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JSON
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"388000631_0": "「…………」",
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"388000631_1": "(精神回復のため、外に出てみたものの……)",
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"388000631_2": "(……瞑想に集中しきれない。\\n やはり、消耗は無視できませんか)",
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"388000631_3": "(しかし、アカオニとの戦いで切り札となるのは恐らく、\\n 装者の皆さんでしょう)",
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"388000631_4": "(彼女たちが、アカオニと対等に戦えるようになるまで、\\n ダイヴマシンの使用は続けなければ……)",
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"388000631_5": "「それまで、僕が音を上げるわけにはいきませんね」",
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"388000631_6": "「……おなごたちの急成長が気になって偵察に来てみれば、\\n なにやらあの男、不調をきたしているようでゴザルな」",
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"388000631_7": "「真っ向からのジュツ対決で雌雄を決したかったでゴザルが、\\n あの消耗具合ではそれもかなわぬようでゴザル」",
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"388000631_8": "「しかし、それならそれで、<ruby=それがし>某</ruby>の新ヒッサツワザを\\n 試すチャンスでゴザルな……ククク」",
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"388000631_9": "「む、この気配は――」",
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"388000631_10": "「あのおなごたちが戻ってきたでゴザルな。\\n この場は去るとするでゴザル」",
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"388000631_11": "「アカオニとレストランで遭遇しただとッ!?」",
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"388000631_12": "「ああ。あの野郎、余裕しゃくしゃくに人前で飯なんか\\n 食べやがって……ッ!」",
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"388000631_13": "「おまけに、日本観光を堪能していたようよ」",
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"388000631_14": "「ほとほと、行動が読めない男だな……」",
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"388000631_15": "「でも、今のわたしたちでは、\\n 捕まえることはできませんでした……」",
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"388000631_16": "「緒川さん、すぐに修行を再開してくれ。\\n 負けたままじゃ引き下がれないッ!」",
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"388000631_17": "「わかりました。\\n 修行を再開しましょう」",
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"388000631_18": "「だけど、あなた……」",
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"388000631_19": "「大丈夫です。\\n 彼女たちに賭けましょう」",
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"388000631_20": "「……仕方ないわね、\\n サポートくらいはしてあげる」",
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"388000631_21": "「その行動、僕ほどではありませんが、\\n なかなかに英雄的……」",
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"388000631_22": "「余計な事言わなくていいのよ」",
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"388000631_23": "「げふぅッ!?」",
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"388000631_24": "「ど、どうしたのよ、いきなり……?」",
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"388000631_25": "「なんでもないわ。\\n 気にしないで」",
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"388000631_26": "「すぐに精神世界へ戻りましょう」",
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"388000631_27": "「ここからの修行は少々手荒になりますが……\\n ついてこられますか?」",
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"388000631_28": "「当然だッ!\\n どんなことだって乗り切ってやるさッ!」",
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"388000631_29": "「決死の試練なら慣れたもの。\\n それが必要なら、<ruby=おじけ>怖気</ruby>ることなどありえないわ」",
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"388000631_30": "「お願いしますッ!\\n その先に、希望があるのならッ!」",
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"388000631_31": "「聞くまでもなかったようですね。\\n わかりました、修行を再開しましょう」",
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"388000631_32": "(あなたたちなら、この修行も必ず乗り越えられる……\\n 僕はそう信じています)"
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