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"385000131_0": "「すまない、世話になってしまったな」",
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"385000131_1": "「別にいいわよ。\\n それより、寝てなくていいの?」",
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"385000131_2": "「治療はしましたけど、\\n 本当ならしばらく安静が必要なほどの怪我なのに……」",
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"385000131_3": "「心遣い、感謝する。だが不覚を取った上に、\\n この状況ではのんきに寝ているわけにもいかないからな」",
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"385000131_4": "「ウロボロスね」",
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"385000131_5": "「ああ。俺たちはこの並行世界で、以前からウロボロスが\\n 暗躍しているという情報をつかんだ」",
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"385000131_6": "「それはまさか……この世界に、\\n 奴らの拠点があるということッ!?」",
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"385000131_7": "「その可能性は高い。\\n だが、拠点の特定には至っていない」",
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"385000131_8": "「そう……」",
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"385000131_9": "「だから、俺たちはこの世界の聖遺物研究所に網を張った。\\n 奴らは様々な並行世界で、聖遺物を集めて回っているからな」",
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"385000131_10": "「その読み自体は当たっていたんだが……\\n よりにもよって、調査の途中で奴らが襲撃を仕掛けてきてな」",
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"385000131_11": "「それで、スクルドのみなさんもあそこにいたんですね」",
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"385000131_12": "「ああ。残念ながら、奴らの目的の品が何か分からないうちに、\\n 保管施設を爆破されてしまった」",
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"385000131_13": "「あれでは、何を持ち去ったかも特定できないだろう……」",
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"385000131_14": "「先回りできたというのに、奴らの目論見を\\n 阻止できなかった……失態だ」",
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"385000131_15": "「ユリウスさん……」",
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"385000131_16": "「お互いが持っている情報を共有する必要がありそうね」",
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"385000131_17": "「あまり楽しい話にはならないでしょうけど、\\n ウロボロスが狙ったものくらいは見当がつくかもしれないわ」",
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"385000131_18": "「目的は達成した――なんて言うくらいだもの、\\n あまり悠長にしている時間はなさそうだけれど」",
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"385000131_19": "「……ああ、賛成だ。\\n ウロボロスの目的とは、やはり――」",
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"385000131_20": "「……ええ。メンバーの1人が言っていたわ。\\n ――『世界蛇の再誕は近い』ってね」",
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"385000131_21": "「世界蛇……やはり諦めていなかったか……ッ」",
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"385000131_22": "「並行世界を巻き込んだ戦いが、\\n また始まってしまうというの……ッ!?」",
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"385000131_23": "「なるほど、なるほど……\\n ここがこうなって、こっちがこうで……」",
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"385000131_24": "「クックックック……ウロボロスも、なかなかおもしろいことを\\n するっスねぇッ! レーベンガーを改造するなんてッ!",
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"385000131_25": "「この鹵獲した改造レーベンガーを分解して、フォニックゲインの\\n 減衰機構を解明できれば、対策もできるはずっスッ!」",
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"385000131_26": "「しかし……ウロボロスにこんな技術力があったとは\\n 驚きっスねぇ」",
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"385000131_27": "「確かに、聖遺物に関しては向こうが一枚上手だったっスけど、\\n これはむしろ機械工学の領域……」",
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"385000131_28": "「いや、異端技術と機械工学のハイブリッドのような技術っス。\\n ニコラ・テスラとはまた違う技術っス」",
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"385000131_29": "「どこの誰がやったか知らないっスけど、\\n いじりがいがあるっスねーッ!」",
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"385000131_30": "「お、来客っスか?」",
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"385000131_31": "「ナツミ班長ー。\\n 頼まれていたパーツ、持ってきましたけど」",
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"385000131_32": "「おお、ようやく届いたっスか。\\n 今行くっスよー」"
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