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2019-10-25 17:33:24 -04:00

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{
"329000641_0": "「向こうの世界でそんなことがあったとはな」",
"329000641_1": "「まさかあの世界にキャロルまでいたなんて」",
"329000641_2": "「何度か行き来してたけど、全然気づかなかったデス」",
"329000641_3": "「ずっと向こうに行きっぱなしというわけではないもの。\\n わたしたちが知りうるのは、その世界のごくごく一部よ」",
"329000641_4": "「それじゃ、やっぱりボクが見た夢は……」",
"329000641_5": "「夢?」",
"329000641_6": "「ここ数日、何度かキャロルの夢を見たんです」",
"329000641_7": "「最初はボクの記憶が構築した、\\n ただの夢だと思ったんですが……」",
"329000641_8": "「途中から、明らかにボクの記憶に無い情報まで\\n 混じりだしたんです」",
"329000641_9": "「記憶に無い情報?」",
"329000641_10": "「はい。キャロルが黒い騎士に追いやられて、\\n チフォージュ・シャトーから逃げ出すところも見ました」",
"329000641_11": "「確か、その黒騎士の画像なら、\\n 持ち帰ったデータに入ってたはずだ」",
"329000641_12": "「ええと……はい、ありましたッ!」",
"329000641_13": "「……ボクの見た夢と瓜二つです」",
"329000641_14": "「マジかよ」",
"329000641_15": "「はい。でもその夢の中では、\\n オートスコアラーたちはキャロルを護って残っていました……」",
"329000641_16": "「確か以前も、並行世界間の同一人物の間で、\\n 精神的な相互影響が見られた事例があったな」",
"329000641_17": "「はい……もう1人の響ちゃんの件とかです」",
"329000641_18": "「最近では緒川さんの件でも、影響があったみたいですね」",
"329000641_19": "「はい。今回もそれらと同様に、向こうのボク……。\\n いいえ、キャロルとの意識の混線が起きているんだと思います」",
"329000641_20": "「意識の混線……?」",
"329000641_21": "「はい。それらの混線や相互影響は、恐らくは\\n 強烈な精神的負荷を受けた際に引き起こされるものだと思います」",
"329000641_22": "「どうしてエルフナインに起きるデスか?」",
"329000641_23": "「この肉体は本来キャロルのもの、\\n だからボクとの混線が起きたのでしょう」",
"329000641_24": "「エルフナインとキャロルの意識が……」",
"329000641_25": "「どうだ、様子は?」",
"329000641_26": "「幸いバイタルは安定しつつありますが、\\n 意識の方はまだ……」",
"329000641_27": "「…………」",
"329000641_28": "「う……」",
"329000641_29": "「パ、パ……」",
"329000641_30": "「キャロルちゃんッ!?」",
"329000641_31": "「意識が戻ったか?」",
"329000641_32": "「いえ、意識レベルは、依然低いままです」",
"329000641_33": "「怖い夢を見てるのかな……?」",
"329000641_34": "(キャロルちゃん……。\\n 今度は、必ず助けるからね",
"329000641_35": "(パパが……また夜遅くまで1人で研究を続けている)",
"329000641_36": "(遺跡の探索から帰ってきたパパは、\\n いつも以上に、研究に没頭するようになった",
"329000641_37": "(パパが、熱心に研究していたモノ……)",
"329000641_38": "(そう、あれは……分解を目的とした解析機――\\n 今で言うアルカ・イズの研究だった",
"329000641_39": "(でも、その時、オレはそれを知らなくて……)",
"329000641_40": "「パパ――ッ!」",
"329000641_41": "「パパ、何処にいるのー?」",
"329000641_42": "「キャロル、こっちだよ」",
"329000641_43": "「パパ、やっと見つけた」",
"329000641_44": "「どうかしたのかい?」",
"329000641_45": "「食事の用意ができたから呼びに来たの」",
"329000641_46": "「おっと、もうそんな時間だったのか……」",
"329000641_47": "「……ねえ、パパ。\\n このヘンテコな物は何」",
"329000641_48": "「これかい? そうだな……分解解析機のプロトタイプ\\n と言ったところかな」",
"329000641_49": "「分解解析機?」",
"329000641_50": "「この間、遺跡を探索していて遂に見つけたんだよッ!\\n 先史文明期の遺産、これの設計図の一部を」",
"329000641_51": "「……この設計図に描かれる絵……何処かで……」",
"329000641_52": "「――ッ!?\\n これってもしかして、人間を炭に変えちゃうあの魔物ッ」",
"329000641_53": "「パパッ! こんなの造っちゃダメだよッ!」",
"329000641_54": "「安心して、キャロル。\\n もちろん、人間を炭にするために造るわけじゃない」",
"329000641_55": "「本当に?」",
"329000641_56": "「キャロルが悲しむことを、パパがするはずないだろう?」",
"329000641_57": "「……うん」",
"329000641_58": "「これはね。森羅万象を読み解くために、\\n 人類のために必要なものになるんだよ」"
}