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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"383000721_0": "「緒川さんに聞いたところ、\\n ここならラムネがあるそうだが……」",
"383000721_1": "「わざわざ探してくれて、\\n 感謝するわ」",
"383000721_2": "「本当は、楓や暁にも声をかけたかったのだが、\\n どこかに行ってしまったようでな……」",
"383000721_3": "「…………」",
"383000721_4": "「…………」",
"383000721_5": "「……梨璃?」",
"383000721_6": "「……どうした?\\n 人とも黙り込んで」",
"383000721_7": "「あ、あの……」",
"383000721_8": "「ごめんなさいッ!!」",
"383000721_9": "「えッ!?」",
"383000721_10": "「ど、どうして梨璃ちゃんが謝るの?」",
"383000721_11": "「そっちこそ!\\n どうして響さんが謝るんですか」",
"383000721_12": "「だって、わたし、ギアも上手く使えなくて、\\n 特訓したコンビネーションも決められなくて……」",
"383000721_13": "「そのせいで、特型ヒュージに逃げられちゃったから……」",
"383000721_14": "「ちちち、違いますよっ!\\n 逃げられたのは、響さんのせいじゃなくわたしのせいです」",
"383000721_15": "「タイムリミットって言われて焦っちゃって、\\n お姉様に何度も何度も心配されたのに意地になって……」",
"383000721_16": "「挙げ句の果てには、怪我して動けなくなって……、\\n だから 悪いのは全部、わたしなんです」",
"383000721_17": "「そんなッ!?\\n 梨璃ちゃんは悪くないよッ 悪いのはわたしッ」",
"383000721_18": "「いーえ!\\n 響さんは悪くないです 悪いのはわたしです」",
"383000721_19": "「わたしッ!」",
"383000721_20": "「わたしです!」",
"383000721_21": "「2人とも、そこまでだッ!!」",
"383000721_22": "「――ッ!?」",
"383000721_23": "「そうね。\\n 過ぎたことで自分を責めても……辛いだけよ」",
"383000721_24": "「それに、今回の失敗は、あの場にいた全員の責任。\\n あなたたち人で、わたしたちの責任を勝手に背負わないで」 ",
"383000721_25": "「で、でも……」",
"383000721_26": "「お姉様……」",
"383000721_27": "「気にするなとは言わん。\\n ただ、他の皆がいるということを、忘れるなよ」",
"383000721_28": "「はい……」",
"383000721_29": "「ごめんなさい……」",
"383000721_30": "「落ち着いたところで、今後について話しましょう。\\n もともと、そのつもりで誘ったのでしょう」",
"383000721_31": "「まだチャンスが残されているとはいえ、\\n 今のままでは、また同じことの繰り返しになるだけよ」",
"383000721_32": "「……ああ、作戦の相談は、暁や楓がいる時にするとして、\\n 人に聞きたいことがあるんだ」",
"383000721_33": "「何かしら?\\n わたしたちに答えられることなら」",
"383000721_34": "「シュッツエンゲルの契りについてだ……」",
"383000721_35": "「実は、わたしと響は、楓に教わって、\\n シュッツエンゲルの契りというものを実践してみたのだが……」",
"383000721_36": "「そうなんですか!?\\n わあ、おめでとうございます」",
"383000721_37": "「響さんが、『お姉様』って呼んでたから、\\n ひょっとしてと思ってたんですよ」",
"383000721_38": "「わたしも、薄々感づいてはいたわ。\\n でも、どうして、シュッツエンゲルの契りを」",
"383000721_39": "「……契りを結べば、梨璃ちゃんと夢結さんみたいな、\\n 完璧なコンビネーションができるようになるんじゃないかって」",
"383000721_40": "「か、完璧な連携なんて、\\n そんな風に褒められたら照れちゃいます」",
"383000721_41": "「しかし、結果として、\\n わたしたちの連携は上手く行かなかった」",
"383000721_42": "「契りを結び、2人の親密度を高め、\\n リリィギアの扱いも、連携の訓練も重ねた……」",
"383000721_43": "「しかし実戦において、\\n それらは役に立たなかったと言ってもいい」",
"383000721_44": "「次の戦いには、完璧な連携が必要となる。\\n だから、改めて知っておきたいんだ」",
"383000721_45": "「シュッツエンゲルの契りとは、いかなるものかをッ!」",
"383000721_46": "「わたしからもお願いしますッ!」",
"383000721_47": "「え、えーと、そうですね……。\\n わたしとお姉様の出会いから話せばいいのでしょうか」",
"383000721_48": "「あれは、わたしが百合ヶ丘女学院に補欠合格して――」",
"383000721_49": "「梨璃、そういうことではないと思うわ」",
"383000721_50": "「そうなんですか?\\n お姉様との想い出なら、いくらでも話せますけど……」",
"383000721_51": "「そもそもの勘違いをしているわ。\\n 契りは、結んだからといって効果を得られるものではない……」",
"383000721_52": "「では、白井と一柳の連携の秘密は一体なんなのだ?」",
"383000721_53": "「秘密……そうね……」",
"383000721_54": "「……分からないわ」",
"383000721_55": "「なッ!?」",
"383000721_56": "「確かに、わたしと梨璃は、\\n シュッツエンゲルの契りを結んでいる」",
"383000721_57": "「でも、これまでずっと戦ってこられたのは、\\n 決して、契りを結んでいるからではないわ」",
"383000721_58": "「ええっ!?\\n ど、どういうことですか、お姉様」",
"383000721_59": "「わたしが戦い続けられたのは、\\n 契りを結んだ相手がいたからではなく――」",
"383000721_60": "「一柳梨璃という、\\n かけがえのない人の女の子がいたからなのよ」",
"383000721_61": "「だから契りは、あくまで始まりに過ぎない。\\n 本当に大事なのは、わたしと梨璃が人で歩んできた日々」",
"383000721_62": "「……そうでしょ? 梨璃」",
"383000721_63": "「はい……はいっ!」",
"383000721_64": "「わたし、はじめて会った時よりも、\\n お姉様のことが、大好きです」",
"383000721_65": "「2人で歩んできた、日々……か」",
"383000721_66": "「だから……、\\n わたしから、アドバイスをするとしたら」",
"383000721_67": "「今必要なのは、シュッツエンゲルの契りや、\\n <ruby=シュッツエンゲル>守護天使</ruby>、<ruby=シルト>下級生</ruby>という形式じゃない」",
"383000721_68": "「ただ……、共に日々を積み重ねてきた相手を、\\n 信じることではないかしら」",
"383000721_69": "(共に日々を積み重ねてきた相手を……)",
"383000721_70": "(信じること……)",
"383000721_71": "「……ありがとう、ようやく分かった。\\n いや、もうとっくに分かっていたこと、だったんだな」",
"383000721_72": "「わたしと響……いや、この呼び名も必要はない。\\n わたしと立花が、積み重ねてきた日々……」",
"383000721_73": "「随分前のことだろうに、\\n つい先日のように思い出せる」",
"383000721_74": "「決して平坦な道のりではなかったが、\\n ずっと、共に戦い続けてきた大切な存在だ」",
"383000721_75": "「はい……ッ!」",
"383000721_76": "「お姉様……いえ、翼さんの強さに、何度も助けられて。\\n 色んな困難を、乗り越えてここまで来ました」",
"383000721_77": "「自分の弱さを、無様に晒すことになっても、\\n 立ち上がることができたのは、立花を信じていたからだ」",
"383000721_78": "「別に、姉妹などという関係はなくとも。\\n 背中を預けられる戦友として……」",
"383000721_79": "「これからも……、\\n わたしと共に戦ってくれるか」",
"383000721_80": "「はいッ!\\n もちろんですッ」",
"383000721_81": "「ならば、もう迷うことはないな。\\n 共に戦えるのならば、恐れるものは何もないッ」",
"383000721_82": "「昨日までの積み重ねを、明日へ繋げるため、\\n わたしたち、ここからまた始めましょうッ」",
"383000721_83": "「……迷いはなくなったようね」",
"383000721_84": "「ああ、感謝するッ!\\n この礼は、戦場で返すとしようッ」",
"383000721_85": "「なんだか2人とも、\\n 雰囲気が変わったような気がします」",
"383000721_86": "「わたしも、燃えてきました!!」",
"383000721_87": "「梨璃、あなたはまず、\\n 足の怪我を治すことに専念しなさい」",
"383000721_88": "「大事に至らなかったからよかったものの、\\n 怪我が治らなければ、戦場には連れて行かないわよ」",
"383000721_89": "「す、すみません。向こうで待ってるみんなのことを考えたら、\\n 早く帰らなきゃって、焦っちゃって……」",
"383000721_90": "「その仲間たちは、\\n 一柳が頼りにしている仲間なのだろう」",
"383000721_91": "「ならば、仲間を信じて、己の戦いをすればいい。\\n 必ず、良い結果が待っているはずだ」",
"383000721_92": "「そうね。待っているみんなを……、\\n そしてわたしを信じて、思いっきり戦いなさい」",
"383000721_93": "「もちろんです!\\n お姉様は、世界一のお姉様ですから」",
"383000721_94": "「あ、それならわたしだって、負けないよッ!\\n うちのお姉様だって、世界一なんだからッ」",
"383000721_95": "「おいおい、それはやめたのではなかったのか?」",
"383000721_96": "「いやー、本当のこと言うと、\\n 『お姉様』って呼ぶのも嬉しくて……」",
"383000721_97": "「これからも、たまーに呼んでもいいですか?」",
"383000721_98": "「……頼む、勘弁してくれ」",
"383000721_99": "「あのー、お客様……」",
"383000721_100": "「そろそろ……、\\n ご注文をうかがってもよろしいでしょうか」",
"383000721_101": "「……あッ!?」"
}