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"387000141_0": "「――以上が報告となります」",
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"387000141_1": "「一度は倒したイシムが、\\n 明日香くんを乗っ取る形で復活、か……」",
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"387000141_2": "「倒すことに成功したイシムと復活した後のイシムは、\\n 似て非なる存在だと考えられます」",
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"387000141_3": "「ボクたちと意思疎通を行うだけの知性、\\n そして人智を超えた能力」",
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"387000141_4": "「今のイシムは、\\n 以前のイシムとは別次元の脅威です」",
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"387000141_5": "「あいつの血の中に眠ってたって話だしな。\\n 別の敵なんじゃないか?」",
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"387000141_6": "「ならアタシたちが倒したのはなんだったんデス?\\n ただの偽物デス?」",
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"387000141_7": "「はっきりとしたことはまだ……。\\n あのイシムの消滅がトリガーだったのか、また別の理由なのか」",
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"387000141_8": "「どちらにせよ、\\n より強大な敵の出現というわけね」",
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"387000141_9": "「イシム自身は先史文明期にアヌンナキにより作り出された、\\n 最初のガーディアンであると語っていました」",
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"387000141_10": "「人類を護る、守護神とすら呼ばれたガーディアン。\\n 敵になったなら、恐るべき脅威になります」",
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"387000141_11": "「ガーディアンギアで触れたツクヨミさんの力は、\\n 恐ろしいぐらいに強大だった」",
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"387000141_12": "「ああ、スサノオの力もまた凄まじいものだった。\\n 同等の存在であるイシムが、人類に仇なす祟り神となるか……」",
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"387000141_13": "「それだけじゃないわ。ただでさえ強大なガーディアンなのに、\\n 聖遺物すら扱っていたでしょう」",
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"387000141_14": "「『流れ』に干渉するという、完全聖遺物オケアノス。\\n 本来は世界を護るための力だったのでしょう」",
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"387000141_15": "「しかしその力は人間を滅ぼすために使われている。\\n 創造主であるアヌンナキに逆らってまでも」",
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"387000141_16": "「大昔の恨みをしつこく抱えてやがって。\\n 逆恨みもいいところだ」",
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"387000141_17": "「イシムにはそれだけの想いがあるということだ。\\n 戦いは避けられまい」",
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"387000141_18": "「シンフォギアは纏えず、並行世界の力もない。\\n でも、負けるわけにはいかない……ッ!」",
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"387000141_19": "「厳しい状況なのは事実だ。\\n だが絶望するにはまだ早いッ!」",
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"387000141_20": "「藤尭、友里。国内はもちろん、\\n 世界各国へ情報共有、及び協力要請を行ってくれ」",
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"387000141_21": "「了解しました。\\n 国連にも機密情報の公開許可を申請します」",
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"387000141_22": "「各国の調整はこちらで。\\n 人類の力、合わせられるよう働きかけますッ!」",
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"387000141_23": "「僕は別のルートで動いてみます。\\n 表立っていませんが、戦う力を持つ組織は他にもありますので」",
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"387000141_24": "「確約はできませんが、\\n 伝手をたどれば力を貸してもらえるかもしれません」",
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"387000141_25": "「よろしく頼む。\\n 多少の交換条件なら俺の責任で呑もう」",
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"387000141_26": "「司令に迷惑はかけないよう、\\n 精一杯努力しますよ」",
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"387000141_27": "「師匠、わたしたちはッ!?」",
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"387000141_28": "「装者たちは引き続き、\\n シンフォギアの起動を試みてくれ」",
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"387000141_29": "「並行してエルフナインくんには、\\n シンフォギアが封じられた原因の調査を頼む」",
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"387000141_30": "「アルカメモリの解析に成功したばかりだというのに、\\n 続けて無理を言ってすまないが……」",
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"387000141_31": "「いいえ、必ず原因の詳細を解析し、打開策を見つけ出します。\\n ――それがボクの戦いですから」",
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"387000141_32": "「ボクは明日香さんとまた会えるって信じてます。\\n だから響さんも、どうか諦めないで……」",
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"387000141_33": "「うん、もちろんッ!\\n 絶対に明日香ちゃんを助けるからッ!」",
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"387000141_34": "「その意気だ。\\n 最後まで希望を捨てるなッ!」",
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"387000141_35": "「……だが、もしもシンフォギアの起動に成功しなければ、\\n お前たちは戦いからは距離をおいてもらうことになる」",
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"387000141_36": "「そんなッ! たとえシンフォギアがなくても、",
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"387000141_37": " わたしは、明日香ちゃんのところに――ッ!」",
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"387000141_38": "「……気持ちはわかるけどよ」",
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"387000141_39": "「ギアなしでイシムのところに行くなんて、\\n 無茶だって思います。けど……」",
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"387000141_40": "「ギアがなくてもわたしを止めにきた立花響よ?\\n やると言ったらやるでしょうね」",
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"387000141_41": "「まったく……無茶のやり方まで、\\n 教えたつもりはないんだがな」",
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"387000141_42": "「ボロボロのおっさんに言われても、\\n 説得力がねえって……」",
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"387000141_43": "「いいか、飽くまでもギアが起動しなければ、の話だ。\\n 厳しい状況であればこそ、冷静さを失うな」",
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"387000141_44": "「……はい。\\n ガングニールを信じますッ!」",
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"387000141_45": "「ギアの不調か。\\n こんなときこそフィーネに相談できりゃな」",
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"387000141_46": "「マムの手が借りられれば、\\n 打開策も見えたかもしれないデス」",
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"387000141_47": "「あんまり会いたくはないけど、\\n ドクターも役に立ったかも」",
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"387000141_48": "「元来は繋がりがなかった世界とは言えど、今となっては、\\n ギャラルホルンが使えないことでこれほどの支障が出るのね」",
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"387000141_49": "「並行世界は本当に、わたしたちの支えになっていたんだわ……」",
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"387000141_50": "「並行世界だけじゃない。<ruby=みらい>未来</ruby>の力も奪われてます。\\n せっかくのアルカメモリギアなのに……」",
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"387000141_51": "「ガーディアンギアも同様だ。\\n 託された剣が振るえない……なんと不甲斐ないことか」",
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"387000141_52": "「<ruby=みらい>未来</ruby>の世界……。\\n このままだと、この世界もあんな風になっちゃうのかな」",
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"387000141_53": "「人類が滅んで、\\n イシムの眷属に支配された、<ruby=みらい>未来</ruby>の世界……」",
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"387000141_54": "「明日香ちゃんはあんな<ruby=みらい>未来</ruby>を防ぐために、\\n 殺してくれって言ったのかもしれない」",
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"387000141_55": "「<ruby=みらい>未来</ruby>を護るために、絶望を止めるために、\\n 自らの死を願う、か……」",
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"387000141_56": "「装者になりたいなんて言うだけあって、\\n いい根性してるよ」",
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"387000141_57": "「でも諦めが良すぎるのは装者としてマイナスだ。\\n 先輩として教えてやらないとな?」",
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"387000141_58": "「響はいつだって諦めなかった。\\n そうだよね」",
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"387000141_59": "「……うん。わたしは諦めない。\\n 絶対に明日香ちゃんを助けるんだッ!」",
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"387000141_60": "(死にたいだなんて悲しいお願い、叶えてあげられない。\\n わたしは明日香ちゃんに生きていてほしい)",
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"387000141_61": "(待ってて、明日香ちゃん。\\n この気持ちを、必ずあなたに伝えるからッ!)"
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