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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"376000121_0": "翌日の朝――",
"376000121_1": "「ふんふんふーん♪」",
"376000121_2": "「無事に課題が終わってよかったね」",
"376000121_3": "「うんッ! こうしてお出かけできたのは、\\n 未来が手伝ってくれたおかげだよ」",
"376000121_4": "「フフ、どういたしまして。\\n 買い物も終わったし、あとはみんなと集合するだけだね」",
"376000121_5": "「あ、そういえば荷物重くない?\\n そっちもわたしが持とうか」",
"376000121_6": "「ううん、大丈夫。\\n 響の方こそ、重い方の袋を持たせちゃったけど平気」",
"376000121_7": "「これくらい、へいき、へっちゃらだよッ!」",
"376000121_8": "「みんなと過ごすお休みが楽しみすぎて、\\n 重さなんて――」",
"376000121_9": "「や、やめてくださいッ!」",
"376000121_10": "「今の悲鳴はなにッ!?」",
"376000121_11": "「響、あっちッ!\\n おばあさんが突き飛ばされて――ッ」",
"376000121_12": "「いたた……ひ、ひったくりッ!\\n 誰かッ その男を捕まえてください……ッ」",
"376000121_13": "「フン、じゃあな」",
"376000121_14": "「た、大変ッ!」",
"376000121_15": "「おばあさん、大丈夫ですかッ!?」",
"376000121_16": "「……私は平気だよ。\\n だけどバッグが盗られて……」",
"376000121_17": "「あの中には、大切なものが――」",
"376000121_18": "「未来ッ!\\n おばあさんのことお願いッ」",
"376000121_19": "「大切なバッグは、\\n わたしが取り戻しますッ」",
"376000121_20": "「響ッ! 気をつけてねッ!」",
"376000121_21": "「……こらーッ!\\n 待てーッ ひったくりーッ」",
"376000121_22": "「あんなガキに捕まるかよ……ッ!」",
"376000121_23": "「……くッ!\\n なかなか、追いつけない……ッ」",
"376000121_24": "「ん?\\n あれは――ッ」",
"376000121_25": "「あたし、参上ですッ!」",
"376000121_26": "「ああッ!?\\n なんだお前はッ どけッ」",
"376000121_27": "「どけと言われて大人しく従う\\n ヒーローがいると思いますか」",
"376000121_28": "「は、はあ?」",
"376000121_29": "「答えは否ッ!! まぁ正確には、\\n あたしはまだヒーローを目指している最中なんですけどねッ」",
"376000121_30": "「いや、そんなこと聞いてな――」",
"376000121_31": "「けれど、だからこそ、\\n 困っている人を見過ごすわけにはいかないのですッ」",
"376000121_32": "「このガキ、マジでいい加減に――」",
"376000121_33": "「さあ、そのバッグを返しなさいッ!\\n 今すぐにッ」",
"376000121_34": "「チッ!\\n 痛い思いをしないと分からないらしいな……ッ」",
"376000121_35": "(――ッ!\\n あの子が危ないッ",
"376000121_36": "「ガキが粋がってんじゃねえぞッ!",
"376000121_37": " オラァ……ッ!」",
"376000121_38": "「仕方ありませんね……すぅー」",
"376000121_39": "「……だぁあああッ!\\n ヒーローキイイイィィィックッ」",
"376000121_40": "「あがッ!?」",
"376000121_41": "「ええええッ!? \\n た、倒しちゃったッ」",
"376000121_42": "「うう……」",
"376000121_43": "「むむ……ッ!\\n まだやるつもりですか」",
"376000121_44": "「いいでしょう。そちらがそのつもりなら、\\n 師範に伝授された技の数々を駆使して――」",
"376000121_45": "「ま、待てッ! 降参だッ!\\n ほら、この通り、バッグは返すから……ッ」",
"376000121_46": "「よかった、改心したのですねッ!」",
"376000121_47": "「悪の道に染まりかけていたのかもしれませんが、\\n 正義に目覚めてくれたのならもう安心ですッ」",
"376000121_48": "「はあ……?」",
"376000121_49": "「……(ぽかーん)」",
"376000121_50": "「響ーッ!\\n おまわりさんが来てくれたよーッ」",
"376000121_51": "「お嬢さんたち、本当にありがとうね」",
"376000121_52": "「このバッグには、おじいさんの形見を入れていてね。\\n それがなくなったらと思うと……」",
"376000121_53": "「そうだったんですか。\\n 無事に取り戻せて、よかったですねッ」",
"376000121_54": "「あたしは当然のことをしたまでですからッ!\\n お礼には及びませんよッ」",
"376000121_55": "「それでは、あとのことはお任せください。\\n 皆さん、ご協力感謝します」",
"376000121_56": "「失礼するわね。\\n 本当に本当に、ありがとう」",
"376000121_57": "「一件落着、だね」",
"376000121_58": "「うんッ!\\n それもこれも、この子のおかげだよッ」",
"376000121_59": "「あなたッ!」",
"376000121_60": "「え、わたしッ!?」",
"376000121_61": "「危ないじゃないですかッ! 悪漢を追いかけるだなんてッ!\\n 相手が武器を持っていたらどうするんですか」",
"376000121_62": "「ごめんなさい、その通り……」",
"376000121_63": "「いえ、武器ならまだいい方ですッ!」",
"376000121_64": "「ええッ!?」",
"376000121_65": "「あれは人に化けた仮の姿で、実は凶悪な魔獣だった\\n という可能性も否定できませんッ」",
"376000121_66": "「確かに、可能性は否定できないかもしれないけど……。\\n 魔獣がひったくりするかな」",
"376000121_67": "「それに、もしそうだったとしたら、\\n 危なかったのはあなたも同じなんじゃ……」",
"376000121_68": "「あたしは、あの人のようなヒーローを目指す以上、\\n 危険は覚悟の上です……ッ」",
"376000121_69": "「あの人……?」",
"376000121_70": "「それにッ! そんな時のために\\n あたしは鍛えていますのでッ」",
"376000121_71": "「確かに、すごいキックだったよッ!\\n あっという間に相手をやっつけちゃってッ」",
"376000121_72": "「――ッ!\\n つまり、ヒーローっぽかったということですかッ」",
"376000121_73": "「え?\\n うん、かっこよかったッ」",
"376000121_74": "「そうですかッ!\\n また一歩、あの人に近づくことができたみたいです」",
"376000121_75": "「ですが、まだまだッ!\\n 日課の修行がありますので、それではッ」",
"376000121_76": "「……行っちゃった。\\n なんだか、モーレツな女の子だったね」",
"376000121_77": "「ひょっとして、\\n 特撮ヒーローに憧れているのかな……」",
"376000121_78": "「なるほどッ!\\n でも、きっといい子なんだと思うな」",
"376000121_79": "「また会いたいけど、名前を聞き忘れちゃった」",
"376000121_80": "「そうだね……あッ!」",
"376000121_81": "「待ち合わせの時間、もうすぐだよッ!」",
"376000121_82": "「そうだったッ! 遅れたらクリスちゃんがカンカンだよッ!\\n 急ごうッ」"
}