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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"390000421_0": "「レッスン中のようだが、すまない。\\n 一旦中断して話を聞いてもらえるか」",
"390000421_1": "「ダンナ、了子さん。",
"390000421_2": " まさか、またゾンビたちがッ!?」",
"390000421_3": "「いいえ、今回は情報共有よ。\\n どうやら件の音楽番組の企画内容に変更が入ったらしいの」",
"390000421_4": "「まさか、出演の必要がなくなったのかッ!?」",
"390000421_5": "「いいえ、その逆ね。\\n あなたたちには優勝してもらう必要があるわ」",
"390000421_6": "「ゆう……しょう……?」",
"390000421_7": "「マスター、まだ腹をくくってなかったんですかー?」",
"390000421_8": "「くくったと思っていても、\\n 蜘蛛の糸には縋りたくなるものですわ」",
"390000421_9": "「ゾンビシャンパンがドローンで観客に振り撒かれるのは、\\n 資料にも書いてあっただろう」",
"390000421_10": "「だが、あの資料動画を見た他の参加者から『ヤバい色すぎて\\n あれを撒くのはちょっと』と意見が寄せられたらしくてな」",
"390000421_11": "「ああ、なるほど。嬉々としてヤバげな液体を撒く\\n イベントに賛同したアーティスト……」",
"390000421_12": "「なーんてマイナスイメージ、ついちゃうのは\\n 避けたいってことですねぇ。逆もあるかもですけど」",
"390000421_13": "「ああ、そういうことだろう。\\n そのため、急遽企画側が『ーマルシャンパン』も準備」",
"390000421_14": "「そして、優勝者に対してドローンの操作権を譲渡。\\n どちらのシャンパンを撒くかを、優勝者に委ねることにした」",
"390000421_15": "「なら、優勝してその権利を得れば、\\n ゾンビシャンパンだけを回収することも……ッ」",
"390000421_16": "「あぁ、可能だろう」",
"390000421_17": "「番組を潰さず、トラブルを起こさず、\\n 一番平和的に解決できる手段ってわけ」",
"390000421_18": "「それって最&高じゃんッ!」",
"390000421_19": "「キャロルくんたちは予定通り、\\n 『イル美ナティ』のメンバーとして出演してくれ」",
"390000421_20": "「そして奏にも改めて出演依頼を受け、\\n 番組に出てもらうことになる」",
"390000421_21": "「歌番組の『優勝』を狙うんだ。\\n 最強のカードを切らない理由はないからな」",
"390000421_22": "「わかったよ、ダンナ。\\n 存分に、戦い以外の歌も響かせてやろうじゃないかッ」",
"390000421_23": "「優勝目指して全力でアイドルやって、\\n 事件も解決できるとかチョベリグだってッ」",
"390000421_24": "「アタシたちとは別に奏ちゃも出るってことは、\\n 奏ちゃとのガチンコ勝負にもなるかもってことでしょッ」",
"390000421_25": "「くぅぅ、燃えてきたッ!\\n ミカちゃとファラちゃの衣装も気合入れるかんね〜ッ」",
"390000421_26": "「楽しみだゾーッ!」",
"390000421_27": "「私たちも、エリザベートの心意気に応え、\\n 派手に会場を沸かせてみせますわ」",
"390000421_28": "「ただし、優勝できなかった場合は、\\n どうしても多少強引な手段を取らざるを得なくなる」",
"390000421_29": "「そんなことはないと思うが……参加者全員が本気だろう。\\n 念のため、こちらでバックアップの作戦は用意しておこう」",
"390000421_30": "「ええ。\\n あなたたちは気にせず全力で優勝を目指してちょうだいね」",
"390000421_31": "「と、なれば……ミカやファラだけじゃない。キャロルにも、\\n アイドルがなんたるかをわかってもらわないとなッ」",
"390000421_32": "「くッ……」",
"390000421_33": "「ああ、でも……レッスン前にマスターに確認したいことが\\n あるんですの。少しお時間をいただいても」",
"390000421_34": "「わかったよ。\\n あたしは発声練習でならしておく」",
"390000421_35": "「マスター、気付いておられるのでしょう?\\n あの男、ちょくちょく様子を見にきているみたいですわ」",
"390000421_36": "「ああ、わかっている」",
"390000421_37": "「この局面であの男が『ただ様子を見ている』ということが\\n あるのでしょうか」",
"390000421_38": "「監視だけじゃなく値踏みをされてるみたいで、\\n ちょーっとムカつくのよねぇ」",
"390000421_39": "「もしかして、また何かに\\n 騙されてたりするんじゃないカッ」",
"390000421_40": "「ああ、あのペテン師に踊らされてたときみたいに、ですか。\\n 『ヴィーヴルの瞳』でしたっけ」",
"390000421_41": "「『蛇だからアダムを騙すことができる』……\\n その概念を派手に利用した敵でしたね」",
"390000421_42": "「なるほど……確かに、\\n もし、あの宝玉がまた誰かの手に渡ったのだとしたら……」",
"390000421_43": "「いや……それはない」",
"390000421_44": "「奴に敵対される厄介さは、あのとき嫌になるほど理解した。\\n だからこそ、オレがあの宝玉を管理している」",
"390000421_45": "「そうだったのカッ!?」",
"390000421_46": "「ですが……そうなると、あの男の行動は、\\n 彼自身の自由意志ということに……」",
"390000421_47": "「……そうだ。\\n オレたちを監視することも、何か理由があってのことだろう」",
"390000421_48": "「腐っても、パパの友人……そして錬金術師協会、統制局長。\\n 度もくだらない失態を冒す器ではないはずだ」",
"390000421_49": "「……」",
"390000421_50": "「話はそれだけか? であれば、オレは戻るぞ。",
"390000421_51": " ……レッスンとやらをしなければならないからな……」",
"390000421_52": "「あ、マスター……ッ!」",
"390000421_53": "「……んー……。マスターがアダムのことを\\n 信頼してるってのはわかってましたけどー」",
"390000421_54": "「地味に信頼しすぎているようにも思えるな……」",
"390000421_55": "「だとすれば、いざというとき、\\n マスターの矛先はアダムに向かうことを<ruby=ためら>躊躇</ruby>いかねない……」",
"390000421_56": "「それなら、あたしたちがマスターの代わりに\\n 局長を警戒するんだゾッ」",
"390000421_57": "「ええ、それがいいでしょうね。\\n 主君を護るのが<ruby=あたしたち>騎士</ruby>の役目ですから♪」",
"390000421_58": "その頃、某所にて――",
"390000421_59": "「……ここだね、『はぐれ』たちが潜んでいたのは。\\n 悪くない筋だね。秘匿のための結界も」",
"390000421_60": "「――感心しないね、しかし」",
"390000421_61": "「研究の副産物かな、この大量のアルカ・ノイズは。\\n コントロール不全のアルカ・イズなど……」",
"390000421_62": "「悪用されてしまうだろうに。\\n 何かを謀る者の手に渡ったのならば……」"
}