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JSON
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{
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"329000942_0": "「うおおおおおお――ッ!!」",
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"329000942_1": "「終わりだ、ノエル」",
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"329000942_2": "「まだ……まだ終わるわけにはいかないッ!」",
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"329000942_3": "「この力――まさか全ての想い出を焼却し\\n 力へと変えるつもりかッ!」",
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"329000942_4": "「ああ、そしてキャロル、お前を殺すッ!」",
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"329000942_5": "「世界への復讐を、パパの無念を晴らすためにッ!」",
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"329000942_6": "「それは間違いだと言っているッ!」",
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"329000942_7": "「パパは復讐も破壊も、\\n 最後まで望まなかったッ!」",
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"329000942_8": "「五月蠅い五月蠅い五月蠅いッ!」",
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"329000942_9": "「お前などッ!\\n この呪われた世界諸共、消えてしまえええええ――ッ!!」",
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"329000942_10": "「おおおおお――ッ!!」",
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"329000942_11": "「キャロルちゃんッ!!」",
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"329000942_12": "「この威力ッ! \\n 1人で受け止めるのは無茶だッ!」」",
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"329000942_13": "「だが、これだけはオレが受け止めねばならぬッ!」",
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"329000942_14": "「ノエルのこの想いだけはッ!」",
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"329000942_15": "「どうしてッ!?」",
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"329000942_16": "「ノエルが抱いたこの闇は、オレ自身の闇……」",
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"329000942_17": "「オレがあいつに押しつけてしまったものなのだからッ!」",
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"329000942_18": "「キャロルちゃん……」",
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"329000942_19": "「なら……信じるよッ!\\n 今のキャロルちゃんの想いをッ!」",
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"329000942_20": "「ああ、見届けてやるさ。\\n お前の決意ってやつをッ!」",
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"329000942_21": "「そして、預けよう。\\n わたしたちの命運をッ!」",
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"329000942_22": "「だから……絶対に負けんじゃねえぞッ!」",
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"329000942_23": "「――ッ!?」",
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"329000942_24": "(なんだこの、背中を押されるような温かい力はッ!?)",
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"329000942_25": "(これが、想い――人と人を繋ぐ、力なのかッ!!)",
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"329000942_26": "(これがパパが希った力だと言うのかッ!)",
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"329000942_27": "「ならば――」",
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"329000942_28": "「負ける道理はないッ!」",
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"329000942_29": "「過ちに走った昔の己の心などにはッ!」",
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"329000942_30": "「なぜならば――」",
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"329000942_31": "「<size=40>今のオレは、1人ではないからだ――ッ!!</size>」",
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"329000942_32": "「今度こそ、終わったのか――?」",
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"329000942_33": "「ああ……あらゆる不浄を浄化するラピスの力。\\n その力を極大まで引き出した、キャロルの勝利だ」",
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"329000942_34": "「それじゃ、ノエルって子は……」",
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"329000942_35": "「消えちまったのか?」",
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"329000942_36": "「……ここにいる」",
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"329000942_37": "「キャロルちゃんッ!」",
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"329000942_38": "「ノエルの体内に根付いた呪いの力を浄化したことで、\\n ダインスレイフとの融合が解けたのだ」",
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"329000942_39": "「だが……」",
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"329000942_40": "「身体が、消えかかってる?」",
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"329000942_41": "「そうか、想い出を焼却しきって……」",
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"329000942_42": "「……ボクは……?」",
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"329000942_43": "「オレの想い出を受け取れ、ノエル」",
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"329000942_44": "「そうすれば、お前はまだ生き延びられる」",
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"329000942_45": "「オレと共に生きて、\\n これまでの罪を償うんだ」",
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"329000942_46": "「なんて哀しい瞳……」",
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"329000942_47": "「でもボクは……そんな哀しい記憶、いりません……」",
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"329000942_48": "「ボクには、きっと、耐えられない。\\n これ以上の悲しみには」",
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"329000942_49": "「ノエル、何を……?」",
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"329000942_50": "「ボクが覚えてるのは、パパの顔だけ……」",
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"329000942_51": "「とっても哀しい顔で、ボクを見下ろしている……」",
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"329000942_52": "「それは――」",
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"329000942_53": "「でも……きっと、ボクは死んでも、\\n パパには会えない……」",
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"329000942_54": "「パパとの約束、\\n たくさん破っちゃったみたいだから……」",
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"329000942_55": "「そんなことはない、\\n それはお前のせいなどでは、決して――」",
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"329000942_56": "「パパ……ごめん、ね……」",
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"329000942_57": "「ノエルッ!!」",
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"329000942_58": "「…………」",
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"329000942_59": "「……すまない、ノエル」",
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"329000942_60": "「お前にその悲しみを負わせたのは、\\n このオレだ……」"
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