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2021-12-29 21:20:38 +03:00

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{
"371000711_0": "死者の書、脈動",
"371000711_1": "「美遊様……調様……!」",
"371000711_2": "「ん……ぅ……」",
"371000711_3": "「ここは……」",
"371000711_4": "「目覚めたようね……」",
"371000711_5": "「――ッ!\\n あなたは……ッ」",
"371000711_6": "「私は日野元子――\\n この島にあった研究所で働いていたの」",
"371000711_7": "「出来ればその身体に傷をつけたくないから、大人しくしていて?",
"371000711_8": " ゆらも、綺麗なままが良いわよね?」",
"371000711_9": "「ゆら……?」",
"371000711_10": "「……だいぶ様子が変。\\n 美遊もいつでも戦える準備をしておいて」",
"371000711_11": "「あなたがこの事態を引き起こしたんですね。\\n 島の人たちをどうしたんですか」",
"371000711_12": "「傷1つ付けていないわ。\\n そう、抜け殻となったみんなの身体には……」",
"371000711_13": "「調さん、あれ……!」",
"371000711_14": "「――ッ!\\n 大勢の人たちが、倒れて……」",
"371000711_15": "「……ッ!\\n 響さん、マリア……ッ」",
"371000711_16": "「いくら呼び掛けても、答えることはないわ」",
"371000711_17": "「まさか、死んで……ッ!?」",
"371000711_18": "「フフ、魂がないという意味では、似たようなものかもしれない。\\n でも、みんなの身体は元気よ。娘の……ゆらの身体とは違って」",
"371000711_19": "「魂が、ない……?」",
"371000711_20": "「そう。聖遺物『死者の書』の力を使ったの」",
"371000711_21": "「この聖遺物……すごいのよッ! 持ち主が念じれば、\\n 誰の魂だって抜き取って、私が想う通りに使役できるわ」",
"371000711_22": "「……じゃあ、まさか。\\n 今まで戦っていたあの黒い怪物って――」",
"371000711_23": "「フフ……。だって仕方がないでしょ?? みんな、\\n 私が聖遺物を盗んだ罪人だって捕まえようとするから……」",
"371000711_24": "「私はただ、ゆらのために\\n この『死者の書』の力を借りてるだけだっていうのにね」",
"371000711_25": "「ほとんどの魂はただの影になるけど、強い魂は元の形を\\n 留めるようね。さすがは装者と言ったところかしら」",
"371000711_26": "「よくも、そんな真似を……ッ!\\n 今すぐこんなことをやめてッ」",
"371000711_27": "「あぁ……嬉しい。よく見たら、\\n 怒った顔も、娘にそっくりね……」",
"371000711_28": "「は……?」",
"371000711_29": "「……島の子供たちじゃ、\\n 娘の魂を入れる肉体には相応しくなかったの」",
"371000711_30": "「やっぱり、娘みたいに綺麗な黒髪で、\\n 顔だちも似ている子じゃないといけないのよ」",
"371000711_31": "「な、なんの話……!?」",
"371000711_32": "「ウフフ、あなたたちの魂ももうじき、\\n 死者の書によって肉体と別れるの……」",
"371000711_33": "「そして、あなたたちどちらかの身体が、\\n 娘の……ゆらの新しい身体になるの……フフフフ……」",
"371000711_34": "「あぁ……ゆら。待っててね。\\n 必ず助けてあげるから……」",
"371000711_35": "(完全に正気を失ってます。\\n あれも死者の書のせいでしょうか",
"371000711_36": "(分からない……\\n けどあれを奪えば、解決するはず",
"371000711_37": "(……なら、任せてください。\\n わたしに少し、考えがあります",
"371000711_38": "「あなたの子、ゆらって言うの?」",
"371000711_39": "「ええ、私のゆら……かわいい、かわいい私の娘――」",
"371000711_40": "「可哀そう」",
"371000711_41": "「……今、なんて?」",
"371000711_42": "「その子はきっと、こんなこと望んでないと思う」",
"371000711_43": "「死んでしまったのは悲しいけれど、\\n 誰かの犠牲の上で、無理やり蘇らせるなんて――」",
"371000711_44": "「言わせておけば……ッ!」",
"371000711_45": "(制御が乱れた……今です!)",
"371000711_46": "「死者の書は渡してもらいます……ッ!」",
"371000711_47": "「――ッ!」",
"371000711_48": "「そんな……」",
"371000711_49": "「計画が破綻しないよう、\\n 予防線は何重にも張っているわ……」",
"371000711_50": "「フフ……フフフフ……\\n 誰にも……誰にも、娘の復活は、邪魔させないわ……ッ」",
"371000711_51": "「美遊ッ!\\n わたしの後ろに……ッ」"
}