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"374000121_0": "――３日前――",
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"374000121_1": "――特異災害対策機動部二課――",
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"374000121_2": "「――不明のアルカ・ノイズの反応だと？」",
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"374000121_3": "「はい。欧州方面にてここ１週間で、\\n 複数回検知されているようです」",
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"374000121_4": "「詳しい状況まではわかりませんが……」",
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"374000121_5": "「……政府の方に正式な救援要請などは届いているのか？」",
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"374000121_6": "「それは無いようです。\\n 寝た子を起こしたくないってところかもしれませんね……」",
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"374000121_7": "「大方、聖遺物関連の施設の取り合いでもしてるんじゃない？\\n アルカ・ノイズを使って」",
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"374000121_8": "「……ままならないものだな」",
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"374000121_9": "「アルカ・ノイズの脅威を知らされていても、\\n 俺たちではそれが使われるのを防ぐことはできない……」",
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"374000121_10": "「私たちはあくまで日本の組織だし、仕方ないわよ。\\n でも、向こうには錬金術師だっているじゃない？」",
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"374000121_11": "「ああ、欧州といえば彼らの本拠地だが……」",
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"374000121_12": "「必要があれば連絡くれるでしょうし。\\n その時に助けてあげられれば、いいんじゃないかしら？」",
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"374000121_13": "「そうだな……」",
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"374000121_14": "（――この胸騒ぎが、ただの杞憂であってくれればいいのだが）",
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"374000121_15": "「任務だよ、君たちに。急ぎのね」",
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"374000121_16": "「……それは、ここ１週間ほどで発生してる、\\n 協会への襲撃事件についてでしょうか？」",
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"374000121_17": "「早いね、耳が。\\n 調べていたのかな、何が起きているのかを」",
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"374000121_18": "「相手はこちらに手を出してきている。\\n いつまでも好き勝手させるつもりはないワケダ」",
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"374000121_19": "「そうね。\\n 丁重にお・も・て・な・し、してあげようかなって」",
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"374000121_20": "「聞いているのかな、\\n 襲撃の現場で何があったのかをね」",
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"374000121_21": "「かろうじて無事だった者の話なら聞きましたが……」",
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"374000121_22": "「光がーッ！ とか、消されるーッ！ とか、\\n 叫んでるだけで、要領を得ないのよねー」",
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"374000121_23": "「よほどの精神的ショックでも受けたワケダ」",
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"374000121_24": "「消えたらしい、白い光と共に。\\n 襲われた協会の同胞たちは」",
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"374000121_25": "「……焼却された、ということでしょうか？」",
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"374000121_26": "「――違うな。\\n 検知されていないからね、一切の熱は」",
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"374000121_27": "「現場ではアルカ・ノイズの反応もあったと聞いています。\\n ならば、それによって分解されたのでは？」",
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"374000121_28": "「その可能性も検討したさ。\\n しかし違っているんだよ、調べてみたところね」",
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"374000121_29": "「もう、それじゃッ！ わけわかんないじゃないッ！」",
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"374000121_30": "「だから頼みたいんだ、君たちに」",
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"374000121_31": "「了解しました。\\n では私たち３名で正式に調査に当たります」",
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"374000121_32": "「敵は短時間で協会の拠点を潰している。\\n 襲撃があってから、普通に向かったのでは間に合わないワケダ」",
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"374000121_33": "「洗い出しているところだよ、次に狙われそうな拠点を――」",
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"374000121_34": "「今の音はッ！？ それに、この揺れ――」",
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"374000121_35": "「もしかして、この錬金術師協会の本部が――」",
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"374000121_36": "「襲撃を受けているとでもいうワケダッ！？」",
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"374000121_37": "「さすがに予想外だったね、次の狙いがここだったとは」",
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"374000121_38": "「２人とも、行くわよッ！」",
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"374000121_39": "「この協会本部を襲うとは、いい度胸をしているワケダッ！」",
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"374000121_40": "「心を込めて、お出迎えしてあげなくっちゃねッ！」"
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