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"329000321_0": "「は~あ……。\\n またまたマスターにこっぴどく叱られちゃったわねえ」",
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"329000321_1": "「仕方ありませんわ。\\n マスターの介入がなければ、今頃、私たちは――」",
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"329000321_2": "「ほんのちょっぴりだけど、危なかったんだゾ」",
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"329000321_3": "「破壊されることこそが我らの存在意義。\\n とはいえ――」",
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"329000321_4": "「ええ。錬金術師に倒されたのでは、意味がないですわ」",
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"329000321_5": "「それでは、スコアが完成しませんものね……」",
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"329000321_6": "「故に。次からは交戦せず離脱に徹せよとの厳命だ」",
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"329000321_7": "「それにしてもさあ、\\n 最近のマスターったら、いつもご機嫌斜めで困るわー」",
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"329000321_8": "「相手はこっちが逃げようとしても、\\n 黙って逃がしてくれるような奴らじゃないのにね」",
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"329000321_9": "「敵はマスターと同じ錬金術師。\\n しかも、向こうは協会のお偉いさん……」",
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"329000321_10": "「ラピス・フィロソフィカス。\\n 派手に恐ろしい輝きだった」",
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"329000321_11": "「再び出会えば、こちらが意図せずとも、派手に戦闘になるだろう」",
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"329000321_12": "「だったら倒してしまえばいいんだゾ。\\n 逃げるよりそっちの方がわかりやすいゾ」",
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"329000321_13": "「それができたら世話はないっての。\\n この単細胞」",
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"329000321_14": "「ええ……あの仲良し3人組とまとめて\\n 相手にするのは正直、厳しいですわね……」",
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"329000321_15": "「ならば、分断させる必要があるか」",
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"329000321_16": "「揃ってますね」",
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"329000321_17": "「はい、マスター」",
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"329000321_18": "「ご命令ですか?」",
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"329000321_19": "「ターゲットの反応がありました。\\n すぐに反応地点へ向かいなさい」",
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"329000321_20": "「了解で~す」",
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"329000321_21": "「ほら、さっさと行くぞッ!」",
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"329000321_22": "「わかったゾッ!\\n 悪い奴はさっさと片付けるに限るんだゾッ!」",
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"329000321_23": "「ですが、また協会の錬金術師に来られると面倒ですわね……」",
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"329000321_24": "「ならば、我らが陽動を仕掛けるまで」",
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"329000321_25": "「せいぜい派手に暴れて目をひくこととしよう」",
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"329000321_26": "「ええ、では参りましょうか」",
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"329000321_27": "「陽動は、派手なほどいい」",
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"329000321_28": "「同感ですわね」",
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"329000321_29": "「きゃあッ! 化け物よッ!」」",
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"329000321_30": "「騒げ、泣け、喚けッ!\\n 地平の彼方まで響く角笛の様にッ!」",
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"329000321_31": "「ついでに想い出の採取も行える――」",
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"329000321_32": "「ひッ!? た、助けてッ!!」",
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"329000321_33": "「う……むぐッ!?」",
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"329000321_34": "「あああ……」",
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"329000321_35": "「――はあ。\\n まさに一石二鳥というものですわ」",
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"329000321_36": "「さて、うまいこと釣れるかしら?」",
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"329000321_37": "「釣れなければ釣れるまで続けるだけ」",
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"329000321_38": "「まあ、そういうことですわね」",
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"329000321_39": "「アルカ・ノイズの反応を検知ッ!」",
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"329000321_40": "「来たかッ!」",
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"329000321_41": "「座標特定――近隣の市街地の様ですッ!」",
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"329000321_42": "「反応数、尚も増大中ッ! 召喚者が存在する模様ッ!」",
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"329000321_43": "(これみよがしにアルカ・ノイズを用いた大規模な襲撃。\\n それが意味するところは――)",
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"329000321_44": "「司令ッ! 装者の出撃は――」",
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"329000321_45": "「……すぐに奏を現場へ向かわせろッ!」",
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"329000321_46": "「了解しましたッ!」",
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"329000321_47": "(わかっていても、我々二課の戦力だけでは、\\n どうしても後手に回ってしまう。ならば――)",
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"329000321_48": "「錬金術師協会の者たちに回線を繋げッ!」",
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"329000321_49": "「きょ、共同戦線を張るつもりですかッ!?」",
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"329000321_50": "「ああ。非公式ではあるがな。\\n 至急繋いでくれッ!」",
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"329000321_51": "「了解しましたッ! 呼び出しますッ!」",
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"329000321_52": "「――はい。\\n そちらで何か?」",
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"329000321_53": "「アルカ・ノイズとオートスコアラーたちが現れたようだ。\\n 今、奏を現場に向かわせている」",
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"329000321_54": "「なるほど。それでオートスコアラーの数は?」",
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"329000321_55": "「今、確認している。\\n ――藤尭ッ!」",
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"329000321_56": "「はいッ! 映像来ましたッ!」",
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"329000321_57": "「偵察機からの映像解析では、\\n 現在2機までが確認されていますッ!」",
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"329000321_58": "「ファラとレイアと呼ばれる機体と同定ッ!」",
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"329000321_59": "「2機だけ、か……」",
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"329000321_60": "「これは、ひょっとすると……」",
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"329000321_61": "「……やはり君も引っかかるようだな」",
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"329000321_62": "「そちらもそうなら、話が早い。\\n ……1つ、提案だ」",
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"329000321_63": "「聞こう。話してくれ」",
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"329000321_64": "「なるほどな。\\n そのように手配しよう」",
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"329000321_65": "「助かる。それでは私たちは現場へ向かう」",
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"329000321_66": "「ああ。奏のことを頼む。\\n 少しばかり直情に過ぎるところがあるが、悪いやつではない」",
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"329000321_67": "「私たちはただ、私たちの任務を遂行するのみ。\\n それ以上のことを期待されても困る」",
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"329000321_68": "「それで構わんさ。\\n それが我々の助力となると信じている」",
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"329000321_69": "「……食えない人物だな、あなたは」",
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"329000321_70": "「フッ」",
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"329000321_71": "「それではまた後で」",
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"329000321_72": "「ああ、頼んだ」"
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