51 lines
5.4 KiB
JSON
51 lines
5.4 KiB
JSON
{
|
||
"383000531_0": "「――ということがあったデスよねぇ」",
|
||
"383000531_1": "「2人は本当にもっと仲良くなれるデスかね?」",
|
||
"383000531_2": "「まあ、もう少し見守ってみるとしましょう」",
|
||
"383000531_3": "さらに数日後――",
|
||
"383000531_4": "「お姉様、シミュレータでの訓練お疲れ様ですッ!\\n これで汗を拭いてくださいッ!」",
|
||
"383000531_5": "「ああ、ありがとう。\\n さすがは響、気が利くなッ!」",
|
||
"383000531_6": "「エヘヘ、\\n そう言ってもらえると嬉しいですッ!」",
|
||
"383000531_7": "「しかし、お前も訓練続きで疲れているだろう?\\n しっかり身体を休ませなければいけないぞ?」",
|
||
"383000531_8": "「大丈夫ですッ!\\n お姉様と一緒にいれば、疲れなんて吹き飛んじゃいますッ!」",
|
||
"383000531_9": "「嬉しいことを言ってくれるな。\\n そうだ、この後、食事に行かないか?」",
|
||
"383000531_10": "「はいッ!\\n お供します、お姉様ッ!」",
|
||
"383000531_11": "「あの後、夢結さんたちの仕草や会話を真似したり、\\n 姉妹愛を題材にした映画を観たりした結果……」",
|
||
"383000531_12": "「なんとなくですが、\\n 自然な感じになってきたような気がしますわ……」",
|
||
"383000531_13": "「さすがはシンフォギア装者。\\n 見事な順応力ですわね」",
|
||
"383000531_14": "「シンフォギア装者かどうかは、\\n あんまり関係ないと思うデスけど……」",
|
||
"383000531_15": "「時折、姉妹というより、\\n 体育会系のノリに見える時もありますが――」",
|
||
"383000531_16": "「それもまた彼女たちの個性といったところでしょうか」",
|
||
"383000531_17": "「とにかく、あの仲睦まじい姿!\\n 立派に<ruby=シュッツエンゲル>守護天使</ruby>と<ruby=シルト>下級生</ruby>として通用しますわね!」",
|
||
"383000531_18": "「仲睦まじい姿……デスか……」",
|
||
"383000531_19": "(こうして目の前で2人が仲良くしているところを見ると、\\n なんだか、寂しくなってきてしまったデス……)",
|
||
"383000531_20": "(任務で離れていたことは今までもあったはずなのに、\\n もう、何年も会っていないような気がするデス……)",
|
||
"383000531_21": "「<size=26>会いたいデス、調……</size>」",
|
||
"383000531_22": "「ん?\\n 何か言いましたの?」",
|
||
"383000531_23": "「聞こえていたのデスかッ!?\\n ななな、何も言ってないデスよッ!?」",
|
||
"383000531_24": "「いや、今自分で『聞こえていたのデスかッ!?』って、\\n 言ってたじゃありませんか」",
|
||
"383000531_25": "「なんでもないデスッ!\\n ききききっとお腹の鳴る音が聞こえただけデスよッ!」",
|
||
"383000531_26": "「そうですの?\\n それならばいいのですけど……」",
|
||
"383000531_27": "「はいデスッ!」",
|
||
"383000531_28": "(……フッフッフ、甘いですわ。\\n 百合ヶ丘の至宝こと、楓・J・ヌーベルは逃しませんでしたわ!)",
|
||
"383000531_29": "(誰かを思うような、その切なそうな瞳も!!)",
|
||
"383000531_30": "(想い人に向けた、その切なそうな言の葉も!!)",
|
||
"383000531_31": "(あれこそはまさしく、届かぬ想いに悩む乙女の姿!\\n 想い人に振り返ってもらいたいという切なる願い!!)",
|
||
"383000531_32": "(わたくしが梨璃さんに向ける熱い想いと同じですわね!!)",
|
||
"383000531_33": "「……分かりますわよ、ちびっこ。\\n つらいですわよね?」",
|
||
"383000531_34": "「きゅ、急にどうしたんデスッ!?」",
|
||
"383000531_35": "「いえ、何も言わなくてもいいですわ。分かっていますもの。\\n もしも耐えられなくなった時はいつでも言うんですのよ?」",
|
||
"383000531_36": "「わたくし、相談に乗ってさしあげますわ」",
|
||
"383000531_37": "「は、はぁ……。\\n よく分からないけど、分かりましたデス……」",
|
||
"383000531_38": "「どうやら、\\n あちらも盛り上がっているようだな」",
|
||
"383000531_39": "「はい、あの2人も、\\n この数日で随分と仲良くなったみたいですね」",
|
||
"383000531_40": "「皆さんッ!\\n ワームホールの活性状態の予測が出ましたッ!」",
|
||
"383000531_41": "「次に活性状態へと移行するのは、今から12時間後ッ!」",
|
||
"383000531_42": "「これまでにないほどの大規模な活性状態が予測されますッ!\\n 恐らく、特型ヒュージも出現するかとッ!!」",
|
||
"383000531_43": "「各自、準備をお願いしますッ!」",
|
||
"383000531_44": "「……聞いたか、響」",
|
||
"383000531_45": "「……はい、お姉様ッ!」",
|
||
"383000531_46": "「シュッツエンゲルの契りを結んで以来、\\n リリィギアの扱いも、コンビネーションの訓練も積んできた」",
|
||
"383000531_47": "「ようやく、その成果を、\\n 見せる時が来たようだな」",
|
||
"383000531_48": "「はいッ! 特型ヒュージに、\\n 新しいわたしたちを見せつけてやりましょうッ!!」"
|
||
} |