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"375000812_0": "「こいつ……本当にしぶといッ！」",
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"375000812_1": "「それでも――\\n これで終わりにするデスッ！」",
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"375000812_2": "「また逃げて――ッ！」",
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"375000812_3": "「逃げるなんて卑怯デスよッ！」",
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"375000812_4": "「もう、いつになったら倒せるんだろう……」",
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"375000812_5": "「あのカルマノイズは、いったい何にご執心なんデスかね？\\n こっちはひたすら疲労とストレスが溜まる一方デスよ」",
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"375000812_6": "「再出現の間隔も短くなってる気がする……」",
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"375000812_7": "「……いっそ、待ち伏せして現れたら速攻でトドメまで\\n 狙ってみるとかどうデスか？」",
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"375000812_8": "「そうだね……。\\n そういう方法も考えなきゃいけないかも」",
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"375000812_9": "「――お２人とも、聞こえますか？」",
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"375000812_10": "「あ、ドクターデス。\\n こちら切歌、聞こえるデスよ」",
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"375000812_11": "「どうやら通信機の調子は悪くないようですね。\\n カルマノイズの対処お疲れ様でした」",
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"375000812_12": "「これで終わりなら喜べるんデスけどね……」",
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"375000812_13": "「ということはまた離脱を？」",
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"375000812_14": "「うん……」",
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"375000812_15": "「それはまた大変ですね……」",
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"375000812_16": "「ところで、連絡したのはモーフワールドの中で、\\n 少々マズいことが起きたのが分かったんです」",
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"375000812_17": "「マズいって、何がデスか？」",
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"375000812_18": "「クリス先輩に何かあったの？」",
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"375000812_19": "「いえ、今は何もありませんが、これから何かあるかもという\\n 状況でして――」",
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"375000812_20": "「よく分からないから、分かるように言うデスよッ！」",
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"375000812_21": "「僕の作ったアバターで、僕の名を騙る何者かが、\\n ゲーム内でクリスさんたちに接触しています」",
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"375000812_22": "「偽者デスかッ！？」",
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"375000812_23": "「どうしてドクターの偽者が……？」",
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"375000812_24": "「彼女らに近づくためだとは思いますが、\\n どうしてこんなことになっているのかまでは……」",
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"375000812_25": "「いろいろ調整をして、やっと映ったと思ったらこれですよ……。\\n トラブルの神に愛されているんでしょうか？」",
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"375000812_26": "「クリス先輩も苦労人だからね……」",
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"375000812_27": "「幸せになってほしいデス」",
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"375000812_28": "「それと、今回の事態の黒幕が判明しました。\\n 『カロン』という、モーフワールドのボスが相手のようです」",
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"375000812_29": "「加えて、今回の事態の中心にあるのは『モルペウスの花』\\n という聖遺物だと判明しました」",
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"375000812_30": "「大収穫じゃないデスかッ！」",
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"375000812_31": "「ええ、ちょうどゲーム内でクリスさんたちが赤根氏の\\n ゲームアバターと接触し、情報を聞いていたので」",
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"375000812_32": "「あれ？ 音声は聞こえなかったんじゃ？」",
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"375000812_33": "「赤根氏が話している映像を、解析にかけたんですよ。\\n 読唇術のように口に動きで言葉を抽出したんです」",
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"375000812_34": "「おおーッ！ やるときはやるデスねッ！」",
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"375000812_35": "「フフ、その通りですッ！」",
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"375000812_36": "「そうなると、解決しそうなのかな？」",
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"375000812_37": "「まだ何とも言えませんね。\\n クリスさんたちは、モルペウスの花を取りに向かうようです」",
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"375000812_38": "「なんでも、それを手に入れて願えば、現在無敵状態のカロンを\\n 攻撃できるようになるとのことです」",
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"375000812_39": "「現実世界で赤根氏が所有し、聖遺物の能力で\\n ゲーム世界にもアイテムとして存在しているのだとか」",
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"375000812_40": "「しかし、カロンもモルペウスの花を狙っていたらしく、\\n 奪われないようゲーム世界のどこかに隠したそうです」",
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"375000812_41": "「ひょっとして、カルマノイズも\\n 赤根社長が持ってる聖遺物を狙ってッ！？」",
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"375000812_42": "「うん、そうかも」",
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"375000812_43": "「いや、待ってくださいッ！\\n そもそもあのゲームは、聖遺物があって成り立っていたもの」",
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"375000812_44": "「現実世界でそれをゲームから切り離したら、\\n ゲーム世界に何が起きるか分かりません」",
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"375000812_45": "「うう、ややこしいデスね……」",
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"375000812_46": "「結局、カルマノイズの相手をしてるしかないってことかな……」",
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"375000812_47": "「それなら分かりやすいデスねッ！」",
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"375000812_48": "「そうですね。お２人の方針はそれでお願いします」",
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"375000812_49": "「ドクターはどうするの？」",
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"375000812_50": "「ゲーム内に僕の偽者が現れた以上、このまま見ているだけ\\n というわけにもいかないでしょう」",
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"375000812_51": "「なんとかクリスさんたちに情報を伝えられないか\\n 考えてみますよ」",
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"375000812_52": "「それなら、頼んだデスよ」",
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"375000812_53": "「ええ、お任せを。\\n ゲーム内にいる調さんと切歌さんの命もかかってますからね」",
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"375000812_54": "「では、すみませんがそちらはこのまま警戒を続けてください。\\n よろしくお願いしますよ」",
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"375000812_55": "「助けに行けないのがもどかしいデスね」",
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"375000812_56": "「うん。きっと大丈夫だと思うけど……、それでも心配」"
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