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{
"103500811_0": "エピローグ",
"103500811_1": "「あああ~、涼しい~……極楽極楽、至極極楽……。\\n やっぱ博物館は夏に限るね」",
"103500811_2": "「展示品のいくつか壊れたり、無くなったりしたみたいだけど、\\n それでも、何とか開催できたみたいで本当に良かった」",
"103500811_3": "「うん……そだね」",
"103500811_4": "「ねぇねぇ。今さらだけど、なんでギリシャとエジプトで\\n 一緒に展示やってんの ひょっとして抱き合わせ」",
"103500811_5": "「ははは。抱き合わせときたかー」",
"103500811_6": "「そうじゃなくてですね……ギリシャとエジプトは地中海を\\n 挟んで、昔からお互いに影響を与えあった文明なんですよ」",
"103500811_7": "「うん。ヘレニズム文明、っていうよね?」",
"103500811_8": "「ヘレニズム? どういう意味?」",
"103500811_9": "「ヘレンはギリシャ人が『自分たち』を表した言葉で、\\n ヘレニズムは『ギリシャ風の』という意味になるんです」",
"103500811_10": "「世界史の授業でやったでしょ?」",
"103500811_11": "「そだっけ?」",
"103500811_12": "「ええ。しかもクレオパトラで有名なプトレマイオス朝は、\\n ギリシャ――正確にはマケドニアに端を発する王朝ですしね」",
"103500811_13": "「え? ギリシャの人がエジプトの王様やってたの?\\n それ、なんかおかしくない」",
"103500811_14": "「まあ、そういう時代でしたから……」",
"103500811_15": "「しっかしみんな、よくそんなこといちいち覚えてるよねー。\\n ホント、感心するよー」",
"103500811_16": "「あんたはマンガとアニメの設定以外覚えないからねー」",
"103500811_17": "「なんかエジプトもののアニメが始まったら覚えるよ」",
"103500811_18": "「やれやれ……」",
"103500811_19": "「おや、これは、これは……」",
"103500811_20": "「流石にこれは覚えてるでしょー」",
"103500811_21": "「もちろんッ! いい?\\n これはね、古代エジプト第18王朝のファラオ――」 ",
"103500811_22": "「ツタンカーメンだよ」 ",
"103500811_23": "「おおおおお~ッ!」",
"103500811_24": "「え、響ッ!?」",
"103500811_25": "「ちょーっとッ! あたしが言おうとしてたのにー。\\n ……って、まさか、あんたが覚えてるなんてッ」",
"103500811_26": "「忘れるわけないよ。\\n だって、わたしの友達なんだもんッ」",
"103500811_27": "「はああああ~ッ!?」",
"103500811_28": "「……もう、響ったら」",
"103500811_29": "「だいじょうぶ、ビッキーッ!?\\n この暑さにやられちゃったの」",
"103500811_30": "「いつも通りと言えば、\\n いつも通りの立花さんではありますが……」",
"103500811_31": "「一瞬とはいえ、マジで腰が抜けかけたわよ。\\n 槍でも降ったらどうするのよ……」",
"103500811_32": "「……あ、まさかあんた、登校日提出の課題、とっくに済ませてる\\n とか言い出さないわよね それこそ槍じゃすまないわよ」",
"103500811_33": "「課題? そんなの済ませてるわけないじゃん。\\n あははははッ」",
"103500811_34": "「えーっと……あのね、響……。\\n それじゃいけないと思うのはわたしだけなのかなあ」",
"103500811_35": "「だいじょうぶ、なんとかなるって」",
"103500811_36": "「へいき、へっちゃら、だよ?」",
"103500811_37": "「もう……そういう時につかう言葉じゃないと思う……」",
"103500811_38": "「即席仕立ての哲学兵装……\\n それでも、なかなか頑張ってくれたワケダ」",
"103500811_39": "「でも、お目当ての品を奪うのに、\\n ちょっと派手すぎやしなかった」",
"103500811_40": "「こちらの狙いを隠すため、\\n あえて派手な目くらましをかけたのよ」",
"103500811_41": "「アンティキティラの歯車は、\\n ギリシャ由来の広く知られた聖遺物……」",
"103500811_42": "「それが奪われたとなれば、\\n 連中に統制局長の計画を気づかれる恐れもあるわ」",
"103500811_43": "「破損品と遺失品。それらに紛れさせることで存在を……\\n 奪われた事実を目立たなくしたワケダね」",
"103500811_44": "「ええ、そういうこと」",
"103500811_45": "「それにしても無視できないのはシンフォギアね。\\n あの力、あーしたちでも手を焼くかもよ」",
"103500811_46": "「だからこそ、まずは利用させてもらうの」",
"103500811_47": "「南米での宝探し……\\n 装者を倒すのは、それからでも遅くないわ」"
}