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2019-10-25 17:33:15 -04:00

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{
"316001011_0": "花咲く笑顔",
"316001011_1": "「…………」",
"316001011_2": "「風鳴司令、何か?」",
"316001011_3": "「彼と少し話をさせてくれ」",
"316001011_4": "「ですが、この男は一刻も早く本国に移送するように命令が――」",
"316001011_5": "「時間は取らせん。頼む」",
"316001011_6": "「はッ……」",
"316001011_7": "「オズワルド……」",
"316001011_8": "「敗残者を笑いに来たのか? 良い趣味だな」",
"316001011_9": "「冗談はいい。どうしてこんなことを?」",
"316001011_10": "「私に理由を問うのか? お前ならば知っているはずだろう」",
"316001011_11": "「ああ……そうだな。\\n だが、他にやりようはなかったのか」",
"316001011_12": "「お前は、私の判断が間違いだったというのか?」",
"316001011_13": "「お前たちのおかげでヴィマーナを失い、全て潰えたと思ったが、\\n それは誤りだと気づいたよ」",
"316001011_14": "「結果はどうあれ、これで世界の変革は始まる。\\n 私はやり遂げたのだ」",
"316001011_15": "「例え一時でも聖遺物の可能性を示せたのだから、\\n 私は満足しているよ」",
"316001011_16": "「オズワルド…………」",
"316001011_17": "「これ以上話すことはない」",
"316001011_18": "「よろしいでしょうか」",
"316001011_19": "「……ああ。すまなかった」",
"316001011_20": "「またな、八紘。かつての我が友よ」",
"316001011_21": "「ああ……、オズワルド」",
"316001011_22": "「オズワルド……」",
"316001011_23": "「確かにお前は昔から頭脳明晰だがそれ以上に野心家で……。\\n 私はそこに惹かれつつも、内心で危惧を抱いていた」",
"316001011_24": "「シンフォギア装者――」",
"316001011_25": "「彼女の死が無ければ、\\n お前がこんな道を選ぶことは……なかったはずだ」",
"316001011_26": "「その後、オズワルド氏はどうなったのですか?」",
"316001011_27": "「彼の身柄が米政府に引き渡されたのは知っているな」",
"316001011_28": "「はい、そこまでは」",
"316001011_29": "「その後、私は国連に呼びかけてNEXTとその上部組織F.I.S.、\\n そして米政府に対する査察を要求し、実施しているところだ」",
"316001011_30": "「米政府……ですか?」",
"316001011_31": "「どうしてそんなところまで?」",
"316001011_32": "「今回の件、いくら特殊研究機関NEXTの所長とはいえ、\\n オズワルドの単独でなし得ることではない」",
"316001011_33": "「異端技術で建造された船体を維持、研究するだけでも、\\n 莫大な予算と人手と資材が必要だ」",
"316001011_34": "「つまりF.I.S.や米国政府が全く知らないわけがないってことか」",
"316001011_35": "「その通りだ」",
"316001011_36": "「それで、査察の結果はどうなったんですか?」",
"316001011_37": "「結局のところ、米国側は全ての責任をオズワルドだけに被せ、\\n 知らぬ存ぜぬで通す腹の様だ」",
"316001011_38": "「蜥蜴の尻尾切りということですか」",
"316001011_39": "「そんな……」",
"316001011_40": "「米国もF.I.S.も、ヴィマーナの強大すぎる力を知るや否や、\\n 関係資料の隠滅や関係者の口封じに動いていたようだ」",
"316001011_41": "「老獪もすぎると醜悪ですね……」",
"316001011_42": "「それじゃ、シャロンちゃんのお父さんは……」",
"316001011_43": "「国家に無断で私的研究に膨大な国家予算を投じ、\\n かつ非人道的研究を行った咎で、米国から提訴されるだろう」",
"316001011_44": "「はッ。政治家どものやりそうなことだ」",
"316001011_45": "「我々も、出来るだけの手は尽くすつもりだ」",
"316001011_46": "「確かに彼は償うべき罪は大きい。\\n だが全ての咎を負わせて闇に葬ることだけは許してはならん」",
"316001011_47": "「他ならぬ、シャロンのためにもな」",
"316001011_48": "「……お願いします」",
"316001011_49": "「ところで、ヴィマーナはその後どうなったんですか?」",
"316001011_50": "「あのまま海へと墜落、そのまま沈んだため、\\n サルベージはまず無理だろう」",
"316001011_51": "「それでよかったのかもな。\\n そもそも、あんなもんに頼ったのが間違いだったんだ」",
"316001011_52": "「ああ……そうだな」",
"316001011_53": "「ですが、それでは今後のノイズ対策は……」",
"316001011_54": "「シンフォギア・システムの研究を進めるつもりだ」",
"316001011_55": "「オズワルドは、欠陥品などと言っていたが、君たちを見て、\\n シンフォギアには無限の可能性があるとわかった」",
"316001011_56": "「無論、F.I.S.のような非人道的な方法ではなく、\\n 我々は我々のやり方でな」",
"316001011_57": "「そうか」",
"316001011_58": "「だとしても、当分先のことになるだろうがね。\\n 今後、時間をかけて探っていくことになるだろう」",
"316001011_59": "「1日も早くそうなることを祈っています」",
"316001011_60": "「シャロンちゃんの姉妹たちは、どうなりました?」",
"316001011_61": "「オズワルドの娘たち――研究のために養子にされた子らも、\\n もれなくヤントラ・サルヴァスパを移植されていたそうだ」",
"316001011_62": "「分かってはいたが……」",
"316001011_63": "「改めてそう聞かされると、身につまされるものがあるな……」",
"316001011_64": "「それじゃ、融合症例を……」",
"316001011_65": "「ああ」",
"316001011_66": "「今後は我々の関連医療機関で引き取り、発作を抑える薬を\\n 処方しつつ、地道な治療を進めていくことになる」",
"316001011_67": "「ですが、よく米国が許しましたね?」",
"316001011_68": "「被害者たちを米政府の管理下にはおけぬと\\n 国連人権委員会から勧告させ、承諾させた」",
"316001011_69": "「今回の件、全てオズワルドの暴走という体を取っても、\\n 彼らの監督責任までは免れないからな」",
"316001011_70": "「無論、彼女たちの治療と生活にかかる費用は\\n 全て米国に出させるがね」",
"316001011_71": "「なかなかやるじゃねえか」",
"316001011_72": "「今度こそ彼女たちを大人たちの道具にはさせないと、\\n 君たちにかけて誓おう」",
"316001011_73": "「それが、今まで何もしてこなかった我々の、せめてもの償いだ」",
"316001011_74": "「……ありがとうございます」",
"316001011_75": "「お姉ちゃんたち、遅いよッ!」",
"316001011_76": "「あ、シャロンちゃん。ごめんごめんッ!」",
"316001011_77": "「もう、早く行こうよッ!」",
"316001011_78": "「うん、ちょっと待ってね」",
"316001011_79": "「もうそんな時間だったか。\\n では、難しい話はこれまでにしておこう」",
"316001011_80": "「用意ならば出来ている。大いに楽しんでくれ」",
"316001011_81": "「やったッ!」",
"316001011_82": "「よおし、それじゃ行こうか」",
"316001011_83": "「うんッ! 翼お姉ちゃんもクリスお姉ちゃんも早くねッ!」",
"316001011_84": "「ああ。すぐ行く」",
"316001011_85": "「わかったって」",
"316001011_86": "「それじゃ……」",
"316001011_87": "「かんぱーいッ!!」",
"316001011_88": "「シャロンちゃんの二課歓迎パーティ、開けてよかったね」",
"316001011_89": "「シャロンの姉妹たちも後から日本に来るならば、\\n 彼女たちが到着してからの方がよかったのだが……」",
"316001011_90": "「あたしらがいつまでもいられないからな。\\n 悪い」",
"316001011_91": "「ううん。みんなが来たら、\\n その時はまたパーティするよ」",
"316001011_92": "「今日はこの部屋の家族でパーティできて、うれしい」",
"316001011_93": "「家族……か。\\n うん、そうだね。わたしたち、家族だよね」",
"316001011_94": "「ああ。光栄だ」",
"316001011_95": "「そういうの、いちいち口に出すなよ。\\n 恥ずかしいだろ」",
"316001011_96": "「だが否定しないということは、\\n まんざらでもないのだろう」",
"316001011_97": "「だからいちいち突っ込むなっての……」",
"316001011_98": "「ハハハッ!」",
"316001011_99": "「それよりごちそう、いっぱいだよッ!」",
"316001011_100": "「ほらほら、早く食べようよッ!」",
"316001011_101": "「シャロンはそんなに食いしん坊だったのか?」",
"316001011_102": "「だってこんな色んなごちそう、初めて見たから」",
"316001011_103": "「なんだか、月読や暁たちと話が合いそうだな」",
"316001011_104": "「まあ、こいつもF.I.S.関係者だし。\\n 従姉妹みたいなもんだろ」",
"316001011_105": "「美味しいッ! すごく美味しいよ、響お姉ちゃんッ!」",
"316001011_106": "「食べさせてあげる。\\n あーんして」",
"316001011_107": "「ハハ……なんだか照れちゃうなあ」",
"316001011_108": "「よく言うよ。\\n 家じゃあいつにいつもやってもらってるんだろ」",
"316001011_109": "「えッ!? い、いつもなんかじゃないよ。\\n たまにだって」",
"316001011_110": "「たまにはしているのだな……」",
"316001011_111": "「なら、わたしの方がいっぱいいっぱいしてあげるッ!」",
"316001011_112": "「アハハ……参ったなー」",
"316001011_113": "「食べてくれないの?」",
"316001011_114": "「食べる食べるッ! シャロンちゃんがくれるお料理なら\\n いっくらでも食べちゃうからッ」",
"316001011_115": "「よかったー」",
"316001011_116": "「珍しい光景だな。いつも人を振り回してばかりの立花が、\\n 終始、振り回されっぱなしとは」",
"316001011_117": "「あのチビ、急に元気になりやがって。\\n まるで別人だろ」",
"316001011_118": "「だが、あれこそが本来の彼女なのだろう」",
"316001011_119": "「あの輝く笑顔を取り戻せたことを、\\n わたしたちの誇りとしようじゃないか」",
"316001011_120": "「ああ……そうだな」",
"316001011_121": "「翼さんもクリスちゃんも、\\n そんなところでなにヒソヒソ話してるの」",
"316001011_122": "「こっち来て一緒にトランプやろうよ」",
"316001011_123": "「そうだな。\\n わたしたちもシャロンを見習ってもっと楽しむとするか」",
"316001011_124": "「だな。今日は夜通し、バカ騒ぎとしゃれ込むか」",
"316001011_125": "「おい、チビ。この間の負け、全部返してやるからなッ!」",
"316001011_126": "「チビなんていうクリスお姉ちゃんには負けてあげないよーだ」",
"316001011_127": "「お? 言ったな、こいつッ! 吠え面かかせてやるからなッ!」",
"316001011_128": "「アハハハッ!」",
"316001011_129": "「本当に今日、帰らないと駄目?」",
"316001011_130": "「しつこいな。何度目だ」",
"316001011_131": "「だってッ!\\n もう少しこっちにいても……」",
"316001011_132": "「並行世界の住人のわたしたちが、用もないのにいつまでも\\n こちらの世界にはいるわけにはいかないからな」",
"316001011_133": "「そういうことだ」",
"316001011_134": "「で、でも……」",
"316001011_135": "「響お姉ちゃん、帰らないとダメだよ」",
"316001011_136": "「シャロンちゃん……」",
"316001011_137": "「お姉ちゃんには、お姉ちゃんの世界を護る\\n 大切な役目があるんでしょ」",
"316001011_138": "「それは、分かってるけど……」",
"316001011_139": "「でも……シャロンちゃん、大丈夫なの?」",
"316001011_140": "「……うん。わたしなら、もう大丈夫だよ」",
"316001011_141": "「だって、響お姉ちゃんたちが、\\n わたしの居場所を作ってくれたから」",
"316001011_142": "「八紘おじさんたちも、\\n お姉ちゃんと妹たちを助け出してくれたから」",
"316001011_143": "「だから、もう大丈夫だよ。\\n 心配しないで」",
"316001011_144": "「そっか……うん。なら、よかった」",
"316001011_145": "「本当に、よかったよー……」",
"316001011_146": "「おい、泣くなって」",
"316001011_147": "「な、泣いてなんかないよッ!」",
"316001011_148": "「フフ……」",
"316001011_149": "「それじゃ……わたしたち、行くね、シャロンちゃん」",
"316001011_150": "「短い間だったが、楽しかった」",
"316001011_151": "「うん……わたしも」",
"316001011_152": "「元気でな、チビ」",
"316001011_153": "「次に会う時は、きっとチビじゃないよ」",
"316001011_154": "「だな……ちゃんと大きくなれよ」",
"316001011_155": "「あのね、響お姉ちゃん」",
"316001011_156": "「なあに?」",
"316001011_157": "「わたし、頑張って響お姉ちゃんみたいになるからッ!」",
"316001011_158": "「シャロンちゃん……」",
"316001011_159": "「うん。きっとシャロンちゃんならなれるよ」",
"316001011_160": "「わたしなんかよりも、もっともっと、強い人に」",
"316001011_161": "「ただ強いだけじゃなくて、\\n お姉ちゃんみたいに優しくて温かい人に――ね」",
"316001011_162": "「だから、それまで少しの間、お別れ……」",
"316001011_163": "「うん。またね、シャロンちゃん」",
"316001011_164": "「いつかまた絶対に、会いに来るから」",
"316001011_165": "「うんッ! またね、響お姉ちゃんッ!」"
}