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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"382000531_0": "「ケースの中には、これが入っていました」",
"382000531_1": "「これは……宝石デスか?」",
"382000531_2": "「1、2……4つある」",
"382000531_3": "「赤、青、緑、黄色。\\n すごくきれいな宝石だね」",
"382000531_4": "「<ruby=みらい>未来</ruby>のエルフナインくんが『希望』として遺したものだ。\\n ただの宝飾品ということはあるまい」",
"382000531_5": "「はい。実は、正体には心当たりがあります。\\n これは、しばらく前にボクが書いたレポートなのですが」",
"382000531_6": "「『錬金術による想い出の結晶化 通称アルカメモリ』\\n について……」",
"382000531_7": "「想い出、っていうことは……」",
"382000531_8": "「はい。想い出をエネルギーへと変換し、莫大な力を生み出す\\n キャロルの奥の手である、想い出の焼却……」",
"382000531_9": "「これは、その理論を応用したものです」",
"382000531_10": "「結晶化するのは個人的な想い出ではなく、錬金術の知識……。\\n つまり、術式とエネルギーを一緒に結晶化するという構想です」",
"382000531_11": "「これが実用化に至れば、非錬金術師でも錬金術の奥義を\\n 扱えるようになる……というものです」",
"382000531_12": "「それってつまり、\\n アタシにも錬金術が使えるっていうことデスかッ」",
"382000531_13": "「でも、それはあくまで構想の域を出ていない……。\\n そうよね」",
"382000531_14": "「はい……。\\n ボクでは力が足りず、実現には至りませんでした」",
"382000531_15": "「だけど、今それがここにあるということは……」",
"382000531_16": "「<ruby=みらい>未来</ruby>のエルフナインは、\\n 見事完成にこぎ着けたということか」",
"382000531_17": "「そうかもしれません。ただ、この結晶にはヒビが入って\\n しまっていて、機能を発揮できない状態です」",
"382000531_18": "「ひょ、ひょっとして、ここに持ってくるまでの間に、\\n アタシたちが手荒に扱ってしまったから……とかデス」",
"382000531_19": "「いえ、そうではありません。\\n 外部からの衝撃による破損ではないのは、確認済みです」",
"382000531_20": "「よ、よかったデース……。",
"382000531_21": " い、いえ、壊れてるんだから、ちっともよくないデスッ!」",
"382000531_22": "「でも、衝撃で壊れたんじゃないなら、いったいどうして……?」",
"382000531_23": "「密閉されたケースの中にあってなお、\\n 時の経過による破損は免れなかったということね」",
"382000531_24": "「はい……あらゆる物質は、時間による風化からだけは\\n 逃れることはできませんから」",
"382000531_25": "「それだけの長い期間、この『希望』は、誰かの手に委ねられる\\n 日を待ち続けていたということか……」",
"382000531_26": "「直すことはできないんですか?」",
"382000531_27": "「錬金術による修復をしようとは思っています。\\n ですが……あまりに構造が複雑で、本当にできるかどうか……」",
"382000531_28": "「すみません……。\\n せっかくケースが開いたのに……」",
"382000531_29": "「ううん、そんなことはないよ」",
"382000531_30": "「響さん……?」",
"382000531_31": "「大丈夫。<ruby=みらい>未来</ruby>のエルフナインちゃんにできたんだもん。\\n 今のエルフナインちゃんにだって、いつかきっとできるよッ」",
"382000531_32": "「…………」",
"382000531_33": "「――そうですね。響さんの言う通りです。\\n まだできないと決まったわけじゃありません」",
"382000531_34": "「<ruby=みらい>未来</ruby>のボクが何年かけてこれを完成させたかは分からない。\\n でも、そこに辿り着いたのは確かなんです」",
"382000531_35": "「道が示されているのなら、後はそこに向かうだけですッ!」",
"382000531_36": "「そうだよッ! 最速で、最短でッ!」",
"382000531_37": "「まっすぐに、一直線にッ!\\n ボクは、<ruby=みらい>未来</ruby>のボクに追いついてみせますッ!」"
}