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"388000121_0": "「遅くなって悪い、許可は取ってきたぞ」",
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"388000121_1": "「こういうとき、決まりとはいえすぐに飛び出せないのが\\n 歯がゆいな」",
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"388000121_2": "「感情だけで動いては、手痛いしっぺ返しを食うこともある……。\\n 自分を律することも大切だもの」",
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"388000121_3": "「ハハ、言うじゃないか。\\n 誰の影響だ?」",
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"388000121_4": "「強いて言えば、緒川さんかな。\\n あの人からわたしが学んだのは、戦い方だけではないから」",
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"388000121_5": "「へぇ、そうなのかい?」",
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"388000121_6": "「うん。今から行く並行世界にも緒川さんはいるから、\\n 話してみれば奏にとっても得られることはあると思う」",
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"388000121_7": "「その緒川さんも、戦ったりもするのか?」",
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"388000121_8": "「戦ったりする……なんて言ったら、失礼になるかも」",
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"388000121_9": "「翼がそこまで言うなんて、相当強いんだろうな。\\n 楽しみになってきたよ」",
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"388000121_10": "「奏……無茶だけはしないように」",
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"388000121_11": "「おう、心配してくれてありがとなッ」",
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"388000121_12": "「フフ」",
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"388000121_13": "「……その含み笑いはなんだ、マリア」",
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"388000121_14": "「いえね、見送りにまで来た挙句に、そんなに心配しちゃって。\\n 翼にとって『天羽奏』は本当に大事な相手なのね」",
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"388000121_15": "「な……ッ!\\n か、奏の前でそんなこと――ッ」",
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"388000121_16": "「照れない照れない」",
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"388000121_17": "「わたしも響が任務に出るときは、いつも心配だったから、\\n 気持ちはわかりますよ」",
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"388000121_18": "「くッ、小日向まで……ッ。\\n なんとやりづらい……ッ!」",
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"388000121_19": "「とーもーかーくッ!\\n 翼はライブに集中するんだぞ?」",
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"388000121_20": "「わかっている……。",
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"388000121_21": " ……いってらっしゃい、奏」",
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"388000121_22": "「ああ、行ってくる。\\n 帰ってきたらライブの様子、教えてくれよなッ!」",
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"388000121_23": "「ぬんッ!」",
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"388000121_24": "「な……ッ!?\\n 丸太と入れ替わっただとッ!?」",
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"388000121_25": "「なかなかおもしろいことをするじゃありませんか」",
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"388000121_26": "「今度は分身ときたか……ッ!」",
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"388000121_27": "「まったく、煩わしいったらないわね」",
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"388000121_28": "「同感だな。\\n まるで忍者映画でも見せられているようだ」",
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"388000121_29": "「それはいささか心外ですね」",
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"388000121_30": "「忍術とは人目を忍ぶ術。\\n このような無駄に派手な演出、忍術とは言えません」",
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"388000121_31": "「そいつは失礼した。\\n だが、厄介なことには変わりあるまい」",
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"388000121_32": "「身代わりに分身、まるでコミックですねぇ。\\n しかし、誰か知りませんが、二課に襲撃をかけるとは……」",
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"388000121_33": "「僕は作りかけのあのマシンを完成させたいというのに、\\n 英雄の宿命として、休む暇はもらえないものですね」",
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"388000121_34": "「今はこの事態を収拾することを考えろッ!」",
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"388000121_35": "「まあいいです。コミックの忍者か何か知りませんが、",
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"388000121_36": " 所詮はアルカ・ノイズッ!」",
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"388000121_37": "「真の英雄である僕が、ヒーローのなんたるかを\\n 教えてあげる必要がありそうですねぇッ!」",
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"388000121_38": "「何か策が?」",
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"388000121_39": "「アルカ・ノイズが次々と送り込まれている以上、\\n 呼び出している者は近くにいるはずです」",
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"388000121_40": "「今さら確認する必要、あったかしら?\\n とっくに承知の上だと思っていたけれど」",
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"388000121_41": "「この天才にして英雄に向かってその言い草……ッ!」",
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"388000121_42": "「内輪もめは後にしろッ!」",
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"388000121_43": "「いずれにしろ、手が足りない現状では探りようが――」",
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"388000121_44": "「警報ッ!?\\n 何が起こっているッ!」",
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"388000121_45": "「報告しますッ!\\n 聖遺物保管庫付近に敵の姿を確認ッ!」",
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"388000121_46": "「……しまったッ!\\n こちらは陽動かッ!」",
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"388000121_47": "「いけないッ! 本部には一般の隊員もいますッ!\\n すぐに増援に……」",
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"388000121_48": "「さらに増えるか……ッ!」",
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"388000121_49": "「どうするの?\\n ここを手薄にするわけにはいかないわよ」",
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"388000121_50": "「ネフィリムの左腕でも手に余るこの状況、\\n 猫の手でも借りたいものですが、そう都合よく救援など……」",
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"388000121_51": "「アルカ・ノイズが一掃された……?」",
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"388000121_52": "「この攻撃は……ッ!」",
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"388000121_53": "「遅くなりましたッ!」",
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"388000121_54": "「待たせたわね」",
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"388000121_55": "「猫の手よりかは、役に立つつもりだぜ。\\n 使ってやっちゃあくれないかッ!」"
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