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JSON
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"389000222_0": "「ひぃ、はぁ……ッ!\\n やっぱり、強いデス……ッ!」",
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"389000222_1": "「翼さんッ!\\n あと一本お願いしますッ!」",
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"389000222_2": "「うむ、意気や良しッ!\\n 然らばこのまま次の一本を――」",
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"389000222_3": "「そこまでッ!」",
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"389000222_4": "「司令ッ!?」",
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"389000222_5": "「3人ともトレーニングは一旦終了だ。\\n 密輸組織に新たな動きがあった」",
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"389000222_6": "「わざわざここまで来なくても、\\n 司令室から呼んでくだされば……」",
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"389000222_7": "「フッ……歯がゆい思いを抱えたままより、\\n 少しは発散させたほうが良いだろうと思ってな」",
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"389000222_8": "「お気付きでしたか……\\n 痛み入ります」",
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"389000222_9": "「さて……半日近く待たせてしまったが、\\n エルフナインくんたちの奮起により1つ判明したことがある」",
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"389000222_10": "「はい。昨夜推測していた通り、\\n やはり『メフィストフェレスの薬』は励起状態にあり――」",
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"389000222_11": "「その能力の一端が、契約者に備わっていることは、\\n ほぼ確定であることが判明しました」",
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"389000222_12": "「そのため、この契約を解除させることこそが、\\n 聖遺物の力の発動を抑える唯一の方法になります」",
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"389000222_13": "「契約の解除……\\n それこそどうやって……?」",
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"389000222_14": "「すみません、そこまではまだ……。",
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"389000222_15": " ですが、引き続きボクのほうで解析を続けます」",
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"389000222_16": "「聖遺物との契約なんて、どうやってなかったことにするデス?\\n よくない契約をチャラにする、く、くりーにんぐ……とか?」",
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"389000222_17": "「それこそ聖遺物との契約に、\\n クーリングオフはないと思うよ、切ちゃん……」",
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"389000222_18": "「契約者を捕らえ、契約を破棄しろ……と、\\n 強要するほかないのかもしれんな」",
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"389000222_19": "「そこは現場で探りを入れつつ、対処するしかない。\\n 最悪、敵首領を確保・拘束できれば打つ手も講じられるだろう」",
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"389000222_20": "「そもそも便宜上『契約』とは呼んでいるが、聖遺物の力の一端だ。\\n 人間に理解できるルールに則った契約だとは限らない」",
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"389000222_21": "「まったく、まさしく悪魔との契約のようだよ。\\n そして……」",
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"389000222_22": "「悪魔との契約を解除するなど、\\n 果たして健常のまま成し遂げられるものなのか……」",
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"389000222_23": "「……」",
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"389000222_24": "「いや、すまない。\\n 今これを想定しても仕方のないことだ」",
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"389000222_25": "「『サモトラケのニケ』を乗せた輸送船は依然、\\n 海上を航行中です。密輸組織もそこを狙ってくるでしょう」",
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"389000222_26": "「これを迎え撃つべく、お前たちには輸送船に向かってもらい、\\n まずは『サモトラケのニケ』の安全を保持」",
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"389000222_27": "「次いで密輸組織リーダーを確保し、契約を解除させ、\\n 聖遺物の励起状態を解除することが任務の目的となる」",
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"389000222_28": "「相手の正体がまだ完全にわかったわけではありません。\\n 皆さん、くれぐれも気を付けてください」",
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"389000222_29": "「はい(デス)ッ!」",
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"389000222_30": "「承知ッ!\\n 今度こそ、任務を完遂してみせますッ!」"
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