28 lines
2.5 KiB
JSON
28 lines
2.5 KiB
JSON
{
|
||
"389000732_0": "「まだだ、まだ……ッ!\\n わたしは、まだ立っているぞ……ッ!」",
|
||
"389000732_1": "「無駄なことを」",
|
||
"389000732_2": "「がは……ッ!」",
|
||
"389000732_3": "「調ッ!\\n 助けるデスよッ!」",
|
||
"389000732_4": "「わかってるッ!」",
|
||
"389000732_5": "「邪魔だ、弁えよ」",
|
||
"389000732_6": "「うああぁぁぁッ!」\\n「きゃああぁぁぁッ!」",
|
||
"389000732_7": "「月読ッ!? 暁……ッ!",
|
||
"389000732_8": " ……ッく、身体が、動かぬ……ッ!」",
|
||
"389000732_9": "「哀れよな……先程までの勢いはどこに失せたのだ?\\n 所詮、そなたたちのチカラは不全なるもの」",
|
||
"389000732_10": "「完全なる美……真実の完美へと達した私を前にしては、\\n そなたたちのチカラなど、児戯に等しい……」",
|
||
"389000732_11": "「く……ッ! このギアにだって、ニケの……\\n 戦女神の加護が宿っているはずなのにッ!」",
|
||
"389000732_12": "「その戦女神のチカラこそが不全だったのだ。\\n 不全をいくら束ねようと、完全に及ぶ道理はない」",
|
||
"389000732_13": "「不全のモノには、何もできぬ。何も救えぬ。\\n 何も――護れぬのだ」",
|
||
"389000732_14": "「……それは、かつての己自身に語る言葉か?」",
|
||
"389000732_15": "「何……?」",
|
||
"389000732_16": "「どれだけ力を得たとして、<ruby=のぞ>希</ruby>んだ『完全』には届かない。\\n どれだけ力を尽くそうとも、手をすり抜けてゆく想いがある……」",
|
||
"389000732_17": "「どれだけ取り戻したいと願っても、\\n 還らぬ『完全』がある……」",
|
||
"389000732_18": "「……そうだ。\\n なればこそ――」",
|
||
"389000732_19": "「然り……」",
|
||
"389000732_20": "「――だからこそ、",
|
||
"389000732_21": " 断じて否ッ!」",
|
||
"389000732_22": "「不全だからこそ、寄り添いあえる。\\n 不全だったからこそ、そのたびに、我らは重ねてきたッ!」",
|
||
"389000732_23": "「1人では、『それ』に至れぬと解しながらも、\\n 故にこそ信ずる者へと託し――託されてきたのだッ!」",
|
||
"389000732_24": "「ッ!?\\n なんだ……その光は……ッ!」",
|
||
"389000732_25": "「見せてやろう、ゲオルク。\\n 貴様が不全と嘲り嗤う……我らの魂の輝きをッ!」"
|
||
} |