better seperation of custom assets seperation of enabled quests based on language yes i enabled all of the japanese quests
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"308000911_0": "哀哭を絶つ剣",
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"308000911_1": "「それで、わたしたちは何をすればいいの?」",
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"308000911_2": "「えっと、『大工の振袖』だっけ?\\n それについて調べてから意見を聞きたいなーって」",
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"308000911_3": "「『大工の振袖』……それって何?\\n オネエ系の職人か何か?」",
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"308000911_4": "「何だかすごく怪しい響きです」",
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"308000911_5": "「響、違うよ。\\n 『大火の振袖』だから……」",
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"308000911_6": "「あ、そうそう。それだった」",
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"308000911_7": "「江戸時代の明暦の大火って火事の原因にされているらしいの。\\n 実際は作り話みたいなんだけど……」",
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"308000911_8": "「江戸時代の明暦の大火に関係する振袖ね。\\n まあ、とにかくまずは調べてみようか」",
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"308000911_9": "「疲れた……」",
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"308000911_10": "「しっかりしてください」",
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"308000911_11": "「いいんじゃない。大体は調べられたし」",
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"308000911_12": "「後は話しながら確認しようか。\\n それでヒナ、わたしたちの個人的な意見でいいんだよね?」",
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"308000911_13": "「うん。この事件についてなるべく多くの意見というか、\\n 印象を聞きたいの」",
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"308000911_14": "「うーん印象か……。\\n とりあえず悲しい事件だよね」",
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"308000911_15": "「そうですね。同じ振袖を貰った3人の少女が病で命を落とし、\\n 更に作り話とは言え、その振袖が元で大火事になるなんて……」",
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"308000911_16": "「なんか暗い話だよね。\\n アニメみたいに、最後は胸がスカッとする話の方がいいのに」",
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"308000911_17": "「こんな風に次々に人が亡くなって、最後は大炎上って、\\n まるで呪いの振袖じゃない?」",
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"308000911_18": "(呪い……やっぱりそうなのかな?)",
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"308000911_19": "「亡くなった子たちってわたしたちと同じくらいだよね?」",
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"308000911_20": "「そうだね。そんな年齢で病気だなんて……。\\n 亡くなる時って、どんな気持ちだったんだろう」",
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"308000911_21": "「さあ……でもこの話だとひと目惚れして気持ちを伝えられずに\\n 死んでるわけだし、未練はありそうだよね」",
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"308000911_22": "「そうですね。振袖の柄を見て、相手を思い出していた\\n くらいですし」",
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"308000911_23": "「それくらいなら相手のいる所に突っ込んでいけばいいのに。\\n なんかはっきりしないよねー」",
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"308000911_24": "「そんな勇気は出せなかったんですよ、きっと」",
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"308000911_25": "「みんながあんたやビッキーみたいに単純じゃないんだよ」",
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"308000911_26": "「待って、あたしはちゃんと考えてるからねッ!」",
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"308000911_27": "「わ、わたしだってッ!」",
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"308000911_28": "「……確かに、響はそうかも」",
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"308000911_29": "「未来までッ!?\\n そ、そんなに単純かな……?」",
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"308000911_30": "「それが立花さんのいいところでもあるんですよ」",
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"308000911_31": "「そうそう」",
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"308000911_32": "「何だか上手く誤魔化されてる気がするけど……」",
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"308000911_33": "「それにしても、調べれば調べるほど、やりきれない\\n 感じがするよねー」",
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"308000911_34": "「やりきれない?」",
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"308000911_35": "「えっと、何がです?」",
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"308000911_36": "「だって、この振袖って元々は親が自分の娘の恋心を想って\\n 作った物なんでしょ?」",
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"308000911_37": "「受け取った娘もこれに想い人を重ねてたわけだし。\\n なのに呪いやら火事やらの原因にされるだなんてさー」",
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"308000911_38": "「確かにそうですね。最初は娘の幸せを願って作られたもので、\\n 娘もそれを素直に喜んで大事にしていたのに……」",
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"308000911_39": "「そっか、確かに受け取った3人の娘たちは、みんなこの振袖を\\n 大事にしてたんだよね」",
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"308000911_40": "「もし振袖に意志があったら、それこそ無念だったんじゃない?」",
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"308000911_41": "「……そうでしょうね。自分のご主人様の願いを叶えられず、\\n 死なせてしまったんでしょうし……」",
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"308000911_42": "「まさか、そんな状況で燃やされそうになったから、\\n 怒って火をつけたとか?」",
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"308000911_43": "「火事の原因になったってのは作り話なんだから、\\n それは違うんじゃない?」",
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"308000911_44": "「むしろいわれのない事件の原因にまでされて\\n しまったわけですし……」",
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"308000911_45": "「振袖の……無念?」",
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"308000911_46": "(じゃあ、あの光景を見せていたのは……)",
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"308000911_47": "「……もしもの話なんだけど、その振袖が今もあったとしたら、\\n どうすると思う?」",
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"308000911_48": "「本当のことを知って欲しい……。\\n もしくは助けて欲しいとかかな?」",
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"308000911_49": "「助けて欲しい?」",
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"308000911_50": "「そうですね。これだけ悲惨な目にあってるわけですし、\\n 誰かに助けを求めてるかもしれませんね」",
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"308000911_51": "「うんうん。\\n まさに呪いと言う闇に囚われた悲しいヒロイン」",
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"308000911_52": "「素敵な人に助けられることを想い、そしていつの日か\\n 出来なかった願いを成就させたいんじゃないかな」",
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"308000911_53": "「それは流石にアニメの見すぎな気もするけど」",
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"308000911_54": "「こんな悲しい出来事、\\n そう思わないとやってらんないじゃんッ!」",
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"308000911_55": "(助けを求めてる……?)",
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"308000911_56": "「……みんな、ありがとうッ! 参考になったよッ!」",
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"308000911_57": "「わたしからも、ありがとう」",
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"308000911_58": "「そう? まあビッキーの事だし、また厄介な事に巻き込まれ\\n てるんだろうけど、ほどほどにね」",
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"308000911_59": "「わたしたちでいいなら、いつでも協力しますから」",
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"308000911_60": "「まあ、そういうこと。言っても無駄かもしれないけど、\\n あまり無茶はしないでよね」"
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