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JSON
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"364000132_0": "「まずは、動きを止めますわッ!」",
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"364000132_1": "「見かけ倒しねッ!\\n あたしの矢のほうが速い……ッ!」",
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"364000132_2": "「よし、トドメ――」",
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"364000132_3": "「待ってくださいッ!\\n ……何かおかしくないですか?」",
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"364000132_4": "「おかしいって?」",
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"364000132_5": "「倒れている人たちに、\\n 目立った外傷がありません」",
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"364000132_6": "「あ、本当だッ!\\n この怪物に攻撃された痕がないッ!?」",
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"364000132_7": "「なら、この人たちは\\n どうして苦しんでいるのでしょう?」",
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"364000132_8": "「それは――」",
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"364000132_9": "「う、う……」",
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"364000132_10": "「うがあああああああッ!」",
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"364000132_11": "「がはあああああああッ!」",
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"364000132_12": "「ウ……ソ、でしょ……?」",
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"364000132_13": "「そんな……わたしたちが戦っていた怪物は……」",
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"364000132_14": "「来るわッ!」",
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"364000132_15": "「グルゥ……ッ!」",
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"364000132_16": "「く……ッ!\\n こんなの、どうしたら……」",
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"364000132_17": "「そんなの、決まってるッ!」",
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"364000132_18": "「戦うべき相手だとしても、\\n それ以上に救うべき人々なんだッ!」",
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"364000132_19": "「そうだよ……」",
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"364000132_20": "「身体は変わっても、きっと心は残してる。\\n だから、助けてあげなきゃッ!」",
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"364000132_21": "「あの時、装者のみんなが\\n 怪物になりかけたあたしを助けてくれたみたいに……ッ!」",
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"364000132_22": "「そうですわね。\\n きっとこの人たちも、元に戻す手段があるはずです」",
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"364000132_23": "「よし、距離を取って様子を見つつ――」",
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"364000132_24": "「ギヤアアアアアアッ!」",
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"364000132_25": "「――え?」",
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"364000132_26": "「う……あ……」",
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"364000132_27": "「急いで止血をッ!\\n ……駄目……傷が深すぎて……ッ!」",
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"364000132_28": "「…………」",
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"364000132_29": "「そんな……。\\n もう、事切れて……?」",
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"364000132_30": "「誰がやったんだ……」",
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"364000132_31": "「この人を殺したのは、\\n どこのどいつだぁああああああああああああああああああッ!」",
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"364000132_32": "「お前たち……。\\n 自分が、何をやったか――」",
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"364000132_33": "「ええ、分かっているわ」",
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"364000132_34": "「救ってあげたのよ。絶望からね」"
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