78 lines
6.5 KiB
JSON
78 lines
6.5 KiB
JSON
{
|
||
"325000431_0": "「調査への協力、感謝します」",
|
||
"325000431_1": "「き、気にするな。俺たちは仲間だ」",
|
||
"325000431_2": "「あなたのような武人が仲間とは心強いです」",
|
||
"325000431_3": "「……1つ、お聞きしたいことがあるのですが」",
|
||
"325000431_4": "「俺にか……?」",
|
||
"325000431_5": "「はい、ずっと気になっていましたが、\\n あなたの剣さばきは見事なモノでした」",
|
||
"325000431_6": "「流れるような二刀の剣閃は見惚れてしまうほど美しい……」",
|
||
"325000431_7": "「アレは我流……、もしくは、あなたが異世界の住人ならば、\\n その剣技も何かの流派なのでしょうか?」",
|
||
"325000431_8": "「け、剣を誰かに習ったわけではない」",
|
||
"325000431_9": "「独学であれほどの剣技を? 素晴らしい才能、\\n いえ努力の賜物でしょうか? とても興味があります」",
|
||
"325000431_10": "「お、お前の剣技も見事だ」",
|
||
"325000431_11": "「モノを傷つけるために振るう剣は容易い、\\n だが、お前のような護るための剣は、簡単ではない」",
|
||
"325000431_12": "「よほど、苦労を重ねてここまで来たのだろう」",
|
||
"325000431_13": "「……そのようなことを言われたのは、久方ぶりです」",
|
||
"325000431_14": "「お前が俺の剣に興味を持ったように、俺もお前の剣に興味がある」",
|
||
"325000431_15": "「このような状況でなければ、是非手合わせ願いたいところです」",
|
||
"325000431_16": "「お、お前がそれを望むのなら、俺は構わない」",
|
||
"325000431_17": "「では、この事件が解決したあとにでも」",
|
||
"325000431_18": "「わかった……」",
|
||
"325000431_19": "「……すみません、事件とは関係ない話で。\\n それでは、調査を続け――」",
|
||
"325000431_20": "「だれ……きこ……いるか……」",
|
||
"325000431_21": "「なんだ、今の声は?」",
|
||
"325000431_22": "「お、お前の持っている、その通信機……」",
|
||
"325000431_23": "「わたしの通信機?」",
|
||
"325000431_24": "「き……ている……だ……もい……へん……しろ……」",
|
||
"325000431_25": "「ダメだ、途切れ途切れで何を言っているのかわからない。\\n おい、誰なんだ、聞こえているか?」",
|
||
"325000431_26": "「グリッド……どこに……」",
|
||
"325000431_27": "「今、グリッドと聞こえたが……」",
|
||
"325000431_28": "「グリッドマンを探しているのか? 返事をしてくれッ!」",
|
||
"325000431_29": "「……」",
|
||
"325000431_30": "「……通信が切れてしまったようだ」",
|
||
"325000431_31": "「…………」",
|
||
"325000431_32": "「グリッドマンのことを知っているようでしたが、\\n 今の声の主について、何か心当たりはありますか?」",
|
||
"325000431_33": "「……わからない」",
|
||
"325000431_34": "「そうですか。\\n しかし、どうしてわたしの通信機から……?」",
|
||
"325000431_35": "「うーん、いつも見てる街なのに変な感覚。\\n こう、どよーんとしているような、暗い感じがする」",
|
||
"325000431_36": "「それに、確かこの辺って昨日の戦いで壊れちゃってたような……、\\n わたしの勘違いかな……」",
|
||
"325000431_37": "「……そういえば、男の子を見たのもこの辺だったよね。\\n あれって見間違いだったのかな」",
|
||
"325000431_38": "(もし、本当にいたとしたら、無事に家へ帰れてるといいけど)",
|
||
"325000431_39": "「……」",
|
||
"325000431_40": "(ってッ! 噂をすればッ!\\n 昨日見た男の子ッ! 見間違いなんかじゃなかったんだ)",
|
||
"325000431_41": "「どこから来たの?」",
|
||
"325000431_42": "「え、わたし?\\n ええっとね、お姉ちゃんはその、あれだよ、あれ……」",
|
||
"325000431_43": "「ちょ、ちょっと買いたいものがあって、隣町から来たんだよ」",
|
||
"325000431_44": "「……どうして嘘をつくの?」",
|
||
"325000431_45": "「ほ、本当だよ?」",
|
||
"325000431_46": "「ううん、そんなはずはない。\\n 隣町から来ることなんてできないから」",
|
||
"325000431_47": "「それってどういう――ッ!?」",
|
||
"325000431_48": "「……」",
|
||
"325000431_49": "(なんだろう、この冷たくて突き刺さるような空気……ッ!\\n この子は一体……)",
|
||
"325000431_50": "「お姉ちゃん、消えちゃえ」",
|
||
"325000431_51": "「え?」",
|
||
"325000431_52": "「バカ面して、ぼさっとしてんじゃねえよ!」",
|
||
"325000431_53": "「ボラーちゃんッ!?」",
|
||
"325000431_54": "「おいガキ! いま、こいつに何しようとした」",
|
||
"325000431_55": "「どうして邪魔をするの……」",
|
||
"325000431_56": "「うわあッ!? な、何ッ!」",
|
||
"325000431_57": "「プライマル・アクセプターが反応してる。\\n ということはッ!」",
|
||
"325000431_58": "「怪獣出現ってわけだ」",
|
||
"325000431_59": "「巨大怪獣ッ!」",
|
||
"325000431_60": "「おい、あのガキ何処に行った!?」",
|
||
"325000431_61": "「え? ほ、本当だ、どこに行っちゃったんだろう。\\n 怪獣が出てきたから、逃げたのかな……」",
|
||
"325000431_62": "「あのガキ、どう見ても普通じゃなかったな……」",
|
||
"325000431_63": "「ちっ!\\n 今はこの怪獣どもをなんとかするほうが先か!」",
|
||
"325000431_64": "「Balwisyall Nescell gungnir tron――」",
|
||
"325000431_65": "「よしッ! ここはわたしがッ!」",
|
||
"325000431_66": "「お前はさっさとグリッドマンのところに行け!」",
|
||
"325000431_67": "「でも、ボラーちゃんを置いていくなんてできないよッ!」",
|
||
"325000431_68": "「いいから行けって!」",
|
||
"325000431_69": "「ちっせえのは俺でも相手できるけどよ、\\n あのでかいのと戦えるのはお前だけだろーが!」",
|
||
"325000431_70": "「だけどッ!」",
|
||
"325000431_71": "「それともなんだ、俺が信用できねえってのか?」",
|
||
"325000431_72": "「……」",
|
||
"325000431_73": "「わかったッ! わたし行くよッ!」",
|
||
"325000431_74": "「ったく、他人の心配ばっかしやがって」",
|
||
"325000431_75": "「かかって来な!お前らは俺が遊んでやるよ!」"
|
||
} |