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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"376000421_0": "翌日――",
"376000421_1": "「……それじゃあ、結局昨日の調査では、\\n 特に何も見つからなかったんですねッ」",
"376000421_2": "「そうなんだ。あるのは、果てしなく続く廃墟の街と\\n 獣の怪物たちだけだったよ……」",
"376000421_3": "「今日調査に行ってくれた、翼さん、調ちゃん、切歌ちゃんが\\n 何か見つけてくれるといいんだけど……」",
"376000421_4": "「本当に、長期戦も覚悟しないといけないかもね……。\\n だから、昨日は食べ物を見つけてきてくれて本当によかった」",
"376000421_5": "「うん、ありがとうねッ! 明日香ちゃんがいなかったら、\\n わたしたちみんな飢え死にしていたかも」",
"376000421_6": "「お役に立ててよかったですッ!\\n ただ……」",
"376000421_7": "「ただ?」",
"376000421_8": "「木の実だけでは、正直限度がありますッ!」",
"376000421_9": "「特に問題は水です。木の実に含まれる水分ぐらいじゃ\\n 数日と持ちませんから、早めに水源は確保しておかないとッ」",
"376000421_10": "「うんッ! 何としても、全員分の飲み水を探さないとねッ!」",
"376000421_11": "「獣の怪物たちに遭遇しないようにしながら、\\n 色々と探してみたけど……」",
"376000421_12": "「建物の水道は当然通っていないですし、\\n 川も池も見つからないですね……」",
"376000421_13": "「この辺でちょっと休憩しようか」",
"376000421_14": "「うん。\\n バテちゃったら元も子もないもんね」",
"376000421_15": "「そういえば、昨日は調ちゃんや切歌ちゃんと\\n 人で過ごしたんだよね。仲良くなれた」",
"376000421_16": "「はいッ! シンフォギアという名前を教えてもらいましたッ!\\n 詳しいことまでは教えてもらえなかったですけど……」",
"376000421_17": "(昨日は切歌ちゃん、口を滑らせちゃったって\\n 翼さんに平謝りしてたね……",
"376000421_18": "「師範は言っていました。『1から10まで\\n 教えてもらえると思うな。自分で考えろ』とッ」",
"376000421_19": "「シンフォギアについても、\\n 自分で考えてみようと思いますッ」",
"376000421_20": "「明日香ちゃん、本当にシンフォギア装者になりたいんだね……」",
"376000421_21": "「はいッ! もちろんですッ!」",
"376000421_22": "「あたしは、奏さんのようになるのが夢でした……」",
"376000421_23": "「だけど、今までどれだけ調べても歌の戦士、\\n シンフォギアのことは何も分からなくて……」",
"376000421_24": "「少しでも近づこうと身体を鍛えましたが、ひったくり犯は\\n 捕まえられても、怪物が相手では歯が立ちません」",
"376000421_25": "「なので、あたしもいつか自分のシンフォギアを纏って、\\n 人々を護りたいんですッ 奏さんと共にッ」",
"376000421_26": "「…………」",
"376000421_27": "「……ところで、奏さんが生きているって、\\n どうして思ったのかな」",
"376000421_28": "「……ずっと、考えてはいたんです。あんなに強い、生きるのを\\n 諦めない奏さんが、簡単にやられちゃうだろうかって」",
"376000421_29": "「半信半疑で、ずっとモヤモヤしてました。\\n それを確かめるためにも、歌の戦士にならなくちゃってッ」",
"376000421_30": "「だけどここに来て、響先輩の戦いぶりを見て確信しましたッ!\\n 響先輩の中には奏さんを感じますッ」",
"376000421_31": "「奏さんはきっと、事情があって表舞台から身を隠したけど、\\n 響先輩の先輩として、裏では活躍されているのですよねッ」",
"376000421_32": "「…………。\\n わたしが、奏さんの<ruby=ギア>想い</ruby>を受け継いだのは確かだけど……」",
"376000421_33": "「<size=25>響……ッ!</size>」",
"376000421_34": "「<size=25>そっか……。極秘、だもんね……</size>」",
"376000421_35": "「やっぱりッ! ならばやはり、あたしも奏さんと\\n 一緒に戦うために、装者にならなくては……ッ」",
"376000421_36": "「シンフォギア装者になるには、試験があるのでしょうか?\\n それとも、資格が必要とか」",
"376000421_37": "(……伝わってくる。明日香ちゃんは本気だ)",
"376000421_38": "(奏さんが生きてるって、強く信じているし、\\n 本気でシンフォギア装者になりたいって思ってる",
"376000421_39": "(だけど、シンフォギアは誰でも纏えるわけじゃない。\\n 聖遺物との適合係数の問題もあるし……",
"376000421_40": "(何より肝心のシンフォギア自体がもうないんだ。\\n だから、明日香ちゃんが装者になることは……",
"376000421_41": "「装者になったわたしが言うのもなんだけど、\\n これはすごく、危険なことなんだよ」",
"376000421_42": "「わざわざ危ない道を選ぶより、今まで通り普通の\\n 女の子として生きていく方が幸せなんじゃないかな……」",
"376000421_43": "「もちろん、無駄に命を散らすつもりはありません」",
"376000421_44": "「それに、自分に力がないから誰かを救わないなんて、\\n 悲しいじゃないですかッ」",
"376000421_45": "「…………」",
"376000421_46": "【ドクンッ――】",
"376000421_47": "「……? ……ッ!\\n い、今のは。昨日も感じた……」",
"376000421_48": "「大丈夫ッ!?\\n 気分が悪いなら――」",
"376000421_49": "「――ッ!\\n 見つかっちゃったみたいッ」",
"376000421_50": "「仲間が集まってくる前に、やっつけようッ!」"
}