xdutranslations/Missions/event068/372001011_translations_jpn.json
2021-12-29 21:20:38 +03:00

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{
"372001011_0": "帰結する決意",
"372001011_1": "「あーあ、ボクたちのスーツがッ!\\n 見る影もない姿に……」",
"372001011_2": "「ご、ごめんなさい……」",
"372001011_3": "「気にするなッ!\\n 怒ってる訳じゃねぇよ」",
"372001011_4": "「……きっと、仁が皆を護ってくれたんだよ」",
"372001011_5": "「そうそう。それによ。オレらが作ったモノが、\\n 想定以上の性能を発揮して、役に立って壊れた」",
"372001011_6": "「それはすべての科学者の夢ッ!\\n つまり開発者冥利に尽きるというものなのですッ」",
"372001011_7": "「次はもっと――ッ!」",
"372001011_8": "「……残念ながら『グラウスヴァイン』のコアは\\n お返しする訳にはいきません」",
"372001011_9": "「あぁ、いくら開発者とはいえ、国が封印したものを\\n ネコババして改造してたわけだしね」",
"372001011_10": "「ほら、とっとと捕まえるなりするといいさ。\\n ただし、首謀者はアタシだ」",
"372001011_11": "「こいつらは巻き込まれただけ……\\n その辺分かってるよな、風鳴司令殿は」",
"372001011_12": "「あ、<ruby=あね>姐</ruby>さん……」",
"372001011_13": "「それなら、わたしにも何らかの罰をッ!」",
"372001011_14": "「わたしは彼らの危険性を認識していながら、\\n 存在をひた隠しにしていました……ッ」",
"372001011_15": "「……皆、反省の色は十二分というわけだな」",
"372001011_16": "「実のところ、今回の事件に環さんたちが\\n 噛んでいたことは、薄々勘付いてはいたんだ」",
"372001011_17": "「何……?」",
"372001011_18": "「そして万が一のときに備えて、\\n 一応の手は打ったんだが……」",
"372001011_19": "「風鳴司令、周辺国諜報機関への根回しなら、\\n 滞りなく進行していますよ」",
"372001011_20": "「国連サーバへの申請も、無事に通過したみたいです」",
"372001011_21": "「司令、先ほど日本政府からの正式通達があり、\\n こちらに一任するとの返答を得ました」",
"372001011_22": "「と、いうことでS.O.N.G.から環さんに、\\n グラウスヴァインスーツの回収、研究を委託する」",
"372001011_23": "「どういうこった?」",
"372001011_24": "「書類上、環さんたちはあくまで、我々の実験に\\n 協力していた……そういう筋書きになっている」",
"372001011_25": "「少しばかり、\\n 口裏を合わせてもらう必要はあるがな」",
"372001011_26": "「で、では……ッ!」",
"372001011_27": "「あぁ、今回の件。\\n 環さんと助手名を咎める者は存在しない」",
"372001011_28": "「だがそれも、お前たちがグラウスヴァインを\\n 一切悪用することなく運用したからこそ為せた裏技だ」",
"372001011_29": "「今後もS.O.N.G.の監視は付くが、世のため\\n 人のために研究を続けてくれ」",
"372001011_30": "「……タヌキめ、余計なことを。\\n 礼は言わないぞ」",
"372001011_31": "「あぁ、それでいい」",
"372001011_32": "「――よかったッ! じゃあ環さんたち、\\n これからは堂々と人助けできるんだねッ」",
"372001011_33": "「あのッ! アタシも1回\\n グラウスヴァインスーツ着てみたいデスッ」",
"372001011_34": "「確かに、あの銃はあたしも興味あるな」",
"372001011_35": "「もう、困らせるようなこと言っちゃだめよ」",
"372001011_36": "「嬢ちゃんたちから引っ張りだこってこた、\\n もしかしてオレ、罪な男なのか」",
"372001011_37": "「あんたは黙ってなッ!」",
"372001011_38": "「……環さん、これでまた\\n 一緒にお茶にいけますね」",
"372001011_39": "「今度は、わたしたちの\\n おすすめの店も、紹介したいです」",
"372001011_40": "「……考えといてやるよ」",
"372001011_41": "「それより翼……もう少し、器用に生きろ。\\n たまには弱音くらい吐け。あと休め」",
"372001011_42": "「……そっくりそのまま、お返しします」",
"372001011_43": "「フン……」",
"372001011_44": "「ではたまに、弱音を見せるため、\\n 会いにいってもよいでしょうか」",
"372001011_45": "「……ッ! まぁ、別にいいけどよ」",
"372001011_46": "「――コホン。\\n 積もる話もあるが、そろそろ引き上げ時だ」",
"372001011_47": "「環さんたちには本部で色々と手続きを行ってもらう。\\n 少しの間、お別れだ」",
"372001011_48": "「……何、またすぐ会えるだろ」",
"372001011_49": "「……はい」",
"372001011_50": "「そうだ――最後に1つだけ」",
"372001011_51": "「あの黒いレーベンガー……\\n 多分また現れるぞ」",
"372001011_52": "「……なぜそう言える」",
"372001011_53": "「今回の侵攻はあくまで、試験……\\n そう、まるで性能を試すような感じだった」",
"372001011_54": "「じゃなきゃ、あえて戦力を小刻みに\\n 出現させる理由はないだろ」",
"372001011_55": "「――せいぜい、気をつけな」",
"372001011_56": "「……世界蛇になりうる聖遺物の割り出しに\\n 成功したようですね」",
"372001011_57": "「かの聖遺物はその並行世界にて、\\n 厳重に保管されているものと思われます」",
"372001011_58": "「それは僥倖です。こちらもレーベンガーの\\n ガンド化が上手くいったばかり……」",
"372001011_59": "「――これでようやく、作戦を次の段階へと\\n 進めることができそうですね」"
}