38 lines
3.5 KiB
JSON
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JSON
{
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"387001111_0": "これからも",
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"387001111_1": "「未来……。\\n ちょっとだけ、ここに座ってもらってもいい、かな」",
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"387001111_2": "「……?\\n どうしたの、響。真剣な顔で……」",
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"387001111_3": "「その……未来ッ!\\n これ、受け取ってッ!」",
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"387001111_4": "「え……プレゼントッ!?」",
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"387001111_5": "「うん、開けてみて」",
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"387001111_6": "「可愛いマグカップ……ッ!」",
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"387001111_7": "「でも、いいの?\\n わたし、誕生日はまだ先で……」",
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"387001111_8": "「これは何かの記念日ってわけじゃないから」",
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"387001111_9": "「覚えてる? \\n 未来にお礼がしたい――そう言ったこと」",
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"387001111_10": "「あ……覚えてるよ。",
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"387001111_11": " イシムの事件が起きるより前に……」",
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"387001111_12": "「ずっと思ってたんだ。\\n やっぱりちゃんとお礼をしなきゃ、って」",
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"387001111_13": "「未来はいつもわたしの支えになってくれる。\\n 絶対に帰る場所、大切な陽だまりなんだ」",
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"387001111_14": "「でも感謝してるって気持ちが、大好きだって想いが、\\n ちゃんと伝わってるか不安で……」",
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"387001111_15": "「こうしてちゃんと形にして、\\n 未来に贈りたかったんだ」",
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"387001111_16": "「いつもありがとう、未来。\\n これからも、ずっと一緒にいてほしい」",
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"387001111_17": "「……不安に思わせてごめんね。\\n 響の想いは、ちゃんと伝わってたよ」",
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"387001111_18": "「言葉にしなくても、形に残さなくても、\\n わたしたちの気持ちは、ちゃんと繋がってた」",
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"387001111_19": "「それでも、こうして改めて伝えてくれて……。\\n 本当に嬉しいッ!」",
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"387001111_20": "「ありがとう、響。\\n 大好きだよ」",
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"387001111_21": "「未来……ッ!」",
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"387001111_22": "「……響、もしかして最近ずっと悩んでたのは、\\n わたしにプレゼントを渡そうとしていたから?」",
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"387001111_23": "「えッ、気付いてたんだ……?」",
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"387001111_24": "「当たり前だよ。\\n 事件が終わったのに、響だけ様子がおかしいんだから」",
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"387001111_25": "「どうしたんだろうって、\\n ずっと心配してたんだよ」",
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"387001111_26": "「ごめん……」",
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"387001111_27": "「でも、なんだかおかしいね。\\n 気持ちが伝わっていても、心配をかけちゃうことはあるんだ」",
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"387001111_28": "「きっと簡単なことじゃないんだよ。\\n 人と人とが、本当に通じ合うって」",
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"387001111_29": "「神様にだって、\\n できなかったことなんだから」",
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"387001111_30": "「……でも、大丈夫だよね。\\n 響と一緒なら」",
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"387001111_31": "「うん、未来と一緒ならッ」",
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"387001111_32": "(シェム・ハさんと、\\n そして想いをぶつけ合ったみんなと約束したように)",
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"387001111_33": "(わたしたちはこれからも、\\n 未来と2人で<ruby=みらい>未来</ruby>へ進んでいく)",
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"387001111_34": "(積み重ねた想いを繋いで、\\n 歴史を作ってみせる)",
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"387001111_35": "(それがどんなに不確かな<ruby=みらい>未来</ruby>であっても、\\n ヒトの光を信じて――ッ!)"
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