xdutranslations/Missions/event071/375000331_translations_jpn.json
2021-12-29 21:20:38 +03:00

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{
"375000331_0": "「暁切歌デス。\\n こちらこそよろしくお願いします」",
"375000331_1": "「助けに来たぞ」",
"375000331_2": "「助け?\\n ――頼んでないけど」",
"375000331_3": "「お前らの世界の危機を、ギャラルホルンが検知した。\\n その調査に来たら、お前の助手に救出を頼まれたんだ」",
"375000331_4": "「ギャラルホルン?\\n てことは、何かしら超常災害が起きてる……」",
"375000331_5": "「ひょっとして、\\n モーフワールドの異変の原因も……」",
"375000331_6": "「さすがに察しがいいな。\\n カルマイズが関係してると、お前の助手は考えてるみたいだ」",
"375000331_7": "「あ、助手さんは無事なんデスね。\\n 寂しくて泣いてたりしてないデスか」",
"375000331_8": "「心配してるぞ。\\n 警官に追われてまで調査を進めてたしな」",
"375000331_9": "「それで、こっちの――モーフワールドの世界で、\\n 何が起きてるのか、教えてもらえるか」",
"375000331_10": "「もちろん、いいデスよッ!\\n わざわざ助けに来てくれるなんて、優しい人なんデスね」",
"375000331_11": "「……切ちゃんがそう言うのなら……わたしが説明する。\\n ログアウトができなくなったのは、週間前」",
"375000331_12": "「初日は結構な騒ぎだったデスね。\\n 泣いたり、パニックになってる人も沢山いたデス」",
"375000331_13": "「うん、でも3日くらいしてすぐに落ちついたの。\\n ジタバタしても仕方ないって」",
"375000331_14": "「ボスを倒せば、エリア拡張のメンテナンスで、\\n 強制ログアウトさせられるはずだと言って――」",
"375000331_15": "「今はトップランカーたちが攻略を進めてるみたい。\\n それからはほとんどの人が、気楽にゲームを楽しんでる」",
"375000331_16": "「それでこっちからも聞きたいんだけど、\\n ログアウトできた人はいた」",
"375000331_17": "「……いや、昏睡が続いてるって話しか聞いてない。\\n 誰も目覚めてはいないと思う」",
"375000331_18": "「それじゃやっぱり、こっちで死んでもログアウトは\\n できないってことなんだ……」",
"375000331_19": "「この世界で死ぬと、本来は最後に立ち寄った街の教会から\\n リスポーンされるんだけど……」",
"375000331_20": "「ログアウト不能になってから死んだプレイヤーは、\\n リスポーンされていない」",
"375000331_21": "「ならゲーム内で死んだらどうなるんだ?」",
"375000331_22": "「分からない。問題が解決したら目覚めるかもしれないけど、\\n 永遠に目覚めない可能性も……」",
"375000331_23": "「怖いデスね……」",
"375000331_24": "「死んだら終わり、か……。\\n ……ん」",
"375000331_25": "(てことは、さっきの強制イベントで、\\n あたしもヤバい状況だったのかよッ",
"375000331_26": "「でも、プレイヤーの中には、死ねばログアウトできると\\n 信じてる人もいるデスッ」",
"375000331_27": "「実際、わざと死んでいった人たちも……」",
"375000331_28": "「ここのプレイヤーたちには、\\n 外の様子は分からないんだもんな……」",
"375000331_29": "「みんな、そのうちトップランカーたちが\\n 攻略してくれるって思ってるから開き直ってるよ」",
"375000331_30": "「元々好きでモーフワールドをプレイしていた人たちデスからね。\\n 帰れないなら帰れないなりにゲームを楽しめばいいって」",
"375000331_31": "「楽観的だな……」",
"375000331_32": "「実際、怒りをぶつける相手もいないし、\\n できることなんてないしね」",
"375000331_33": "「死んでもログアウトするだけだと信じてるから、\\n レアなイベントに参加できたと喜んでるのもいるくらい」",
"375000331_34": "「もちろん今でも、ログアウトの方法をみんな探しているデス。\\n だけど、ボスを倒す以外に思いつくこともないデスし……」",
"375000331_35": "「じゃあ、そのボスとやらをとっとと倒せばいいんじゃないのか?」",
"375000331_36": "「最近実装されたばかりのボスだから。\\n トップランカーでも、そう簡単にはいかないみたい」",
"375000331_37": "「それぞれモーフワールドを楽しみながら、\\n 今もレベル上げ中、といったところ」",
"375000331_38": "「なるほどな。\\n で、お前らはボス攻略を目指してないのか」",
"375000331_39": "「死んだらログアウトできるなんて、噂でしかなかったし、\\n 危険を犯すのはバカのすること」",
"375000331_40": "「アタシたちはいいとこ中堅プレイヤーデスから。\\n ボスのエリアとか行ったら、即お陀仏デス」",
"375000331_41": "「じゃあ、どうして店なんて?」",
"375000331_42": "「理由は2つ。1つは安定した収入を得るため」",
"375000331_43": "「みんなが混乱している隙を突いたから、\\n 開店資金は安く済んだんデスよ」",
"375000331_44": "「大きな商会を持ってたトップランカーとかも何人もいなく\\n なったしね。北区画の店を借りられたのは本当によかった」",
"375000331_45": "「2つ目は、ボス攻略を目指すプレイヤーの支援。\\n スキルレベルを上げれば、高ランク装備も作れるから」",
"375000331_46": "「調は本当に器用デスよね。\\n 隠しレシピなんかも、どんどん暴いたデスッ」",
"375000331_47": "「現実世界での研究に比べたら、こんなの余裕。\\n ゲームクリエイターの思考なんて、ワンパターンだし」",
"375000331_48": "「とにかく、理由についてはこんなところ。あとは一応、独自に\\n ゲームの解析も進めてるけど、進捗は遅々として進まない」",
"375000331_49": "「ゲーム内に参加しているプレイヤーが直接プログラムを\\n 参照・改変するなんて、普通は絶対できないし……」",
"375000331_50": "「それでも、調は天才だからきっとできるデスよ」",
"375000331_51": "「うん、ありがとう。\\n 切ちゃんのためにも、頑張るよ」",
"375000331_52": "「そういや、あたしの世界のお前らも一緒にログインした\\n はずなんだけど、全然会えないんだよな」",
"375000331_53": "「人によってスタート地点って、結構違うもんなのか?」",
"375000331_54": "「最初は、みんな同じエリアからスタートするはずデスけど……」",
"375000331_55": "「恐らくその2人は、ログインできていないと思う」",
"375000331_56": "「――なッ!?」",
"375000331_57": "「モーフワールドのアカウントは、生体情報に紐づいている。\\n ここにわたしと切ちゃんがいるんだから……」",
"375000331_58": "「同じ生体情報を持つ人間は、重複ログイン、\\n つまり不正なアカウントとして処理されるんじゃない」",
"375000331_59": "「助手さんのうっかり、ここに極まれりデス。\\n ところで、クリスさんはこれからどうするんデスか」",
"375000331_60": "「どうって……お前らを含むプレイヤーたちの救出が目的だから、\\n ボス攻略を目指すことになるんじゃないか」",
"375000331_61": "「そう……精々頑張って」",
"375000331_62": "「おいッ! お前らも手伝ってくれるんじゃないのかよッ!?」",
"375000331_63": "「あなた……脱出する手段を持って救出に来たんじゃないの?\\n 何しに来たの ホンット意味不明……」",
"375000331_64": "「いや、あたしは……」",
"375000331_65": "「クリスさん……助手さんがごめんなさいデス。\\n よかったら帰還の方法が見つかるまで、ここにいるデスよ」",
"375000331_66": "「――ッ!」",
"375000331_67": "「クリスさんは、助手のせいで閉じ込められたようなものデスし、\\n いいデスよね、調」",
"375000331_68": "「ぐむむ……、切ちゃんがそう言うなら……。\\n 但し、キッチリ働いてもらうからッ」",
"375000331_69": "「じゃあ、みんなでお店を盛り立てていくデスッ!」"
}