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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"388001011_0": "濃密な日の終わり",
"388001011_1": "「ずいぶんはっきりと負けを認めたわね」",
"388001011_2": "「なぁに、悟っただけでゴザルよ。<ruby=それがし>某</ruby>が名乗っていたニンジャなど、\\n さしたる価値のない虚像に過ぎないと」",
"388001011_3": "「されど、この地にて<ruby=それがし>某</ruby>はまことの『忍者』……\\n そう、真のニンジャマスターに出会うことができた」",
"388001011_4": "「オガワ殿……",
"388001011_5": " いや、マスターッ!」",
"388001011_6": "「へ、変な呼び方をしないでほしいのですが……」",
"388001011_7": "「<ruby=それがし>某</ruby>、心から感服したでゴザル。\\n 是非、マスターと呼ばせていただきたい」",
"388001011_8": "「そして、どうか<ruby=それがし>某</ruby>をマスターの弟子にッ!」",
"388001011_9": "「……は?」",
"388001011_10": "「いや、弟子って……。\\n そもそもあなた、二課を潰しに来たんでしょう」",
"388001011_11": "「そんなのは既に過去のこと、裏の家業はもうやめでゴザルッ! \\n もともと、クールだからやっていただけでゴザルしッ」",
"388001011_12": "「とんでもないぶっちゃけ方したな、おい」",
"388001011_13": "「ほ、本気なのはわかりますけど……\\n さすがに調子がよすぎるというか……」",
"388001011_14": "「まったくだ」",
"388001011_15": "「お、ダンナたち。\\n 無事だったみたいだな」",
"388001011_16": "「ああ、君たちのおかげで、被害は最小限に抑えられた。\\n アルカ・イズも全て処理した」",
"388001011_17": "「で、その男の処遇についてだが。当然ながら、\\n 逮捕ということになる。色々と聞きたいこともあるしな」",
"388001011_18": "「二課潰しをもくろんだ黒幕のこと、\\n 洗いざらい吐いてもらうぞ」",
"388001011_19": "「フッ、見損なってくれるなでゴザル。\\n 廃業したとはいえ、ジンギはダイジッ」",
"388001011_20": "「依頼主のことは、話せないでゴザル」",
"388001011_21": "「連行しろ」",
"388001011_22": "「了解しました」",
"388001011_23": "「あ、ちょっ、お主たち、何をするでゴザルッ!?\\n 今のウソ、話す、話すでゴザルからッ」",
"388001011_24": "「マスタァァァァァー……ッ!」",
"388001011_25": "「呼んでいるようだが……\\n おまえのことか」",
"388001011_26": "「よしてください……。\\n あれの面倒をみるなど、考えるだけで頭痛がします……」",
"388001011_27": "「いずれにしろ、あの男から情報を引き出して、\\n 雇い主を洗いだすのが急務だな。忙しくなりそうだ」",
"388001011_28": "「最後まで変な奴だったな……」",
"388001011_29": "「ともあれ、これで一件落着ね……\\n 終わってみれば、人的被害はなかったようでなによりだわ」",
"388001011_30": "「設備はそれなりにやられたがな。\\n まったく……予算には限りがあるというのに」",
"388001011_31": "「あら、<ruby=やすぶしん>安普請</ruby>を作り直すいい機会じゃない」",
"388001011_32": "「最新の防衛設備を<ruby=やすぶしん>安普請</ruby>とは、言ってくれるな」",
"388001011_33": "「わびしいですねぇ、\\n 平和を守る組織が懐の心配とは」",
"388001011_34": "「どうでしょう? ここはこの僕に投資して、\\n 世紀の大発明でひと儲けするというのは」",
"388001011_35": "「却下だ。ダイヴマシンのような危ういものを、\\n おいそれと作られてはかなわんからな」",
"388001011_36": "「フ……ハハハッ!\\n 驚くくらい締まらないなッ」",
"388001011_37": "「フフ……それじゃあ、わたしたちは帰りましょうか」",
"388001011_38": "「そういえば、ダイヴマシンの中には長くいたけど、\\n 現実世界では半日くらいなんだよな」",
"388001011_39": "「言われてみればそうね。\\n ほんと、濃密な半日だったわ」",
"388001011_40": "「お別れですね。\\n 皆さんには、なんとお礼を言えばいいやら」",
"388001011_41": "「わたしたちも貴重な経験をさせてもらったわ」",
"388001011_42": "「ああ。\\n 翼へのいい土産話ができたしな」",
"388001011_43": "「緒川さんに教わったこと、きっと忘れません」",
"388001011_44": "「ええ。僕も、並行世界に自慢の弟子ができて、\\n 嬉しいです」",
"388001011_45": "「草薙の教え、どうかこれからの皆さんの戦いに\\n 役立ててください」",
"388001011_46": "「それでは――」",
"388001011_47": "「ありがとうございましたッ!」",
"388001011_48": "後日・とある政府施設――",
"388001011_49": "「……あれから、どれくらい経ったでゴザろうか。\\n ここは日が差さぬゆえ、時間の経過がわかりにくいでゴザルな」",
"388001011_50": "「しかしッ!\\n <ruby=それがし>某</ruby>にとってこれしきのこと、なんでもないでゴザルッ!」",
"388001011_51": "「まことの忍者の戦いとは、<ruby=か>剋</ruby>つ――つまり耐え忍ぶことッ!\\n マスターからそう教わったでゴザルからな」",
"388001011_52": "「すなわちッ! これはマスターからの試練と言えるでゴザルッ!\\n ならば、超えてみせよう、この試練ッ」",
"388001011_53": "「試練を乗り越えて成長した<ruby=それがし>某</ruby>の姿を見たら、\\n マスターも弟子と認めてくれるはず」",
"388001011_54": "「再びまみえるときが楽しみでゴザルな、我がマスター。",
"388001011_55": " ククク……フハハハハハハハッ!」",
"388001011_56": "「…………ッ!?」",
"388001011_57": "「どうしたのよ。\\n 変な顔して」",
"388001011_58": "「いえ、なんだか寒気がしまして……」",
"388001011_59": "「風邪でも引きましたか? 休暇を願い出た\\n 英雄部隊の面々といい、あなたといい、情けないですねえ」",
"388001011_60": "「どうでしょう……。\\n ただの風邪なら、まだいいんですけどね」"
}