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"327000232_0": "「行くぞ、ミサイルパーティだッ!」",
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"327000232_1": "「何度も同じ手が通じるなんて甘いんじゃないのッ!」",
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"327000232_2": "「うおッ! あぶねー……ッ!」",
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"327000232_3": "「大丈夫ッ!?」",
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"327000232_4": "「このポイントを決めれば、あたしたちの勝ちなんだ、\\n ボールに集中しろッ!」",
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"327000232_5": "「そうだ、ボールはどこにッ!?」",
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"327000232_6": "「あーしが頂いちゃうわよッ!」",
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"327000232_7": "「あんな上にッ! ここからだと届かないッ!」",
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"327000232_8": "「これで終わりよッ!」",
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"327000232_9": "「やらせないッ! わたしが防いでみせる――ッ!」",
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"327000232_10": "「うッ、わたし1人じゃ押し切れない……ッ!」",
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"327000232_11": "「1人じゃないッ!\\n 音がぶつかる場所、そこに全弾叩き込んでやらーッ!」",
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"327000232_12": "「ウソッ!?」",
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"327000232_13": "「きゃあああああッ!」",
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"327000232_14": "「クリス未来チームに1ポイントッ!」",
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"327000232_15": "「勝者、クリス未来チームペリーッ!」",
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"327000232_16": "「か、勝ったのか……」",
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"327000232_17": "「やったね、クリス……」",
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"327000232_18": "「あらら、負けちゃったわね。\\n さすがに2対1じゃ、これが限界ってことかしら」",
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"327000232_19": "「でも、なかなか楽しかったわよ。またやりましょうね」",
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"327000232_20": "「はあ、はあ、はあ……、\\n いつでも……相手に……なって……やる……」",
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"327000232_21": "「クリス、大丈夫?」",
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"327000232_22": "(ちょっと反応よくなったかしら。\\n こういうときは本気でぶつかり合うのが一番ね)",
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"327000232_23": "「楽しかったけど、途中からバレーボールっていうより、\\n 完全に訓練だったよね……」",
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"327000232_24": "「ああ……。\\n それに、2人がかりでやっとってのもなんか素直に喜べないよな」",
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"327000232_25": "「あーあ、あーしもあなたたちみたいに、可愛い水着型の\\n ファウストローブだったら絶対負けなかったのに」",
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"327000232_26": "「それ関係あるのか?」",
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"327000232_27": "「あるに決まってるじゃないッ!」",
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"327000232_28": "「見た目を変化させることってできるんですか?」",
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"327000232_29": "「さーどうかしら、ラピス・フィロソフィカスを\\n 調整すればワンチャンあるかもだけど」",
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"327000232_30": "「でも、流石にそんな調整は無理かしらね」",
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"327000232_31": "「なんでだ?」",
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"327000232_32": "「あの2人がそんな調整の許可を出すわけないじゃないの。\\n 必要性、合理性を感じない、とかきっと言うわよ」",
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"327000232_33": "「確かに見た目を可愛くするだけなら、\\n 必要性も合理性も感じないな……」",
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"327000232_34": "「そんなことないわよッ!\\n 可愛さは強くなるための重要なパラメータの1つよ」",
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"327000232_35": "「あはは……」",
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"327000232_36": "「さてと、それじゃ、休憩はこの辺にしましょうか」",
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"327000232_37": "「え? もうッ!?」",
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"327000232_38": "「次はどんなアクティビティがいいかしら。\\n ビーチフラッグ? それとも室内の方に行ってみる?」",
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"327000232_39": "「……悪い、もうちょっと休ませてくれ」",
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"327000232_40": "「いやー、\\n やっぱり、夏といえば日差しの下でかき氷ですよねッ!」",
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"327000232_41": "「そうか。喜んでもらえてよかった」",
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"327000232_42": "「食事は日本の海の家やプールなどに並ぶメニューを研究し、\\n それを元に作ったと局長が自慢げに話していたな」",
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"327000232_43": "「なるほどー。どおりでメニューが豊富なわけですね」",
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"327000232_44": "「でもまさか、\\n とんこつ醤油ラーメンまであるとは驚きですッ!」",
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"327000232_45": "「せっかくの機会ですから、端から順番に全部食べましょうッ!」",
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"327000232_46": "「なッ!? 全部……?」",
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"327000232_47": "「複数人でシェアをすればできるだろうが、\\n 1人では流石に無理ではないか?」",
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"327000232_48": "「じゃ、じゃあ、サンジェルマンさんも一緒にどうですか?」",
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"327000232_49": "「私は遠慮しておこう」",
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"327000232_50": "「そ、そうですか……」",
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"327000232_51": "(なんだか反応が悪い気がするな。\\n 嫌嫌というわけじゃなさそうだけど、ちょっと淡白な感じがする……)",
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"327000232_52": "「あ、あの、サンジェルマンさんはプールとか苦手ですか?」",
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"327000232_53": "「特別、苦手というわけではない。なぜそう思う?」",
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"327000232_54": "「なんと言いますか、楽しんでいるようには見えなかったので、\\n 水着になるのも、乗り気じゃなかったみたいですし……」",
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"327000232_55": "「どうやら、気を遣わせてしまっていたようだな」",
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"327000232_56": "「確かにもてなすよう言われていたが、\\n 最終的に水着に着替えたのは、私たちの判断だ」",
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"327000232_57": "「え? そうなんですか?」",
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"327000232_58": "「局長からはあくまで一例として、水着を提案されただけ。\\n 判断は私たちに委ねられていた」",
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"327000232_59": "「だから、気にする必要なんてない」",
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"327000232_60": "「私たちもここのところ任務続きで、\\n こうしてゆったりとした時間を過ごすのは久方ぶりだ」",
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"327000232_61": "「それなりに楽しませてもらっている」",
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"327000232_62": "「そうだったんですね。\\n 本当は面倒だって思ってるんじゃないかと……」",
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"327000232_63": "「……すまない。\\n 余計な心配をかけさせてしまった」",
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"327000232_64": "「謝らないでくださいッ!\\n わたしの勝手な勘違いなんですからッ!」",
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"327000232_65": "「でも、よかったです……。\\n やっぱり、みんなが楽しくないとですよねッ!」",
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"327000232_66": "「はー、安心したらお腹が空いてきました。\\n かき氷の次はラーメンでも食べようかなッ!」",
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"327000232_67": "「本当によく食べるな。でも、私の記憶が確かなら、\\n かき氷の前に焼きそばも食べていたようだが」",
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"327000232_68": "「フードコートを全制覇するんですから、\\n これからが本番ですッ!」",
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"327000232_69": "「……まさか、さっき言ってたのは本気なのか?」",
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"327000232_70": "「それにしてもここの料理、本当においしいですねッ!\\n これなら、いくらでも食べられますよ」",
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"327000232_71": "「サンジェルマンさんは、\\n 本当に何も食べなくて平気なんですか?」",
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"327000232_72": "「そうだ。よかったら、わたしのかき氷食べますか?\\n 一口食べたら、もっと欲しくなるかもしれませんよッ!」",
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"327000232_73": "「その気持ちだけもらって――」",
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"327000232_74": "(いや、断ってしまっていいものだろうか。\\n 先ほどもこういう態度で余計な心配をかけてしまった)",
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"327000232_75": "「……」",
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"327000232_76": "(それに、これは断っても引かなさそうだな。\\n 自分のがダメなら新しいものを買ってくると言い出しかねない)",
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"327000232_77": "「……それでは、一口だけいただこう」",
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"327000232_78": "「はいッ! あーんしてくださいッ!」",
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"327000232_79": "「……それは遠慮させてもらう」"
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