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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"387000821_0": "「グウ……あたしは、アタシヲ……。\\n 殺して、死ナセテ、消して……」",
"387000821_1": "「明日香ちゃんの声……ッ!",
"387000821_2": " イシムの支配から逃れたんだッ!」",
"387000821_3": "「けど、見た目はイシムのままだぞッ!",
"387000821_4": " それに、あの姿……」",
"387000821_5": "「あれは……\\n アタシたちを追いかけてた、あのイシムデスッ」",
"387000821_6": "「はぁッ!? なんでこの世界のイシムが\\n その姿に変わるんだよッ」",
"387000821_7": "「<ruby=みらい>未来</ruby>の世界は、この世界と繋がっていた。\\n イシムが行き着いた姿こそが、あの赤いイシムということ」",
"387000821_8": "「ここで苦しんでるあいつが、\\n <ruby=みらい>未来</ruby>で戦ったっていうイシムになるってのかッ!?」",
"387000821_9": "「今の明日香ちゃんは絶望の感情に汚染されてる。\\n ガーディアンであるイシムの精神を飲み込むぐらいに」",
"387000821_10": "「きっとこのままじゃ、\\n イシムの心すら取り込んで……」",
"387000821_11": "「強すぎる絶望とイシムの精神が溶け合って、\\n 心が崩壊してしまう……ッ」",
"387000821_12": "「殺して、死ナセテ、終わらせてッ!\\n コレ以上、あたしに誰かを、殺サセナイデッ」",
"387000821_13": "「おいおいおいッ!\\n 見境なしかッ」",
"387000821_14": "「わたしたちを狙ってるんじゃない。\\n イシムの身体も、明日香ちゃん自身も傷ついてるッ」",
"387000821_15": "「本当に自分を殺そうとしているみたいだ……」",
"387000821_16": "「死なないッ! 殺セナイッ! \\n どうしてあたしは、死ンデクレナイ」",
"387000821_17": "「絶対に殺すッ! ドンナ手段ヲ使ッテモッ!\\n どれだけの時間がカカッテモッ」",
"387000821_18": "「あたしは、あたしを殺シテヤル……ッ!」",
"387000821_19": "「自分を、殺すために……?",
"387000821_20": " まさかッ!」",
"387000821_21": "「<ruby=みらい>未来</ruby>のイシムが明日香ちゃんを殺そうとしていたのは、\\n 自分を殺して滅びの<ruby=みらい>未来</ruby>を避けるためだったのッ!?」",
"387000821_22": "「時間を超えて、自分を殺してでも、\\n 世界を救おうとしてたってのかッ」",
"387000821_23": "「絶望に飲み込まれ、理性を失って、長い長い時を経ても、\\n 使命を忘れることはなかったのね……」",
"387000821_24": "「でもそんなの、悲しすぎるデス……」",
"387000821_25": "「うん……そんなのは救いじゃない」",
"387000821_26": "「……クリスちゃん、マリアさん、切歌ちゃん。\\n その子を安全なところに連れて行って」",
"387000821_27": "「お姉ちゃん……?」",
"387000821_28": "「バカ言うなッ!\\n 逃げるなら全員でだッ」",
"387000821_29": "「わたしたちにはやることが……できることがあるから。\\n ――だよね、響」",
"387000821_30": "「うんッ! 明日香ちゃんを絶望に渡したりなんかしない。\\n わたしたちが手を伸ばさなきゃいけないんだッ」"
}