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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"380000522_0": "「本体は、どこだぁぁぁッ!」",
"380000522_1": "「次は――ッ!」",
"380000522_2": "「待てッ! もう雑魚はいない。\\n どうやら、本体は出てこなかったようだな」",
"380000522_3": "「お前ら、いつの間に……」",
"380000522_4": "「かなりの範囲に、葉を振り撒いていたのでな。\\n 私たちも別方面で、対処に当たっていたのだ」",
"380000522_5": "「そっか、協力してくれてありがとうな。\\n だけど、あたしも……今度こそはと思ってたのに……」",
"380000522_6": "「この前倒した奴も、本体じゃなかったんだろ?」",
"380000522_7": "「ああ。どうやらあれは本体の<ruby=こんけい>根茎</ruby>。\\n 本体が伸ばした根の先だと私たちは見ている」",
"380000522_8": "「うへぇ……。\\n あれだけデカいのに、まだ根っこの先だってのかよ……」",
"380000522_9": "「火への耐性を付けて、実がガスを出して、\\n それに葉っぱをバラ撒いて護らせるってのは分かったけど……」",
"380000522_10": "「それ以外に、特殊な能力があったりはしないのか?」",
"380000522_11": "「……以前にも二課の研究者が言っていたな。\\n そんなに気になるか」",
"380000522_12": "「いや、そういうわけじゃないんだ。\\n ただ、少し気になることがあって……」",
"380000522_13": "「例えば、本体が……、\\n 並行世界に影響を及ぼすような可能性はないのか」",
"380000522_14": "「並行世界……?\\n 世界蛇のようにか」",
"380000522_15": "「……ああ、そうだ」",
"380000522_16": "「それは無いだろう。並行世界に干渉するような聖遺物は、\\n それこそギャラルホルン以外に存在しないのではないか」",
"380000522_17": "「……そうなのか?」",
"380000522_18": "「ああ。ああいった機能のある聖遺物は、\\n 先史文明期の遺産としてもよほど特殊なものだけだろう」",
"380000522_19": "「少なくとも私の知る限りでは心当たりはない。\\n 当然、ザックームについても同様だ」",
"380000522_20": "「未知の聖遺物であればまだしも、ザックームについては\\n ある程度、研究も進めていた」",
"380000522_21": "「そうか、そうだよな……」",
"380000522_22": "「……お前たち、何を隠している。\\n 今の質問、ただの好奇心ではないだろう」",
"380000522_23": "「――ッ!? そ、それは……」",
"380000522_24": "「協力関係にあるオレたちにも話せない事なのか?」",
"380000522_25": "「……そっちだって、サンプルの提供を拒んだだろうッ!\\n あれさえあれば、もしかしたら――」",
"380000522_26": "「挙句に責任転嫁か……。\\n 呆れて物も言えん」",
"380000522_27": "「責任転嫁だって? 何も知らないくせにッ!」",
"380000522_28": "「不条理もそこまでいくと、むしろ清々しいなッ!\\n 理解を求めるのなら、今すぐ情報を開示することだ」",
"380000522_29": "「ま、マスター落ち着いてほしいんだゾ。えーと、えーと……、",
"380000522_30": " ほ、ほらッ! 新しいポーズを考えたんだゾッ!」",
"380000522_31": "「…………」",
"380000522_32": "「…………」",
"380000522_33": "「う……、み、見てほしいんだゾ……」",
"380000522_34": "「全く見てくれませんわね……」",
"380000522_35": "「地味に悪くないポーズだと思うのだが……」",
"380000522_36": "「役立たずが、珍しく空気を読んで、\\n 空気を読まない行動をしてますのに……」",
"380000522_37": "『トゥルルッ! トゥルルッ!』",
"380000522_38": "「……ッ! はい、こちら奏……」",
"380000522_39": "「チッ……」",
"380000522_40": "「…………」",
"380000522_41": "翌朝――",
"380000522_42": "「……くそッ!」",
"380000522_43": "「一晩経っても、まだ収まらないのか……。\\n 二課にも事情があるのだろう」",
"380000522_44": "「お前は、やつらに味方するのかッ!」",
"380000522_45": "「そういう訳じゃない。だが、二課は日本政府の直轄だ。\\n 政府の意向も絡む以上、難しい立場もあるだろう」",
"380000522_46": "「事がもし並行世界に絡むことならば、\\n オレたちにも無関係ではないハズだッ」",
"380000522_47": "「……そうだな。それは気になるところだ。\\n だから、昨日も黙って様子を見ていたのだが……」",
"380000522_48": "「……お前、分かっててオレと天羽奏の言い争いを\\n 静観してたのか」",
"380000522_49": "「マスター、よろしいでしょうか?」",
"380000522_50": "「ファラか。どうした?」",
"380000522_51": "「二課が隠している事が判明しましたわ」",
"380000522_52": "「話せ」",
"380000522_53": "「どうやら、S.O.N.G.のある並行世界と、こちらを繋ぐ\\n ゲートに問題が生じたようですわ」",
"380000522_54": "「その結果として、向こうとの連絡や交流手段が失われています」",
"380000522_55": "「……なるほど。それがザックームの影響だと考えているのだな。\\n まあ、大方の予想通りではあるがな……」",
"380000522_56": "「二課の調査は、まだ継続しますか?」",
"380000522_57": "「これ以上探っても何も出ないだろう。\\n 二課の方はもういい。ザックームの索敵に戻れ」",
"380000522_58": "「承知しましたわ」"
}