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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"388001111_0": "心の刃は、常に研ぎ",
"388001111_1": "アカオニとの戦いから数日後――",
"388001111_2": "「よう、翼、ダンナ。\\n お邪魔するよ」",
"388001111_3": "「奏ッ!?\\n どうしたの、急に」",
"388001111_4": "「次の定期報告はまだ先のはずだが。\\n 何か問題でも起こったのか」",
"388001111_5": "「それがさぁ、聞いてくれよ。\\n この間、忍者騒ぎでこことは別の並行世界に渡っただろ」",
"388001111_6": "「そのとき、あたしの世界のことを錬金術師たちに\\n 任せてきたんだけど、借りを返せー……なんて言ってきてさ」",
"388001111_7": "「借り……?」",
"388001111_8": "「ああ。錬金術をベースにしたエセ忍者の話をしたら、\\n 向こうの局長が興味をもったみたいでさ」",
"388001111_9": "「忍術についての情報を欲しがってるんだよ」",
"388001111_10": "「統制局長、アダム・ヴァイスハウプト……。\\n それはまた、厄介なやつに借りを作ってしまったことに……」",
"388001111_11": "「でも、忍術の情報と言われても……\\n 緒川さん、なんとかなりませんか」",
"388001111_12": "「術は直接伝承するのが基本ですから、\\n 渡せるようなものは何も……」",
"388001111_13": "「そもそも、緒川忍軍の秘伝ですので、\\n おいそれと教えるわけにもいきません」",
"388001111_14": "「だよなー。ま、それは向こうも承知の上だろうからさ。\\n 何かそれっぽいものを渡して誤魔化そうかなって」",
"388001111_15": "「誤魔化すって……大丈夫なの?」",
"388001111_16": "「連中と渡り合うには、\\n これくらいの図太さが必要なんだって」",
"388001111_17": "「それなら、この巻物を渡そう」",
"388001111_18": "「よいのですか?\\n 重要なものなのでは」",
"388001111_19": "「先日、実家の蔵を漁っていたら出てきたものでな。\\n 俺も内容は把握したからこそだ」",
"388001111_20": "「なに、雰囲気だけはあるが、中身はせいぜい『忍術入門書』と\\n いったところだ。惜しいものではない」",
"388001111_21": "「お、そりゃいいな。\\n 何事も基礎が肝要って言うしッ」",
"388001111_22": "「奏がそれでいいなら、いいんだけど……」",
"388001111_23": "「で、それはそれとして、ここからはあたしからのお願いだ。\\n 緒川さん、あたしに稽古つけてくれないか」",
"388001111_24": "「稽古ですか?」",
"388001111_25": "「せっかく並行世界の緒川さんから忍者の心得を教わったんだ。\\n こっちの世界の緒川さんとも、手合わせしたくってさ」",
"388001111_26": "「なるほど、そういうことですか。\\n 僕は構いませんよ。装者の訓練のお手伝いは、望むところです」",
"388001111_27": "「そういうことであれば、トレーニングルームを使うといい。\\n 話に聞くダイヴマシンほどではないが、色々と融通は利くさ」",
"388001111_28": "「サンキュー、ダンナッ!\\n それじゃ、さっそく始めるとしようかッ」",
"388001111_29": "「並行世界の緒川さんも強かったけど、\\n こっちの緒川さんはどうかな」",
"388001111_30": "「並行世界の僕と競い合うのもおかしな話ですが、\\n これは負けるわけにはいきませんね」",
"388001111_31": "「翼も一緒にどうだ?」",
"388001111_32": "「う、うんッ」",
"388001111_33": "「奏と緒川さんから一本とれるか……か。",
"388001111_34": " 緒川さん、お手合わせ、よろしくお願いしますッ」",
"388001111_35": "「よっしゃッ!\\n あたしの忍術、ご披露といくかッ」"
}