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"385000831_0": "「エジソンが石屋を……ッ!?」",
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"385000831_1": "「ど、どういうことデスかッ!?\\n 2人は仲間だったんじゃないんデスか……ッ!?」",
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"385000831_2": "「仲間? ハッ……本当に下らんな。\\n そんなものは弱者が<ruby=すが>縋</ruby>る幻想にすぎない」",
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"385000831_3": "「ウロボロスも石屋も、\\n 所詮は利用していただけにすぎん」",
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"385000831_4": "「この男はベアトリーチェへの執着のみで動き、\\n 大局がまるで見えていなかった。実に愚かだ」",
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"385000831_5": "「背後から一発くれてやったときも、\\n 女々しくその名を呼んでいたな……」",
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"385000831_6": "「……ッ」",
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"385000831_7": "「石屋を利用していた……?\\n なら、あなたの目的は並行世界の破壊ではないということ?」",
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"385000831_8": "「いいや、それは予定通り決行する。\\n だが、ベアトリーチェに仕えるなど、冗談ではない」",
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"385000831_9": "「逆に私が世界蛇の力を支配してやるのだよ」",
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"385000831_10": "「世界蛇の力を支配……?\\n そんなこと、どうやって……」",
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"385000831_11": "「とある世界の研究機関で、人の脳に干渉し、\\n 制御するシステムが研究されていてな」",
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"385000831_12": "「私はこの研究成果を頂き、\\n 応用しているのだ」",
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"385000831_13": "「そんなの、洗脳じゃないデスかッ!",
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"385000831_14": " そんな研究をする外道がいるなんて、顔を見てみたいデス……」",
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"385000831_15": "「好きになじれ。どうせ貴様らに、\\n できることなど残っていないのだからな」",
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"385000831_16": "「……それで?\\n 世界蛇を支配して、あんたは何がしたいの?」",
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"385000831_17": "「既に語った通りだ。\\n 並行世界をこの手で滅ぼし、唯一の世界を作り上げる」",
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"385000831_18": "「それがあなたの言う、\\n テスラを超えた証というわけ?」",
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"385000831_19": "「そうだ。私は、テスラを超えたい。\\n いや……超えねばならぬのだ」",
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"385000831_20": "「あの男は……本当の天才だった」",
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"385000831_21": "「私は世間では発明王などと呼ばれていたが、\\n あの男はいつも、私の1歩も2歩も先を行っていた……」",
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"385000831_22": "「だが、奴は私が向ける嫉妬など意にも介さなかった」",
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"385000831_23": "「……奴の目は、前しか見ていなかった。\\n そうだ、奴にとって私は、路傍の石ですらなかったのだ」",
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"385000831_24": "「その純粋すぎる科学者としての在り方を、\\n 私は恐れ、しかし同時に憧憬した……気が狂いそうだったよ」",
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"385000831_25": "「私にとって、科学は人生のすべてだッ!」",
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"385000831_26": "「テスラを超える、その一心で異端技術に手を伸ばし、\\n 自分自身をサイボーグにまでしたッ!」",
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"385000831_27": "「だが……テスラは死んだ。ただの一度も、私を振り返ることなく。\\n ……もはや、奴に私の存在を認めさせることはできなくなった」",
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"385000831_28": "「残された道は1つ……テスラが成し遂げられなかったことを、\\n 私がこの手で成就させるしかないのだッ!」",
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"385000831_29": "「そのために、私は唯一無二の世界を作り上げるッ!」",
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"385000831_30": "「そんなのおかしいデスッ!\\n テスラは確かに、唯一の世界を作ろうとしたデスッ!」",
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"385000831_31": "「けど、それは逢いたい人がいたからデスッ!\\n アナタのやろうとしていることは、ただの破壊デスッ!」",
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"385000831_32": "「それにテスラは、最後には世界を修復した……。\\n あなたの野望とは、まるで話が違いますッ!」",
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"385000831_33": "「黙れッ!\\n いずれにしろ、それは只人には成せぬ偉業だッ!」",
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"385000831_34": "「私は証明する……ッ!\\n トーマス・エジソンこそが、真の天才であることをッ!」",
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"385000831_35": "「――世界蛇再誕シークエンス、\\n フェーズ2に進行」",
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"385000831_36": "「禍々しい瘴気が満ちていく……ッ!\\n まだ復活もしていないっていうのに……ッ!」",
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"385000831_37": "「身体が重い……、\\n ギアの出力が上がらない……ッ!」",
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"385000831_38": "「いけないッ!\\n 早く止めないと取り返しのつかないことに――ッ!」",
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"385000831_39": "「邪魔はさせんぞ、装者どもッ!\\n 我が最高傑作の前に倒れ伏せッ!」",
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"385000831_40": "「な、なんデスか、あのトンデモは……ッ!?」",
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"385000831_41": "「機械の、獣……?」",
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"385000831_42": "「物騒なものを出してきたじゃない。\\n これが奥の手っていうわけね」",
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"385000831_43": "「さあ、ゆけッ!\\n サイボーグキメラよッ!」",
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"385000831_44": "「貴様らは地に伏せながら、\\n 我が偉業を刮目するがいい――ッ!」"
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