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JSON
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{
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"326001522_0": "「どうして……なんでッ!」",
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"326001522_1": "「…………」",
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"326001522_2": "「たかが装者なんかに、マリスシードが負けるの……?\\n 信じられない……」",
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"326001522_3": "「ベルちゃん……」",
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"326001522_4": "「はあ……、もう、せっかくのプレゼントだったのに……。\\n 全部台無しになっちゃった」",
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"326001522_5": "「じゃあね、響。\\n ……次こそ、絶望の歌を聴かせてね?」",
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"326001522_6": "「……わたしはそんな歌は唄わないよ」",
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"326001522_7": "「わたしが唄うのは、いつだって――――」",
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"326001522_8": "「響ッ!?」",
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"326001522_9": "「あ、未来……。えへへ、ただいま……」",
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"326001522_10": "「もう……、お帰りなさい……。\\n 本当によかった……」",
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"326001522_11": "「……まったく、心配かけんな」",
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"326001522_12": "「クリスちゃんもごめんね。\\n でも、ありがとう」",
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"326001522_13": "「立花……。お前というやつは――」",
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"326001522_14": "「しかし、もう大丈夫なんだな?」",
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"326001522_15": "「はい、翼さん」",
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"326001522_16": "「お帰りなさいデスッ!」",
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"326001522_17": "「きっと戻ってくるって信じていました」",
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"326001522_18": "「お帰りなさい」",
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"326001522_19": "「うん、ただいまッ!」",
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"326001522_20": "「これで一件落着ね。もう……、驚いたわ」",
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"326001522_21": "「ああ。向こうで異物を倒したと思ったら、\\n まだ終わってない、なんてことになってたからな……」",
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"326001522_22": "「マリアさん、奏さんも。\\n ありがとうございました」",
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"326001522_23": "「ええ。向こうでのことは覚えているのよね?」",
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"326001522_24": "「はい。だから、わたしは戦えたんです」",
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"326001522_25": "「あたしたちの戦いも無駄じゃなかったってことか。\\n そいつはよかった」",
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"326001522_26": "「響さん……あの、戻ってきてくれて、\\n ボクは、ボクは……、ううううッ……」",
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"326001522_27": "「わあッ!? エルフナインちゃん、泣かないでッ!\\n ほら、もうこんなに元気だからッ!!」",
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"326001522_28": "「ううう……すびばせん……」",
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"326001522_29": "「だけど、一体どうやったんだ?」",
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"326001522_30": "「エルフナインの言っていた方法が、うまくいったということ?」",
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"326001522_31": "「エルフナインちゃんの方法?」",
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"326001522_32": "「はい、あの状況で残された方法、\\n それは響さん自身で、悪意に打ち勝つことしかありません」",
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"326001522_33": "「仮想脳領域内でのことは、響さん自身にも共有されている。\\n そこで、一度打ち勝っているのなら――」",
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"326001522_34": "「響さん自身の脳領域でも、\\n 勝てる可能性はあると思ったんです」",
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"326001522_35": "「でも、仲間もいない、たった1人の状況で打ち勝つなんて、\\n 本当にすごいですッ!」",
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"326001522_36": "「……1つだけ、間違ってるかな」",
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"326001522_37": "「え?」",
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"326001522_38": "「わたしは1人じゃないから、解決できたの。\\n みんなのおかげで、戻ってこれたんだよ」"
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