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"385000832_0": "「く……ッ!\\n 鈍重そうな見た目なのに、なんて速さ……ッ」",
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"385000832_1": "「装甲が堅すぎて、アタシの攻撃も通らないデスッ!\\n ここの機械はどれだけカチコチデスかッ!」",
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"385000832_2": "(まずい……ただでさえ、ここまでの連戦で\\n みんな疲れ切ってるところに、この隠し玉)",
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"385000832_3": "(しかも、邪竜の瘴気がどんどん濃くなっていく……ッ!\\n 状況は悪くなる一方……ッ!)",
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"385000832_4": "「――世界蛇再誕シークエンス、\\n 最終フェーズに進行」",
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"385000832_5": "「ようやくだ……世界蛇が再誕し、\\n その力が私のものとなる」",
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"385000832_6": "「そうは、させないデス……ッ!」",
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"385000832_7": "「足元が覚束ないな。アンドロイドのようだが、\\n その躯体、いい加減ガタが来ているのだろう?」",
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"385000832_8": "「――耳を澄ますがいい。聞こえないか?\\n 世界蛇再誕のカウントダウンが」",
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"385000832_9": "「おおッ!\\n まるで私を祝福する、天の福音のようではないかッ!」",
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"385000832_10": "「そんなもの、\\n ちっとも聞こえやしないデスッ!」",
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"385000832_11": "「やれやれ……。\\n つくづく水を差してくれるな、俗物は」",
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"385000832_12": "「再誕した世界蛇は、手始めにこの世界を食い滅ぼすだろう。\\n せめて穏やかに終わりを受け入れてはどうだね?」",
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"385000832_13": "「……お断りしますッ! もう二度と、わたしの見ている前で、\\n 誰かの世界を奪わせたりはしない――ッ!」",
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"385000832_14": "「強情なものだ。\\n だが、君も――君の姉もいい加減、限界のようだが?」",
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"385000832_15": "「――ッ!」",
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"385000832_16": "「ハァ、ハァ、ハァ……ッ!」",
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"385000832_17": "「姉さんッ!? やっぱり、\\n 無茶な身体の変化が連続したせいで、負担が……ッ!?」",
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"385000832_18": "「……ッ、これくらい……、\\n どうってこと、ない、わよ……ッ!」",
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"385000832_19": "「理解したかね?\\n 貴様らが勝つ可能性など、1%たりとてありはしない」",
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"385000832_20": "「ここで滅びるのが、貴様らの運命だと知れッ!\\n シンフォギア装者ぁッ!」",
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"385000832_21": "「――運命ですって?」",
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"385000832_22": "「その通りだ。\\n 弱者は所詮、持って生まれた運命には抗えない」",
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"385000832_23": "「ならば、その運命に従うのが、\\n 分をわきまえた生き方というものだ」",
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"385000832_24": "「――はッ!\\n つくづく下らないことしか言えない男ねッ!」",
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"385000832_25": "「何ッ!?」",
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"385000832_26": "「聞くところによれば、\\n わたしの運命はタルタロスで奪われたそうじゃない」",
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"385000832_27": "「だったら、これから先何が起こるかなんて、\\n 誰にも分からないわよね」",
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"385000832_28": "「……何を言っているんだ、貴様?」",
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"385000832_29": "「あんたが得意げに話すしょうもない運命なんて、\\n ぶっ壊してやるって言ってるのよッ!」",
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"385000832_30": "「戯言はもうたくさんだッ!\\n 敗北すら受け入れられぬ、愚か者がッ!」",
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"385000832_31": "「邪竜の瘴気をその身に受けるがいいッ!」",
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"385000832_32": "「瘴気が……ッ!」",
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"385000832_33": "「セレナッ!」",
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"385000832_34": "「姉さんッ!?」",
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"385000832_35": "「セ、セレナさんを庇って、\\n 瘴気の中に飛び込んだデス……ッ!?」",
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"385000832_36": "「こんなの……、",
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"385000832_37": " どうってこと、ないわよ……ッ!」",
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"385000832_38": "「まさか、瘴気をさかのぼって、\\n エジソンのところまで行く気……?」",
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"385000832_39": "「姉さん、なんて無茶を……ッ!」",
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"385000832_40": "「無茶も無謀も承知の上ッ!\\n それでも、前に進まなければ切り拓けない運命があるなら――」",
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"385000832_41": "「わたしは進み続けるッ!」",
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"385000832_42": "(わたしだって、姉さんを支えたいのに……ッ!\\n もう、身体が思うように動かない……ッ)",
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"385000832_43": "「あなた……ッ!?」",
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"385000832_44": "「1人でやるより、みんなで……でしょ?\\n 仲間なんだから、ちゃんと頼って」",
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"385000832_45": "「――それに、放っておけない。セレナさんを\\n 護ろうとするあなたを見てると、わたしの翼を思い出すの」",
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"385000832_46": "「フッ……いいわ、付き合いなさいッ!」",
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"385000832_47": "「2人とも、何を……ッ!?」",
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"385000832_48": "「邪竜の瘴気は聖遺物由来のエネルギーッ!\\n だったらその力、利用できない道理はない――ッ!」",
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"385000832_49": "「まさか……邪竜の力を制御しようとしてるの……ッ!?\\n そんなの、身体がもたないッ!」",
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"385000832_50": "「やめて、姉さ――」",
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"385000832_51": "「違うデスッ!」",
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"385000832_52": "「え――?」",
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"385000832_53": "「今、言うべき言葉は、それじゃないデスッ!\\n 仲間だからこそ、かけるべき言葉があるデスッ!」",
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"385000832_54": "「……ッ!」",
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"385000832_55": "「……って」",
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"385000832_56": "「姉さんッ、頑張って――ッ!」",
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"385000832_57": "「クリスさんも、頑張るデスッ! 邪竜の意志なんて\\n ケチョンケチョンにしてやるデスよッ!」",
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"385000832_58": "「フフ……もちろん、そのつもり……ッ!」",
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"385000832_59": "「理解できない……ッ! なぜ諦めない、\\n 何を根拠に、貴様らは希望を繋ぐッ!?」",
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"385000832_60": "「1%とて成功率のない賭けに出るなど、\\n 正気の沙汰ではない……ッ! 気でも狂ったかッ!?」",
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"385000832_61": "「根拠とか、成功率とかッ!\\n そんなの知らないわよッ!」",
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"385000832_62": "「妹が――仲間が見てるのよッ!\\n 姉のわたしが、やらないわけにいかないでしょうがッ!」",
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"385000832_63": "「ここにいなくたって、背中を押してくれる人だっている――ッ」",
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"385000832_64": "「だから……応えてッ!」",
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"385000832_65": "「ガングニール――ッ!」\\n「イチイバル――ッ!」"
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