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"386000311_0": "発足、猫探し同盟！",
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"386000311_1": "「ここが、ヤコちゃんの神社？\\n ここで巫女さんをしてるの？」",
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"386000311_2": "「わしは巫女でないぞ。\\n ほれ、そこにキツネの像があるじゃろ？」",
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"386000311_3": "「うん。でも、１体足りないみたいだけど。\\n こういうのって普通、２体１組で置かれてるものだよね？」",
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"386000311_4": "「その足りない１体こそが、\\n わしの正体じゃ」",
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"386000311_5": "「おいおいおい、\\n どうしてキツネの像が歩いて喋ってるんだよ」",
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"386000311_6": "「それはわしにもわからん。\\n 参拝者から、拝まれることはよくあったのじゃが――」",
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"386000311_7": "「それが毎日、何年も何年も続いた結果、\\n 気が付けば、動けるようになっておったのじゃッ！」",
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"386000311_8": "「お上さまもわしをお認めくださったのじゃろうてッ！ ヤコと\\n 呼ばれ慕われるわしに、動ける身体を下さったに違いないッ！」",
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"386000311_9": "「なるほど……？」",
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"386000311_10": "（人々の信仰がカタチとなったもの……\\n もしや、哲学兵装なのか？）",
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"386000311_11": "「それで、\\n 御神体が無くなったというのは……？」",
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"386000311_12": "「そうなのじゃッ！ 大切な『お上さま』の器……\\n 御神体は、盗まれてしまったのじゃッ！」",
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"386000311_13": "「えええ！？\\n すぐに警察に行かないと！」",
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"386000311_14": "「警察なんぞ役に立たんッ！\\n 何しろ、お上さまを盗んだのは野良猫なんじゃからッ！」",
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"386000311_15": "「猫ぉ！？」",
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"386000311_16": "「普段、お上さまは本殿に安置されているのじゃが、\\n 昨晩、忍び込んだ野良猫が持ち去ってしまったのじゃッ！」",
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"386000311_17": "「すぐに探しに出たんじゃが……、\\n 突然、あの面妖なバケモノが現れ出しての……」",
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"386000311_18": "「それで、星屑に襲われてるところを、\\n 私たちが見つけたってわけだね」",
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"386000311_19": "「頼む、おぬしたちッ！」",
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"386000311_20": "「あんなバケモノが出る街を１人で探すには限界があるッ！\\n どうか、わしと一緒にお上さまを探してくれッ！」"
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