで終わりみたいですね」",
"340000322_3": "「よかったー。\\n もうヘトヘトだよ……」",
"340000322_4": "「なのはちゃん、ありがとう。\\n 来てくれたおかげで、立て直すことができたよ」",
"340000322_5": "「こちらこそ。\\n 一緒に戦ってくれて助かりました」",
"340000322_6": "「えっと――、\\n 改めて自己紹介が必要ですよね」",
"340000322_7": "「わたしたちは時空管理局……、\\n ええと、わたしたちの世界の司法機関に所属してる魔導師です」",
"340000322_8": "「ま、魔導師――」",
"340000322_9": "「はい。魔法を使う……、\\n この世界では、『魔法使い』の方が通りがいいでしょうか」",
"340000322_10": "「こちらは、超常災害対策機動部タスクフォース――、\\n S.O.N.G.のシンフォギア装者だ」",
"340000322_11": "「はい、知っています」",
"340000322_12": "「実はS.O.N.G.とシンフォギアのことは、\\n 一通り調べさせてもらいました」",
"340000322_13": "「そうだったのッ!?」",
"340000322_14": "「それじゃあ、あの敵、\\n 機械獣については何か知っているの」",
"340000322_15": "「あ、魔導機兵を機械獣って呼んでるんやね」",
"340000322_16": "「はい。わたしたちは、それと戦うために来たんです」",
"340000322_17": "「そうだったんだッ!\\n それなら、一緒に――」",
"340000322_18": "「ですが……」",
"340000322_19": "「これは、わたしたちが持ち込んでしまった問題なんです」",
"340000322_20": "「何……?」",
"340000322_21": "「みなさんにご迷惑をおかけしてしまって、\\n ごめんなさい……」",
"340000322_22": "「今回は手伝ってもらってしまいましたけど……、\\n この問題は、わたしたちだけで責任を持って解決しますッ」",
"340000322_23": "「え……」",
"340000322_24": "「事件について、詳しく説明することもできなくて……」",
"340000322_25": "「と言うわけですので、今日のところは\\n 退散させてもらいます」",
"340000322_26": "「ごめんなさい、それでは――ッ!」",
"340000322_27": "「ま、待って、みんな――ッ!」",
"340000322_28": "「行っちゃったね……」",
"340000322_29": "「わたしたちは、この問題には手出し無用というわけか――」",
"340000322_30": "「少女たちの反応をロストしました」",
"340000322_31": "「魔導師……、何者なんでしょう」",
"340000322_32": "「それも気になるが、彼女たちはこの問題を、\\n 『持ち込んでしまった』と言っていた」",
"340000322_33": "「それに、『私たちの世界』ともな……」",
"340000322_34": "「まさか、並行世界ッ!?」",
"340000322_35": "「鵜呑みにするわけにもいかないが……。\\n そう考えれば、未知の組織や力にも一応の説明がつく」",
"340000322_36": "「……」",
"340000322_37": "(もう1つ、気になること――)",
"340000322_38": "(先ほどの戦いで、少女たちによって倒された機械獣は\\n 再生されませんでした",
"340000322_39": "(一体なぜ……)"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,60 @@
{
"340000331_0": "「うーむむむむ……」",
"340000331_1": "「もう、響ったら、考えてばっかりで\\n ちっとも授業を聞いてないんだから……」",
"340000331_2": "「だけどやっぱり、気になっちゃって……ッ!」",
"340000331_3": "「普通の女の子だと思ってたのに、\\n 魔法で戦うなんてッ」",
"340000331_4": "「なのはちゃんたちって何者なんだろうッ!?」",
"340000331_5": "「時空管理局の魔導師って言ってたけど、\\n 正直さっぱりだよね」",
"340000331_6": "「しかも、機械獣は『自分たちの責任だ』なんて……。\\n だけどそんなの……むむむ……」",
"340000331_7": "「やっほー、ビッキー」",
"340000331_8": "「何か悩みごとですか?」",
"340000331_9": "「ていうか、聞こえたわよッ!\\n 魔法で戦う可愛い女の子ってッ」",
"340000331_10": "「それが何者かなんて、\\n 考えるまでもなく一目瞭然じゃないッ」",
"340000331_11": "「ええッ!?\\n あの子たちのこと、知ってるの」",
"340000331_12": "「当然よッ!\\n そんなの、魔法少女で間違いないわッ」",
"340000331_13": "「……」",
"340000331_14": "「あの、それって……」",
"340000331_15": "「もちろん、アニメの話よ?」",
"340000331_16": "「やっぱり……」",
"340000331_17": "「板場さんですもの、当然そうですわよね」",
"340000331_18": "「なによ、悪い?」",
"340000331_19": "「ううん、悪くないッ! アニメのことでもいいから、\\n 魔法少女がどんなものか教えてッ」",
"340000331_20": "「もしかしたら何かヒントになるかもッ!」",
"340000331_21": "「よろしいッ! 今はずいぶんと多様化してるけど、\\n オーソドックスなものから教えるわね」",
"340000331_22": "「まず、魔法少女とは、不思議な力を使う少女のことであるッ!」",
"340000331_23": "「それは……」",
"340000331_24": "「まあ、そうだろうねぇ」",
"340000331_25": "「それまでは普通の女の子だったのに、妖精とかアイテムとか\\n の力で、魔法の力を得てしまうってのが、話のお決まりね」",
"340000331_26": "「あの子たちは、もうずいぶん板についた感じだったなぁ」",
"340000331_27": "「それから、契約とか魔法の国を救うためとか、なんとなくとかで\\n いろいろなトラブルを魔法で解決していくのよ」",
"340000331_28": "「契約っていうより、任務って感じだったかな。\\n わたしみたいに、組織に所属してるみたいだったし」",
"340000331_29": "「あとは、魔法少女同士で戦うってのもあるわねッ!」",
"340000331_30": "「そのパターンでもないかな。\\n あの人は、すごく仲が良さそうだったから」",
"340000331_31": "「どう? 少しは魔法少女のことわかった?」",
"340000331_32": "「ううん。正直あんまり……」",
"340000331_33": "「どうしてよッ! こうなったら、具体的に1作品ずつ\\n 説明するしかないわねッ」",
"340000331_34": "「まずは、名作『快傑☆うたずきん!』から……」",
"340000331_35": "「ここからさらに長くなりそうだし、\\n そろそろ回収しますか……」",
"340000331_36": "「そうですわね。\\n 立花さん、小日向さん、お騒がせしました」",
"340000331_37": "「ちょ、ちょっと、どこに連れて行くのよッ!\\n ここからが盛り上がるところなのにーッ」",
"340000331_38": "「行っちゃった……。\\n 最後のうたずきんて、クリスが好きなやつだよね」",
"340000331_39": "「そうだねッ! クリスちゃん、わたしが\\n 魔法少女に会ったって言ったらうらやましがるかなぁ」",
"340000331_40": "「『ちょせぇッ! あたしを差し置いてッ!』とか言って……」",
"340000331_41": "「……っくしぶッ!」",
"340000331_42": "「くしゃみ?」",
"340000331_43": "「クリス先輩、ハードな海外任務のせいで\\n 風邪でも引いたデスか」",
"340000331_44": "「……いや、このムズムズの感覚は、\\n あのバカが失礼なことを言ってる時だ……」",
"340000331_45": "「……すごい、そんなことまでわかるんだ」",
"340000331_46": "「地球の裏側にいるっていうのに、以心伝心デスねぇ」",
"340000331_47": "「ちょっと、あなたたちッ!\\n 今は任務中よ。何を無駄口を叩いているの」",
"340000331_48": "「そうだったデスッ!\\n クリス先輩、集中デスよッ」",
"340000331_49": "「……ああ。\\n このお返しは、任務を終えて帰ってからたっぷりしてやるッ」",
"340000331_50": "「あれ? なんか今、悪寒がしたような……」",
"340000331_51": "「それで、響はどうするの?」",
"340000331_52": "「……え?」",
"340000331_53": "「なのはちゃんたちに、手を出さないようにって言われたけど、\\n 響はどうしたいのかなと思って」",
"340000331_54": "「……うん。\\n わたしは、手伝いたいッ」",
"340000331_55": "「魔法少女って言っても、まだ小さい女の子だもん。\\n わたしにできることなら、してあげたいよ」",
"340000331_56": "「フフ、そう言うと思った。\\n うん、わたしもそれがいいと思う」",
"340000331_57": "「きっと、また会うことになると思う。\\n だからその時は、わたしたちも戦うって言ってみよう……ッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,39 @@
{
"340000341_0": "「う……うぅ……」",
"340000341_1": "「……」",
"340000341_2": "(みこと……またうなされて……)",
"340000341_3": "(私の持つベヒモスの結晶が、みことに辛い過去を\\n 思い出させているんだわ",
"340000341_4": "(負の感情を吸収して、エネルギーとするために……。\\n わたしが近くにいるせいで苦しめて、ごめんなさい……",
"340000341_5": "「うう……あああ……ッ!」",
"340000341_6": "(だけど、みことの負の感情を吸収することで、ベヒモスが\\n 格段に力をつけたことは事実だわ",
"340000341_7": "(あなたも、私と同じように強い憎しみを抱えて\\n 生きているのね……",
"340000341_8": "「許さない……パパを悪く……言うな……ッ!\\n みんな、消えて……いなくなっちゃえ……ッ」",
"340000341_9": "(……そうね。\\n 私たちを苦しめてきた人たちはみんな、消えるべきだわ",
"340000341_10": "(みことが力を貸してくれれば、\\n きっと、ベヒモスを完成させることができる",
"340000341_11": "(そうすれば、私の悲願は成就するのよ)",
"340000341_12": "(そして同時に、みことの願いも叶えてあげることができる。\\n みことは、わたしが幸せにしてあげる……",
"340000341_13": "「アー……テル……?」",
"340000341_14": "「あッ、ああ、みこと……起きていたの?」",
"340000341_15": "「どうしたの?\\n 怖い顔して……」",
"340000341_16": "「ちょっと考え事をしていただけよ。\\n それより、大丈夫……」",
"340000341_17": "「あんまり……。でも、出かけなくちゃ……」",
"340000341_18": "「今から?」",
"340000341_19": "「うん。伯母さんが帰ってくるから、\\n どこかで時間をつぶさなくちゃ……」",
"340000341_20": "「そう……。\\n じゃあ、私も一緒に……」",
"340000341_21": "「1人になりたい気分だから、大丈夫」",
"340000341_22": "「……」",
"340000341_23": "「ごめん……」",
"340000341_24": "「いいのよ。家の人に見つからないように、\\n どこかに隠れてみことの帰りを待っているわ」",
"340000341_25": "「うん……。行ってきます」",
"340000341_26": "「みこと……」",
"340000341_27": "「なのはちゃんたちには手を出すなって言われたけど、\\n そうもいかないよ」",
"340000341_28": "「もっと詳しく話を聞きたいけど、\\n どこに行けば会えるのかな」",
"340000341_29": "「機械獣が出たら会えるかもしれないけど、\\n 出ないなら出ないでいてくれた方がいいし……」",
"340000341_30": "「うーん……」",
"340000341_31": "「何か聴こえて……。\\n これは……歌……」",
"340000341_32": "「あ……」",
"340000341_33": "「あーッ! なのはちゃんッ!?」",
"340000341_34": "「響さん、こんなところで会うなんて奇遇ですね」",
"340000341_35": "「うん、素敵な歌が聴こえてきて、気になって……」",
"340000341_36": "「わたしもです。誰が唄っているんでしょう?\\n あっちから聴こえてくるみたいですね……」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,83 @@
{
"340000411_0": "同盟",
"340000411_1": "「――、――、――♪」",
"340000411_2": "「ッ! 誰ッ!?」",
"340000411_3": "「わ、ご、ごめんなさいッ!」",
"340000411_4": "「盗み聞きするつもりじゃなかったんだけど……、\\n あれ あなたは……」",
"340000411_5": "「あッ、この前の――」",
"340000411_6": "「元気そうでよかった」",
"340000411_7": "「あ――」",
"340000411_8": "「驚いた拍子に、プレイヤーが落っこちちゃったんだね。\\n ごめん、今拾って――」",
"340000411_9": "「うわッ!? びっくりした。この犬どこから――」",
"340000411_10": "「あッ、プレイヤーをくわえてッ!?」",
"340000411_11": "「そんな、待ってッ! それを返してよッ!\\n ……行っちゃった……」",
"340000411_12": "「ご、ごめんなさいッ!\\n わたしたちが驚かせちゃったから、こんなことに……」",
"340000411_13": "「どうしよう、あの犬を早く追いかけなきゃッ!」",
"340000411_14": "「……」",
"340000411_15": "「自分でどうにかします。落としちゃったのはわたしだし。\\n だから、もう構わないで」",
"340000411_16": "「ううん、わたしたちが絶対に取り戻してくるッ!」",
"340000411_17": "「え……」",
"340000411_18": "「だから、お願い。\\n わたしたちを信じてここで待っててねッ」",
"340000411_19": "「信じて……」",
"340000411_20": "「行きましょう、今ならまだ追いつけますッ!」",
"340000411_21": "「いたッ! あの犬だ。\\n プレイヤーもくわえたままだよッ」",
"340000411_22": "「歩道橋の上、両側から行けば捕まえられるはずですッ!」",
"340000411_23": "「って、プレイヤーを離しちゃったッ!?\\n あのまま落ちたら、壊れちゃう……ッ」",
"340000411_24": "「あッ、でもトラックの上に落ちました。\\n 追いかけないと――ッ」",
"340000411_25": "「……やっと、止まった……」",
"340000411_26": "「そうですね。トラックの運転手さんに事情を話して――」",
"340000411_27": "「ええッ!? 今度は、鳥がプレイヤーをくわえてッ!?」",
"340000411_28": "「Do you fly, master」",
"340000411_29": "「さすがに街の中で飛んだら目立っちゃうよッ!」",
"340000411_30": "「だったら、走って追いつくッ!」",
"340000411_31": "(……なんでわたし、まだここで待っているんだろう)",
"340000411_32": "(絶対に取り戻すなんて、あんなの、\\n 適当に言ったことに決まってるのに……",
"340000411_33": "(ママの歌が入った、音楽プレイヤー……。\\n あの歌は……",
"340000411_34": "「みこと、これをあげよう」",
"340000411_35": "「パパ、これなあに?」",
"340000411_36": "「こうするとね……」",
"340000411_37": "「うわぁ、歌が聴こえるよッ!」",
"340000411_38": "「それはね、ママの歌なんだ」",
"340000411_39": "「ママの……?」",
"340000411_40": "「そう、ママがみことのために残してくれた歌声だ。\\n 実はね、魔法の歌声なんだよ」",
"340000411_41": "「ママの……魔法……」",
"340000411_42": "「そうだ。この歌の魔法が、きっとみことを護ってくれる。\\n だから、大事にするんだよ」",
"340000411_43": "「よッ、はッ、……よし。ここが巣かな。\\n 鳥さん、ごめんなさい、ちょっとお邪魔します」",
"340000411_44": "「この巣の中にプレイヤーがあるはずだけど……。\\n あッ、あったよ、なのはちゃんッ」",
"340000411_45": "「よかった……。\\n これであの子に返すことができますね」",
"340000411_46": "「うん、早く戻ってあげよう。\\n 思ってた以上に時間かかっちゃったから……」",
"340000411_47": "「よかった、待っててくれたッ!」",
"340000411_48": "「――ッ!」",
"340000411_49": "「本当に取り返してきてくれたんだ……」",
"340000411_50": "「ごめんね。\\n 確認してみたけど、壊れてないから安心してね」",
"340000411_51": "「2人とも、ボロボロ。\\n どうしてそんなに、一生懸命に……」",
"340000411_52": "「あなたの歌を聴いて、\\n 大切なものなんじゃないかなって思ったの」",
"340000411_53": "「あれ、聴いてたのッ!?」",
"340000411_54": "「少ししか聴こえなかったけど、素敵な歌声だったよ」",
"340000411_55": "「お世辞なんて……」",
"340000411_56": "「お世辞なんかじゃないよ、本当にそう思ったの。\\n ねえ、あれってなんて歌なのかな」",
"340000411_57": "「曲名は、ないの。\\n ママの歌だから……」",
"340000411_58": "「へえ、お母さんの歌なんだ」",
"340000411_59": "「うん、一緒に唄っている時だけは、\\n 辛いことも全部忘れられる……」",
"340000411_60": "「こんなこと言ってもわからないと思うけど」",
"340000411_61": "「ううん、わかるよ。\\n わたしも何度も歌に助けてもらってきたからッ」",
"340000411_62": "「あなたもそうなの……?」",
"340000411_63": "「歌には不思議な力があるよね、それこそ魔法みたいに」",
"340000411_64": "「きっと素敵なお母さんなんだね」",
"340000411_65": "「……」",
"340000411_66": "「ところで、どうしてここで歌を?」",
"340000411_67": "「そ、それは、なんでもない……ッ!」",
"340000411_68": "「あッ、待ってッ!」",
"340000411_69": "「……なにか悪いこと言っちゃったのかな」",
"340000411_70": "「……」",
"340000411_71": "(あの歌声、きれいだったけど、どこか悲しい感じだった)",
"340000411_72": "(深く踏み込んじゃ、迷惑になっちゃうかな。\\n でもやっぱり気になるし……",
"340000411_73": "「響さん?」",
"340000411_74": "「え? ああ、ううん。きっとちょっぴり人見知りなんだよ。\\n また会えたときに話しかけてみよう」",
"340000411_75": "「そうですね」",
"340000411_76": "「響くん、緊急事態だ。\\n 機械獣が出現したッ」",
"340000411_77": "「――ッ!」",
"340000411_78": "「この前お話しした通り、わたしたちでなんとかします。\\n S.O.N.G.のみなさんは、付近の封鎖をお願いしますッ!」",
"340000411_79": "「待って、わたしも――」",
"340000411_80": "「行っちゃった……」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,16 @@
{
"340000421_0": "「負けないよ、アーテルさんと、お話しをするためにッ!」",
"340000421_1": "「よし、このままフェイトちゃんとはやてちゃんが来るまで……」",
"340000421_2": "「うわあああッ!? 化け物――ッ!」",
"340000421_3": "「――ッ! 人が巻き込まれてッ!?」",
"340000421_4": "「させない……ッ!\\n ――シュートッ」",
"340000421_5": "「またあのバリア……ッ!」",
"340000421_6": "「だけど、負けないッ!\\n 誰かを傷つけさせたりしない――ッ」",
"340000421_7": "「大丈夫ですかッ!?」",
"340000421_8": "「……ああ、ありがとう」",
"340000421_9": "「――ッ!?\\n 危ないッ お嬢さん、後ろッ」",
"340000421_10": "「え……」",
"340000421_11": "(反撃を……ダメ、間に合わな――)",
"340000421_12": "「させるかあああああッ!」",
"340000421_13": "「ッ!?」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,16 @@
{
"340000422_0": "「貫けええええッ!」",
"340000422_1": "「怪我はないッ!? なのはちゃんッ!」",
"340000422_2": "「はい、ありがとうございますッ!」",
"340000422_3": "「響さんッ! どうして――」",
"340000422_4": "「機械獣の出現に、時空管理局っていうのが関係してるのは\\n わかった。なのはちゃんがそれに責任を感じていることも」",
"340000422_5": "「それなら――」",
"340000422_6": "「だけど、なのはちゃんたちが傷つき戦っているのを\\n 黙って見ていることなんてできないよ」",
"340000422_7": "「――ッ!」",
"340000422_8": "「もう出会っちゃったし、知っちゃったから。\\n だから、わたしも戦うッ」",
"340000422_9": "「それが、なのはちゃんより年上のわたしの責任」",
"340000422_10": "「……」",
"340000422_11": "「ありがとうございます」",
"340000422_12": "「それでは、被害を止めるために、力を貸してくれますか?」",
"340000422_13": "「うん、もちろんッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,15 @@
{
"340000431_0": "「ぶち破って――」",
"340000431_1": "「貫く――ッ!」",
"340000431_2": "「はああああ――ッ!」",
"340000431_3": "「すごい、バリアフィールドを破って……」",
"340000431_4": "「再生もされないッ!?」",
"340000431_5": "「――っと、それより、どんどん倒さないとねッ!」",
"340000431_6": "「はい、まだ工場内に避難できていない人がいます。\\n 急がないと――」",
"340000431_7": "「みんなッ!」",
"340000431_8": "「なのは、お待たせ」",
"340000431_9": "「響さんたちまで……」",
"340000431_10": "「お願い、わたしたちにも戦わせて?」",
"340000431_11": "「ああ、今は、人命の救助が先決だッ!」",
"340000431_12": "「はいッ!\\n みなさん、お願いしますッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,75 @@
{
"340000432_0": "「はあ、はあ――」",
"340000432_1": "「終わった……」",
"340000432_2": "「ああ、犠牲者を出さずに機械獣を退けることができたようだ」",
"340000432_3": "「だが、機械獣はおそらく、何者かに操られている」",
"340000432_4": "「その何者かは、わたしたちから隠れて……。\\n このままじゃ、同じことの繰り返しです」",
"340000432_5": "「そうだね、今回は勝つことができたけど、\\n まだ何も解決していない」",
"340000432_6": "「そのための方法を、考えないとッ!」",
"340000432_7": "「そうですね。それは……」",
"340000432_8": "「それは、私からお話しするわ」",
"340000432_9": "「ど、どなたですかッ!?」",
"340000432_10": "「はじめまして。時空管理局本局\\n 管理部門職員、リンディ・ハラオウンです」",
"340000432_11": "「この事件の担当で、こちらの魔導師たちの指揮官を務めています」",
"340000432_12": "「順序が逆になってしまいましたが、正式に、時空管理局から\\n S.O.N.G.へ協力を要請させてもらえないでしょうか」",
"340000432_13": "「事の発端は、とある世界で研究対象となっていた古代兵器、\\n 『ベヒモス』が盗まれたことです」",
"340000432_14": "「盗んだのは、ベヒモスの研究員であった魔導師のアーテル」",
"340000432_15": "「我々時空管理局は、次元世界の平和を乱す緊急事態と判断し、\\n アーテルの確保に乗り出しました」",
"340000432_16": "「……しかし、結果は失敗。\\n そして、アーテルが逃げ込んだのが……」",
"340000432_17": "「この世界だったというわけか」",
"340000432_18": "「では、機械獣の正体は……」",
"340000432_19": "「はい。機械獣はおそらく、\\n ベヒモスの力を使って生み出されたものです」",
"340000432_20": "「ベヒモスって、どういうものなんですか?」",
"340000432_21": "「旧約聖書に、同名の巨獣がいたな。陸上最大の生物で、\\n 全てを飲み込むほどの食欲を持つとされる――」",
"340000432_22": "「その兵器は、小さな結晶状の物体だと聞いています。\\n しかし――」",
"340000432_23": "「残念ながら、詳細な情報はわかっていません。アーテルは、\\n 逃亡の際に研究データを全て破棄してしまったんです」",
"340000432_24": "「そうですか……」",
"340000432_25": "「さらには、アーテルの目的……。ベヒモスを使って\\n 何を成そうとしているのかも、不明なままです」",
"340000432_26": "「我々の不手際のせいで、この世界に危険な存在の\\n 侵入を許すこととなってしまい、申し訳ありません……」",
"340000432_27": "「それで、時空管理局の責任だって……」",
"340000432_28": "「はい……。この世界の人には迷惑をかけないように、\\n わたしたちだけで解決しようとしていたんですけど……」",
"340000432_29": "「もう十分、迷惑をかけてしまっていますね」",
"340000432_30": "「ベヒモスの生み出す機械獣は時間を追うごとに強化され、\\n 我々の想定を大きく超えて、危険な存在となっています」",
"340000432_31": "「先ほどの戦いでは、みなさんがいなければ、\\n 勝てなかったかもしれない――」",
"340000432_32": "「そこで、提案だ。我々で同盟を結び、\\n 事態の収拾に当たらないか」",
"340000432_33": "「危険な戦いになりますが、いいのですか?」",
"340000432_34": "「俺たちの世界で起きていることだ。\\n 黙って見ているわけにはいかないからな」",
"340000432_35": "「それに、魔導師も異世界の超兵器も、\\n 十分にS.O.N.G.の管轄内だ」",
"340000432_36": "「なのはちゃんたちのこと、手伝いたいですッ!」",
"340000432_37": "「それに、ボクとしても魔導師と装者のみなさんが協力することは、\\n この戦いにおいて大きな意味を持つと思います……ッ」",
"340000432_38": "「どういうことだ?」",
"340000432_39": "「機械獣は、バリアフィールドと再生という、\\n 厄介な能力を有しています」",
"340000432_40": "「うん、バリアフィールドはなんとかなったけど――」",
"340000432_41": "「バリアフィールドを突破できるなんて、驚きや」",
"340000432_42": "「攻撃の位相をずらすことによって、無効化しているんです」",
"340000432_43": "「しかし、再生能力のせいで倒すまでには\\n 至っていなかったのですが――」",
"340000432_44": "「バリアフィールドさえ突破できれば、魔法による攻撃で\\n 核を破壊して、再生は止めることができます」",
"340000432_45": "「なるほど、それでさっき、\\n 機械獣は再生してこなかったんだね」",
"340000432_46": "「はい、つまり、機械獣を倒すには、シンフォギアの力で\\n バリアフィールドを破り」",
"340000432_47": "「再度展開される前に、魔法によって核を破壊するという\\n プロセスが必要になるんです」",
"340000432_48": "「な、なるほど……?」",
"340000432_49": "「つまり、シンフォギアと魔法で一緒に攻撃すれば、\\n 攻撃を防がれずに戦うことができるんですねッ」",
"340000432_50": "「なおさら、我々の協力は必須ということだな」",
"340000432_51": "「これから、よろしくお願いする」",
"340000432_52": "「ありがとう……。\\n ご協力、感謝します」",
"340000432_53": "「みなさん、これからお世話になります」",
"340000432_54": "「改めて自己紹介させてもらいますね。高町なのはです。\\n この子はわたしのデバイスのレイジングハート」",
"340000432_55": "「Pleased to make your acquaintance」",
"340000432_56": "「喋ったッ!? それも英語ッ!\\n 何言ってるのか全然、わかりませんッ」",
"340000432_57": "「改めまして、フェイト・T・ハラオウンです。\\n そして、この子がバルディッシュ。挨拶を」",
"340000432_58": "「Nice to meet you」",
"340000432_59": "「ああ、よろしく。\\n ……ん、ハラオウンということは」",
"340000432_60": "「フェイトは私の自慢の娘なんですよ」",
"340000432_61": "「なるほど、そうでしたか」",
"340000432_62": "「……」",
"340000432_63": "「緒川さん? どうかしたんですか?」",
"340000432_64": "「いえ、少し……。\\n 彼女の声が幼い頃の翼さんの声によく似ていたものですから」",
"340000432_65": "「わたしの声が、ですか?」",
"340000432_66": "「確かに、話し方は全然違うけど、声は似てるかも……?」",
"340000432_67": "「申し訳ありません。話が逸れてしまいましたね」",
"340000432_68": "「最後はわたしですね。\\n 八神はやてです、それでこっちが」",
"340000432_69": "「ユニゾンデバイスのリインフォースⅡです。\\n どうぞよろしくなのですよ」",
"340000432_70": "「リインちゃんはこんなに小さいのに色々できてすごいんだね」",
"340000432_71": "「えっへんなのですッ!」",
"340000432_72": "「みんな、これから一緒に戦う仲間として、よろしくねッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,42 @@
{
"340000441_0": "(この前会ったあの2人、変な人たちだったな……)",
"340000441_1": "「あなたの歌を聴いて、\\n 大切なものなんじゃないかなって思ったの」",
"340000441_2": "「少ししか聴こえなかったけど、素敵な歌声だったよ」",
"340000441_3": "「ううん、わかるよ。\\n わたしも何度も歌に助けてもらってきたからッ」",
"340000441_4": "「歌には不思議な力があるよね、それこそ魔法みたいに」",
"340000441_5": "(あんなこと言われたの初めて……)",
"340000441_6": "(だけど、あの事件のことを知ったら、きっとわたしを\\n 避けるに決まってる。今までもずっと、そうだったんだから……",
"340000441_7": "「先日起きた工場や高速道路の襲撃事件。\\n 犯人は未だ不明のままで、目撃者の話では……」",
"340000441_8": "「またこのニュースしてる。 あれ?\\n この襲撃があった日って、アーテルがいなくなってた日だ」",
"340000441_9": "「襲撃に規則性はなく、日付もバラバラなことから\\n 捜査は困難を極め……」",
"340000441_10": "「あの日も、この日もだ。\\n アーテルが出かけるって、夜にいなかった日と同じ」",
"340000441_11": "(まさか、これって……。\\n アーテルがこの事件をッ",
"340000441_12": "(ううん、そんなわけないよね。きっと偶然だよ……)",
"340000441_13": "「あら、居候の分際で勝手にテレビだなんて、良いご身分ね」",
"340000441_14": "「あッ、ご、ごめんなさい……」",
"340000441_15": "「目障りだから、部屋に引っ込んでくれないかしら」",
"340000441_16": "「はい」",
"340000441_17": "「まったく、なんであいつは\\n こんなお荷物残していったのかしら」",
"340000441_18": "「……」",
"340000441_19": "「何? その目は」",
"340000441_20": "「いや、なんでも……」",
"340000441_21": "「住まわせてやってるのに、生意気なのよッ!\\n 誰のおかげで生きていられるのか、今すぐ躾けてあげるッ」",
"340000441_22": "(ぶたれる――ッ!)",
"340000441_23": "「……」",
"340000441_24": "「……あれ?」",
"340000441_25": "「……私、何してたんだっけ?\\n いいや、もう寝よ……」",
"340000441_26": "「大丈夫?」",
"340000441_27": "「アーテルッ!\\n あなたが助けてくれたの」",
"340000441_28": "「ええ。またみことがあいつにいじめられそうだったから……」",
"340000441_29": "「ありがとう……ッ!\\n アーテルは優しいね」",
"340000441_30": "「やっぱり、アーテルがあんなことするわけないよ」",
"340000441_31": "「あら、あんなことって?」",
"340000441_32": "「――ッ! な、なんでもない」",
"340000441_33": "「それより、アーテルってたまに家を留守にするじゃない?\\n あれって何をしているの」",
"340000441_34": "「ああ……あれは、準備をしているのよ」",
"340000441_35": "「準備って……もしかして、元の世界に帰るための……?」",
"340000441_36": "「フフ、心配しないで。みことを置いて消えたりしないわ」",
"340000441_37": "「それは、私とみことが、自由を掴むための準備」",
"340000441_38": "「そしてそれは、もう少しで叶えられるわ……」",
"340000441_39": "「――?」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,7 @@
{
"340000511_0": "寄り添う心、離れる心",
"340000511_1": "「一の太刀、受けてみよッ!」",
"340000511_2": "「まだまだッ!\\n バリアフィールドを、両断すれば――ッ」",
"340000511_3": "「今だッ!\\n 核を狙って一気にッ」",
"340000511_4": "「はああああッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,70 @@
{
"340000512_0": "「殲滅完了――ッ!」",
"340000512_1": "「ふう……」",
"340000512_2": "「機械獣との戦い方も、かなり掴めてきたな」",
"340000512_3": "「はい。エルフナインさんが作ってくれた\\n 機械獣のシミュレータのおかげです」",
"340000512_4": "「ああ。しかし、改めて見ても、魔法とは強力なものだな。\\n その上防御や拘束にも応用が利くとは」",
"340000512_5": "「ご苦労だった。――まもなく響くんたちが来る時間だな。\\n トレーニングはそちらと交代しよう」",
"340000512_6": "「翼たちは、一旦解散してもらって構わない。\\n 来るべき機械獣との戦いのために、身体を休めてくれ」",
"340000512_7": "「了解しました」",
"340000512_8": "「フェイトも、よく身体を休めてね。\\n さっきの戦いで、怪我はしなかった」",
"340000512_9": "「ありがとうございます。\\n 大丈夫ですから、心配しないでください」",
"340000512_10": "「そう、ならよかったわ。\\n それじゃあ、また連絡するわね」",
"340000512_11": "「……」",
"340000512_12": "「リンディ提督は、母上でもあるのだったな」",
"340000512_13": "(その割には、少し距離があるようにも感じたが……)",
"340000512_14": "「はい。ただ、わたしたち実の親子ではないんです。\\n いろいろあって、養子として引き取ってもらって……」",
"340000512_15": "「なるほど、そうだったのか……」",
"340000512_16": "「だけど、とてもよくしてもらっています。\\n 自慢のお母さんです」",
"340000512_17": "「もっと、気兼ねなくお話しできたらと思うんですけど、\\n まだ少し、緊張してしまって……」",
"340000512_18": "(真面目で思慮深いこの子のことだ。おそらく、母親のことを\\n 好いてはいても、距離の縮め方が分からずにいるのだろう……",
"340000512_19": "「すまない、緒川さんからの電話だ。\\n 少し待っていてもらえるか」",
"340000512_20": "「わかりました」",
"340000512_21": "「はい……いえ、大丈夫です。\\n むしろいいリフレッシュになりますから」",
"340000512_22": "「お願いします」",
"340000512_23": "「これから、仕事に行こうと思う。\\n 仕事と言っても、練習だが……」",
"340000512_24": "「はい、わかりました」",
"340000512_25": "「だけど、お仕事って、\\n S.O.N.G.のものとは別なんですか?」",
"340000512_26": "「ああ、わたしは歌手活動もしていてな」",
"340000512_27": "「えッ!? 翼さん、歌手だったんですか……ッ!」",
"340000512_28": "「そうだ。\\n 緒川さんはわたしのマネージャーをしてくれている」",
"340000512_29": "(歌手のお仕事ってどんなことをしてるんだろう。\\n 興味あるけど、いろいろ聞くのは失礼かな……",
"340000512_30": "「……」",
"340000512_31": "「もしよかったら、見学してみないか。\\n 今日はスタジオ練習だから、人増えても問題ないはずだ」",
"340000512_32": "「えッ、いいんですか?」",
"340000512_33": "「もちろんだ」",
"340000512_34": "「だ、だったら、ぜひ」",
"340000512_35": "「決まりだな」",
"340000512_36": "「――♪」",
"340000512_37": "「きれいな歌声、それにとても上手……。\\n 本当にこれが練習なんですか……」",
"340000512_38": "「彼女は練習だろうと、本番のつもりで唄いますから」",
"340000512_39": "「これがプロの歌手……」",
"340000512_40": "(本当、楽しそうに唄ってる。\\n 唄うのってそういうものなのかな……",
"340000512_41": "「頼みがあるんだが、次の曲はデュエットでな。\\n 少し手伝ってもらえないだろうか」",
"340000512_42": "「えッ!?\\n わ、わたしが唄うんですかッ」",
"340000512_43": "「……」",
"340000512_44": "「そんなに緊張しなくても大丈夫だ。\\n わたしに合わせて唄ってみてくれ」",
"340000512_45": "「は、はい……」",
"340000512_46": "(翼さんの歌声、遠くから聴くのと、\\n 隣で直接聴くのでは全然違う……",
"340000512_47": "(歌を通して絆を深められればと思ったが、\\n 逆に緊張させてしまったか……",
"340000512_48": "(さっきの翼さん、すごく自然体で楽しそうだった。\\n だったら、わたしもわたしなりに唄ってみよう",
"340000512_49": "「――、――♪」",
"340000512_50": "「これは……」",
"340000512_51": "(よかった、緊張が解けたようだな。\\n ならば、わたしも――",
"340000512_52": "(歌声が重なって1つの歌になっていく。\\n 唄うのって、こんなに楽しいことだったんだ",
"340000512_53": "「今日はありがとうございました」",
"340000512_54": "「こちらこそ、練習に付き合ってくれてありがとう。\\n とても気持ちのこもったいい歌だった」",
"340000512_55": "「翼さんの歌こそですッ!\\n ……ところで、翼さんは、どうして歌手に……」",
"340000512_56": "「……そうだな。\\n 幼いころから夢見ていたんだ」",
"340000512_57": "「その夢を追っていいものかと悩みもしたが、\\n 背中を押してくれた人がいた」",
"340000512_58": "「それが、血の繋がらないわたしの父だ」",
"340000512_59": "「え……」",
"340000512_60": "「だからこそ、わたしは今も夢を追えている」",
"340000512_61": "「わたしが思うに、血の繋がりだけが親子ではない。\\n 想いによっても、固く繋がれるはずだ」",
"340000512_62": "「想いによって……」",
"340000512_63": "「だから、遠慮なんてしなくていいし、\\n 焦らなくたっていいと、わたしは思う」",
"340000512_64": "「――ッ!\\n ……はい……ッ」",
"340000512_65": "「リンディさんの、いいえ、お母さんの想い、\\n たくさんたくさん受け取っています」",
"340000512_66": "「ああ」",
"340000512_67": "「わたし、頑張りますッ!\\n 早く事件を解決して、家に帰らないと」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,77 @@
{
"340000521_0": "「こんにちは、はやてちゃん」",
"340000521_1": "「未来さんッ! 奇遇ですね。どうしはったんですか?」",
"340000521_2": "「機械獣を警戒中だけど、ずっと待っているわけにも\\n いかないからね。今は夕飯のお買いもの中だよ」",
"340000521_3": "「それならわたしと一緒や。\\n そろそろ、冷蔵庫の中身が寂しいなってきましたから」",
"340000521_4": "「そうだったんだ。そういえば、こっちに滞在してる間、\\n はやてちゃんがみんなのご飯を作ってるんだよね」",
"340000521_5": "「とってもお料理が上手なのですよ」",
"340000521_6": "「よかったら、わたしも一緒に作っていいかな?\\n 今、料理の修行中なんだ」",
"340000521_7": "「ええですね、2人で作りましょう。\\n せっかくやから、人で食事もええと思います」",
"340000521_8": "「みんなでお食事会か、いいんじゃないかな。\\n それなら、たくさん材料買って帰らないとねッ」",
"340000521_9": "「……ちょっと材料が多すぎません?」",
"340000521_10": "「約1名、すごくお腹を空かせて来ると思うから。\\n これくらいないとダメなんだよ」",
"340000521_11": "「なるほど……?」",
"340000521_12": "「はやてちゃんも、いつもはたくさんお料理を作っているんですよ」",
"340000521_13": "「へえ。はやてちゃんにも、よく食べる同居人が……?」",
"340000521_14": "「ではなくて、うちは結構大所帯なんです」",
"340000521_15": "「リインもそうやけど、大切な家族なんです」",
"340000521_16": "「シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ言うんですよ。\\n 今は別行動中なんですけど」",
"340000521_17": "「名前からしてその人たちも、\\n リインちゃんみたいな感じなのかな」",
"340000521_18": "「うーん、ちょっと違くてですね、\\n 長くなりますけど、順を追って説明しますと……」",
"340000521_19": "「夜天の魔導書か……。\\n 大変なことを乗り越えて、今のはやてちゃんがあるんだね」",
"340000521_20": "「あんまり上手く話せなかったけど、\\n なんとなくでも伝わってくれてるとええな」",
"340000521_21": "「ううん、十分に伝わったよ。\\n なのはちゃんたちや、家族がとっても大切な存在なんだって」",
"340000521_22": "「うん、わたしの大切な人たちや……」",
"340000521_23": "「それじゃあ、わたしのスペシャルメニューを教えてあげる。\\n ヴォルケンリッターのみんなにもごちそうしてあげてね」",
"340000521_24": "「特製のお好み焼きだよ。\\n わたしの大切な人の大好物なんだ」",
"340000521_25": "「大切な人って、ひょっとして響さんですか?」",
"340000521_26": "「え、なんでわかるのッ!?」",
"340000521_27": "「なんとなく、見てたらわかりますよ。\\n そやんな」",
"340000521_28": "「はい。とっても仲良しさんだと思います」",
"340000521_29": "「よく食べる同居人て、響さんのことだったんですね」",
"340000521_30": "「はやてちゃんたちと一緒だよ。\\n 家族で、恩人で、大切な人――」",
"340000521_31": "「……って、ちょっと恥ずかしいかも――。\\n あとで響に言っちゃだめだからね」",
"340000521_32": "「フフ、わかりました」",
"340000521_33": "(響さんとはぐれちゃった……。迷子の男の子を一緒に\\n 探していたはずなんだけど、いつの間に……",
"340000521_34": "(あ、あれは……)",
"340000521_35": "「こんにちは」",
"340000521_36": "「――ッ!」",
"340000521_37": "「あなたは……」",
"340000521_38": "「また会ったね。\\n わたし、高町なのは。よろしくね」",
"340000521_39": "「うん……。わたしは、みこと」",
"340000521_40": "「みことちゃん、この辺で響さんを見なかった?」",
"340000521_41": "「あ、響さんっていうのは、この前一緒にいた\\n お姉さんなんだけど……」",
"340000521_42": "「ううん、見てない」",
"340000521_43": "「そっかぁ……」",
"340000521_44": "「この前は……その、ありがとう。\\n これを取り戻してくれて」",
"340000521_45": "「ううん、もとはと言えばわたしのせいだから。\\n 今も聴いてたんだね。壊れてなくて本当によかったぁ」",
"340000521_46": "「お母さんの歌なんだよね……?」",
"340000521_47": "「う、うん……。\\n そんなの聞いてるなんて、変かもしれないけど……」",
"340000521_48": "「変なんかじゃないよッ!\\n わたしも、わたしのお母さんのこと、大好きだよ」",
"340000521_49": "「パティシエでね、とっても優しいんだ。\\n お父さんともすごく仲良くて」",
"340000521_50": "「……」",
"340000521_51": "「あ、電話? 響さんかな。\\n ちょっとごめんね」",
"340000521_52": "「はやてちゃんッ!\\n 食事会 うわあ、楽しそうだね」",
"340000521_53": "「ありがとう、うん。これから向かうね」",
"340000521_54": "「ごめんね。\\n ――そうだッ よかったらみことちゃんも一緒に来ない」",
"340000521_55": "「え……」",
"340000521_56": "「お好み焼きパーティをしようって、お友達が誘ってくれて」",
"340000521_57": "「友達……」",
"340000521_58": "「うんッ! みことちゃんにも紹介したいんだ。\\n はやてちゃんと、フェイトちゃんと、それから響さんたち――」",
"340000521_59": "「わたし、行かない」",
"340000521_60": "「そっか……。\\n ごめんね、勝手に盛り上がっちゃって……」",
"340000521_61": "「……ううん。\\n わたしが悪いの。家族も友達もいる、あなたの方が普通」",
"340000521_62": "「え……」",
"340000521_63": "「それじゃわたし、行くから」",
"340000521_64": "「……」",
"340000521_65": "「なのはちゃーんッ!」",
"340000521_66": "「――ッ!」",
"340000521_67": "「ごめんね、\\n 迷子の男の子を捜してたらはぐれちゃった」",
"340000521_68": "「それにしても、あんなところにいたなんて――」",
"340000521_69": "「なのはちゃん、何かあったの?」",
"340000521_70": "「はい、この前歌を唄っていた女の子にまた会ったんですけど、\\n わたし、怒らせてしまったみたいで……」",
"340000521_71": "「あの子が……」",
"340000521_72": "「ごめんなさい、わたしの問題ですね……。",
"340000521_73": " それより、はやてちゃんと未来さんから連絡があって――」",
"340000521_74": "(みことちゃん、悲しそうな顔をしてた……。\\n もしかして、みことちゃんは――"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,18 @@
{
"340000531_0": "「機械獣を確認しましたッ!」",
"340000531_1": "「このところ大人しいと思っていたが……」",
"340000531_2": "「機械獣の数が、今までで1番多いかもしれませんッ!」",
"340000531_3": "「潜んでいる間に、戦力を整えていたの……?」",
"340000531_4": "「でも逆に、ここにいる機械獣をやっつければ\\n 相手の力を一気に削れるチャンスだよッ」",
"340000531_5": "「それだけではない。\\n 魔導師を捕捉するための準備は整っているッ」",
"340000531_6": "「準備?」",
"340000531_7": "「時空管理局の調べで、機械獣がどこからか微弱な魔力を\\n 受け取っていることがわかった」",
"340000531_8": "「まるで、ラジコンを動かす電波のようにな」",
"340000531_9": "「では、その魔力の発信源に機械獣の首魁が……ッ!」",
"340000531_10": "「藤尭さん、友里さんのおかげで、S.O.N.G.の設備にその魔力を\\n 捕捉するための計器を組み込むことができたわ」",
"340000531_11": "「ただ、索敵にはそれなりに時間を要してしまいます」",
"340000531_12": "「それじゃ、索敵が完了するまで敵を押しとどめて\\n 時間を稼げばいいんやね」",
"340000531_13": "「相手の数は多いが、ここが踏ん張りどころだ」",
"340000531_14": "「はい、今こそ防人の本領を発揮するときですッ!」",
"340000531_15": "「よーし、ぶちかましましょうッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,18 @@
{
"340000532_0": "「発信源の捕捉まで、あと……少しです……ッ!」",
"340000532_1": "「耐えられるか、みんな……ッ!」",
"340000532_2": "「へいき、へっちゃらですッ!」",
"340000532_3": "「はい、きっと見つけてくれるって信じてます。\\n だから――ッ」",
"340000532_4": "「お待たせしましたッ! 捕捉が完了しましたッ!\\n 座標をお送りします」",
"340000532_5": "「ありがとうございますッ!」",
"340000532_6": "「向かおうにも、ここの機械獣も残ったままやし、\\n 放っていけんよ」",
"340000532_7": "「でも、このまま時間を掛けていたら、\\n 魔導師に逃げられるかもッ」",
"340000532_8": "「立花ッ!」\\n「なのはッ」",
"340000532_9": "「ここはわたしたちに任せて、\\n 人で魔導師の元へ向かうんだ」",
"340000532_10": "「わたしたちも後から追いかける。\\n だから、わたしたちに任せて先に行ってッ」",
"340000532_11": "「わかりましたッ!」\\n「うんッ」",
"340000532_12": "「魔導師を捕まえれば、この機械獣も止まるはず。\\n だから、行こうッ」",
"340000532_13": "「はいッ!」",
"340000532_14": "「……フェイトちゃん、はやてちゃん。\\n 無茶はしないでねッ」",
"340000532_15": "「うん、なのはもね」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,22 @@
{
"340000541_0": "「指定ポイントに到達しましたッ!」",
"340000541_1": "「魔導師の姿は確認できますか?」",
"340000541_2": "「いえ、わたしたち以外に誰も……」",
"340000541_3": "「こちらでも確認したけど、間違いないはずよ。\\n もう少し周囲を探してみてもらえるかしら」",
"340000541_4": "「でも、他に変わったことと言われても……」",
"340000541_5": "「……」",
"340000541_6": "「強いて言うなら、猫が1匹いるだけですよ?」",
"340000541_7": "「響さん……ッ!\\n この猫から、魔力が――」",
"340000541_8": "「まさか……ッ!?」",
"340000541_9": "「……思ったより早かったわね」",
"340000541_10": "「――ッ!」",
"340000541_11": "「私を探していたんでしょう?」",
"340000541_12": "「この姿になって魔力を極力抑えていたんだけど、\\n ベヒモスから漏れ出る魔力は隠しきれなかったようね」",
"340000541_13": "「ベヒモス……ッ! あれがッ!」",
"340000541_14": "「あの小さな結晶みたいなのがッ!?」",
"340000541_15": "「あなたは時空管理局の魔導師ね。\\n これを回収しに来たの それとも私を」",
"340000541_16": "「どっちもですッ!\\n それを手放して、わたしについてきていただけませんか」",
"340000541_17": "「それはできないわ。\\n 私にはまだ、やらなければいけないことがあるの……ッ」",
"340000541_18": "「機械獣がこんなにッ!?」",
"340000541_19": "「邪魔をするなら、消えてもらうわッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,28 @@
{
"340000551_0": "「バルディッシュッ!」",
"340000551_1": "「Blaze Smasher 」",
"340000551_2": "「くッ、防がれて――」",
"340000551_3": "「早く立花たちの加勢に行きたいが――」",
"340000551_4": "「この数が相手では、そうもいきませんッ!」",
"340000551_5": "「そうですね。コンビネーションを決めんと攻撃も\\n よう通らんし、倒すのが追い付かん……」",
"340000551_6": "「なのは……」",
"340000551_7": "「あなたたちは機械獣との戦いに集中して。\\n なのはちゃんたちには助っ人を向かわせたわ」",
"340000551_8": "「助っ人……ッ!?」",
"340000551_9": "「ええ。きっと、間に合ってくれるはずよ……ッ!」",
"340000551_10": "「たった2人だけでも――」",
"340000551_11": "「負けてたまるかあああああッ!」",
"340000551_12": "「はあ、はあ――、\\n さあ、機械獣たちは倒しました」",
"340000551_13": "「その結晶をこちらに渡してください」",
"340000551_14": "「戦うのはやめて、どうすれば誰も悲しまなくて済むのか、\\n お話ししましょう」",
"340000551_15": "「そんなつもりはないわ……ッ!」",
"340000551_16": "「新しい機械獣がッ!?」",
"340000551_17": "「魔導師さんッ!\\n あなたの目的はなんですか どうしてこんなことをッ」",
"340000551_18": "「あなたたちに言ってどうなると……」",
"340000551_19": "「わたしに手伝えることなら手伝います。だから、\\n もうこんなふうに誰かを傷つけることはやめてくださいッ」",
"340000551_20": "「――ッ! ふざけないで。この憎しみ、この怒りを\\n 晴らすことを、あなたが手伝えるはずがないでしょうッ」",
"340000551_21": "「憎しみ……」",
"340000551_22": "「怒り……それが……」",
"340000551_23": "「あなたたちにはわからないわ。\\n 私たちの気持ちなんて……ッ」",
"340000551_24": "「私たち……?」",
"340000551_25": "「御託は聞き飽きたわ。\\n そろそろ終わりにしましょう――ッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,24 @@
{
"340000552_0": "「しつこいッ!」",
"340000552_1": "「アーテルさんと話をさせてッ!」",
"340000552_2": "「もう1度、コンビネーションでッ!」",
"340000552_3": "「はいッ!」",
"340000552_4": "「はああああッ!」",
"340000552_5": "「機械獣に気を取られて私から目を離すなんて、\\n 油断したわねッ」",
"340000552_6": "「しま――ッ!?」",
"340000552_7": "「ベヒモスッ!」",
"340000552_8": "「結晶が輝いて――ッ!?」",
"340000552_9": "「なッ!? 吸い寄せられていくッ!?」",
"340000552_10": "「わたしの魔法で、相殺して……ッ!」",
"340000552_11": "「シュートッ!」",
"340000552_12": "「魔法がッ!?」",
"340000552_13": "「The Attack is swallowed and disabled」",
"340000552_14": "「ベヒモスが取り込めるのは機械だけじゃあないわ。\\n あなたたちも、まとめてベヒモスの糧にしてあげるッ」",
"340000552_15": "「ぐ、あああああ……ッ!\\n 吸い込まれて――ッ」",
"340000552_16": "「ぐあ――ッ!?」",
"340000552_17": "「た、助かった……?」",
"340000552_18": "「一体何が……」",
"340000552_19": "「迂闊ッ!\\n 速すぎて接近に気づけなかった――ッ」",
"340000552_20": "「ギリギリ、間に合ったみたいだねッ!」",
"340000552_21": "「助けに来ましたよ、なのはさん」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,20 @@
{
"340000611_0": "予期せぬ乱入者",
"340000611_1": "「ぐあ――ッ!?」",
"340000611_2": "「た、助かった……?」",
"340000611_3": "「一体何が……」",
"340000611_4": "「迂闊ッ!\\n 速すぎて接近に気づけなかった――ッ」",
"340000611_5": "「ギリギリ、間に合ったみたいだねッ!」",
"340000611_6": "「助けに来ましたよ、なのはさん」",
"340000611_7": "「アミタさん、キリエさんッ!」",
"340000611_8": "「なのはちゃんの仲間……?」",
"340000611_9": "「助けてくれてありがとうございますッ!」",
"340000611_10": "「局から話を聞いて飛んできました」",
"340000611_11": "「ところで、今の何?\\n 掃除機みたいに吸われそうになってたけど」",
"340000611_12": "「わからないけど、気をつけて。\\n まだ機械獣もたくさん――」",
"340000611_13": "「心配は無用です、大体の事情は聞いてきました。\\n 自己紹介は後でよろしいでしょうか、装者さん」",
"340000611_14": "「あ、はいッ!」",
"340000611_15": "「それじゃあ、機械獣たちを\\n 片付けていきましょうかッ」",
"340000611_16": "「相手は強敵です。最初から全開で行きますよ」",
"340000611_17": "「もちろん、そのつもりッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,38 @@
{
"340000621_0": "「悪いけど、スクラップになってッ!」",
"340000621_1": "「大人しくしていてもらいますッ!」",
"340000621_2": "「だけど、この子たち相手に、\\n たった人、増えたくらいでは――ッ」",
"340000621_3": "「あれが話に聞くバリアフィールドですか。\\n 厄介ですね……」",
"340000621_4": "「でもあの程度、わたしが――ッ!」",
"340000621_5": "「きゃあ――ッ!?」",
"340000621_6": "「キリエッ! 1人で飛び出したらダメですよ。\\n わたしの攻撃に合わせて――」",
"340000621_7": "「ええー、お姉ちゃんこそ、わたしに合わせて――」",
"340000621_8": "「敵前で――、余裕のつもりッ!?」",
"340000621_9": "「きゃああッ!?」",
"340000621_10": "「口ほどにもない――。\\n あなたたちも、ベヒモスの糧にしてあげるわッ」",
"340000621_11": "「く……吸い、込まれて……ッ!」",
"340000621_12": "「お姉ちゃんと言い合いしてる場合じゃなかったか……」",
"340000621_13": "「諦めて。ベヒモスからは逃げられないわッ!」",
"340000621_14": "「いいえ、そうとも限らないッ!」",
"340000621_15": "「ええ、あれを使いましょう」",
"340000621_16": "「何……ッ!?」",
"340000621_17": "「アクセラレイターッ!」",
"340000621_18": "「な、ベヒモスから逃れて――ッ!?」",
"340000621_19": "「アクセラレイターはナノマシンの\\n 最大稼働による高速移動ッ」",
"340000621_20": "「たとえ吸収力が高くても、\\n それを上回る速さでぶっちぎれば――ッ」",
"340000621_21": "「速いッ!?\\n そうか、先ほど人を助けたのもそれで――ッ」",
"340000621_22": "「ついでに、機械獣もッ!」",
"340000621_23": "「黙らせますッ!」",
"340000621_24": "「すごい……息ぴったり」",
"340000621_25": "「はい、2人は仲のいい姉妹なんです」",
"340000621_26": "「ならば、この数で相手をしてやる――ッ!」",
"340000621_27": "「す、すごい数……」",
"340000621_28": "「2人だけでは、少々手に余りますね……」",
"340000621_29": "「だとしてもッ!」",
"340000621_30": "「わたしたちもいますッ!」",
"340000621_31": "「まだ戦える?」",
"340000621_32": "「はいッ! 少し休ませてもらったおかげで、\\n 完全に復活ですッ」",
"340000621_33": "「心強いですね。では、4人で行きましょう」",
"340000621_34": "「はいッ!」",
"340000621_35": "「機械獣を全部ぶん殴ってでも、\\n アーテルさんのこと、止めてみせますッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,23 @@
{
"340000622_0": "「邪魔をしないでくださいッ!」",
"340000622_1": "「道を空けろおおおッ!」",
"340000622_2": "「なのはさんッ!\\n 残りはアーテルの周囲にいる機械獣だけですッ」",
"340000622_3": "「4人で一気に突破しようッ!」",
"340000622_4": "「はいッ!」",
"340000622_5": "「くッ! だが、まだまだ手駒はあるッ!」",
"340000622_6": "「まだいたのッ!? でもッ!」",
"340000622_7": "「わたしたちの攻撃を重ね合わせて全部ッ!」",
"340000622_8": "「ぶち壊してええええッ!」",
"340000622_9": "「な、なんですって……ッ!?」",
"340000622_10": "「く、ああああ――ッ!」",
"340000622_11": "「……」",
"340000622_12": "「……」",
"340000622_13": "「もう機械獣はいません。\\n お話をさせてくれませんか」",
"340000622_14": "「そうです。アーテルさんにも事情が、正義があるのなら、\\n まずは手を開いて――」",
"340000622_15": "「うるさいッ!\\n 私は……こんなところで捕まるわけにはッ」",
"340000622_16": "「そう、ベヒモスさえあれば――ッ!」",
"340000622_17": "「――ッ!」",
"340000622_18": "「やめてッ!」",
"340000622_19": "「な、なんで……」",
"340000622_20": "「ここに……?」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,57 @@
{
"340000631_0": "「やめてッ!」",
"340000631_1": "「な、なんで……」",
"340000631_2": "「ここに……?」",
"340000631_3": "「みこと……ッ!」",
"340000631_4": "「わたしの友達に酷いことをしないでッ!」",
"340000631_5": "「みことちゃんの……友達?」",
"340000631_6": "「――ッ!\\n あ、あなたたちは、この前の……」",
"340000631_7": "「いったい、何が起きているの……?\\n あなたたちが、アーテルの追手なんだね……」",
"340000631_8": "「危ないよ、そこをどいてッ!」",
"340000631_9": "「わたしたちは、酷いことなんてしようとしてないッ!\\n ただ、事件を止めたいだけなんだッ」",
"340000631_10": "「え……」",
"340000631_11": "「騙されちゃダメよ、みことッ!」",
"340000631_12": "「……ッ!?」",
"340000631_13": "「みこと……。もう私は立っているのもやっとなの……。\\n こっちに来て……」",
"340000631_14": "「アーテル……血が……\\n 手当てした傷口が開いて……」",
"340000631_15": "「お願い、私を連れて逃げて――」",
"340000631_16": "「う、うん……」",
"340000631_17": "「みことちゃんをどうするつもりなのッ!\\n このまま逃がしはしないッ」",
"340000631_18": "「近寄らないでッ!」",
"340000631_19": "「――ッ!?」",
"340000631_20": "「ありがとう、みこと……」",
"340000631_21": "「新しいのが現れたッ!?\\n だけど――」",
"340000631_22": "「ダメです、キリエッ!」",
"340000631_23": "「わかっているようね。\\n みことが、私の傍にいる意味を……」",
"340000631_24": "「……くッ……」",
"340000631_25": "「…………」",
"340000631_26": "「教えて。\\n アーテルがこのロボットを使って……」",
"340000631_27": "「ええ、そうよ……。\\n 今までの事件も、すべて私がやったこと……」",
"340000631_28": "「だけど、世界を正しくするために必要なことなの。\\n みこと、あなたならわかるはずよね」",
"340000631_29": "「……」",
"340000631_30": "「ダメだよ、みことちゃん……ッ!」",
"340000631_31": "「――ッ!」",
"340000631_32": "「その人がやっていることは、たくさんの人を傷つけて、\\n 困らせる、とてもいけないことなんだよ」",
"340000631_33": "「このままじゃ、もっと大変なことになっちゃうかもしれない。\\n わたしたちは、それをやめてもらいたいの」",
"340000631_34": "「……だからお願い、みことちゃんもその人を説得して、\\n やめてもらうように……」",
"340000631_35": "「……そうしたら、アーテルはどうなるの?」",
"340000631_36": "「裁判があって、犯した罪は償ってもらうことになると思う。\\n だけど――」",
"340000631_37": "「そんなの、ダメッ!!」",
"340000631_38": "「アーテルは、わたしのたった1人の友達なんだからッ!」",
"340000631_39": "「…………」",
"340000631_40": "「あなたにはわからないよッ!」",
"340000631_41": "「え……」",
"340000631_42": "「家族も、友達も……、どんなに望んでも手に入らなかった\\n ものを平気で持ってるあなたにはわからないッ」",
"340000631_43": "「わたしは、アーテルと行く。\\n わたしが、アーテルを護るんだ……ッ」",
"340000631_44": "「嬉しいわ、みこと。\\n さあ、私を連れて、そのロボットに乗るのよ」",
"340000631_45": "「うん……ッ!」",
"340000631_46": "「みことちゃん……」",
"340000631_47": "「待ってッ! みことちゃんッ!\\n その魔導師と一緒に行ったらダメなんだよッ」",
"340000631_48": "「ほら、こっちに来て――」",
"340000631_49": "「あなたが伸ばした手を、取ることなんかできない。\\n その手は、わたしの友達の血に濡れた手なんだッ」",
"340000631_50": "「――ッ!!」",
"340000631_51": "「行こうアーテル。\\n 何があっても、アーテルのこと信じてるよ」",
"340000631_52": "「…………」",
"340000631_53": "「どうして……\\n 伸ばせば届く距離にみことちゃんの手があったのに……」",
"340000631_54": "「話を聞いてもらえなかった……\\n わたしは、みことちゃんを傷つけてた……」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,24 @@
{
"340000711_0": "溶け合う孤独",
"340000711_1": "「はぁ……はぁ……」",
"340000711_2": "「……」",
"340000711_3": "「アーテルッ! 傷口が……ッ!」",
"340000711_4": "「少し、力を使いすぎてしまったみたいね」",
"340000711_5": "「アーテルが死んじゃう……そんなのダメ……ッ!」",
"340000711_6": "「あなたは、まだ私を信じてくれるの?」",
"340000711_7": "「アーテルが何をしようとしているのかは、よくわからない。\\n あの人たちが言うように、良くないことなのかもしれない」",
"340000711_8": "「だけど、アーテルにとって大切なことなんでしょう?\\n だったら、わたしは信じるよ。友達だから」",
"340000711_9": "「ありがとう……」",
"340000711_10": "「それなら、私を助けてほしいの」",
"340000711_11": "「もちろん。どうしたらいいの……?」",
"340000711_12": "「私の身体に手をかざして、目をつぶって」",
"340000711_13": "「こう……?」",
"340000711_14": "「その身体、借りるわ……」",
"340000711_15": "「……」",
"340000711_16": "「……アーテルが、わたしの中に……」",
"340000711_17": "『私の身体は、傷ついて弱っていたから、\\n あなたの身体を貸してもらったのよ』",
"340000711_18": "『大丈夫、時間がたって私が回復すれば、\\n また離れることもできるわ』",
"340000711_19": "「よかった……。\\n こうしていれば、苦しくないんだね」",
"340000711_20": "「ええ。……ただ、あなたも危険に巻き込むことになるわ。\\n ごめんなさい……」",
"340000711_21": "「大丈夫。辛いことから護ってくれたアーテルのためだもん。\\n わたしも、頑張るよ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,60 @@
{
"340000721_0": "「残念ながら\\n 魔導師を取り逃がす結果となってしまったな……」",
"340000721_1": "「ごめんなさい師匠……、もしもあの時、\\n みことちゃんの手を掴めていたら……」",
"340000721_2": "「わたしもです。みことちゃんと話すことができたのに、\\n わかってもらうことができなかった……」",
"340000721_3": "「必ずしも思うように事が運ぶばかりじゃない。\\n それに、これが最後のチャンスというわけでもない」",
"340000721_4": "「そうですね。\\n 気になるのは、あの少女のことですが……」",
"340000721_5": "「今、緒川に調査を依頼している。\\n まもなく素性も明らかになるだろう」",
"340000721_6": "「アーテルさんを護ろうとしてたらしいけど、\\n どういう関係なのかな」",
"340000721_7": "「魔導師の協力者なのか、操られているのか……。\\n 現状では不明だ」",
"340000721_8": "「今どうしているのか、心配です……」",
"340000721_9": "「見つかった時にすぐ対処できるように、\\n 今はできることをやらんとね」",
"340000721_10": "「うん……」",
"340000721_11": "「そういうことなので、今できること、それは自己紹介。\\n キリエ・フローリアンです、よろしくね」",
"340000721_12": "「こっちが姉のアミティエ・フローリアンです。\\n アミタって呼んであげてください」",
"340000721_13": "「わたしたちは、リンディさんに助っ人として呼ばれてきました。\\n 戦闘雑用、なんでもこなしますッ」",
"340000721_14": "「よろしくお願いします」",
"340000721_15": "「……取り逃したアーテルは、\\n さらに機械獣を強化し量産しているでしょうね」",
"340000721_16": "「戦力が増えることはこちらとしても助かる。\\n 状況を考えると、人でも多いほうがいいからな」",
"340000721_17": "「2人はエルトリア出身で、戦闘技術だけでなく、\\n 『フォーミュラ』という術式武装にも精通しているのよ」",
"340000721_18": "「それともう1つ、2人を派遣したのには\\n 理由があるの」",
"340000721_19": "「理由? どういうことですか?」",
"340000721_20": "「その件については、良い報告ができるまで\\n 待っていてもらえるでしょうか」",
"340000721_21": "「アミタさんがそう言うなら、楽しみに待たせてもらいます」",
"340000721_22": "「先ほどは、響くんたちを護ってくれて感謝する。\\n これからよろしく頼む」",
"340000721_23": "「はい、しばらくこちらでお世話になります」",
"340000721_24": "「ただいま戻りました」",
"340000721_25": "「戻ったか。首尾は?」",
"340000721_26": "「少女の素性について、調べるのはとても簡単でした。\\n 悪い意味で彼女の情報は手に入りやすかったので」",
"340000721_27": "「悪いって……」",
"340000721_28": "「調査の結果を聞かせてもらおうか」",
"340000721_29": "「はい。彼女の名前は夢野みことです」",
"340000721_30": "「夢野、みことちゃん……」",
"340000721_31": "「有名なのは彼女の父親です。\\n すでに故人なのですが――」",
"340000721_32": "「職業は科学者だったのですが、本気で魔法を信じていた\\n ということで、学会からは異端者として扱われていたようです」",
"340000721_33": "「まさか、この世界に魔法の存在を知る人が?」",
"340000721_34": "「いえ、そちらの世界の魔法ではなく、我々の世界でフィクション\\n に描かれる、いわゆる不思議な力のことだったようです」",
"340000721_35": "「本業の研究を行う傍ら、\\n 魔法の存在を究明しようとしていたということです」",
"340000721_36": "「ただ、信じるといっても、魔法の存在を妄信していた\\n のではなく、存在を否定しない、というスタンスだったとか」",
"340000721_37": "「曰く、科学にも、魔法の存在の余地を残していた\\n 方が面白いじゃないか、と――」",
"340000721_38": "「科学者さんやのに魔法を信じたいなんて、\\n ずいぶんとユーモアのある方だったんやなあ」",
"340000721_39": "「また、本業の研究の方にその思想を\\n 持ち込むことは無かったようです」",
"340000721_40": "「実際、研究していたのは至ってまじめで実用的な、\\n 金属材料系の分野だったそうですよ」",
"340000721_41": "「魔法の研究を本業にしていたというわけではないんですね」",
"340000721_42": "「母親は早くに亡くなっていましたが、そんな父親のもとで\\n 夢野みことさんは幸せに暮らしていたようです」",
"340000721_43": "「しかし、数年前。父親の研究室で大規模な事故が発生し、\\n 父親を含め大勢が亡くなったことで、悲劇は始まりました」",
"340000721_44": "「魔法を信じていたことをマスコミに曲解され、\\n 面白おかしく取り上げられてしまったのです」",
"340000721_45": "「事故の原因がすべて、\\n 頭のおかしいマッドサイエンティストによるものだと……」",
"340000721_46": "「ひどい……」",
"340000721_47": "「人々の非難の目は、当然……」",
"340000721_48": "「はい、1人残された娘に集まりました」",
"340000721_49": "「そのことで学校内だけではなく、彼女を引き取った親戚からも、\\n 酷い扱いを受け、怪我をすることも多かったようです……」",
"340000721_50": "「その状況って……」",
"340000721_51": "「うん……。\\n いつかのわたしにそっくりだ……」",
"340000721_52": "「じゃあ、みことちゃんは、ずっと独りで……」",
"340000721_53": "「あなたにはわからないよッ!」",
"340000721_54": "「え……」",
"340000721_55": "「家族も、友達も……、どんなに望んでも手に入らなかった\\n ものを平気で持ってるあなたにはわからないッ」",
"340000721_56": "「わたしは、アーテルと行く。\\n わたしが、アーテルを護るんだ……ッ」",
"340000721_57": "「わたしは、みことちゃんの気持ち、\\n 全然わかっていなかったんだ……」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,50 @@
{
"340000731_0": "「……」",
"340000731_1": "「響?」",
"340000731_2": "「え、あ、ああッ! 未来、どうしたの?」",
"340000731_3": "「もしかして、みことちゃんのこと考えてた?」",
"340000731_4": "「……うん」",
"340000731_5": "「最初に街で会った時から、どこか寂しそうに\\n 見えて、気になってたんだけど」",
"340000731_6": "「あの話を聞いて、理由がわかった気がするんだ」",
"340000731_7": "「……」",
"340000731_8": "「わたしも、似たような状況だったから」",
"340000731_9": "「ひとりひとりにそこまでの悪意が無くても、たくさん\\n 集まると、どうしようもなく大きな力になっちゃうんだ」",
"340000731_10": "「家族も、友情も、簡単に壊してしまうくらい……」",
"340000731_11": "「そうだね……」",
"340000731_12": "「きっと、あの頃のわたしと同じように、誰も信じられない、\\n 独りぼっちな気持ちを抱えてるんだと思う……」",
"340000731_13": "「だからこそ、そんな中で唯一できた友達を、全力で護りたいんだ」",
"340000731_14": "「わたしの場合、それは未来だったけど……」",
"340000731_15": "「その相手が、悪いことをしようとしていたら……」",
"340000731_16": "「うん……。みことちゃんまで、\\n 取り返しのつかないことをしてしまうかもしれない」",
"340000731_17": "「このままじゃダメだ。\\n 間違ったことをしそうになっているなら、止めてあげなくちゃ」",
"340000731_18": "「そうだね。それならみんなで――」",
"340000731_19": "「だけど、なのはちゃんたちに無理はさせられないよ。\\n 年上のわたしが、しっかりしなくちゃいけないんだ……」",
"340000731_20": "「響……」",
"340000731_21": "「なのは、大丈夫?」",
"340000731_22": "「うん、大丈夫だよ。\\n 心配かけて、ごめんね」",
"340000731_23": "「あの子に言われたこと、気にしているの?」",
"340000731_24": "「うん……」",
"340000731_25": "「家族も友達もいるわたしには、\\n みことちゃんの気持ちはわからないって言われちゃった」",
"340000731_26": "「その通りだよね。わたしには、優しい家族がいて、\\n 信じあえる友達がいて、時空管理局の仲間もいる」",
"340000731_27": "「みんな大切な存在で、その人たちのことも含めて、\\n わたしなんじゃないかなって思うの」",
"340000731_28": "「だけど、それが全部無くなって、独りぼっちになったとき、\\n どんな気持ちになるのかなんて、考えたこともなかった」",
"340000731_29": "「……」",
"340000731_30": "「アーテルさんのこと、たった1人の友達だって言ってた」",
"340000731_31": "「独りぼっちの状況の中で、唯一信じられるのが、\\n アーテルさんなのかな」",
"340000731_32": "「そんなアーテルさんを護ろうとしたみことちゃんのこと、\\n 『あなたは間違ってる』なんて、言う資格がなかったよね……」",
"340000731_33": "「……」",
"340000731_34": "「なのは、あのね――。\\n 昔はわたしも、友達と呼べるような人は全然いなかったよ」",
"340000731_35": "「だけど、なのはがわたしの名前を呼んでくれて――。\\n 友達になってくれた」",
"340000731_36": "「だから、今のわたしがあるんだ」",
"340000731_37": "「フェイトちゃん……」",
"340000731_38": "「資格がないなんて言わないで。\\n 気持ちがわからないなら、わかっていけばいいと思う」",
"340000731_39": "「もちろん、わたしも――」",
"340000731_40": "「リンディさんからッ!?」",
"340000731_41": "「機械獣が出現しました。これまでにない大型の個体も出現。\\n 高速道路で車を襲撃しています」",
"340000731_42": "「直ちに対処に当たってください」",
"340000731_43": "「――ッ!\\n はい、わかりましたッ」",
"340000731_44": "(みことちゃんとアーテルさんのこと、\\n どうするのが正解なのか、正直まだわからない",
"340000731_45": "(だけど、誰かが傷つけられるのは、\\n 絶対に間違っているからッ",
"340000731_46": "「もちろん、わたしも一緒だよ。\\n だから、頑張ろう」",
"340000731_47": "「うんッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,27 @@
{
"340000732_0": "「くッ、これは……」",
"340000732_1": "「機械獣が、強くなってる……ッ!?」",
"340000732_2": "「あの人は、これで何をしようとしているの……?」",
"340000732_3": "「作戦行動中に失礼します。\\n 時空管理局、無限書庫司書、ユー・スクライアです」",
"340000732_4": "「ユーノくんッ!?」",
"340000732_5": "「おっと……ッ!」",
"340000732_6": "「大丈夫ッ!?」",
"340000732_7": "「うん、それよりどうしたの?」",
"340000732_8": "「依頼されていた、古代兵器ベヒモスの調査が完了したんだ」",
"340000732_9": "「緊急のことだから、手短に話すよ。\\n 戦いながら聞いてほしい」",
"340000732_10": "「わかった、お願いッ!」",
"340000732_11": "「ベヒモスの本体は小さな結晶で、\\n その能力は、吸収したものを己の力に変えること」",
"340000732_12": "「文献には、吸収した物質はベヒモスの身体となり、\\n 吸収した感情はベヒモスの力となる、とある」",
"340000732_13": "「ベヒモスの身体いうんが、機械獣のことやね」",
"340000732_14": "「うん。機械獣で破壊した材料を本体の結晶のもとに転送して、\\n アーテルがそれを機械獣に変える、ということみたいだ」",
"340000732_15": "「そして、エネルギー源は、吸収した誰かの感情……?」",
"340000732_16": "「停止させるには、結晶を砕くか、\\n 使役する人の意思で止める必要がある」",
"340000732_17": "「機械獣を止めるには、ベヒモス本体の結晶を\\n 壊せばいいんだねッ」",
"340000732_18": "「機械獣は、ベヒモスの本当の力じゃない。\\n 結晶を核としてつに集まり、際限なく大きくなる――」",
"340000732_19": "「それが、この兵器がベヒモスと呼ばれている理由なんだ」",
"340000732_20": "「そんな……、そうなる前に、止めないとッ!」",
"340000732_21": "「行けなくてごめん、頑張って、なのはッ!\\n きっと、君の力を必要としている人がいると思うから……ッ」",
"340000732_22": "「うん、ありがとう、ユーノくんッ!」",
"340000732_23": "「つまり、元を断たない限り、機械獣は食事を続け、\\n 強化と増殖をし続けるというわけだな……」",
"340000732_24": "「とは言っても、まずは目の前の敵を何とかしないと……ッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,16 @@
{
"340000741_0": "「翼さんッ!」",
"340000741_1": "「ああ、合わせるぞッ!\\n 挟撃にて両断するッ」",
"340000741_2": "「はいッ!」",
"340000741_3": "「はああああ――ッ!」",
"340000741_4": "「バリアフィールドも強くなっています……ッ!」",
"340000741_5": "「魔法とのコンビネーションすらも防がれるとは……」",
"340000741_6": "「こっちの戦い方に合わせて、\\n 対策してきてるんだ……」",
"340000741_7": "「アーテルの所在の探知、難航していますッ!」",
"340000741_8": "「この前よりも、機械獣を操る魔力が検出しにくくなっているわ。\\n まるで何かに阻害されているような……」",
"340000741_9": "「なかなかに厳しい状況やね……」 ",
"340000741_10": "「だが、諦めるわけにはいかない……。\\n アーテルを止め、少女を救い出すためにッ」",
"340000741_11": "「――ッ!」",
"340000741_12": "「はい……ッ!」",
"340000741_13": "「突貫します――ッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,17 @@
{
"340000742_0": "「うおおおおおおおッ!」",
"340000742_1": "(敵は強大……だけど、その先に、あの子がいるッ!)",
"340000742_2": "(1度は拒絶されてしまった……、\\n だけど、助けなくっちゃいけないんだッ",
"340000742_3": "(なのはちゃんに負担はかけられない、\\n わたし人で――ッ",
"340000742_4": "「はあああああああッ!」",
"340000742_5": "「まずは、機械獣を倒さないとッ!」",
"340000742_6": "(その先に、みことちゃんがいるッ!\\n きっと、わかり合えるッ",
"340000742_7": "「待て、立花ッ! 連携が乱れて――」",
"340000742_8": "「え――ッ!?」",
"340000742_9": "「危ない――ッ!」",
"340000742_10": "「しま――ッ!?」",
"340000742_11": "「――ッ!」",
"340000742_12": "「うあああああああッ!?」",
"340000742_13": "「響、そんな……」",
"340000742_14": "「なのは――ッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,67 @@
{
"340000811_0": "仲間の声",
"340000811_1": "「お母さまッ! お母さまーッ!」",
"340000811_2": "「フフ、どうしたの、アルム……?」",
"340000811_3": "「この女の人、知ってるような……。\\n アーテル…… きっと、アーテルだッ」",
"340000811_4": "「これは、アーテルの記憶?\\n お母さんだったんだ……」",
"340000811_5": "「おかあ……さん……」",
"340000811_6": "「酷い怪我……どうして、\\n 誰がこんなことを……ッ」",
"340000811_7": "「そんな……アーテルの娘さんが……、\\n 死んじゃって……ッ」",
"340000811_8": "「市長ッ! 突き止めたんです、アルムを殺した犯人をッ!\\n 何年も証拠を集めて、やっと……ッ」",
"340000811_9": "「犯人は、私の勤める研究所の所長です……ッ!\\n 信じられないかもしれませんが、本当なんですッ」",
"340000811_10": "「信じるとも。証拠も確かなものだ」",
"340000811_11": "「よかった……ッ! では……」",
"340000811_12": "「だが、この話が公になることは無い」",
"340000811_13": "「え……」",
"340000811_14": "「君の娘さんはね、見てはいけないものを見てしまったんだよ。\\n 秘密裏に行われていた、魔法兵器の取引――」",
"340000811_15": "「そしてその取引には、私も1枚噛んでいてね?」",
"340000811_16": "「――ッ!」",
"340000811_17": "「悪いが、君にもここで死んでもらうしかないようだ。\\n 残念だよ。親子揃って、変に勘がいいばかりに――」",
"340000811_18": "「そんな……あなたは、独りになった私に\\n いつも親切にしてくれて……」",
"340000811_19": "「演技に決まっているじゃないか。子供を亡くした哀れな母親は、\\n 『いい市長』像を作るのに役立ってくれた」",
"340000811_20": "「……」",
"340000811_21": "「さあ、捕えろッ!」",
"340000811_22": "「アーテルが逃げたぞッ!」",
"340000811_23": "「手負いだ、遠くには行けまい」",
"340000811_24": "「だが、研究所をめちゃくちゃにして例の兵器を\\n 持ち出しているッ」",
"340000811_25": "「くそ、娘を亡くして気が狂ったか――ッ!\\n だが、じきに時空管理局が来る。そうすれば――」",
"340000811_26": "「はぁ……、はぁ……」",
"340000811_27": "「許さない……絶対に、許さない……ッ!\\n 何を犠牲にしても、あの子のために――ッ」",
"340000811_28": "「ベヒモスが起動を――ッ!?\\n そうか、私の憎しみに反応して……」",
"340000811_29": "「これを使えば、アルムを奪ったあいつらを――。\\n 待っていなさい。私は必ず、正義をなしてみせる……ッ」",
"340000811_30": "「……」",
"340000811_31": "「アーテル……わたしと、一緒だね……。\\n 独りぼっちになって、誰も頼れなくて……」",
"340000811_32": "「アーテルの目的って、こういうことだったんだね……」",
"340000811_33": "「ん……」",
"340000811_34": "『おはよう、みこと』",
"340000811_35": "「おはよう……」",
"340000811_36": "『どうしたの?』",
"340000811_37": "(あの夢を見たこと、アーテルは知らないんだ。\\n アーテルが私の中にいるから、見えちゃったのかな",
"340000811_38": "「やっぱり、ここにいたの」",
"340000811_39": "「――ッ!\\n ……伯母さん……」",
"340000811_40": "「どうしてここが……」",
"340000811_41": "「ここはあの男が死んだ場所だものね。\\n 探すのは簡単だったわ」",
"340000811_42": "「何? 家出のつもり?」",
"340000811_43": "「お前が警察に保護されたりしたら、\\n 私が面倒なことになるのよ」",
"340000811_44": "「居候のくせに、面倒なことを起こすな……ッ!」",
"340000811_45": "「うう――ッ!」",
"340000811_46": "「あら、これは……宝石?\\n もしかして……盗みを……」",
"340000811_47": "「違う……ッ!」",
"340000811_48": "「本当に、親子ともども性根が腐って……。\\n これは、私が預かるわ」",
"340000811_49": "『やめろ、返せ――ッ!』",
"340000811_50": "「うぐッ!?」",
"340000811_51": "「伯母さんッ!?」",
"340000811_52": "『死んではいないわ』",
"340000811_53": "「で、でも……」",
"340000811_54": "『この女は、優しいあなたが心配する価値もない。\\n それに、これから始める仕事に比べたら、こんなの些細な事よ』",
"340000811_55": "「仕事って……アーテルの……」",
"340000811_56": "『そうよ。だけど、せっかく手に入れる力だもの。\\n みことのためにも使わなくちゃもったいないわ』",
"340000811_57": "『みことを苦しめてきた人たちにも思い知らせてやりましょう。\\n ベヒモスを使ってすり潰すのよッ』",
"340000811_58": "「だけど、そんなの、いけないことなんじゃ……」",
"340000811_59": "『そう、綺麗事だけじゃ、弱者は踏み潰されるのみ。\\n 本当の幸せを掴むためには、必要なことなの』",
"340000811_60": "『想像して。私たちを傷つける者がいない、正しい世界を。\\n そこであなたと私、幸せになりましょう』",
"340000811_61": "『あなたの幸せを、あなたのパパとママも望んでいるわ』",
"340000811_62": "「わたしの……幸せ……?」",
"340000811_63": "(アーテルを手伝ってあげたい……。\\n だけど、本当にこんなやり方でいいのかな……",
"340000811_64": "「その通り。私たちの幸せは、その先にしかないのよ。\\n さあ、行きましょう、一緒にッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,35 @@
{
"340000821_0": "「先の戦いでは、響くんとなのはくんを欠いた状況から、\\n よく耐えきってくれた」",
"340000821_1": "「響と、なのはちゃんの容体は……?」",
"340000821_2": "「現在、メディカルルームで治療中だ。\\n まだ意識は戻っていないが、怪我自体は重いものではない」",
"340000821_3": "「よかった……」",
"340000821_4": "「心配なのは、むしろメンタルの方だが……」",
"340000821_5": "「司令ッ! 夢野みことの目撃情報です。\\n また、付近で、夢野みことの保護者が重傷で発見されています」",
"340000821_6": "「――ッ!\\n もう、動き出したか……ッ」",
"340000821_7": "「未だ2人を欠いた状態だが、仕方がない。\\n お前たちだけで、現場に急行してくれッ」",
"340000821_8": "「了解しましたッ!」",
"340000821_9": "「おったよッ!」",
"340000821_10": "「……」",
"340000821_11": "「夢野みこと、1人か?」",
"340000821_12": "「アーテルさんとは、別行動なんでしょうか……?」",
"340000821_13": "「夢野みことさん、ですよね?」",
"340000821_14": "「あなたとちゃんとお話がしたいの。\\n だから、一緒に来てくれないかな」",
"340000821_15": "「……」",
"340000821_16": "「何か様子がおかしい」",
"340000821_17": "「こっちの声、聞こえてへんのかな」",
"340000821_18": "「だ、大丈夫……?」",
"340000821_19": "「ええ、とても調子がいい。\\n こんなに馴染むなんて思わなかったわ」",
"340000821_20": "「……あなた、誰?」",
"340000821_21": "「私は夢野みことであり、魔導師アーテルよ。\\n 今は、この子の身体を借りているの」",
"340000821_22": "「なんだとッ!?」",
"340000821_23": "「無理やり奪ったわけではないわ。\\n この子は、理不尽な世界を憎み、私に身を委ねた」",
"340000821_24": "「これから2人でやり直すの。\\n この世界を全部壊して」",
"340000821_25": "「本当に、みことさんが望んだことなんですか?」",
"340000821_26": "「機械獣はこの子の憎しみをエネルギーにしていたのよ」",
"340000821_27": "「それだけで、この世界がどれだけ間違っていたか\\n わかるでしょう」",
"340000821_28": "「……」",
"340000821_29": "「ベヒモスは止まらない。\\n 憎しみが消えない限り……ッ」",
"340000821_30": "「結晶から、機械獣が溢れ出してッ!?\\n 彼女の周囲を、取り巻いていく……」",
"340000821_31": "「みことちゃんを助けるんやッ!」",
"340000821_32": "「うんッ! あの結晶を壊しさえすればッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,20 @@
{
"340000822_0": "「ん……」",
"340000822_1": "「ここは……」",
"340000822_2": "「そっか。わたしたち、機械獣にやられちゃったんだね……」",
"340000822_3": "「ごめんなさい、わたしが油断していたから……」",
"340000822_4": "「ううん、わたしも、無茶をしすぎちゃったみたい」",
"340000822_5": "「響さんは、どうしてそんなに、\\n みことちゃんに対して一生懸命なんですか」",
"340000822_6": "「うん。わたしね、昔、みことちゃんと似たような\\n 経験をしたことがあって――」",
"340000822_7": "「……そんなことがあったんですね……」",
"340000822_8": "「だから、みことちゃんの気持ちはよくわかる。\\n だからこそ、わたしが救ってあげなきゃって思うんだ」",
"340000822_9": "「……そうですか。わたしは……\\n みことちゃんの気持ちがわかってあげられません」",
"340000822_10": "「家族にも友達にも恵まれて……、そんなわたしに、\\n みことちゃんを救う資格があるのかって思っていたんです」",
"340000822_11": "「それに――」",
"340000822_12": "「響さん、わたしのことを護ってくれようとしますが、\\n わたしって、そんなに頼りないでしょうか」",
"340000822_13": "「なのはちゃん……」",
"340000822_14": "「おふたりとも、目が覚めましたか」",
"340000822_15": "「すみません、戦闘オペレーション中で、そちらに行けず……」",
"340000822_16": "「戦闘オペレーションって……」",
"340000822_17": "「まさか、機械獣と……ッ!?」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,13 @@
{
"340000831_0": "「抑えますッ!」",
"340000831_1": "「今のうちに叩くぞッ!」",
"340000831_2": "「はいッ!」",
"340000831_3": "「くッ、前に全然進めへんッ!」",
"340000831_4": "「みことちゃんが、あそこにいるのに……ッ!」",
"340000831_5": "「バリアフィールドを破っても、\\n 他の機械獣が邪魔をしてすぐに元に戻ってしまう……」",
"340000831_6": "「確かに、立花たちを欠いた状態では厳しい状況だ……」",
"340000831_7": "「だけどッ!」",
"340000831_8": "「はい、なのはちゃんたちはきっと来てくれます」",
"340000831_9": "「それまでにわたしたちがやられるわけにはいかないな」",
"340000831_10": "「だから、諦めませんッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,23 @@
{
"340000832_0": "「まだまだッ!」",
"340000832_1": "「負けない……ッ!」",
"340000832_2": "「仲間を信じる……?」",
"340000832_3": "「仮に増えてもたかが2人……。\\n そんなものを待って、何になるというの……ッ」",
"340000832_4": "「それとも、私たちを止められるほどのポテンシャルを\\n 持っているとでも……ッ」",
"340000832_5": "「その通りだ……ッ!」",
"340000832_6": "「だがそれは、立花個人の力量が優れている\\n という意味ではない」",
"340000832_7": "「何……?」",
"340000832_8": "「響は、響の拳は、相手をぶっ飛ばすだけじゃない。\\n 優しく開いて、繋ぐことができるんですッ」",
"340000832_9": "「仲間も、信念をぶつけ合った相手とも、力を束ねて――」",
"340000832_10": "「わたしもそうして繋がった1人……。だからこそ、\\n 束ねた力の強さがどれほどのものか知っているッ」",
"340000832_11": "「そしてその手はきっと、\\n あなたたちと繋ぐこともできるはずだッ」",
"340000832_12": "「手を繋ぐ……? だからなんだと……ッ!」",
"340000832_13": "「わたしもなのはのことを信じています」",
"340000832_14": "「かつて……あなたと同じように間違った道に進んでいた\\n わたしに、なのはは友達になりたいと言ってくれた」",
"340000832_15": "「そして、本気でぶつかってくれたッ!\\n だから今のわたしがあるんですッ」",
"340000832_16": "「そうそう。ちょっと強引なのがなのはちゃんのいいところやと\\n 思う。相手とちゃんとわかり合うのは、その後でいいんやって」",
"340000832_17": "「わたしのこともそうやって助けてくれて、本当に感謝しとるんよ」",
"340000832_18": "「だからわたしも、本気でぶつかりますッ!」",
"340000832_19": "「要するに、『絆』だの『愛』だのって言いたいのね……」",
"340000832_20": "「それが、なんの助けになるというのッ!\\n そういうものが、私を苦しめ、みことを苦しめてきたのよッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,33 @@
{
"340000841_0": "「要するに、『絆』だの『愛』だのって言いたいのね……」",
"340000841_1": "「それが、なんの助けになるというのッ!\\n そういうものが、私を苦しめ、みことを苦しめてきたのよッ」",
"340000841_2": "「みんな……」",
"340000841_3": "「倒れたわたしたちのこと、信じてくれて……」",
"340000841_4": "「……」",
"340000841_5": "「響さん、わたし、もう1度戦いたいです。でも、わたしの\\n 力だけでは敵わないかもしれない……」",
"340000841_6": "「だけど、わたしには仲間がいますッ!\\n フェイトちゃんやはやてちゃん――」",
"340000841_7": "「そして、響さんたちがッ!\\n だからわたしと、手を繋いでくれませんか」",
"340000841_8": "「――ッ!」",
"340000841_9": "「ごめんね、なのはちゃん……。どこかで、\\n みことちゃんのことはわたしが人で救わなきゃって思ってた」",
"340000841_10": "「なのはちゃんのこと、怪我をさせないようにお姉さんの\\n わたしが護らなきゃって……」",
"340000841_11": "「だけどそれじゃ、手が届かなくて当然だよ」",
"340000841_12": "「わたしのアームドギアは、繋ぐこの手……」",
"340000841_13": "「救いたい誰かに手を伸ばすより先に、仲間と手を繋がなきゃ、\\n わたし人の力なんてちっぽけなのに……」",
"340000841_14": "「手を開いてくれてありがとう。\\n もう度戦おう。今度は一緒にッ」",
"340000841_15": "「はいッ!」",
"340000841_16": "「それで、戦った後、なのはちゃんは、\\n みことちゃんとどうしたい」",
"340000841_17": "「わたしは、みことちゃんの気持ちを\\n 傷つけるようなことを言っちゃいました……」",
"340000841_18": "「だから、謝りたいです。\\n そして、みことちゃんのことをもっとよく知りたい」",
"340000841_19": "「そして、お友達になりたいですッ!」",
"340000841_20": "「うん、わたしも」",
"340000841_21": "「みことちゃんのこと、まだ何も知らないんだ」",
"340000841_22": "「そのためには、みことちゃんと、アーテルさんを、\\n 止めなくちゃいけませんね」",
"340000841_23": "「うんッ!」",
"340000841_24": "「師匠ッ! わたしたちにも、出動させてくださいッ!」",
"340000841_25": "「ああ、皆のこと、そしてあの子のことも、よろしく頼む。\\n それと、もうつ――」",
"340000841_26": "「お待たせしました。預かっていた、\\n レイジングハートとガングニールです」",
"340000841_27": "「エルフナインちゃんの構想どおり、改修できたよ」",
"340000841_28": "「ありがとうございますッ!」",
"340000841_29": "「レイジングハートとガングニールを――」",
"340000841_30": "「改修……ッ!?」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,11 @@
{
"340000842_0": "「いける、このまま押し切って――」",
"340000842_1": "「まだまだよ……ッ!」",
"340000842_2": "「ぐあッ!?」",
"340000842_3": "「やっぱり、愛や絆では、<ruby=ベヒモス>憎しみ</ruby>には届かない。\\n 哀しいけれど、これが現実なのよ……」",
"340000842_4": "「あなたたちに恨みはないけれど、\\n 私たちの邪魔をするというのなら、死んでもらうわッ」",
"340000842_5": "「……」",
"340000842_6": "「何……ッ!?」",
"340000842_7": "「遅くなりましたッ!」",
"340000842_8": "「今度こそ、お話聞いてもらいますッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,23 @@
{
"340000911_0": "唄いつなぐ小さな魔法",
"340000911_1": "「手にしたのは、新たな力――」",
"340000911_2": "「感じる、魔法をッ!\\n これなら……ッ」",
"340000911_3": "「うおおおおおッ!」",
"340000911_4": "「シュートッ!」",
"340000911_5": "「何……ッ!?」",
"340000911_6": "「すごい、あのギアは……ッ!?」",
"340000911_7": "「なのはの魔法も、性質が少し違うようです」",
"340000911_8": "「魔法とシンフォギアの攻撃が、それぞれ\\n バリアフィールドと再生阻害に効果的なことはわかっていました」",
"340000911_9": "「しかし、コンビネーション攻撃ではどうしてもラグが生まれて\\n しまい、完全な有効打にはなっていなかったんです」",
"340000911_10": "「では、どうやって……ッ!?」",
"340000911_11": "「エルフナインさんの相談を受けて、わたしたちのフォーミュラ\\n で使用しているナマシンを組み込みました」",
"340000911_12": "「それによって、レイジングハートはフォニックゲインの\\n エネルギー変換を、」",
"340000911_13": "「ガングニールは魔力素の扱いが可能になったのよッ!」",
"340000911_14": "「おふたりのおかげで、ラグの無い……、\\n いわば『混成攻撃』が可能となりましたッ」",
"340000911_15": "「エネルギー源となるフォニックゲインと魔力素は相互にやり取りを\\n しなくてはいけませんので、」",
"340000911_16": "「シンフォギア装者と魔導師は、これまで以上に\\n 息を揃えて戦う必要がありますが――」",
"340000911_17": "「それで大丈夫ッ!\\n 一緒に戦おうって決めたからッ」",
"340000911_18": "「はいッ! 響さんの歌の力を感じます」",
"340000911_19": "「みなさんは少し休んでいてください」",
"340000911_20": "「ここは、わたしたちが引き受けますッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,16 @@
{
"340000912_0": "「みことちゃんのところまでッ!」",
"340000912_1": "「貫けええええええッ!」",
"340000912_2": "「すごいです、機械獣を次々破壊して……。\\n これならみことさんのところまで――」",
"340000912_3": "「届く……ッ!」",
"340000912_4": "「おおおおおおおおおおッ!」",
"340000912_5": "「……嫌い」",
"340000912_6": "「――ッ!?」",
"340000912_7": "「嫌い嫌い嫌い……ッ!」",
"340000912_8": "「パパを悪く言う人が嫌い、わたしを虐める人が嫌い、\\n わたしを助けてくれなかった、誰も彼もが嫌い……ッ」",
"340000912_9": "「ベヒモスの結晶が輝いて――!?」",
"340000912_10": "「みことの憎しみを糧に、力は満ちたわ……」",
"340000912_11": "「今まで集めたすべての材料と、私たちの憎しみを食らって、\\n 完成しなさい、古代兵器ベヒモス……ッ」",
"340000912_12": "「機械獣が、全部1つに集まって……ッ!」",
"340000912_13": "「これがベヒモスの本当の姿なの……ッ!?\\n こんなの、大きすぎる……ッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,32 @@
{
"340000921_0": "「これが、ベヒモス……」",
"340000921_1": "「なんて大きさなの……」",
"340000921_2": "「ついに……、ついに完成したわッ!」",
"340000921_3": "「これで、私の目的も果たせる。\\n 不正を省みず、のうのうと生きる悪人を消すことができるのよ」",
"340000921_4": "「その先に、私たちの本当の幸せがあるんだわ……ッ!」",
"340000921_5": "「みことちゃんはどうなったの?」",
"340000921_6": "「あそこッ! ベヒモスの頭に……ッ!」",
"340000921_7": "「まだ、どうにかできるつもりでいるの?」",
"340000921_8": "「お話、聞いてもらいますッ!」",
"340000921_9": "「わたしたちは負けませんッ!」",
"340000921_10": "「うるさいわね……。\\n どうして私たちの邪魔をするの……ッ」",
"340000921_11": "「――ッ!」",
"340000921_12": "「やっと消えたわ。これで――」",
"340000921_13": "「こっちですッ!」",
"340000921_14": "「――ッ!?」",
"340000921_15": "「空を飛んでッ!?」",
"340000921_16": "「これもわたしたちの力ですッ!」 ",
"340000921_17": "「アーテルさんたちの復讐、\\n わたしたちが止めてみせますッ」",
"340000921_18": "「復讐なんかじゃないッ! これは正義なのよッ!\\n あくまで邪魔をするというのなら――」",
"340000921_19": "「ベヒモスの身体の一部が変形して、\\n 機械獣に変化したッ」",
"340000921_20": "「一部といっても、こんなにたくさん……。\\n まるで、空を覆いつくすように……」",
"340000921_21": "「ベヒモスは1にして無限ッ!\\n 体は自由に組み替えられるわッ」",
"340000921_22": "「さあ、子供たち、間違った世界を壊すのよ――ッ!」",
"340000921_23": "「くッ、止め切れな――」",
"340000921_24": "「みんな――ッ!」",
"340000921_25": "「間に合ったみたいやね……」",
"340000921_26": "「これが、魔法の力か――ッ!」",
"340000921_27": "「感じます。歌の力をッ!」",
"340000921_28": "「響、わたしたちも一緒だよ」",
"340000921_29": "「うん、力を合わせて止めよう、ベヒモスをッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,32 @@
{
"340000922_0": "「止まってッ!」",
"340000922_1": "「行かせへんよッ!」",
"340000922_2": "「みことちゃん、お願い、聞いてやッ!」",
"340000922_3": "「わたしも前に、大きな力に取り込まれて、\\n 取り返しがつかないくらい大きくなってしまったことがある」",
"340000922_4": "「結局誰にも制御できなくなって、大切な人たちを\\n 傷つけてしまう結果になってもうた……」",
"340000922_5": "「みことちゃんはまだベヒモスを制御できるなら、\\n 思い出してほしい――」",
"340000922_6": "「みことちゃんにとって何が一番大切かを……ッ!」",
"340000922_7": "『…………』",
"340000922_8": "「うるさいわ……。私たちには大切な人なんて\\n いないのよッ あなたの言葉なんて意味がないのよッ」",
"340000922_9": "「違うッ! おるやろ、今も一番近くに、\\n 一番大切にしたい人が――ッ」",
"340000922_10": "「――ッ!」",
"340000922_11": "「……ええ、そうよ。――だからッ!\\n みことが……、私たちが傷つくことのない世界……ッ」",
"340000922_12": "「そんな世界を、私が作ってあげるんだから……ッ!」",
"340000922_13": "「うあああッ!?」",
"340000922_14": "「はやてちゃん――ッ!?」",
"340000922_15": "「合わせるぞッ!」",
"340000922_16": "「はい……ッ!」",
"340000922_17": "「機械獣は減ってきたな。\\n しかし、ベヒモスは依然止まらない……」",
"340000922_18": "「はやての声も、届いていないみたい……」",
"340000922_19": "「みことちゃん、聞こえる――?」",
"340000922_20": "「聞いたよ、お母さん、お父さんのこと」",
"340000922_21": "「わたしもね、お母さんがいたんだ。リンディさんもだけど、\\n もう人、大切なお母さん」",
"340000922_22": "「もう会えないけど……お母さんの想いは、\\n 今も覚えてる……ッ」",
"340000922_23": "「思い出して、みことちゃんのご両親のこと。\\n 人が本当に、みことちゃんに望んでいたことはなんだったのか」",
"340000922_24": "「みことは目を覚まさないわッ!」",
"340000922_25": "「大切な人との思い出なんて、悲しくなるだけ、\\n 惨めになるだけ……ッ」",
"340000922_26": "「違う……ッ! 悲しくても、惨めでもッ!\\n きっとその想いは受け継げる……ッ」",
"340000922_27": "「黙りなさいッ!\\n 死んでしまったら、それで全ておしまいなのよ――ッ」",
"340000922_28": "「うう……こっちの声も、もう届いてない……」",
"340000922_29": "「どうしたら……」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,21 @@
{
"340000931_0": "「みんなッ!?」",
"340000931_1": "「ベヒモスの攻撃にやられて……」",
"340000931_2": "「あなたたちは、みことに拒絶されたのよッ!」",
"340000931_3": "「うん、だから、わたしはみことちゃんに\\n 謝りに来たんだッ」",
"340000931_4": "『……』",
"340000931_5": "「この前は、傷つけるようなことを言ってごめん」",
"340000931_6": "「だけど、みことちゃんの歌を聴いたとき、素敵だなって\\n 思ったんだ。この子と友達になりたいなって」",
"340000931_7": "「だから、傷つけあうより、みことちゃんのことをもっと知って、\\n お友達になりたいよ……ッ」",
"340000931_8": "「勝手なことを……。みことは私の……」",
"340000931_9": "「そうなったら、もちろんアーテルさんもお友達ですよ。\\n 友達の友達は友達ですからッ」",
"340000931_10": "「な、何を言って……」",
"340000931_11": "「だけどそれも全部、手を取り合ってお話をしてからですッ!」",
"340000931_12": "「なのにそんなものの中に入ってちゃ、目を見て話すことも\\n できない。だから――」",
"340000931_13": "「まずはその壁、ぶっ壊しますッ!」",
"340000931_14": "「な、ベヒモスの装甲を、破る気……ッ!?」",
"340000931_15": "「おおおおおおおおおおッ!」",
"340000931_16": "「はあああああああああッ!」",
"340000931_17": "「来るなああああッ!」",
"340000931_18": "「く、ああああああああッ!?」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,34 @@
{
"340000941_0": "「――ちゃん、響ちゃん、みんなッ!」",
"340000941_1": "「……うぅ、ここは?」",
"340000941_2": "「よかった、気がついたのね。\\n ベヒモスの攻撃で地面に落されたのよ」",
"340000941_3": "「そっか、それで気を失って……」",
"340000941_4": "「……どれだけ時間が経ちましたか?」",
"340000941_5": "「10秒も経ってないわ。\\n ベヒモスはまだ動き出していない」",
"340000941_6": "「よかった……」",
"340000941_7": "「それなら、もう一度……ッ!」",
"340000941_8": "「いいえ、あなたたちはすぐS.O.N.G.に帰還しなさい」",
"340000941_9": "「どういうことですかッ!?」",
"340000941_10": "「この状況を放っておいたら……ッ!」",
"340000941_11": "「冷静になりなさいッ!」",
"340000941_12": "「ベヒモスだけではなく機械獣もあれだけいて、\\n 今の戦力で戦える相手ではありません」",
"340000941_13": "「クロノたちに応援を出しています。彼らが来るまでの間に、\\n こちらの戦力を失うわけにはいかないわ」",
"340000941_14": "「こちらも、マリアくんやクリスくんたちに帰還を要請した。\\n ここは一度退くんだ」",
"340000941_15": "「師匠……。でも、それを待つ間、どれだけの被害が……」",
"340000941_16": "「これは……みことちゃんが持ってた音楽プレイヤー……。\\n こんな大切なものが落ちて……」",
"340000941_17": "「……」",
"340000941_18": "「すみません、師匠。その命令には従えませんッ!」",
"340000941_19": "「……理由はなんだ?」",
"340000941_20": "「もしわたしたちが諦めたら、みことちゃんは、やりたくもない\\n 破壊や殺戮に手を汚すことになってしまうかもしれない……」",
"340000941_21": "「みことちゃんはきっと、そんなこと望んでいない。\\n 歌が好きな、優しい女の子なんですッ」",
"340000941_22": "「だから、この手を伸ばすことを諦めたくありませんッ!」",
"340000941_23": "「わたしからも、お願いしますッ!」",
"340000941_24": "「しかし……」",
"340000941_25": "「作戦ならありますッ!」",
"340000941_26": "「なんだとッ!?」",
"340000941_27": "「勝算はあるのか?」",
"340000941_28": "「思いつきを――ッ!」",
"340000941_29": "「数字で語れるものかよッ! ってことか」",
"340000941_30": "「どのような作戦でしょうか……?」",
"340000941_31": "「わたしとなのはちゃんが手を取り合うだけじゃ届かなかった。\\n だから、今度はみんなで――ッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,23 @@
{
"340000951_0": "「止まれ、巨獣ッ!」",
"340000951_1": "「――ッ!」",
"340000951_2": "「まだ生きていたのね」",
"340000951_3": "「どれだけ、私たちの邪魔をすれば気が済むのッ!」",
"340000951_4": "「させはしない。わたしは人類守護の防人だッ!」",
"340000951_5": "「わたしも、防人ますッ!」",
"340000951_6": "「わたしたちも行くよ、はやてちゃんッ!」",
"340000951_7": "「はいッ!\\n 夜天の魔導書と<ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>の力を合わせれば……ッ!」",
"340000951_8": "「はあああああッ!」",
"340000951_9": "「止まれえええええッ!」",
"340000951_10": "「どうしたの?\\n さっきよりも弱弱しい攻撃じゃないッ」",
"340000951_11": "「やはり相応のダメージを受けているようね。\\n これ以上やっても時間の無駄よッ」",
"340000951_12": "「無駄かどうかは、わたしたちが決めることッ!\\n これで終わりと思うなよ……ッ」",
"340000951_13": "「はぁ……、はぁ……」",
"340000951_14": "「うぅ……」",
"340000951_15": "「力の差は歴然なはず……。\\n なぜ、なぜまだ倒れないッ なぜ向かってくるのッ」",
"340000951_16": "「すでに限界を超えたダメージを受けているはずッ!」",
"340000951_17": "「フッ……、この程度で限界とは、甘く見られたものだな」",
"340000951_18": "「なぜかと聞かれれば、仲間のため――、\\n 大切な人にバトンを繋ぐため……ッ」",
"340000951_19": "「……? 何を言って……」",
"340000951_20": "「――ッ! 高エネルギー反応を検知ッ!?\\n まさかッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,40 @@
{
"340000952_0": "「私が欲した力ッ!\\n 理不尽に潰されないための絶対の暴力ッ ",
"340000952_1": "「この力こそ、正義よッ!」",
"340000952_2": "「違うッ! そんなの、間違ってますッ!\\n そんな力は、新しい悲しみを生むだけ――」",
"340000952_3": "「理不尽に抗う力は誰もがその手に持っているッ!\\n ひとりひとりの力は小さくても、その手をつないでいけば――ッ」",
"340000952_4": "「――ッ!」",
"340000952_5": "「最速でッ! 最短でッ!」",
"340000952_6": "「まっすぐにッ! 一直線にッ!」",
"340000952_7": "「この手をッ!」",
"340000952_8": "「この想いをッ!」",
"340000952_9": "「<size=40>繋ぐためにいいいッ!!!</size>」",
"340000952_10": "「ベヒモスの装甲が、破られただと……ッ!?」",
"340000952_11": "「やっと見えた、みことちゃんッ!」",
"340000952_12": "「くッ……。\\n だが、この程度の穴、修復してしまえば……ッ」",
"340000952_13": "「穴が閉じていくッ!?」",
"340000952_14": "「そうはッ!」",
"340000952_15": "「させるかああああッ!」",
"340000952_16": "「なッ!?」",
"340000952_17": "「間に合った……ッ!」",
"340000952_18": "「いや、ここまでよ。\\n ベヒモスを止めるには私を殺す必要がある……ッ」",
"340000952_19": "「だけど、あなたたちに\\n この身体を傷つけることができるのッ」",
"340000952_20": "「傷つけるつもりなんてないッ!\\n わたしたちは、その手を取りに来たんだからッ」",
"340000952_21": "「何を言っているの?」",
"340000952_22": "「これまでは手を伸ばしても届かなかった。\\n でも、今度は違うッ そう信じているッ」",
"340000952_23": "「わたしたちの手を取って、みことちゃんッ!」",
"340000952_24": "「何をふざけたことをッ!」",
"340000952_25": "『大丈夫だよ。あの手を取ろう、アーテル……』",
"340000952_26": "「黙れ黙れ黙れッ! 私は誰も信じない。\\n あの手を取っても、何も変わらないわッ」",
"340000952_27": "『わたしのことを信じて』",
"340000952_28": "「信じる? あなたは私を裏切ったのよ……ッ!」",
"340000952_29": "『ううん、そうじゃない。\\n わたしはずっと、アーテルと一緒にいるよ』",
"340000952_30": "「な……」",
"340000952_31": "『わたしとアーテルは、友達だから。復讐なんてしなくても、\\n わたしがアーテルを幸せにするから……ッ』",
"340000952_32": "『だから、もう、憎しみに囚われるのはやめにしよう?』",
"340000952_33": "「ね? お母さま――ッ!」",
"340000952_34": "「――ッ!」",
"340000952_35": "「ああ……、ごめんなさい、みこと……」",
"340000952_36": "「みことちゃんッ!」",
"340000952_37": "「あったかい、手……」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,92 @@
{
"340001011_0": "友達",
"340001011_1": "「ただいま、みんなッ!」",
"340001011_2": "「手を繋ぐことができたんだね」",
"340001011_3": "「……」",
"340001011_4": "「彼女は大丈夫なのか?」",
"340001011_5": "「大丈夫、疲れて眠っているだけよ」",
"340001011_6": "「あれ、猫の姿に……」",
"340001011_7": "「みことに身体を返してあげたの。\\n 安心しなさい、逃げるつもりなんてないから」",
"340001011_8": "「あなたたちの相手をもう一度するなんてゴメンだもの」",
"340001011_9": "「師匠、作戦成功ですよッ!」",
"340001011_10": "「ああ、よくやってくれた。\\n こちらから回収部隊を送る」",
"340001011_11": "「あなたたちもご苦労さま。\\n 大変な任務だったけど、無事に終わってよかったわ」",
"340001011_12": "「これで一件落着やな」",
"340001011_13": "「待ってくださいッ!?」",
"340001011_14": "「みなさん、異常なエネルギー反応を検知しました。\\n これは、停止したベヒモスの内部からですッ」",
"340001011_15": "「なんだとッ!?」",
"340001011_16": "「ベヒモスが動き始めてもうたッ!?」",
"340001011_17": "「彼女と一緒にコアとなる結晶を取り出し、\\n もうベヒモスは機能しないのではないのかッ」",
"340001011_18": "「これは……ッ!?\\n くッ……、計算外ね」",
"340001011_19": "「なにがどうなってるんですかッ!」",
"340001011_20": "「制御を担っていた私がいなくなれば、\\n 完全に機能停止するはずだった……」",
"340001011_21": "「でも、エネルギーが膨れ上がって暴走しているッ!」",
"340001011_22": "「この街の人々の負の感情を\\n 手当り次第に吸収しているんだわ……ッ」",
"340001011_23": "「このままエネルギーを貯め続けたら……」",
"340001011_24": "「エネルギーの飽和による爆発が起きるわッ!\\n 転送魔法を使うにしても、今の人数では無理よッ」",
"340001011_25": "「だったら、爆発する前にぶっ壊すッ!」",
"340001011_26": "「待って、響ッ!」",
"340001011_27": "「あ、あれ? 身体が思うように動かない……」",
"340001011_28": "「フォニックゲインの集束に無理な突撃。\\n 戦えるだけの力がお前たちに残っているわけがないだろうッ」",
"340001011_29": "「で、でも、このままじゃ街がッ!」",
"340001011_30": "「2人は動けそう?」",
"340001011_31": "「もう、魔力が……」",
"340001011_32": "「せっかく、みことちゃんを助けられたのに……」",
"340001011_33": "「……」",
"340001011_34": "「アーテルさん、どこに行くんですかッ!」",
"340001011_35": "「私が戻れば、少しは制御できるはず。\\n だから、その子のこと……」",
"340001011_36": "「アーテル、ダメだよ……ッ!」",
"340001011_37": "「起きていたの……」",
"340001011_38": "「ずっと一緒にいようねって、約束したよ……」",
"340001011_39": "「ええ、ありがとう。だけど、ごめんなさい。\\n あなたのことは必ず護るから……」",
"340001011_40": "「そんな、ダメッ! 待って、アーテルッ!」",
"340001011_41": "「みこと……わたしの大切な人。\\n きっと大丈夫。この先も、この人たちがいれば――」",
"340001011_42": "「そんな……ッ!\\n アーテルもいないと、嫌だよ……ッ」",
"340001011_43": "「この子のこと、頼んだわよ」",
"340001011_44": "「……」",
"340001011_45": "「ベヒモスの方向転換を確認。\\n 海の……いえ、空へ向かっていますッ」",
"340001011_46": "「ですが、エネルギーの膨張が止まりませんッ!」",
"340001011_47": "「アーテルさん、早く、逃げてくださいッ!」",
"340001011_48": "「アーテル……ッ!」",
"340001011_49": "「私はずっと、アルムを見殺しにした世界に\\n 復讐したかった……」",
"340001011_50": "「そんな中、みことに出会った。\\n あなたはとても親切にしてくれたわ……」",
"340001011_51": "「悲しませてしまってごめんなさい、みこと――」",
"340001011_52": "「気づいたの。\\n 絆や愛なんかとっくに無くしたと思っていたのに……」",
"340001011_53": "「私が間違っていたわ――」",
"340001011_54": "数日後",
"340001011_55": "「魔導師のことは残念だったが、事件が無事に解決してよかった」",
"340001011_56": "「S.O.N.G.の協力がなければ、\\n 解決には至らなかったでしょう。本当にありがとうございます」",
"340001011_57": "「そして、申し訳ありませんでした。\\n 私たちの不手際でそちらの世界を巻き込んでしまって……」",
"340001011_58": "「構わないさ、違う世界との共闘は今に始まった話じゃない。\\n こういうときは持ちつ持たれつ、ってな」",
"340001011_59": "「そう言ってもらえると気が少し楽になります」",
"340001011_60": "「それにお礼なら彼女たちに言ってやってくれ。\\n あの状況下で挫けず戦ったのは彼女たちだからな」",
"340001011_61": "「その彼女たちはどこへ行ったんですか?」",
"340001011_62": "「みことくんのお見舞いをした後、街に出かけるらしい」",
"340001011_63": "「結局今日くらいしか、ゆっくりと出歩ける日がなかったからな」",
"340001011_64": "「みなさん、お待たせしましたッ!」",
"340001011_65": "「もう少しゆっくりしてきてもよかったのに」",
"340001011_66": "「大丈夫、ちゃんとお話できたから」",
"340001011_67": "「みんなももっと話せばよかったのに」",
"340001011_68": "「いいの。1番話したかったのは、\\n なのはと響さんだと思ったから」",
"340001011_69": "「そうそう。それに、これからもまた会いに行けばええしな。\\n それじゃあ、街へ繰り出そうか」",
"340001011_70": "「行きたい場所はあるか?」",
"340001011_71": "「アイス屋さんと、クレープ屋さんと、たい焼き屋さんと、\\n それから――」",
"340001011_72": "「響じゃなくて、なのはちゃんたちが行きたい場所を聞いてるの」",
"340001011_73": "「フフ、わたしも行きたいですッ!\\n 響さんの行きたいところッ」",
"340001011_74": "「ヴィータたちにお土産も買って帰りたいから、\\n 買い物できる場所もええかな」",
"340001011_75": "「みんなへのお土産、わたしも一緒に選ぶのですッ!」",
"340001011_76": "「まあ、時間いっぱいまでいろんな所に行けばいいんだよ。\\n 今日で最後じゃないんだからさッ」",
"340001011_77": "「え?」",
"340001011_78": "「だって、お友達になったんだから。\\n いつでも会いに来ていいし、いつでも会いに行くよッ」",
"340001011_79": "「そんなに簡単なことじゃないと思うけど……。\\n まあ、そうだよね」",
"340001011_80": "「フッ、そうだな」",
"340001011_81": "「絶対にまた会いに来ますッ!\\n そのときは他の友達も連れてッ」",
"340001011_82": "「アルフのことも紹介したい」",
"340001011_83": "「せやね、まだまだ遊びたりひんし、\\n 海外にいるっていう、他の装者とも会ってみたいわ」",
"340001011_84": "「じゃあ決まりッ!」",
"340001011_85": "「……響さんッ!」",
"340001011_86": "「ん、何?」",
"340001011_87": "「もし、響さんたちが困ったら、絶対に助けに来ますからッ!\\n 約束ですッ」",
"340001011_88": "「……うん、約束。わたしも、なのはちゃんたちが\\n 困ったときは助けに行くからねッ」",
"340001011_89": "歌:水樹奈々\\n作詞水樹奈々\\n作曲加藤裕介\\n編曲加藤裕介\\n\\n歌水樹奈々\\n作詞水樹奈々\\n作曲上松範康(Elements Garden)\\n編曲上松範康(Elements Garden)"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,23 @@
{
"340001111_0": "Reborn",
"340001111_1": "「いろいろと、ありがとうございましたッ!」",
"340001111_2": "「保護していただいたうえに、パパの誤解が\\n 解けるように動いてくれていると――」",
"340001111_3": "「それから、わたしを引き取ってくれる\\n 里親探しまで――」",
"340001111_4": "「何より、助けてくれて、ありがとうございましたッ!」",
"340001111_5": "「そんなに固くならないで。わたしたち、もう友達でしょう?」",
"340001111_6": "「は、はいッ!」",
"340001111_7": "「里親となる人は、俺の知り合いで、信頼のおける人だ。\\n 新生活は大変だと思うが、きっと力になってくれる」",
"340001111_8": "「はい……。わたしも、仲良くなれるように頑張りますッ!」",
"340001111_9": "「その意気だ」",
"340001111_10": "「元気でね、みことちゃん」",
"340001111_11": "「はいッ! それでは失礼します」",
"340001111_12": "「あ、あのッ!」",
"340001111_13": "「たまに、みなさんのところに遊びに来てもいいでしょうか?」",
"340001111_14": "「もちろんッ! というか、来てくれなかったら\\n こっちから会いに行っちゃうよッ」",
"340001111_15": "「はい――ッ!」",
"340001111_16": "(ママ、パパ、護ってくれてありがとう――)",
"340001111_17": "(わたし、頑張るね。2人が心配しないように。\\n 友達の作り方は、響さんたちが教えてくれたから",
"340001111_18": "(だから、そこから見ていて?\\n ママ、パパ、そして、アーテル――",
"340001111_19": "(ん……?)",
"340001111_20": "(――ッ!)"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,3 @@
{
"3410001011_0": "友達"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,3 @@
{
"3410001111_0": "Reborn"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,53 @@
{
"341000111_0": "2つの出会い",
"341000111_1": "「――、――――♪」",
"341000111_2": "(イヤホンから聴こえる、ママの歌声――)",
"341000111_3": "(この歌を聴いて、一緒に唄っているときだけ、\\n 忘れることができる。悲しいことも、嫌なことも全部……",
"341000111_4": "(ママもパパもいなくなったわたしにはもう、この歌しか……)",
"341000111_5": "「誰……ッ!?」",
"341000111_6": "「……」",
"341000111_7": "「猫……。\\n どうしたの お腹すいた」",
"341000111_8": "「……」",
"341000111_9": "「――ッ! 怪我をしてるの?」",
"341000111_10": "「大変……、\\n わたしの部屋で、手当てしてあげるね」",
"341000111_11": "「ここがわたしの住んでる部屋だよ。\\n 怪我してるとこ、消毒するね」",
"341000111_12": "「……」",
"341000111_13": "「静かにしてて。\\n うるさくすると、伯母さんが起きちゃうから」",
"341000111_14": "「……伯母さんはね、\\n わたしのことが嫌いだから、よく叱るの……」",
"341000111_15": "「だけど、会わないようにして、大人しくしてれば平気。\\n 怒られないし、叩かれないよ」",
"341000111_16": "「……」",
"341000111_17": "「わたしのパパとママは、死んじゃったんだ。\\n だから、わたしの居場所は、ここしかないの」",
"341000111_18": "「友達だって、1人もいない……」",
"341000111_19": "「……」",
"341000111_20": "「キミも独りぼっち?\\n だったら、わたしと一緒だね」",
"341000111_21": "「独りぼっちは、寂しいよね……」",
"341000111_22": "「……だったら、私と友達にならない……?」",
"341000111_23": "「――ッ!?\\n い、今の声って……」",
"341000111_24": "「私よ。私が喋ったの」",
"341000111_25": "「猫が喋ったッ!?」",
"341000111_26": "「大きな声を出しちゃダメ。\\n 怒られちゃうんでしょ」",
"341000111_27": "「う、うん……。\\n すごい。わたし、猫とお話してる。まるで魔法みたい……」",
"341000111_28": "「フフ、その通りよ。\\n 私は魔導師だもの」",
"341000111_29": "「魔導師って、魔法使いのこと?\\n じゃあキミ、魔法が使えるの……ッ」",
"341000111_30": "「ええ。今この姿になっているのも、魔法の力よ」",
"341000111_31": "「で、でも……。\\n 魔法なんてあるわけないって……」",
"341000111_32": "「あら、信じられない?\\n 簡単なものなら、今見せてあげるわ」",
"341000111_33": "「すごい……魔法は本当にあったんだ……ッ!\\n パパが言ってたことは、嘘なんかじゃなかった……」",
"341000111_34": "「痛ッ――」",
"341000111_35": "「だ、大丈夫? 傷が痛むの……?」",
"341000111_36": "「大丈夫よ……」",
"341000111_37": "「……実は私もね、独りぼっちなの。\\n 悪い人から逃げて、さまよって……」",
"341000111_38": "「キミも、独り……」",
"341000111_39": "「怪我をしてしまって、もうダメだと思ったとき、\\n あなたが助けてくれたのよ。ありがとう、えっと――」",
"341000111_40": "「わたしは、夢野みこと」",
"341000111_41": "「ありがとう、みこと。\\n 私はアーテルよ」",
"341000111_42": "「アーテル、さっき言ったことは、本当?\\n わたしと友達になってくれるって」",
"341000111_43": "「もちろんよ。私も心細かったから、\\n みことが友達になってくれたら嬉しいわ」",
"341000111_44": "「突然現れた私にこんなことを言われても、\\n みことは困るかもしれないけれど……」",
"341000111_45": "「パパが言ってたんだ。魔法は素敵な力なんだって。\\n だから、わたしは魔法使いのアーテルを信じるよ」",
"341000111_46": "「……そう、素敵なお父様だったのね」",
"341000111_47": "「わたしが悪い人からアーテルを護ってあげる」",
"341000111_48": "「ありがとう。これからよろしくね、みこと」",
"341000111_49": "「うんッ!」",
"341000111_50": "「……」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,18 @@
{
"341000121_0": "「ここが、襲われている工場ですねッ!」",
"341000121_1": "「見て、あちこちから煙が上がってるッ!」",
"341000121_2": "「一体、何者がこのようなことを……」",
"341000121_3": "「従業員の避難が確認できました。\\n あとは襲撃者さえ叩ければ……ッ」",
"341000121_4": "「アルカ・ノイズの反応は検知できず……。\\n 未だ襲撃者の正体は不明です」",
"341000121_5": "「今、日本にいる装者はお前たちだけだ。\\n 十分に注意して対応に当たってくれッ」",
"341000121_6": "「承知しましたッ!」",
"341000121_7": "「クリスやマリアさんたちが海外任務中に、\\n こんな事件が起きるなんて……」",
"341000121_8": "「あれ? 今の音って……」",
"341000121_9": "「工場の中の機械が動いたままなのかな?\\n みんな、急いで避難しただろうし――」",
"341000121_10": "「違う、これは――ッ!」",
"341000121_11": "「ロボットッ!?」",
"341000121_12": "「この工場で作られたものじゃないよねッ!?\\n 師匠は、薬品工場って言ってたし……ッ」",
"341000121_13": "「うわ――ッ!?」",
"341000121_14": "「敵意を確認……もはや疑いようもなく、\\n この機械が工場襲撃の下手人だ。応戦するぞッ」",
"341000121_15": "「装者エンゲージッ!\\n 以降、機械の敵性体をアンウンと呼称しますッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,18 @@
{
"341000131_0": "「暴れるなああッ!」",
"341000131_1": "「必殺の剣、受けてみよ――ッ!」",
"341000131_2": "「うわッ!? 攻撃が――ッ!?」",
"341000131_3": "「防がれてッ!?」",
"341000131_4": "「これは……ッ!?\\n アンウンからバリアフィールドの発生を観測しましたッ」",
"341000131_5": "「どういうこと?」",
"341000131_6": "「1度受けた攻撃に対して、\\n ダメージを軽減する力場を発生させているんです」",
"341000131_7": "「こちらの攻撃を学習しているというのかッ!?」",
"341000131_8": "「だけど、シンフォギアの調律システムを\\n 応用すれば――」",
"341000131_9": "「ダメージが通った?\\n これは……」",
"341000131_10": "「ノイズの位相差障壁の突破方法と似たようなものです」",
"341000131_11": "「都度のチューニングに時間が取られますが、\\n 勝てない相手ではありません」",
"341000131_12": "「戦う方法さえわかればッ!」",
"341000131_13": "「合わせるぞ、小日向ッ!」",
"341000131_14": "「はいッ!」",
"341000131_15": "「ぶち抜けえええええッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,18 @@
{
"341000141_0": "「よしッ! この調子で次もッ!」",
"341000141_1": "「ああ、まだ工場の奥にたくさんいるようだッ!」",
"341000141_2": "「ロボットたちが、工場の機械や重機を壊して……」",
"341000141_3": "「食べてるッ!?」",
"341000141_4": "「どういうことでしょう……。\\n 食事が、ロボットたちの目的……」",
"341000141_5": "「邪魔をされたくはないらしいな」",
"341000141_6": "「だけど、そうはいきません……ッ!」",
"341000141_7": "「ああッ!\\n 敵は心持たぬ絡繰り人形だ。遠慮なく行くぞ……ッ」",
"341000141_8": "「はあッ、はあッ、はあッ――」",
"341000141_9": "「くッ……、やはり厄介だ。\\n こちらの攻撃を軽減するバリアフィールド……」",
"341000141_10": "「確実に数は減ってきているのですが……」",
"341000141_11": "「――ッ!」",
"341000141_12": "「響くん……ッ!」",
"341000141_13": "「まだまだッ!\\n へいき、へっちゃらですッ」",
"341000141_14": "「はい、たとえわたしたち1人の攻撃が防がれても――」",
"341000141_15": "「3人の歌声を合わせれば……ッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,17 @@
{
"341000142_0": "「アンノウンの殲滅を確認ッ!」",
"341000142_1": "「やった……」",
"341000142_2": "「ああ、わたしたちの勝利だ」",
"341000142_3": "「敵の残骸の回収をお願いします」",
"341000142_4": "「はい、すぐに調査班を派遣します」",
"341000142_5": "「う、うう……」",
"341000142_6": "「大丈夫かッ!? どこか負傷を……」",
"341000142_7": "「ただのエネルギー切れか……」",
"341000142_8": "「面目ございません……」",
"341000142_9": "「フフ、夜ご飯まだだったもんね。\\n 帰って何か食べよう」",
"341000142_10": "「……」",
"341000142_11": "「あれ?」",
"341000142_12": "「どうした?\\n また腹の虫が鳴きそうか」",
"341000142_13": "「ち、違いますよッ! わたしの腹の虫だって、\\n 立て続けに度も鳴くほど節操なしでは――ッ」",
"341000142_14": "(あそこに何かいた気がしたけど、気のせいだよね?)"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,40 @@
{
"341000151_0": "「おはようございますッ!」",
"341000151_1": "「おはよう。昨日はしっかり休めたか?」",
"341000151_2": "「はい、ご飯&ご飯を食べて、未来とぐっすり寝たので、\\n もう元気いっぱいですッ」",
"341000151_3": "「みなさんはあまり休めていないみたいですけど……、\\n 大丈夫ですか」",
"341000151_4": "「ああ、夜通し調査を行っていたのだが……」",
"341000151_5": "「犯人の目的はおろか、\\n 『機械獣』の正体すら不明のままだよ」",
"341000151_6": "「機械獣?」",
"341000151_7": "「いつまでもアンノウンとは呼んでいられないから、\\n 見た目から一時的に付けた呼称よ」",
"341000151_8": "「なるほどッ!\\n 確かに機械で獣って感じでしたッ」",
"341000151_9": "「せめて効果的なバリアフィールドへの対策だけでも、\\n わかればと思ったのですが……」",
"341000151_10": "「何、我々の持つ知識では解明できない技術だと\\n わかっただけでも収穫だ」",
"341000151_11": "「はい……」",
"341000151_12": "「またいつ機械獣の襲撃があるかわからない。\\n 一旦調査は中断して、俺たちも休息を取ろう」",
"341000151_13": "「はいッ!」",
"341000151_14": "「装者諸君も、帰宅してもらって構わない。\\n ただし、いつでも出動できるよう心構えをしておいてくれ」",
"341000151_15": "「了解ですッ!」",
"341000151_16": "「はあ、お腹すいたなぁ」",
"341000151_17": "「昨晩あれだけ食べていただろう?」",
"341000151_18": "「翼さん、今はもう朝ですよ?\\n 朝には朝のお腹がすくんですッ」",
"341000151_19": "「帰ったら朝ごはんにしようね」",
"341000151_20": "「腹が減っては戦はできぬと言うが……、\\n いつもこの調子では小日向は大変だな……」",
"341000151_21": "「もう慣れてますから。\\n それより、食べると言えば、昨夜の機械獣……」",
"341000151_22": "「ああ、破壊した機械や重機を取り込んでいるようだったな」",
"341000151_23": "「響じゃあるまいし、あれはいったいなんのために……」",
"341000151_24": "「あ……ッ! あの子ッ!」",
"341000151_25": "「響……ッ!?」",
"341000151_26": "「アーテル……どこに行っちゃったの?\\n 突然いなくなるなんて……」",
"341000151_27": "「一晩中探してるのに見つからない……。\\n まさか、アーテルを追っている悪い人たちに……」",
"341000151_28": "(あれ……クラクラする……。\\n 寝てないから……",
"341000151_29": "「……あ……」",
"341000151_30": "(足が、もつれて――ッ!?)",
"341000151_31": "(轢かれる――ッ!)",
"341000151_32": "「危ないッ!」",
"341000151_33": "(助けるんだ、手を伸ばして――)",
"341000151_34": "(ダメ、間に合わないッ!?)",
"341000151_35": "「うぅ……」",
"341000151_36": "「あ、あれ? 助かった……?」",
"341000151_37": "「よかった……。\\n 大丈夫ですか」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,63 @@
{
"341000211_0": "セット・アップ",
"341000211_1": "「よかった……。\\n 大丈夫ですか」",
"341000211_2": "「今……車が一瞬止まったような……」",
"341000211_3": "「そ、そうですか……?」",
"341000211_4": "「って、そんなわけないよねッ!\\n いやぁ、さすがに轢かれるかと――」",
"341000211_5": "「……なんで……」",
"341000211_6": "「え?」",
"341000211_7": "「なんで、わたしのために……?」",
"341000211_8": "「なんでって、そんなの、\\n 助けたかったからに決まってるよ」",
"341000211_9": "「危なそうなところが見えて、思わず飛び出しちゃったんだよね。\\n 何かおかしい……」",
"341000211_10": "「おかしいです。別に、友達でもないし、\\n 自分も一緒に轢かれちゃったかもしれないのに……」",
"341000211_11": "「うーん……、\\n だけど、何もしない方がきっと後悔すると思うし……」",
"341000211_12": "「……と、そんなことより大丈夫? 立てそう?\\n ほら、わたしの手をとって――」",
"341000211_13": "「――ッ!」",
"341000211_14": "「助けていただいてありがとうございました。\\n わたしは大丈夫ですから。それじゃあ――」",
"341000211_15": "「……」",
"341000211_16": "「……」",
"341000211_17": "「……なんだか心配だけど、\\n 走れるってことは、きっと怪我はなかったってことだよね」",
"341000211_18": "「あなたは、あの子のお友達?」",
"341000211_19": "「い、いえッ!\\n わたしもあの子を見つけて、助けようと思って――」",
"341000211_20": "「だけど、わたしは間に合わなくて……。\\n あの子が助かったのは、お姉さんのおかげです」",
"341000211_21": "「わたし、お姉さんッ!?」",
"341000211_22": "「はい、ありがとうございましたッ!」",
"341000211_23": "「……エヘヘ、どういたしまして」",
"341000211_24": "「響ッ!」",
"341000211_25": "「なのはッ!」",
"341000211_26": "「大丈夫……?」",
"341000211_27": "「……」",
"341000211_28": "「どういう状況なんやろ、これは……」",
"341000211_29": "「この子たちは、立花の知り合いなのか?」",
"341000211_30": "「いえいえ、さっき会ったところです。\\n えっと、順を追って話しますと……」",
"341000211_31": "「なのはちゃん」",
"341000211_32": "「フェイトちゃん」",
"341000211_33": "「はやてちゃんって言うんだね。\\n 初めましてッ」",
"341000211_34": "「よろしくお願いします」",
"341000211_35": "「……なのはちゃんとちょっとはぐれた隙に、\\n そんなことがあったんやなぁ」",
"341000211_36": "「なのは以外にも、人助けのためにそこまで\\n 無茶をする人がいるんだね」",
"341000211_37": "「助けが必要な人を見つけたら、考える前に身体\\n が動くなんて、確かにそっくりや」",
"341000211_38": "「なのはちゃんも、人助けがモットーなんだね」",
"341000211_39": "「はい、困っている人がいて、助けてあげられる力があるなら、\\n その時は迷っちゃいけないって」",
"341000211_40": "「だけど、心配だよ。もしそれで怪我をしたりしたら……」",
"341000211_41": "「……」",
"341000211_42": "「言っていることはもっともだが、\\n 立花がそれを言うか……」",
"341000211_43": "「なのはちゃんにお姉さんって言われて\\n 嬉しくなっちゃったんでしょう」",
"341000211_44": "「う、図星……」",
"341000211_45": "「だ、だって、なのはちゃんって可愛くてッ!\\n つい護ってあげたくなっちゃうよ」",
"341000211_46": "「ふええッ!?\\n そ、そうですか……」",
"341000211_47": "「フフ、響さんは楽しいお姉さんやね」",
"341000211_48": "「うん、とても」",
"341000211_49": "「響、それじゃ、そろそろ行こっか。\\n なのはちゃんたちのこと、あんまり長く引き留めても悪いし」",
"341000211_50": "「あ、そういえば帰る途中なんだったッ!\\n それじゃ、バイバイ。また会えるといいねッ」",
"341000211_51": "「はいッ!」",
"341000211_52": "「本当にいい子たちだったね」",
"341000211_53": "「ああ、立花が護ってあげたいと言うのもわかる」",
"341000211_54": "「はい、また会えるといいな……」",
"341000211_55": "(それから、もう1人の、あの女の子……)",
"341000211_56": "「……なんで……」",
"341000211_57": "「え?」",
"341000211_58": "「なんで、わたしのために……?」",
"341000211_59": "(なんだかすごく、悲しそうでいっぱいいっぱいに見えた)",
"341000211_60": "(わたしの気のせいだったらいいんだけど、\\n 少し、気になるな……"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,41 @@
{
"341000221_0": "「何が魔法だ、頭のおかしいマッドサイエンティストがッ!」",
"341000221_1": "「違うよ、パパはおかしくなんてない。\\n 本当に魔法はあるんだよッ」",
"341000221_2": "「あんたのお父さんってウソつきなんだってね。\\n もう近寄らないで。あんたもきっとウソつきなんでしょッ」",
"341000221_3": "「わたしたち、友達だったでしょ?\\n どうしてそんなこと……」",
"341000221_4": "「お前の父親の実験に巻き込まれ、大勢死んだんだッ!\\n ありもしないものを研究して、本当に愚かな男だった」",
"341000221_5": "「パパのせいじゃない……ッ! どうして誰も信じてくれないの。\\n みんな……みんな、だいっきらい……ッ」",
"341000221_6": "「あんな男の娘を引き取ったから、私まで白い目で見られるわ。\\n いっそのこと、一緒に……」",
"341000221_7": "「うるさい、うるさい、うるさいッ!\\n パパのことを悪く言う奴なんていなくなっちゃえッ」",
"341000221_8": "「な、何、あれ?」",
"341000221_9": "「うわあああ――ッ!?」",
"341000221_10": "「きゃあああ――ッ!?」",
"341000221_11": "「みんな、何か大きいものに潰されていく……。\\n わたしが、いなくなれって思ったから……」",
"341000221_12": "「そんな……、わたしのせいで、みんな死んで……」",
"341000221_13": "「いやあああああ……ッ!」",
"341000221_14": "「はあッ……、はあッ……」",
"341000221_15": "「……昨夜、工場が炎上する事件があり……」",
"341000221_16": "「……あれ? わたし、いつの間に寝ちゃってたんだろ。\\n そっか、あの人たちに助けられた後――」",
"341000221_17": "「家に帰って、疲れて寝ちゃったんだった。\\n ……なんか、怖い夢を見ていたような……」",
"341000221_18": "「おはよう、みこと」",
"341000221_19": "「アーテルッ!\\n よかった、もう会えないかと思ったよ……」",
"341000221_20": "「友達でしょう、いなくなったりしないわ。\\n 昨夜留守にしていたのは、追手のことを調べていたからなの」",
"341000221_21": "「そうだったんだ。\\n 無事でよかった……」",
"341000221_22": "「心配させてしまってごめんなさい。\\n 追手は今のところ大丈夫そうよ。居場所は見つかっていないわ」",
"341000221_23": "「そっか。なら安心だね」",
"341000221_24": "「工場は甚大な被害を受けており……」",
"341000221_25": "「テレビ、付けっぱなしにしちゃってた……」",
"341000221_26": "「爆発、炎上の原因については未だ判明しておらず、\\n 目下調査が行われています」",
"341000221_27": "「……」",
"341000221_28": "(なんだろう……)",
"341000221_29": "「このニュース、怖い……。胸がざわざわして……。\\n そういえば、さっき目が覚めた時もこんな感じだった――」",
"341000221_30": "「きっと、テレビで事件のニュースが流れたまま寝ていたから、\\n 怖い夢を見てしまったのよ」",
"341000221_31": "「何も心配することはないわ」",
"341000221_32": "「そうなのかな……」",
"341000221_33": "「怖いテレビは消して、気分を入れ替えましょう。\\n そうだ、またみことのお父さんのお話を聞かせてくれない」",
"341000221_34": "「いいのッ!? つまらなくない?」",
"341000221_35": "「そんなわけないわ。\\n 立派な科学者だったんでしょう……」",
"341000221_36": "「うんッ!\\n ……パパのことを悪く言わないのは、アーテルだけだよ」",
"341000221_37": "「フフ、やっと笑ってくれた」",
"341000221_38": "「パパの話をしたら、魔法のことも、いろいろ教えてね」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,10 @@
{
"341000231_0": "「あれは……ッ!」",
"341000231_1": "「目標を発見しましたッ!」",
"341000231_2": "「あれから1週間と間を置かず、また現れたかッ!」",
"341000231_3": "「見て、また機械を、車を食べてるッ!」",
"341000231_4": "「逃げ遅れた人が巻き込まれる前に、止めないとッ!」",
"341000231_5": "「S.O.N.G.職員で、市民の避難を進めている。\\n お前たちは、機械獣の相手を……ッ」",
"341000231_6": "「了解しましたッ!」",
"341000231_7": "「敵の数はそう多くない。\\n 被害が大きくなる前に片付けるぞッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,21 @@
{
"341000241_0": "「たとえ堅牢に鎧われていようとも――」",
"341000241_1": "「わたしたちの歌を――」",
"341000241_2": "「合わせればあああああッ!」",
"341000241_3": "「ふう……。\\n 今ので最後ですよねッ」",
"341000241_4": "「倒した機械獣……、崩れてただの機械の塊になっちゃった。\\n これって……」",
"341000241_5": "「今回出現した機械獣の解析結果が出ました」",
"341000241_6": "「その躯体の材料には、どうやら前回襲撃された薬品工場で\\n 機械獣に破壊、吸収された金属類が使用されているようです」",
"341000241_7": "「えッ!? ということは……」",
"341000241_8": "「機械獣が破壊し吸収した機械類が、\\n 新たな機械獣の材料になっているということか……ッ」",
"341000241_9": "「はい。おそらく」",
"341000241_10": "「――ッ!\\n ですが、だとしたら今回現れた機械獣の数が少なすぎ――」",
"341000241_11": "「――ッ!?」",
"341000241_12": "「装者周辺に、機械獣の発生を確認ッ!」",
"341000241_13": "「なおも増え続けています。\\n その数、体超――ッ」",
"341000241_14": "「くッ、ここからが本番というわけか……ッ!」",
"341000241_15": "「先ほどまでと同じように、\\n 一丸となって対処に当たってくれッ」",
"341000241_16": "「わかりましたッ!\\n 絶対に耐えきってみせますッ」",
"341000241_17": "「みんなを護るためにッ!」",
"341000241_18": "「行くぞッ! 2人ともッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,35 @@
{
"341000242_0": "「うりゃあああ――ッ!」",
"341000242_1": "「やっぱり、思うようにダメージが入らないッ!」",
"341000242_2": "「ぐッ!\\n このくらい、へいき、へっちゃらッ」",
"341000242_3": "「餌を求めてわらわらと……、\\n だが、ここは通さん――ッ」",
"341000242_4": "「避難の状況はッ!?」",
"341000242_5": "「進捗率80%ッ!\\n もう少し……。もう少し耐えてくださいッ」",
"341000242_6": "「任せてください。\\n わたしの後ろへは、通させない――ッ」",
"341000242_7": "「近づきすぎず、この距離ならッ!」",
"341000242_8": "「よし、これなら――」",
"341000242_9": "「敵性反応、気を付けてッ!」",
"341000242_10": "「えッ!?」",
"341000242_11": "「きゃあ――ッ!?」",
"341000242_12": "「大丈夫ッ!?」",
"341000242_13": "「これは、さっき倒した機械獣が再生して――ッ!?」",
"341000242_14": "「装者、押され始めています。バリアフィールドだけでなく、\\n 再生能力まで有しているとは……」",
"341000242_15": "「司令、このままでは3人が危険ですッ!」",
"341000242_16": "「ああ……。\\n こうなったら、俺が――」",
"341000242_17": "「ま、待ってください。作戦エリア内に新たな反応がッ!?\\n あれは……女の子ッ」",
"341000242_18": "「どうして、なのはちゃんたちがここにッ!?」",
"341000242_19": "「響さん……」",
"341000242_20": "「そのような場合ではないッ!\\n ここにいたら危険だ。早く避難を――」",
"341000242_21": "「――大丈夫です」",
"341000242_22": "「わたしたちも、戦いに来たんですッ!」",
"341000242_23": "「え……?」",
"341000242_24": "「行くよ、レイジングハートッ!」",
"341000242_25": "「Yes my master」",
"341000242_26": "「stand by ready」",
"341000242_27": "「力を貸して、バルディッシュッ!」",
"341000242_28": "「Yes sir」",
"341000242_29": "「いくで、リインフォースッ!」",
"341000242_30": "「はい、はやてちゃんッ!」",
"341000242_31": "「機械仕掛けの敵は、\\n わたしたちが止めますッ」",
"341000242_32": "「なのはちゃんたちが……、\\n 変身した……ッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,17 @@
{
"341000311_0": "魔法少女と機械獣",
"341000311_1": "「今度は、逃がしません――ッ!」",
"341000311_2": "「やっぱり防がれてッ!?」",
"341000311_3": "「なのは、あの対策方法をッ!」",
"341000311_4": "「そやね。タイミングが肝心やッ!」",
"341000311_5": "「うんッ!\\n せーの――ッ」",
"341000311_6": "「アクセルシューターッ!」",
"341000311_7": "「スパークランサーッ!」",
"341000311_8": "「クラウ・ソラスッ!」",
"341000311_9": "「なのはちゃんたちが、\\n 変身して、戦って……」",
"341000311_10": "「すごい……。\\n しかも、機械獣を倒しているよ」",
"341000311_11": "「あれって、シンフォギアでもファウストローブでも、\\n メックヴァラヌスでもないよねッ」",
"341000311_12": "「確かに気になるが、考えている場合では――」",
"341000311_13": "「ありませんでしたッ!」",
"341000311_14": "「うん、わたしたちも行こうッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,22 @@
{
"341000312_0": "「少女たちが現れたことにより、敵が分散、\\n 装者は体勢を立て直しました」",
"341000312_1": "「機械獣の残数、徐々に減少していますッ!」",
"341000312_2": "「ああ、今のうちに残った市民の救助を進めるんだ」",
"341000312_3": "「しかし、あの少女たちは一体……」",
"341000312_4": "「彼女たちの使う力――、錬金術にも似ていますが、\\n これまでの観測データにないものですッ」",
"341000312_5": "「むう、未知の力か……」",
"341000312_6": "「変身する少女たち。\\n 一体、何者なんだ……」",
"341000312_7": "「進めッ、唄えッ!\\n 撃槍、ジャスティイイイイスッ」",
"341000312_8": "「唄いながら戦闘を――」",
"341000312_9": "「あれが、報告にあったシンフォギア……」",
"341000312_10": "「魔法とは違う技術……」",
"341000312_11": "「歌声に合わせて力が増しているようです」",
"341000312_12": "「ベルカ式とも、ミッドチルダ式とも、いえ、\\n そもそも魔法とは全く違う戦い方です――ッ」",
"341000312_13": "「響、見て、あの小さい女の子ッ!」",
"341000312_14": "「浮いてる……ッ!?\\n はやてちゃんの、戦いのサポートをしているの……」",
"341000312_15": "「いやそれより、聞こえなかったのかッ!?」",
"341000312_16": "「え、何がですか……?」",
"341000312_17": "「シンフォギアの機能を、\\n 『魔法とは違う』と評していた」",
"341000312_18": "「つまり、彼女たちが使っているのは――」",
"341000312_19": "「ま、魔法ッ!?」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,17 @@
{
"341000321_0": "「行くよ、レイジングハートッ!」",
"341000321_1": "「All right」",
"341000321_2": "「ファイヤーッ!」",
"341000321_3": "「くッ――、バリアフィールドが……」",
"341000321_4": "「貫けえええええッ!」",
"341000321_5": "「大丈夫ッ!?」",
"341000321_6": "「はい……ッ!」",
"341000321_7": "「なのはちゃんが何者かはまだ分からない――\\n でも年下の女の子を、危険な目には遭わせられないッ」",
"341000321_8": "「あ、ありがとうございます」",
"341000321_9": "「聞きたいことは多々あるが、\\n すべては後回しだな」",
"341000321_10": "「はいッ!\\n まずは、残りの機械獣を――ッ」",
"341000321_11": "「わたしたちも行くよッ!」",
"341000321_12": "「はいですッ!」",
"341000321_13": "「これ以上、好き勝手にはさせませんッ!」",
"341000321_14": "「うんッ!\\n これ以上、被害を広げないためにも――ッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,42 @@
{
"341000322_0": "「ぶっとべえッ!」\\n「ブレイカーッ」",
"341000322_1": "「やった……ッ!」",
"341000322_2": "「これで終わりみたいですね」",
"341000322_3": "「よかったー。\\n もうヘトヘトだよ……」",
"341000322_4": "「なのはちゃん、ありがとう。\\n 来てくれたおかげで、立て直すことができたよ」",
"341000322_5": "「こちらこそ。\\n 一緒に戦ってくれて助かりました」",
"341000322_6": "「えっと――、\\n 改めて自己紹介が必要ですよね」",
"341000322_7": "「わたしたちは時空管理局……、\\n ええと、わたしたちの世界の司法機関に所属してる魔導師です」",
"341000322_8": "「ま、魔導師――」",
"341000322_9": "「はい。魔法を使う……、\\n この世界では、『魔法使い』の方が通りがいいでしょうか」",
"341000322_10": "「こちらは、超常災害対策機動部タスクフォース――、\\n S.O.N.G.のシンフォギア装者だ」",
"341000322_11": "「はい、知っています」",
"341000322_12": "「実はS.O.N.G.とシンフォギアのことは、\\n 一通り調べさせてもらいました」",
"341000322_13": "「そうだったのッ!?」",
"341000322_14": "「それじゃあ、あの敵、\\n 機械獣については何か知っているの」",
"341000322_15": "「あ、魔導機兵を機械獣って呼んでるんやね」",
"341000322_16": "「はい。わたしたちは、それと戦うために来たんです」",
"341000322_17": "「そうだったんだッ!\\n それなら、一緒に――」",
"341000322_18": "「ですが……」",
"341000322_19": "「これは、わたしたちが持ち込んでしまった問題なんです」",
"341000322_20": "「何……?」",
"341000322_21": "「みなさんにご迷惑をおかけしてしまって、\\n ごめんなさい……」",
"341000322_22": "「今回は手伝ってもらってしまいましたけど……、\\n この問題は、わたしたちだけで責任を持って解決しますッ」",
"341000322_23": "「え……」",
"341000322_24": "「事件について、詳しく説明することもできなくて……」",
"341000322_25": "「と言うわけですので、今日のところは\\n 退散させてもらいます」",
"341000322_26": "「ごめんなさい、それでは――ッ!」",
"341000322_27": "「ま、待って、みんな――ッ!」",
"341000322_28": "「行っちゃったね……」",
"341000322_29": "「わたしたちは、この問題には手出し無用というわけか――」",
"341000322_30": "「少女たちの反応をロストしました」",
"341000322_31": "「魔導師……、何者なんでしょう」",
"341000322_32": "「それも気になるが、彼女たちはこの問題を、\\n 『持ち込んでしまった』と言っていた」",
"341000322_33": "「それに、『私たちの世界』ともな……」",
"341000322_34": "「まさか、並行世界ッ!?」",
"341000322_35": "「鵜呑みにするわけにもいかないが……。\\n そう考えれば、未知の組織や力にも一応の説明がつく」",
"341000322_36": "「……」",
"341000322_37": "(もう1つ、気になること――)",
"341000322_38": "(先ほどの戦いで、少女たちによって倒された機械獣は\\n 再生されませんでした",
"341000322_39": "(一体なぜ……)"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,60 @@
{
"341000331_0": "「うーむむむむ……」",
"341000331_1": "「もう、響ったら、考えてばっかりで\\n ちっとも授業を聞いてないんだから……」",
"341000331_2": "「だけどやっぱり、気になっちゃって……ッ!」",
"341000331_3": "「普通の女の子だと思ってたのに、\\n 魔法で戦うなんてッ」",
"341000331_4": "「なのはちゃんたちって何者なんだろうッ!?」",
"341000331_5": "「時空管理局の魔導師って言ってたけど、\\n 正直さっぱりだよね」",
"341000331_6": "「しかも、機械獣は『自分たちの責任だ』なんて……。\\n だけどそんなの……むむむ……」",
"341000331_7": "「やっほー、ビッキー」",
"341000331_8": "「何か悩みごとですか?」",
"341000331_9": "「ていうか、聞こえたわよッ!\\n 魔法で戦う可愛い女の子ってッ」",
"341000331_10": "「それが何者かなんて、\\n 考えるまでもなく一目瞭然じゃないッ」",
"341000331_11": "「ええッ!?\\n あの子たちのこと、知ってるの」",
"341000331_12": "「当然よッ!\\n そんなの、魔法少女で間違いないわッ」",
"341000331_13": "「……」",
"341000331_14": "「あの、それって……」",
"341000331_15": "「もちろん、アニメの話よ?」",
"341000331_16": "「やっぱり……」",
"341000331_17": "「板場さんですもの、当然そうですわよね」",
"341000331_18": "「なによ、悪い?」",
"341000331_19": "「ううん、悪くないッ! アニメのことでもいいから、\\n 魔法少女がどんなものか教えてッ」",
"341000331_20": "「もしかしたら何かヒントになるかもッ!」",
"341000331_21": "「よろしいッ! 今はずいぶんと多様化してるけど、\\n オーソドックスなものから教えるわね」",
"341000331_22": "「まず、魔法少女とは、不思議な力を使う少女のことであるッ!」",
"341000331_23": "「それは……」",
"341000331_24": "「まあ、そうだろうねぇ」",
"341000331_25": "「それまでは普通の女の子だったのに、妖精とかアイテムとか\\n の力で、魔法の力を得てしまうってのが、話のお決まりね」",
"341000331_26": "「あの子たちは、もうずいぶん板についた感じだったなぁ」",
"341000331_27": "「それから、契約とか魔法の国を救うためとか、なんとなくとかで\\n いろいろなトラブルを魔法で解決していくのよ」",
"341000331_28": "「契約っていうより、任務って感じだったかな。\\n わたしみたいに、組織に所属してるみたいだったし」",
"341000331_29": "「あとは、魔法少女同士で戦うってのもあるわねッ!」",
"341000331_30": "「そのパターンでもないかな。\\n あの人は、すごく仲が良さそうだったから」",
"341000331_31": "「どう? 少しは魔法少女のことわかった?」",
"341000331_32": "「ううん。正直あんまり……」",
"341000331_33": "「どうしてよッ! こうなったら、具体的に1作品ずつ\\n 説明するしかないわねッ」",
"341000331_34": "「まずは、名作『快傑☆うたずきん!』から……」",
"341000331_35": "「ここからさらに長くなりそうだし、\\n そろそろ回収しますか……」",
"341000331_36": "「そうですわね。\\n 立花さん、小日向さん、お騒がせしました」",
"341000331_37": "「ちょ、ちょっと、どこに連れて行くのよッ!\\n ここからが盛り上がるところなのにーッ」",
"341000331_38": "「行っちゃった……。\\n 最後のうたずきんて、クリスが好きなやつだよね」",
"341000331_39": "「そうだねッ! クリスちゃん、わたしが\\n 魔法少女に会ったって言ったらうらやましがるかなぁ」",
"341000331_40": "「『ちょせぇッ! あたしを差し置いてッ!』とか言って……」",
"341000331_41": "「……っくしぶッ!」",
"341000331_42": "「くしゃみ?」",
"341000331_43": "「クリス先輩、ハードな海外任務のせいで\\n 風邪でも引いたデスか」",
"341000331_44": "「……いや、このムズムズの感覚は、\\n あのバカが失礼なことを言ってる時だ……」",
"341000331_45": "「……すごい、そんなことまでわかるんだ」",
"341000331_46": "「地球の裏側にいるっていうのに、以心伝心デスねぇ」",
"341000331_47": "「ちょっと、あなたたちッ!\\n 今は任務中よ。何を無駄口を叩いているの」",
"341000331_48": "「そうだったデスッ!\\n クリス先輩、集中デスよッ」",
"341000331_49": "「……ああ。\\n このお返しは、任務を終えて帰ってからたっぷりしてやるッ」",
"341000331_50": "「あれ? なんか今、悪寒がしたような……」",
"341000331_51": "「それで、響はどうするの?」",
"341000331_52": "「……え?」",
"341000331_53": "「なのはちゃんたちに、手を出さないようにって言われたけど、\\n 響はどうしたいのかなと思って」",
"341000331_54": "「……うん。\\n わたしは、手伝いたいッ」",
"341000331_55": "「魔法少女って言っても、まだ小さい女の子だもん。\\n わたしにできることなら、してあげたいよ」",
"341000331_56": "「フフ、そう言うと思った。\\n うん、わたしもそれがいいと思う」",
"341000331_57": "「きっと、また会うことになると思う。\\n だからその時は、わたしたちも戦うって言ってみよう……ッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,39 @@
{
"341000341_0": "「う……うぅ……」",
"341000341_1": "「……」",
"341000341_2": "(みこと……またうなされて……)",
"341000341_3": "(私の持つベヒモスの結晶が、みことに辛い過去を\\n 思い出させているんだわ",
"341000341_4": "(負の感情を吸収して、エネルギーとするために……。\\n わたしが近くにいるせいで苦しめて、ごめんなさい……",
"341000341_5": "「うう……あああ……ッ!」",
"341000341_6": "(だけど、みことの負の感情を吸収することで、ベヒモスが\\n 格段に力をつけたことは事実だわ",
"341000341_7": "(あなたも、私と同じように強い憎しみを抱えて\\n 生きているのね……",
"341000341_8": "「許さない……パパを悪く……言うな……ッ!\\n みんな、消えて……いなくなっちゃえ……ッ」",
"341000341_9": "(……そうね。\\n 私たちを苦しめてきた人たちはみんな、消えるべきだわ",
"341000341_10": "(みことが力を貸してくれれば、\\n きっと、ベヒモスを完成させることができる",
"341000341_11": "(そうすれば、私の悲願は成就するのよ)",
"341000341_12": "(そして同時に、みことの願いも叶えてあげることができる。\\n みことは、わたしが幸せにしてあげる……",
"341000341_13": "「アー……テル……?」",
"341000341_14": "「あッ、ああ、みこと……起きていたの?」",
"341000341_15": "「どうしたの?\\n 怖い顔して……」",
"341000341_16": "「ちょっと考え事をしていただけよ。\\n それより、大丈夫……」",
"341000341_17": "「あんまり……。でも、出かけなくちゃ……」",
"341000341_18": "「今から?」",
"341000341_19": "「うん。伯母さんが帰ってくるから、\\n どこかで時間をつぶさなくちゃ……」",
"341000341_20": "「そう……。\\n じゃあ、私も一緒に……」",
"341000341_21": "「1人になりたい気分だから、大丈夫」",
"341000341_22": "「……」",
"341000341_23": "「ごめん……」",
"341000341_24": "「いいのよ。家の人に見つからないように、\\n どこかに隠れてみことの帰りを待っているわ」",
"341000341_25": "「うん……。行ってきます」",
"341000341_26": "「みこと……」",
"341000341_27": "「なのはちゃんたちには手を出すなって言われたけど、\\n そうもいかないよ」",
"341000341_28": "「もっと詳しく話を聞きたいけど、\\n どこに行けば会えるのかな」",
"341000341_29": "「機械獣が出たら会えるかもしれないけど、\\n 出ないなら出ないでいてくれた方がいいし……」",
"341000341_30": "「うーん……」",
"341000341_31": "「何か聴こえて……。\\n これは……歌……」",
"341000341_32": "「あ……」",
"341000341_33": "「あーッ! なのはちゃんッ!?」",
"341000341_34": "「響さん、こんなところで会うなんて奇遇ですね」",
"341000341_35": "「うん、素敵な歌が聴こえてきて、気になって……」",
"341000341_36": "「わたしもです。誰が唄っているんでしょう?\\n あっちから聴こえてくるみたいですね……」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,83 @@
{
"341000411_0": "同盟",
"341000411_1": "「――、――、――♪」",
"341000411_2": "「ッ! 誰ッ!?」",
"341000411_3": "「わ、ご、ごめんなさいッ!」",
"341000411_4": "「盗み聞きするつもりじゃなかったんだけど……、\\n あれ あなたは……」",
"341000411_5": "「あッ、この前の――」",
"341000411_6": "「元気そうでよかった」",
"341000411_7": "「あ――」",
"341000411_8": "「驚いた拍子に、プレイヤーが落っこちちゃったんだね。\\n ごめん、今拾って――」",
"341000411_9": "「うわッ!? びっくりした。この犬どこから――」",
"341000411_10": "「あッ、プレイヤーをくわえてッ!?」",
"341000411_11": "「そんな、待ってッ! それを返してよッ!\\n ……行っちゃった……」",
"341000411_12": "「ご、ごめんなさいッ!\\n わたしたちが驚かせちゃったから、こんなことに……」",
"341000411_13": "「どうしよう、あの犬を早く追いかけなきゃッ!」",
"341000411_14": "「……」",
"341000411_15": "「自分でどうにかします。落としちゃったのはわたしだし。\\n だから、もう構わないで」",
"341000411_16": "「ううん、わたしたちが絶対に取り戻してくるッ!」",
"341000411_17": "「え……」",
"341000411_18": "「だから、お願い。\\n わたしたちを信じてここで待っててねッ」",
"341000411_19": "「信じて……」",
"341000411_20": "「行きましょう、今ならまだ追いつけますッ!」",
"341000411_21": "「いたッ! あの犬だ。\\n プレイヤーもくわえたままだよッ」",
"341000411_22": "「歩道橋の上、両側から行けば捕まえられるはずですッ!」",
"341000411_23": "「って、プレイヤーを離しちゃったッ!?\\n あのまま落ちたら、壊れちゃう……ッ」",
"341000411_24": "「あッ、でもトラックの上に落ちました。\\n 追いかけないと――ッ」",
"341000411_25": "「……やっと、止まった……」",
"341000411_26": "「そうですね。トラックの運転手さんに事情を話して――」",
"341000411_27": "「ええッ!? 今度は、鳥がプレイヤーをくわえてッ!?」",
"341000411_28": "「Do you fly, master」",
"341000411_29": "「さすがに街の中で飛んだら目立っちゃうよッ!」",
"341000411_30": "「だったら、走って追いつくッ!」",
"341000411_31": "(……なんでわたし、まだここで待っているんだろう)",
"341000411_32": "(絶対に取り戻すなんて、あんなの、\\n 適当に言ったことに決まってるのに……",
"341000411_33": "(ママの歌が入った、音楽プレイヤー……。\\n あの歌は……",
"341000411_34": "「みこと、これをあげよう」",
"341000411_35": "「パパ、これなあに?」",
"341000411_36": "「こうするとね……」",
"341000411_37": "「うわぁ、歌が聴こえるよッ!」",
"341000411_38": "「それはね、ママの歌なんだ」",
"341000411_39": "「ママの……?」",
"341000411_40": "「そう、ママがみことのために残してくれた歌声だ。\\n 実はね、魔法の歌声なんだよ」",
"341000411_41": "「ママの……魔法……」",
"341000411_42": "「そうだ。この歌の魔法が、きっとみことを護ってくれる。\\n だから、大事にするんだよ」",
"341000411_43": "「よッ、はッ、……よし。ここが巣かな。\\n 鳥さん、ごめんなさい、ちょっとお邪魔します」",
"341000411_44": "「この巣の中にプレイヤーがあるはずだけど……。\\n あッ、あったよ、なのはちゃんッ」",
"341000411_45": "「よかった……。\\n これであの子に返すことができますね」",
"341000411_46": "「うん、早く戻ってあげよう。\\n 思ってた以上に時間かかっちゃったから……」",
"341000411_47": "「よかった、待っててくれたッ!」",
"341000411_48": "「――ッ!」",
"341000411_49": "「本当に取り返してきてくれたんだ……」",
"341000411_50": "「ごめんね。\\n 確認してみたけど、壊れてないから安心してね」",
"341000411_51": "「2人とも、ボロボロ。\\n どうしてそんなに、一生懸命に……」",
"341000411_52": "「あなたの歌を聴いて、\\n 大切なものなんじゃないかなって思ったの」",
"341000411_53": "「あれ、聴いてたのッ!?」",
"341000411_54": "「少ししか聴こえなかったけど、素敵な歌声だったよ」",
"341000411_55": "「お世辞なんて……」",
"341000411_56": "「お世辞なんかじゃないよ、本当にそう思ったの。\\n ねえ、あれってなんて歌なのかな」",
"341000411_57": "「曲名は、ないの。\\n ママの歌だから……」",
"341000411_58": "「へえ、お母さんの歌なんだ」",
"341000411_59": "「うん、一緒に唄っている時だけは、\\n 辛いことも全部忘れられる……」",
"341000411_60": "「こんなこと言ってもわからないと思うけど」",
"341000411_61": "「ううん、わかるよ。\\n わたしも何度も歌に助けてもらってきたからッ」",
"341000411_62": "「あなたもそうなの……?」",
"341000411_63": "「歌には不思議な力があるよね、それこそ魔法みたいに」",
"341000411_64": "「きっと素敵なお母さんなんだね」",
"341000411_65": "「……」",
"341000411_66": "「ところで、どうしてここで歌を?」",
"341000411_67": "「そ、それは、なんでもない……ッ!」",
"341000411_68": "「あッ、待ってッ!」",
"341000411_69": "「……なにか悪いこと言っちゃったのかな」",
"341000411_70": "「……」",
"341000411_71": "(あの歌声、きれいだったけど、どこか悲しい感じだった)",
"341000411_72": "(深く踏み込んじゃ、迷惑になっちゃうかな。\\n でもやっぱり気になるし……",
"341000411_73": "「響さん?」",
"341000411_74": "「え? ああ、ううん。きっとちょっぴり人見知りなんだよ。\\n また会えたときに話しかけてみよう」",
"341000411_75": "「そうですね」",
"341000411_76": "「響くん、緊急事態だ。\\n 機械獣が出現したッ」",
"341000411_77": "「――ッ!」",
"341000411_78": "「この前お話しした通り、わたしたちでなんとかします。\\n S.O.N.G.のみなさんは、付近の封鎖をお願いしますッ!」",
"341000411_79": "「待って、わたしも――」",
"341000411_80": "「行っちゃった……」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,16 @@
{
"341000421_0": "「負けないよ、アーテルさんと、お話をするためにッ!」",
"341000421_1": "「よし、このままフェイトちゃんとはやてちゃんが来るまで……」",
"341000421_2": "「うわあああッ!? 化け物――ッ!」",
"341000421_3": "「――ッ! 人が巻き込まれてッ!?」",
"341000421_4": "「させない……ッ!\\n ――シュートッ」",
"341000421_5": "「またあのバリア……ッ!」",
"341000421_6": "「だけど、負けないッ!\\n 誰かを傷つけさせたりしない――ッ」",
"341000421_7": "「大丈夫ですかッ!?」",
"341000421_8": "「……ああ、ありがとう」",
"341000421_9": "「――ッ!?\\n 危ないッ お嬢さん、後ろッ」",
"341000421_10": "「え……」",
"341000421_11": "(反撃を……ダメ、間に合わな――)",
"341000421_12": "「させるかあああああッ!」",
"341000421_13": "「ッ!?」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,16 @@
{
"341000422_0": "「貫けええええッ!」",
"341000422_1": "「怪我はないッ!? なのはちゃんッ!」",
"341000422_2": "「はい、ありがとうございますッ!」",
"341000422_3": "「響さんッ! どうして――」",
"341000422_4": "「機械獣の出現に、時空管理局っていうのが関係してるのは\\n わかった。なのはちゃんがそれに責任を感じていることも」",
"341000422_5": "「それなら――」",
"341000422_6": "「だけど、なのはちゃんたちが傷つき戦っているのを\\n 黙って見ていることなんてできないよ」",
"341000422_7": "「――ッ!」",
"341000422_8": "「もう出会っちゃったし、知っちゃったから。\\n だから、わたしも戦うッ」",
"341000422_9": "「それが、なのはちゃんより年上のわたしの責任」",
"341000422_10": "「……」",
"341000422_11": "「ありがとうございます」",
"341000422_12": "「それでは、被害を止めるために、力を貸してくれますか?」",
"341000422_13": "「うん、もちろんッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,15 @@
{
"341000431_0": "「ぶち破って――」",
"341000431_1": "「貫く――ッ!」",
"341000431_2": "「はああああ――ッ!」",
"341000431_3": "「すごい、バリアフィールドを破って……」",
"341000431_4": "「再生もされないッ!?」",
"341000431_5": "「――っと、それより、どんどん倒さないとねッ!」",
"341000431_6": "「はい、まだ工場内に避難できていない人がいます。\\n 急がないと――」",
"341000431_7": "「みんなッ!」",
"341000431_8": "「なのは、お待たせ」",
"341000431_9": "「響さんたちまで……」",
"341000431_10": "「お願い、わたしたちにも戦わせて?」",
"341000431_11": "「ああ、今は、人命の救助が先決だッ!」",
"341000431_12": "「はいッ!\\n みなさん、お願いしますッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,75 @@
{
"341000432_0": "「はあ、はあ――」",
"341000432_1": "「終わった……」",
"341000432_2": "「ああ、犠牲者を出さずに機械獣を退けることができたようだ」",
"341000432_3": "「だが、機械獣はおそらく、何者かに操られている」",
"341000432_4": "「その何者かは、わたしたちから隠れて……。\\n このままじゃ、同じことの繰り返しです」",
"341000432_5": "「そうだね、今回は勝つことができたけど、\\n まだ何も解決していない」",
"341000432_6": "「そのための方法を、考えないとッ!」",
"341000432_7": "「そうですね。それは……」",
"341000432_8": "「それは、私からお話しするわ」",
"341000432_9": "「ど、どなたですかッ!?」",
"341000432_10": "「はじめまして。時空管理局本局\\n 管理部門職員、リンディ・ハラオウンです」",
"341000432_11": "「この事件の担当で、こちらの魔導師たちの指揮官を務めています」",
"341000432_12": "「順序が逆になってしまいましたが、正式に、時空管理局から\\n S.O.N.G.へ協力を要請させてもらえないでしょうか」",
"341000432_13": "「事の発端は、とある世界で研究対象となっていた古代兵器、\\n 『ベヒモス』が盗まれたことです」",
"341000432_14": "「盗んだのは、ベヒモスの研究員であった魔導師のアーテル」",
"341000432_15": "「我々時空管理局は、次元世界の平和を乱す緊急事態と判断し、\\n アーテルの確保に乗り出しました」",
"341000432_16": "「……しかし、結果は失敗。\\n そして、アーテルが逃げ込んだのが……」",
"341000432_17": "「この世界だったというわけか」",
"341000432_18": "「では、機械獣の正体は……」",
"341000432_19": "「はい。機械獣はおそらく、\\n ベヒモスの力を使って生み出されたものです」",
"341000432_20": "「ベヒモスって、どういうものなんですか?」",
"341000432_21": "「旧約聖書に、同名の巨獣がいたな。陸上最大の生物で、\\n 全てを飲み込むほどの食欲を持つとされる――」",
"341000432_22": "「その兵器は、小さな結晶状の物体だと聞いています。\\n しかし――」",
"341000432_23": "「残念ながら、詳細な情報はわかっていません。アーテルは、\\n 逃亡の際に研究データを全て破棄してしまったんです」",
"341000432_24": "「そうですか……」",
"341000432_25": "「さらには、アーテルの目的……。ベヒモスを使って\\n 何を成そうとしているのかも、不明なままです」",
"341000432_26": "「我々の不手際のせいで、この世界に危険な存在の\\n 侵入を許すこととなってしまい、申し訳ありません……」",
"341000432_27": "「それで、時空管理局の責任だって……」",
"341000432_28": "「はい……。この世界の人には迷惑をかけないように、\\n わたしたちだけで解決しようとしていたんですけど……」",
"341000432_29": "「もう十分、迷惑をかけてしまっていますね」",
"341000432_30": "「ベヒモスの生み出す機械獣は時間を追うごとに強化され、\\n 我々の想定を大きく超えて、危険な存在となっています」",
"341000432_31": "「先ほどの戦いでは、みなさんがいなければ、\\n 勝てなかったかもしれない――」",
"341000432_32": "「そこで、提案だ。我々で同盟を結び、\\n 事態の収拾に当たらないか」",
"341000432_33": "「危険な戦いになりますが、いいのですか?」",
"341000432_34": "「俺たちの世界で起きていることだ。\\n 黙って見ているわけにはいかないからな」",
"341000432_35": "「それに、魔導師も異世界の超兵器も、\\n 十分にS.O.N.G.の管轄内だ」",
"341000432_36": "「なのはちゃんたちのこと、手伝いたいですッ!」",
"341000432_37": "「それに、ボクとしても魔導師と装者のみなさんが協力することは、\\n この戦いにおいて大きな意味を持つと思います……ッ」",
"341000432_38": "「どういうことだ?」",
"341000432_39": "「機械獣は、バリアフィールドと再生という、\\n 厄介な能力を有しています」",
"341000432_40": "「うん、バリアフィールドはなんとかなったけど――」",
"341000432_41": "「バリアフィールドを突破できるなんて、驚きや」",
"341000432_42": "「攻撃の位相をずらすことによって、無効化しているんです」",
"341000432_43": "「しかし、再生能力のせいで倒すまでには\\n 至っていなかったのですが――」",
"341000432_44": "「バリアフィールドさえ突破できれば、魔法による攻撃で\\n 核を破壊して、再生は止めることができます」",
"341000432_45": "「なるほど、それでさっき、\\n 機械獣は再生してこなかったんだね」",
"341000432_46": "「はい、つまり、機械獣を倒すには、シンフォギアの力で\\n バリアフィールドを破り」",
"341000432_47": "「再度展開される前に、魔法によって核を破壊するという\\n プロセスが必要になるんです」",
"341000432_48": "「な、なるほど……?」",
"341000432_49": "「つまり、シンフォギアと魔法で一緒に攻撃すれば、\\n 攻撃を防がれずに戦うことができるんですねッ」",
"341000432_50": "「なおさら、我々の協力は必須ということだな」",
"341000432_51": "「これから、よろしくお願いする」",
"341000432_52": "「ありがとう……。\\n ご協力、感謝します」",
"341000432_53": "「みなさん、これからお世話になります」",
"341000432_54": "「改めて自己紹介させてもらいますね。高町なのはです。\\n この子はわたしのデバイスのレイジングハート」",
"341000432_55": "「Pleased to make your acquaintance」",
"341000432_56": "「喋ったッ!? それも英語ッ!\\n 何言ってるのか全然、わかりませんッ」",
"341000432_57": "「改めまして、フェイト・T・ハラオウンです。\\n そして、この子がバルディッシュ。挨拶を」",
"341000432_58": "「Nice to meet you」",
"341000432_59": "「ああ、よろしく。\\n ……ん、ハラオウンということは」",
"341000432_60": "「フェイトは私の自慢の娘なんですよ」",
"341000432_61": "「なるほど、そうでしたか」",
"341000432_62": "「……」",
"341000432_63": "「緒川さん? どうかしたんですか?」",
"341000432_64": "「いえ、少し……。\\n 彼女の声が幼い頃の翼さんの声によく似ていたものですから」",
"341000432_65": "「わたしの声が、ですか?」",
"341000432_66": "「確かに、話し方は全然違うけど、声は似てるかも……?」",
"341000432_67": "「申し訳ありません。話が逸れてしまいましたね」",
"341000432_68": "「最後はわたしですね。\\n 八神はやてです、それでこっちが」",
"341000432_69": "「ユニゾンデバイスのリインフォースⅡです。\\n どうぞよろしくなのですよ」",
"341000432_70": "「リインちゃんはこんなに小さいのに色々できてすごいんだね」",
"341000432_71": "「えっへんなのですッ!」",
"341000432_72": "「みんな、これから一緒に戦う仲間として、よろしくねッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,42 @@
{
"341000441_0": "(この前会ったあの2人、変な人たちだったな……)",
"341000441_1": "「あなたの歌を聴いて、\\n 大切なものなんじゃないかなって思ったの」",
"341000441_2": "「少ししか聴こえなかったけど、素敵な歌声だったよ」",
"341000441_3": "「ううん、わかるよ。\\n わたしも何度も歌に助けてもらってきたからッ」",
"341000441_4": "「歌には不思議な力があるよね、それこそ魔法みたいに」",
"341000441_5": "(あんなこと言われたの初めて……)",
"341000441_6": "(だけど、あの事件のことを知ったら、きっとわたしを\\n 避けるに決まってる。今までもずっと、そうだったんだから……",
"341000441_7": "「先日起きた工場や高速道路の襲撃事件。\\n 犯人は未だ不明のままで、目撃者の話では……」",
"341000441_8": "「またこのニュースしてる。 あれ?\\n この襲撃があった日って、アーテルがいなくなってた日だ」",
"341000441_9": "「襲撃に規則性はなく、日付もバラバラなことから\\n 捜査は困難を極め……」",
"341000441_10": "「あの日も、この日もだ。\\n アーテルが出かけるって、夜にいなかった日と同じ」",
"341000441_11": "(まさか、これって……。\\n アーテルがこの事件をッ",
"341000441_12": "(ううん、そんなわけないよね。きっと偶然だよ……)",
"341000441_13": "「あら、居候の分際で勝手にテレビだなんて、良いご身分ね」",
"341000441_14": "「あッ、ご、ごめんなさい……」",
"341000441_15": "「目障りだから、部屋に引っ込んでくれないかしら」",
"341000441_16": "「はい」",
"341000441_17": "「まったく、なんであいつは\\n こんなお荷物残していったのかしら」",
"341000441_18": "「……」",
"341000441_19": "「何? その目は」",
"341000441_20": "「いや、なんでも……」",
"341000441_21": "「住まわせてやってるのに、生意気なのよッ!\\n 誰のおかげで生きていられるのか、今すぐ躾けてあげるッ」",
"341000441_22": "(ぶたれる――ッ!)",
"341000441_23": "「……」",
"341000441_24": "「……あれ?」",
"341000441_25": "「……私、何してたんだっけ?\\n いいや、もう寝よ……」",
"341000441_26": "「大丈夫?」",
"341000441_27": "「アーテルッ!\\n あなたが助けてくれたの」",
"341000441_28": "「ええ。またみことがあいつにいじめられそうだったから……」",
"341000441_29": "「ありがとう……ッ!\\n アーテルは優しいね」",
"341000441_30": "「やっぱり、アーテルがあんなことするわけないよ」",
"341000441_31": "「あら、あんなことって?」",
"341000441_32": "「――ッ! な、なんでもない」",
"341000441_33": "「それより、アーテルってたまに家を留守にするじゃない?\\n あれって何をしているの」",
"341000441_34": "「ああ……あれは、準備をしているのよ」",
"341000441_35": "「準備って……もしかして、元の世界に帰るための……?」",
"341000441_36": "「フフ、心配しないで。みことを置いて消えたりしないわ」",
"341000441_37": "「それは、私とみことが、自由を掴むための準備」",
"341000441_38": "「そしてそれは、もう少しで叶えられるわ……」",
"341000441_39": "「――?」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,7 @@
{
"341000511_0": "寄り添う心、離れる心",
"341000511_1": "「一の太刀、受けてみよッ!」",
"341000511_2": "「まだまだッ!\\n バリアフィールドを、両断すれば――ッ」",
"341000511_3": "「今だッ!\\n 核を狙って一気にッ」",
"341000511_4": "「はああああッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,70 @@
{
"341000512_0": "「殲滅完了――ッ!」",
"341000512_1": "「ふう……」",
"341000512_2": "「機械獣との戦い方も、かなり掴めてきたな」",
"341000512_3": "「はい。エルフナインさんが作ってくれた\\n 機械獣のシミュレータのおかげです」",
"341000512_4": "「ああ。しかし、改めて見ても、魔法とは強力なものだな。\\n その上防御や拘束にも応用が利くとは」",
"341000512_5": "「ご苦労だった。――まもなく響くんたちが来る時間だな。\\n トレーニングはそちらと交代しよう」",
"341000512_6": "「翼たちは、一旦解散してもらって構わない。\\n 来るべき機械獣との戦いのために、身体を休めてくれ」",
"341000512_7": "「了解しました」",
"341000512_8": "「フェイトも、よく身体を休めてね。\\n さっきの戦いで、怪我はしなかった」",
"341000512_9": "「ありがとうございます。\\n 大丈夫ですから、心配しないでください」",
"341000512_10": "「そう、ならよかったわ。\\n それじゃあ、また連絡するわね」",
"341000512_11": "「……」",
"341000512_12": "「リンディ提督は、母上でもあるのだったな」",
"341000512_13": "(その割には、少し距離があるようにも感じたが……)",
"341000512_14": "「はい。ただ、わたしたち実の親子ではないんです。\\n いろいろあって、養子として引き取ってもらって……」",
"341000512_15": "「なるほど、そうだったのか……」",
"341000512_16": "「だけど、とてもよくしてもらっています。\\n 自慢のお母さんです」",
"341000512_17": "「もっと、気兼ねなくお話しできたらと思うんですけど、\\n まだ少し、緊張してしまって……」",
"341000512_18": "(真面目で思慮深いこの子のことだ。おそらく、母親のことを\\n 好いてはいても、距離の縮め方が分からずにいるのだろう……",
"341000512_19": "「すまない、緒川さんからの電話だ。\\n 少し待っていてもらえるか」",
"341000512_20": "「わかりました」",
"341000512_21": "「はい……いえ、大丈夫です。\\n むしろいいリフレッシュになりますから」",
"341000512_22": "「お願いします」",
"341000512_23": "「これから、仕事に行こうと思う。\\n 仕事と言っても、練習だが……」",
"341000512_24": "「はい、わかりました」",
"341000512_25": "「だけど、お仕事って、\\n S.O.N.G.のものとは別なんですか?」",
"341000512_26": "「ああ、わたしは歌手活動もしていてな」",
"341000512_27": "「えッ!? 翼さん、歌手だったんですか……ッ!」",
"341000512_28": "「そうだ。\\n 緒川さんはわたしのマネージャーをしてくれている」",
"341000512_29": "(歌手のお仕事ってどんなことをしてるんだろう。\\n 興味あるけど、いろいろ聞くのは失礼かな……",
"341000512_30": "「……」",
"341000512_31": "「もしよかったら、見学してみないか。\\n 今日はスタジオ練習だから、人増えても問題ないはずだ」",
"341000512_32": "「えッ、いいんですか?」",
"341000512_33": "「もちろんだ」",
"341000512_34": "「だ、だったら、ぜひ」",
"341000512_35": "「決まりだな」",
"341000512_36": "「――♪」",
"341000512_37": "「きれいな歌声、それにとても上手……。\\n 本当にこれが練習なんですか……」",
"341000512_38": "「彼女は練習だろうと、本番のつもりで唄いますから」",
"341000512_39": "「これがプロの歌手……」",
"341000512_40": "(本当、楽しそうに唄ってる。\\n 唄うのってそういうものなのかな……",
"341000512_41": "「頼みがあるんだが、次の曲はデュエットでな。\\n 少し手伝ってもらえないだろうか」",
"341000512_42": "「えッ!?\\n わ、わたしが唄うんですかッ」",
"341000512_43": "「……」",
"341000512_44": "「そんなに緊張しなくても大丈夫だ。\\n わたしに合わせて唄ってみてくれ」",
"341000512_45": "「は、はい……」",
"341000512_46": "(翼さんの歌声、遠くから聴くのと、\\n 隣で直接聴くのでは全然違う……",
"341000512_47": "(歌を通して絆を深められればと思ったが、\\n 逆に緊張させてしまったか……",
"341000512_48": "(さっきの翼さん、すごく自然体で楽しそうだった。\\n だったら、わたしもわたしなりに唄ってみよう",
"341000512_49": "「――、――♪」",
"341000512_50": "「これは……」",
"341000512_51": "(よかった、緊張が解けたようだな。\\n ならば、わたしも――",
"341000512_52": "(歌声が重なって1つの歌になっていく。\\n 唄うのって、こんなに楽しいことだったんだ",
"341000512_53": "「今日はありがとうございました」",
"341000512_54": "「こちらこそ、練習に付き合ってくれてありがとう。\\n とても気持ちのこもったいい歌だった」",
"341000512_55": "「翼さんの歌こそですッ!\\n ……ところで、翼さんは、どうして歌手に……」",
"341000512_56": "「……そうだな。\\n 幼いころから夢見ていたんだ」",
"341000512_57": "「その夢を追っていいものかと悩みもしたが、\\n 背中を押してくれた人がいた」",
"341000512_58": "「それが、血の繋がらないわたしの父だ」",
"341000512_59": "「え……」",
"341000512_60": "「だからこそ、わたしは今も夢を追えている」",
"341000512_61": "「わたしが思うに、血の繋がりだけが親子ではない。\\n 想いによっても、固く繋がれるはずだ」",
"341000512_62": "「想いによって……」",
"341000512_63": "「だから、遠慮なんてしなくていいし、\\n 焦らなくたっていいと、わたしは思う」",
"341000512_64": "「――ッ!\\n ……はい……ッ」",
"341000512_65": "「リンディさんの、いいえ、お母さんの想い、\\n たくさんたくさん受け取っています」",
"341000512_66": "「ああ」",
"341000512_67": "「わたし、頑張りますッ!\\n 早く事件を解決して、家に帰らないと」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,77 @@
{
"341000521_0": "「こんにちは、はやてちゃん」",
"341000521_1": "「未来さんッ! 奇遇ですね。どうしはったんですか?」",
"341000521_2": "「機械獣を警戒中だけど、ずっと待っているわけにも\\n いかないからね。今は夕飯のお買いもの中だよ」",
"341000521_3": "「それならわたしと一緒や。\\n そろそろ、冷蔵庫の中身が寂しいなってきましたから」",
"341000521_4": "「そうだったんだ。そういえば、こっちに滞在してる間、\\n はやてちゃんがみんなのご飯を作ってるんだよね」",
"341000521_5": "「とってもお料理が上手なのですよ」",
"341000521_6": "「よかったら、わたしも一緒に作っていいかな?\\n 今、料理の修行中なんだ」",
"341000521_7": "「ええですね、2人で作りましょう。\\n せっかくやから、人で食事もええと思います」",
"341000521_8": "「みんなでお食事会か、いいんじゃないかな。\\n それなら、たくさん材料買って帰らないとねッ」",
"341000521_9": "「……ちょっと材料が多すぎません?」",
"341000521_10": "「約1名、すごくお腹を空かせて来ると思うから。\\n これくらいないとダメなんだよ」",
"341000521_11": "「なるほど……?」",
"341000521_12": "「はやてちゃんも、いつもはたくさんお料理を作っているんですよ」",
"341000521_13": "「へえ。はやてちゃんにも、よく食べる同居人が……?」",
"341000521_14": "「ではなくて、うちは結構大所帯なんです」",
"341000521_15": "「リインもそうやけど、大切な家族なんです」",
"341000521_16": "「シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ言うんですよ。\\n 今は別行動中なんですけど」",
"341000521_17": "「名前からしてその人たちも、\\n リインちゃんみたいな感じなのかな」",
"341000521_18": "「うーん、ちょっと違くてですね、\\n 長くなりますけど、順を追って説明しますと……」",
"341000521_19": "「夜天の魔導書か……。\\n 大変なことを乗り越えて、今のはやてちゃんがあるんだね」",
"341000521_20": "「あんまり上手く話せなかったけど、\\n なんとなくでも伝わってくれてるとええな」",
"341000521_21": "「ううん、十分に伝わったよ。\\n なのはちゃんたちや、家族がとっても大切な存在なんだって」",
"341000521_22": "「うん、わたしの大切な人たちや……」",
"341000521_23": "「それじゃあ、わたしのスペシャルメニューを教えてあげる。\\n ヴォルケンリッターのみんなにもごちそうしてあげてね」",
"341000521_24": "「特製のお好み焼きだよ。\\n わたしの大切な人の大好物なんだ」",
"341000521_25": "「大切な人って、ひょっとして響さんですか?」",
"341000521_26": "「え、なんでわかるのッ!?」",
"341000521_27": "「なんとなく、見てたらわかりますよ。\\n そやんな」",
"341000521_28": "「はい。とっても仲良しさんだと思います」",
"341000521_29": "「よく食べる同居人て、響さんのことだったんですね」",
"341000521_30": "「はやてちゃんたちと一緒だよ。\\n 家族で、恩人で、大切な人――」",
"341000521_31": "「……って、ちょっと恥ずかしいかも――。\\n あとで響に言っちゃだめだからね」",
"341000521_32": "「フフ、わかりました」",
"341000521_33": "(響さんとはぐれちゃった……。迷子の男の子を一緒に\\n 探していたはずなんだけど、いつの間に……",
"341000521_34": "(あ、あれは……)",
"341000521_35": "「こんにちは」",
"341000521_36": "「――ッ!」",
"341000521_37": "「あなたは……」",
"341000521_38": "「また会ったね。\\n わたし、高町なのは。よろしくね」",
"341000521_39": "「うん……。わたしは、みこと」",
"341000521_40": "「みことちゃん、この辺で響さんを見なかった?」",
"341000521_41": "「あ、響さんっていうのは、この前一緒にいた\\n お姉さんなんだけど……」",
"341000521_42": "「ううん、見てない」",
"341000521_43": "「そっかぁ……」",
"341000521_44": "「この前は……その、ありがとう。\\n これを取り戻してくれて」",
"341000521_45": "「ううん、もとはと言えばわたしのせいだから。\\n 今も聴いてたんだね。壊れてなくて本当によかったぁ」",
"341000521_46": "「お母さんの歌なんだよね……?」",
"341000521_47": "「う、うん……。\\n そんなの聞いてるなんて、変かもしれないけど……」",
"341000521_48": "「変なんかじゃないよッ!\\n わたしも、わたしのお母さんのこと、大好きだよ」",
"341000521_49": "「パティシエでね、とっても優しいんだ。\\n お父さんともすごく仲良くて」",
"341000521_50": "「……」",
"341000521_51": "「あ、電話? 響さんかな。\\n ちょっとごめんね」",
"341000521_52": "「はやてちゃんッ!\\n 食事会 うわあ、楽しそうだね」",
"341000521_53": "「ありがとう、うん。これから向かうね」",
"341000521_54": "「ごめんね。\\n ――そうだッ よかったらみことちゃんも一緒に来ない」",
"341000521_55": "「え……」",
"341000521_56": "「お好み焼きパーティをしようって、お友達が誘ってくれて」",
"341000521_57": "「友達……」",
"341000521_58": "「うんッ! みことちゃんにも紹介したいんだ。\\n はやてちゃんと、フェイトちゃんと、それから響さんたち――」",
"341000521_59": "「わたし、行かない」",
"341000521_60": "「そっか……。\\n ごめんね、勝手に盛り上がっちゃって……」",
"341000521_61": "「……ううん。\\n わたしが悪いの。家族も友達もいる、あなたの方が普通」",
"341000521_62": "「え……」",
"341000521_63": "「それじゃわたし、行くから」",
"341000521_64": "「……」",
"341000521_65": "「なのはちゃーんッ!」",
"341000521_66": "「――ッ!」",
"341000521_67": "「ごめんね、\\n 迷子の男の子を捜してたらはぐれちゃった」",
"341000521_68": "「それにしても、あんなところにいたなんて――」",
"341000521_69": "「なのはちゃん、何かあったの?」",
"341000521_70": "「はい、この前歌を唄っていた女の子にまた会ったんですけど、\\n わたし、怒らせてしまったみたいで……」",
"341000521_71": "「あの子が……」",
"341000521_72": "「ごめんなさい、わたしの問題ですね……。",
"341000521_73": " それより、はやてちゃんと未来さんから連絡があって――」",
"341000521_74": "(みことちゃん、悲しそうな顔をしてた……。\\n もしかして、みことちゃんは――"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,18 @@
{
"341000531_0": "「機械獣を確認しましたッ!」",
"341000531_1": "「このところ大人しいと思っていたが……」",
"341000531_2": "「機械獣の数が、今までで1番多いかもしれませんッ!」",
"341000531_3": "「潜んでいる間に、戦力を整えていたの……?」",
"341000531_4": "「でも逆に、ここにいる機械獣をやっつければ\\n 相手の力を一気に削れるチャンスだよッ」",
"341000531_5": "「それだけではない。\\n 魔導師を捕捉するための準備は整っているッ」",
"341000531_6": "「準備?」",
"341000531_7": "「時空管理局の調べで、機械獣がどこからか微弱な魔力を\\n 受け取っていることがわかった」",
"341000531_8": "「まるで、ラジコンを動かす電波のようにな」",
"341000531_9": "「では、その魔力の発信源に機械獣の首魁が……ッ!」",
"341000531_10": "「藤尭さん、友里さんのおかげで、S.O.N.G.の設備にその魔力を\\n 捕捉するための計器を組み込むことができたわ」",
"341000531_11": "「ただ、索敵にはそれなりに時間を要してしまいます」",
"341000531_12": "「それじゃ、索敵が完了するまで敵を押しとどめて\\n 時間を稼げばいいんやね」",
"341000531_13": "「相手の数は多いが、ここが踏ん張りどころだ」",
"341000531_14": "「はい、今こそ防人の本領を発揮するときですッ!」",
"341000531_15": "「よーし、ぶちかましましょうッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,18 @@
{
"341000532_0": "「発信源の捕捉まで、あと……少しです……ッ!」",
"341000532_1": "「耐えられるか、みんな……ッ!」",
"341000532_2": "「へいき、へっちゃらですッ!」",
"341000532_3": "「はい、きっと見つけてくれるって信じてます。\\n だから――ッ」",
"341000532_4": "「お待たせしましたッ! 捕捉が完了しましたッ!\\n 座標をお送りします」",
"341000532_5": "「ありがとうございますッ!」",
"341000532_6": "「向かおうにも、ここの機械獣も残ったままやし、\\n 放っていけんよ」",
"341000532_7": "「でも、このまま時間を掛けていたら、\\n 魔導師に逃げられるかもッ」",
"341000532_8": "「立花ッ!」\\n「なのはッ」",
"341000532_9": "「ここはわたしたちに任せて、\\n 人で魔導師の元へ向かうんだ」",
"341000532_10": "「わたしたちも後から追いかける。\\n だから、わたしたちに任せて先に行ってッ」",
"341000532_11": "「わかりましたッ!」\\n「うんッ」",
"341000532_12": "「魔導師を捕まえれば、この機械獣も止まるはず。\\n だから、行こうッ」",
"341000532_13": "「はいッ!」",
"341000532_14": "「……フェイトちゃん、はやてちゃん。\\n 無茶はしないでねッ」",
"341000532_15": "「うん、なのはもね」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,22 @@
{
"341000541_0": "「指定ポイントに到達しましたッ!」",
"341000541_1": "「魔導師の姿は確認できますか?」",
"341000541_2": "「いえ、わたしたち以外に誰も……」",
"341000541_3": "「こちらでも確認したけど、間違いないはずよ。\\n もう少し周囲を探してみてもらえるかしら」",
"341000541_4": "「でも、他に変わったことと言われても……」",
"341000541_5": "「……」",
"341000541_6": "「強いて言うなら、猫が1匹いるだけですよ?」",
"341000541_7": "「響さん……ッ!\\n この猫から、魔力が――」",
"341000541_8": "「まさか……ッ!?」",
"341000541_9": "「……思ったより早かったわね」",
"341000541_10": "「――ッ!」",
"341000541_11": "「私を探していたんでしょう?」",
"341000541_12": "「この姿になって魔力を極力抑えていたんだけど、\\n ベヒモスから漏れ出る魔力は隠しきれなかったようね」",
"341000541_13": "「ベヒモス……ッ! あれがッ!」",
"341000541_14": "「あの小さな結晶みたいなのがッ!?」",
"341000541_15": "「あなたは時空管理局の魔導師ね。\\n これを回収しに来たの それとも私を」",
"341000541_16": "「どっちもですッ!\\n それを手放して、わたしについてきていただけませんか」",
"341000541_17": "「それはできないわ。\\n 私にはまだ、やらなければいけないことがあるの……ッ」",
"341000541_18": "「機械獣がこんなにッ!?」",
"341000541_19": "「邪魔をするなら、消えてもらうわッ!」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,28 @@
{
"341000551_0": "「バルディッシュッ!」",
"341000551_1": "「Blaze Smasher 」",
"341000551_2": "「くッ、防がれて――」",
"341000551_3": "「早く立花たちの加勢に行きたいが――」",
"341000551_4": "「この数が相手では、そうもいきませんッ!」",
"341000551_5": "「そうですね。コンビネーションを決めんと攻撃も\\n よう通らんし、倒すのが追い付かん……」",
"341000551_6": "「なのは……」",
"341000551_7": "「あなたたちは機械獣との戦いに集中して。\\n なのはちゃんたちには助っ人を向かわせたわ」",
"341000551_8": "「助っ人……ッ!?」",
"341000551_9": "「ええ。きっと、間に合ってくれるはずよ……ッ!」",
"341000551_10": "「たった2人だけでも――」",
"341000551_11": "「負けてたまるかあああああッ!」",
"341000551_12": "「はあ、はあ――、\\n さあ、機械獣たちは倒しました」",
"341000551_13": "「その結晶をこちらに渡してください」",
"341000551_14": "「戦うのはやめて、どうすれば誰も悲しまなくて済むのか、\\n お話ししましょう」",
"341000551_15": "「そんなつもりはないわ……ッ!」",
"341000551_16": "「新しい機械獣がッ!?」",
"341000551_17": "「魔導師さんッ!\\n あなたの目的はなんですか どうしてこんなことをッ」",
"341000551_18": "「あなたたちに言ってどうなると……」",
"341000551_19": "「わたしに手伝えることなら手伝います。だから、\\n もうこんなふうに誰かを傷つけることはやめてくださいッ」",
"341000551_20": "「――ッ! ふざけないで。この憎しみ、この怒りを\\n 晴らすことを、あなたが手伝えるはずがないでしょうッ」",
"341000551_21": "「憎しみ……」",
"341000551_22": "「怒り……それが……」",
"341000551_23": "「あなたたちにはわからないわ。\\n 私たちの気持ちなんて……ッ」",
"341000551_24": "「私たち……?」",
"341000551_25": "「御託は聞き飽きたわ。\\n そろそろ終わりにしましょう――ッ」"
}

Ver fichero

@ -0,0 +1,24 @@
{
"341000552_0": "「しつこいッ!」",
"341000552_1": "「アーテルさんと話をさせてッ!」",
"341000552_2": "「もう1度、コンビネーションでッ!」",
"341000552_3": "「はいッ!」",
"341000552_4": "「はああああッ!」",
"341000552_5": "「機械獣に気を取られて私から目を離すなんて、\\n 油断したわねッ」",
"341000552_6": "「しま――ッ!?」",
"341000552_7": "「ベヒモスッ!」",
"341000552_8": "「結晶が輝いて――ッ!?」",
"341000552_9": "「なッ!? 吸い寄せられていくッ!?」",
"341000552_10": "「わたしの魔法で、相殺して……ッ!」",
"341000552_11": "「シュートッ!」",
"341000552_12": "「魔法がッ!?」",
"341000552_13": "「The Attack is swallowed and disabled」",
"341000552_14": "「ベヒモスが取り込めるのは機械だけじゃあないわ。\\n あなたたちも、まとめてベヒモスの糧にしてあげるッ」",
"341000552_15": "「ぐ、あああああ……ッ!\\n 吸い込まれて――ッ」",
"341000552_16": "「ぐあ――ッ!?」",
"341000552_17": "「た、助かった……?」",
"341000552_18": "「一体何が……」",
"341000552_19": "「迂闊ッ!\\n 速すぎて接近に気づけなかった――ッ」",
"341000552_20": "「ギリギリ、間に合ったみたいだねッ!」",
"341000552_21": "「助けに来ましたよ、なのはさん」"
}

Algunos archivos no se mostraron porque demasiados archivos han cambiado en esta diferencia Ver más