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2021-12-29 21:20:38 +03:00

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{
"375000431_0": "翌朝――",
"375000431_1": "「よう、おはよう」",
"375000431_2": "「ああ、起きたんだ」",
"375000431_3": "「まあな。というか、そっちは早いな。\\n あいつはまだ寝てるのか」",
"375000431_4": "「切ちゃんのことなら、さっきパーツ整備に出かけた」",
"375000431_5": "「アンドロイド種族はパーツを組み替えることで、\\n 戦闘力の上昇や新しいスキルが覚えられるから」",
"375000431_6": "「わたしが作ったパーツも使ってるけど、\\n 整備のためには専用の工房に行く必要があるの」",
"375000431_7": "「へえ、そういうのもあるんだな。\\n それで、お前の方は何してるんだ」",
"375000431_8": "「フフン、わたしは新作の最新鋭超ハイスペック防具を、\\n オークション出品カウンターに持って行くところ」",
"375000431_9": "「最新鋭超ハイスペック防具? そんなもん作ってたのか。\\n でも、店で売ればいいじゃないか」",
"375000431_10": "「この防具は革新的な能力を持つから。\\n きっと、モーフワールド史上最多入札数の記録を作るッ」",
"375000431_11": "「すげぇ自信だなッ!?\\n なぁ、面白そうだし、あたしも見に行っていいか」",
"375000431_12": "「……丁度よかった。\\n 人じゃ運べなかったから手伝ってくれる」",
"375000431_13": "「よしッ! 任せろッ!」",
"375000431_14": "「これで納品は終わり。\\n オークションの経過は、店の端末で見られるから」",
"375000431_15": "「おいッ! 値段付け間違えてんじゃねぇか?\\n 金額がシブになってんぞ」",
"375000431_16": "「問題ない。\\n 他に類を見ない商品なんだから、すぐに跳ね上がるし」",
"375000431_17": "「そうなのか……万が一1シブで落札されたらって考えて、\\n あたしなら、そんな値付けは無理だな」",
"375000431_18": "「どんと構えてて大丈夫」",
"375000431_19": "「オークションが終わった時、わたしはモーフワールドで\\n 一番の大金持ちになってるかも……」",
"375000431_20": "(本当かよ……?)",
"375000431_21": "「……ん? あそこ、なんか人が集まってるな?」",
"375000431_22": "「首を突っ込むつもりなら、やめた方がいい。\\n どうせ大したクエストじゃない」",
"375000431_23": "「でも、なんか困ってるみたいだしな。\\n 話だけでも聞いてみる」",
"375000431_24": "「物好き……」",
"375000431_25": "「よう、どうしたんだ?」",
"375000431_26": "「ああ、実は素材として小型のヴァイラを仕入れた業者が、\\n 街中で逃がしちまったらしい」",
"375000431_27": "「生きたまま連れてきてたのか?」",
"375000431_28": "「俺に言わないでくれよ。\\n 逃がしたのはそいつだよ」",
"375000431_29": "「はい……。\\n その……不注意で……」",
"375000431_30": "「お願いします。捕まえてくれませんか?」",
"375000431_31": "「まさか受けるつもり?\\n 面倒なだけだと思うけど」",
"375000431_32": "「…………」",
"375000431_33": "「うわあ……ッ! 誰か、助けてッ!」",
"375000431_34": "「ひいッ! 僕の家が……ッ!」",
"375000431_35": "「まあ、NPCや低レベルプレイヤーには\\n 被害が出るかもだけど……」",
"375000431_36": "「それなら、助ける理由には十分だ」",
"375000431_37": "「……ということで、行ってくる」",
"375000431_38": "「随分なお人好し……。\\n さすがにこの程度ではだれも死んだりしないだろうし」",
"375000431_39": "「…………」",
"375000431_40": "(お人好しか……、そんな風に呼ばれるなんてな)",
"375000431_41": "(でも、確かに前のあたしなら、\\n 誰かを助けようだなんて思わなかっただろうな",
"375000431_42": "(見ず知らずの他人を助ける余裕なんてなかったし、\\n 他のやつがどうなろうと、それこそどうでもよかった",
"375000431_43": "(……やっぱり、あのバカのお人好しがうつったのかもな)",
"375000431_44": "(ゲームの中とはいえ、ここで死んだら\\n 実際の死に繋がるかもしれないんだ……",
"375000431_45": "「放ってなんかおけるかッ!」",
"375000431_46": "「ギャーーーッ!」",
"375000431_47": "「おわッ! なんで街の中にヴァイラがッ!?\\n だ、誰かーッ」",
"375000431_48": "「速攻で捕まえるッ!」",
"375000431_49": "「Killiter Ichaival tron――」"
}