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"372000431_0": "「――戦闘データを解析した結果、お前たちの\\n 戦った相手はレーベンガーの亜種と見て間違いないだろう」",
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"372000431_1": "「おいおい、そいつらってウォーデンクリフタワーと一緒に\\n オダブツになったんじゃないのかよ」",
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"372000431_2": "「そもそも、どうやってデータを取ったの?\\n 現場は電波障害が起きていたはずよね」",
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"372000431_3": "「監視カメラも機能してなかったようですが……」",
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"372000431_4": "「グラウスヴァインスーツの連中が発生させていた\\n 電波障害の原因が特定できたので、対策したまでだ」",
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"372000431_5": "「この後、お前たちの通信機にも、\\n 同様の対策を施すぞ」",
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"372000431_6": "「相変わらず抜け目ないな……で、なんで今更\\n レーベンガーが蘇ってきたんだ?」",
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"372000431_7": "「可能性としてあげられるのは、\\n ニコラ・テスラの復活だが……」",
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"372000431_8": "「だとしても……あの人はもう、誰かを\\n 襲うようなことはしないはずです」",
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"372000431_9": "「つってもよ。現にレーベンガーは\\n いるわけだし……」",
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"372000431_10": "「気になるのは体色が黒く変貌していたこと。\\n そして通常の個体より狂暴な点……」",
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"372000431_11": "「その辺りに何か理由がありそうだが、\\n 現時点ではこれ以上のことは分からない」",
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"372000431_12": "「――目下、調査を継続する。\\n 次にあの3人組だが……」",
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"372000431_13": "「あれはやはり、深淵の竜宮に封印されていた\\n グラウスヴァインスーツで間違いないだろう」",
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"372000431_14": "(……ッ!)",
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"372000431_15": "「彼らは今のところ、こちらの脅威となる存在ではない。\\n それどころか、何度も人々を護っている」",
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"372000431_16": "「しかし、不当に兵器を所持している事実は変わりない。\\n 油断は禁物だろう」",
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"372000431_17": "「今後敵対する可能性は捨てきれない。\\n 各人、肝に銘じておけ」",
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"372000431_18": "「……はい」",
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"372000431_19": "(司令はまだ、3人の正体に\\n 気づいていない様子だ……)",
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"372000431_20": "(それもそのはずだ。報告すべきわたしが\\n 情報を隠匿しているのだから……)",
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"372000431_21": "「……あの」",
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"372000431_22": "「心配そうな顔をするな。わたしなら問題ない。\\n 鍛錬で少し汗でも流そうかと考えていたところだ」",
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"372000431_23": "「2人もどうだ。今後またあのレーベンガーが\\n 現れないとも限らない。今のうちに対策を練るべきだろう」",
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"372000431_24": "「翼さん……」",
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"372000431_25": "(……どう見ても空元気ですよね)",
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"372000431_26": "(うん……無理に明るく振舞ってる気がする)",
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"372000431_27": "(こんなとき――)",
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"372000431_28": "(響に……)",
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"372000431_29": "(切ちゃんに……)",
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"372000431_30": "(相談できたらいいんだけど……)",
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"372000431_31": "「どうした、やらないのか?」",
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"372000431_32": "「い、いえッ! よろしくお願いしますッ!」",
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"372000431_33": "「――では、シミュレーション開始だ」"
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