37 lines
3.6 KiB
JSON
37 lines
3.6 KiB
JSON
{
|
||
"386000541_0": "「――ふむふむ。\\n 街外れで、ペンキ塗りたての看板を見かけたと……」",
|
||
"386000541_1": "「貴重な情報、ありがとうございます!\\n 助かりました!」",
|
||
"386000541_2": "「感謝するぞッ!」",
|
||
"386000541_3": "「こちらこそ、\\n 荷物を持ってくれてありがとうねぇ」",
|
||
"386000541_4": "「いえいえ!\\n 困っている人を助けることが勇者部の活動ですから!」",
|
||
"386000541_5": "「……勇者部? その子の狐の尻尾といい、\\n 若い子の間では、不思議なものが流行ってるんだねぇ」",
|
||
"386000541_6": "「ご婦人、流行っているわけではないぞ。\\n これはわしの自慢の尻尾であって――」",
|
||
"386000541_7": "「おっと、ここまでで大丈夫だよ。\\n 本当にありがとうねぇ」",
|
||
"386000541_8": "「アハハ。それじゃあ、またッ!\\n 何かあったら、いつでも呼んでくださいねッ!」",
|
||
"386000541_9": "「ふう……。\\n 情報が手に入ってよかったねッ!」",
|
||
"386000541_10": "「うん、これでまた一歩前進!\\n それに並行世界でも、勇者部の活動絶好調っ!!」",
|
||
"386000541_11": "「あちらこちらに寄り道しておるが、その都度前進している\\n 手応えがあるのじゃから、大したものじゃ、勇者部ッ!」",
|
||
"386000541_12": "「気になってたんだけど、\\n その勇者部って、どんな活動をする部活なの?」",
|
||
"386000541_13": "「人のためになることなら、なんでもだよ!\\n お店のお手伝いやゴミ拾い、幼稚園で出し物をやったりとか!」",
|
||
"386000541_14": "「あ、あとね!\\n 勇者部には『勇者部五箇条』っていうのがあるの!」",
|
||
"386000541_15": "「それ、さっき話していたもののこと?」",
|
||
"386000541_16": "「コホン。それでは……",
|
||
"386000541_17": " 勇者部五箇条!」",
|
||
"386000541_18": "「<ruby=ひとつ>一</ruby>、挨拶はきちんと!\\n <ruby=ひとつ>一</ruby>、なるべく諦めない!」",
|
||
"386000541_19": "「<ruby=ひとつ>一</ruby>、よく寝て、よく食べる!\\n <ruby=ひとつ>一</ruby>、悩んだら相談!」",
|
||
"386000541_20": "「<ruby=ひとつ>一</ruby>、なせば大抵なんとかなる!」",
|
||
"386000541_21": "「カ、カッコイイッ!\\n 真っ直ぐで、いい言葉ばかりだねッ!」",
|
||
"386000541_22": "「えへへ、響ちゃんだったら、\\n そう言ってくれると思ったよ!」",
|
||
"386000541_23": "「勇者部かぁ、楽しそうだなぁ。\\n 五箇条もカッコイイし……」",
|
||
"386000541_24": "「ひゃああああああッ!?」",
|
||
"386000541_25": "「この声は――!?」",
|
||
"386000541_26": "「まさか、さっきのご婦人のものかッ!?」",
|
||
"386000541_27": "「――――ッ!!」",
|
||
"386000541_28": "「おばあさんっ!\\n 大丈夫ですか!?」",
|
||
"386000541_29": "「あわわわ、\\n ば、バケモノが……」",
|
||
"386000541_30": "「驚いて腰を抜かしちゃってる!?\\n この場所で戦ったら、巻き込んじゃうよ!!」",
|
||
"386000541_31": "「だったら、\\n 星屑を別の場所に誘導して戦おうッ!」",
|
||
"386000541_32": "「ヤコちゃん……!」",
|
||
"386000541_33": "「あいわかった、ご婦人のことは任されよ。\\n おぬしたち、怪我なぞしてくれるなよッ!」",
|
||
"386000541_34": "「任せて、ちょちょいっと片付けちゃうんだからッ!\\n ――行くよッ!!」"
|
||
} |