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JSON
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"380000911_0": "不撓の炎",
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"380000911_1": "「奏ちゃん、お待たせ。これでギアのバリアコーティングが、\\n ザックームのガスも遮断してくれるわ」",
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"380000911_2": "「ありがとう、了子さん」",
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"380000911_3": "「でも過信はしないでね。ろくにランニングテストも\\n できてないんだから、何度か防げる程度に考えておいて」",
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"380000911_4": "「ああ、分かった。\\n けど、それでも随分戦いやすくなるよ」",
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"380000911_5": "「この溶液に、こちらの触媒を足せば……。",
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"380000911_6": " くそッ! なぜ、うまくいかんッ!」",
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"380000911_7": "「……<ruby=オートスコアラー>自動人形</ruby>たちが心配なの?」",
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"380000911_8": "「……あいつらなら大丈夫のはずだ」",
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"380000911_9": "「それならローブの調整に集中しなさい。\\n 焦ると失敗する可能性が上がるわ」",
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"380000911_10": "「分かっている……」",
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"380000911_11": "『トゥルルッ! トゥルルッ!』",
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"380000911_12": "「奏、本当に無理はするな」",
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"380000911_13": "「……ああ、そのつもりだよ。\\n けど、ファウストローブが完成するまで、時間を稼がないと」",
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"380000911_14": "「キャロルとサンジェルマンのために、\\n 例えザコだけでも、ザックームの戦力を削らないとな」",
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"380000911_15": "「奏、新たにザックームの<ruby=こんけい>根茎</ruby>も伸ばされているぞッ!\\n 適度なところで撤退するんだッ!」",
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"380000911_16": "「……その前に、1つ試してみたいことがあってね」",
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"380000911_17": "「下手な攻撃は吸収されてしまうぞ、奏ッ!」",
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"380000911_18": "「分かってる。\\n だから吸収されない形で、やってみればいいッ!」",
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"380000911_19": "(ザックームの<ruby=こんけい>根茎</ruby>は、炎への耐性が強い。\\n このままじゃ、あたしは最終決戦で役立たずだ……)",
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"380000911_20": "(耐性があっても倒す方法、エネルギーを吸収されない方法。\\n それがなくちゃ、役には立てないッ!)",
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"380000911_21": "「その方法――試させてもらうッ!」"
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