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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"382000321_0": "「お前たち、ご苦労だった。\\n さっそくで悪いが、今後の方針を話し合いたい」",
"382000321_1": "「イシムの眷属……やっぱりあれは、\\n この前の並行世界から来たんでしょうか」",
"382000321_2": "「――藤尭」",
"382000321_3": "「イシムの眷属の出現に際し、\\n 以前観測したような空間の歪曲現象は観測されていません」",
"382000321_4": "「つまり、並行世界から来たのではない……。\\n すると、この世界で生まれた存在ということですか」",
"382000321_5": "「その可能性もある、ということだ」",
"382000321_6": "「ただ問題は、イシムの眷属自体は\\n 計器になんの反応も示さないことです」",
"382000321_7": "「今回は破壊活動を早期に発見することで、\\n 位置を特定できたにすぎません」",
"382000321_8": "「眷属が他にもいるのか、それを生み出しているであろう\\n イシム本体がどこに潜んでいるかも分からない、というわけね」",
"382000321_9": "「どこかで密かに眷属を増やし続けている、\\n ということも考えられるな」",
"382000321_10": "「そ、それじゃあ眷属が津波みたいに押し寄せることも\\n あるっていうことデスかッ」",
"382000321_11": "「あくまで可能性の話ではあるがな」",
"382000321_12": "「であれば、ますますもって、スサノオたちの力の運用は\\n 慎重にならざるを得ないな……」",
"382000321_13": "「並行世界で戦った際、確かな手ごたえはあったが……、\\n しとめ損ねていたとはな。口惜しい限りだ……ッ」",
"382000321_14": "「あれだけ攻撃を喰らわせたのに、\\n どれだけタフなんデスかッ」",
"382000321_15": "「みんな。ちょっと、いいですか?」",
"382000321_16": "「ん? どうした?」",
"382000321_17": "「もしかして、なんですけど……」",
"382000321_18": "「さっきの眷属を生み出したのは、並行世界で戦ったイシムじゃ\\n なくて、この世界の……」",
"382000321_19": "「この時間のイシムなんじゃないでしょうか?」",
"382000321_20": "「この時間の……?\\n どういうことだ」",
"382000321_21": "「つまり……この前行ったのは別の並行世界じゃなくて、\\n この世界の<ruby=みらい>未来</ruby>の姿だったんじゃないかって思うんですッ!」",
"382000321_22": "「――ッ!」",
"382000321_23": "「そう考えると、納得がいくことが\\n いろいろとあるなって……ッ」",
"382000321_24": "「なんとッ! それじゃあ、知らないうちにアタシたち、\\n タイムスリップしてたということデスかッ」",
"382000321_25": "「驚きの展開……」",
"382000321_26": "「おいおい、ちょっと待てよ。\\n その仮説はSFが過ぎるぞッ」",
"382000321_27": "「いえ……そうとも言い切れません」",
"382000321_28": "「ギャラルホルンによる並行世界転移に慣れていたせいで\\n ボクも今の今まで思い至りませんでしたが……」",
"382000321_29": "「もしも未知の聖遺物が絡んでいるとしたら、\\n ありえないことでは無いのかもしれません」",
"382000321_30": "「マジか……」",
"382000321_31": "「確かに、あの世界は建造物の経年劣化がすさまじかった」",
"382000321_32": "「多少歴史に違いがあったところで、\\n あそこまで朽ち果てるものだろうか」",
"382000321_33": "「それに、あの世界ではわたしたちの世界と同じことが、\\n いくつも起こっていた……」",
"382000321_34": "「うん。壊れたカ・ディンギルに、チフォージュ・シャトー……。\\n 今までの並行世界は、ここまでそっくりじゃなかった」",
"382000321_35": "「そういえば、戻ってきた時、こっちの世界ではほとんど\\n 時間が経っていなかった……」",
"382000321_36": "「アタシたちは3日もサバイバルしたのに、\\n こっちでは時間しか経っていなかったデスッ」",
"382000321_37": "「重ねて言うなら、今も眠っているはずのガーディアンが、\\n 向こうでは目覚めていた」",
"382000321_38": "「ガーディアンは並行世界を護る存在……。\\n 並行世界全体で、体しかいないはずなのにね」",
"382000321_39": "「なるほど……ここまで状況が揃えば、非科学的だと\\n 決めてかかるのも、かえって危険なのかもしれんな」",
"382000321_40": "「あくまで1つの説として考えておきたいが」",
"382000321_41": "「その場合、イシムは……」",
"382000321_42": "「きっと、<ruby=みらい>未来</ruby>のエルフナインちゃんが書いてくれた\\n 歴史の始まりが、今なんだ……」",
"382000321_43": "「……遥か昔、闇の神は現れました。\\n その名は『イシム』」",
"382000321_44": "「イシムは無数の眷属を生み出し、\\n 人々を襲いました」",
"382000321_45": "「殺戮を続けるイシムの暴虐から人々を護ろうと、\\n 人の『天使』が立ち上がります」",
"382000321_46": "「しかし、闇の神の大いなる力の前に\\n 天使の羽根は為す術もなく折られてしまうのです」",
"382000321_47": "「希望が潰えたかに思えた時、三柱の守り神が現れました」",
"382000321_48": "「守り神と闇の神の争いは長きに渡り続き、\\n 人々は守り神の加護によりその小さき命を永らえています」",
"382000321_49": "「しかし、守り神の加護も限界が近いようです。\\n やがて、我々人類の歴史は終焉を迎えるでしょう……」",
"382000321_50": "「先日戦ったイシムは、ずっと<ruby=みらい>未来</ruby>の、\\n 人類を滅ぼした後のイシム――」",
"382000321_51": "「そして、先ほどの眷属を生み出しているのが、\\n この時代に現れたイシムと言うことか……」",
"382000321_52": "「えーっと、えーっと……」",
"382000321_53": "「そうだッ!\\n アタシで例えてみるデスッ」",
"382000321_54": "「この前戦った、赤い眷属を生み出してたのが、\\n おばあちゃんのアタシ」",
"382000321_55": "「ついさっき戦った、青い眷属を生み出してるのが、\\n 今の、歳のアタシ……ってことデスッ」",
"382000321_56": "「なんで自分で例えた……。\\n でもまあ、そう言うことなんじゃないか」",
"382000321_57": "「<ruby=みらい>未来</ruby>のイシムが、どうしてこの時代に\\n タイムスリップしてきたのかは、分からないですけど……」",
"382000321_58": "「でも、よく思いついたね。みんな並行世界だと思い込んで、\\n タイムスリップなんて考えてもなかったのに」",
"382000321_59": "「響先輩、すごいですッ!\\n 強い上に、頭も回るんですねッ」",
"382000321_60": "「……。\\n 今回ばかりは、つっこめねぇ……」",
"382000321_61": "「そう思ったのはね。\\n 向こうの本部に、未来に渡そうとしていたマグ――」",
"382000321_62": "「あッ、ううんッ! やっぱりなんでもないッ!\\n 要するに、ピンと来ちゃったんだよね……ッ」",
"382000321_63": "「…………?」"
}