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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"388000321_0": "「ダイヴマシン……」",
"388000321_1": "「ニライカナイ……?」",
"388000321_2": "「そうッ! この天才が作り出した、\\n 世紀の――」",
"388000321_3": "「それはもういいから、早く説明に入りなさい」",
"388000321_4": "「理不尽ッ! 英雄の功績はあらゆるものが\\n 讃えられるべきだッ、そうでしょうッ」",
"388000321_5": "「あー、とりあえず、進めてくれないか?\\n 時間がないって話をしてんだからさ」",
"388000321_6": "「わ、わかりましたよ……英雄部隊の数名も呼んだことです。\\n 改めてこの素晴らしい装置について説明致しましょう」",
"388000321_7": "「ダイヴマシン・ニライカナイは、人の精神世界に入り、\\n 圧縮した時間の中で活動できる装置です」",
"388000321_8": "「人の精神世界……?\\n エルフナインの電界顕微観測鏡と似てるわね」",
"388000321_9": "「時間を圧縮できるっていうのは、\\n どういうことですか ",
"388000321_10": "「例えば、精神世界でまる1日を過ごしてから、\\n 現実世界に戻ってきたとしましょう」",
"388000321_11": "「しかし、現実世界では1時間しか経過していない、\\n ということになります」",
"388000321_12": "「もっとも、肉体は寝かせている状態になりますので、\\n 身体的な成長は望めませんが」",
"388000321_13": "「その点は問題ありません。皆さんに受けてもらう修行は、\\n 心構えに関するものが主となりますから」",
"388000321_14": "「そんなすごいものが……」",
"388000321_15": "「トンチキなことばっか言ってると思ったけど、\\n すごいやつなんだな。そんなもの作るなんて」",
"388000321_16": "「いえ、作ってないわよ」",
"388000321_17": "「……え?」",
"388000321_18": "「正確にいえば、\\n まだ完成していない、が正しいわね」",
"388000321_19": "「どういうこと……?」",
"388000321_20": "「そもそも、正式に認可した覚えがないのでな」",
"388000321_21": "「勝手に作ってたってことかよッ!?」",
"388000321_22": "「それに、この男は理論を組み立てて設計こそしたけれど、\\n 実際に手は動かしてないのよね」",
"388000321_23": "「何を言いますッ! 英雄部隊は僕の手足も同然ッ!\\n でしたら、僕が作ったも同じッ」",
"388000321_24": "「ひでぇ……おれたちの手柄はナシかよ?」",
"388000321_25": "「新入りだってがんばったのにな」",
"388000321_26": "「ええい、だまらっしゃいッ!\\n 天才は頭脳を動かすのが本分なのですッ」",
"388000321_27": "「天才なのは確かみたいだけど……\\n なんていうかさ」",
"388000321_28": "「ええ……<ruby=ひと>人間</ruby>としては、ね」",
"388000321_29": "「あ、あの……\\n その装置、完成していないってことでしたけど……」",
"388000321_30": "「ええ、あと一手間かける必要があるわ。\\n そこは科学よりも超常の解析に近い範疇――私の出番ね」",
"388000321_31": "「……本当はこいつと合作なんて死んでもごめんなんだけど」",
"388000321_32": "「ごねている場合ですか?」",
"388000321_33": "「わかってるわよ。……半日待ってなさい。\\n それで仕上げてあげる。いいわよね」",
"388000321_34": "「ああ、許可しよう。",
"388000321_35": " 政府への説明が少々面倒だが……」",
"388000321_36": "「それはあなたの仕事。\\n 胃痛に悩むタイプでもないでしょ」",
"388000321_37": "「それから、あなたの部隊の連中、借りるわよ。\\n あなたよりよっぽど役に立ちそうだわ」",
"388000321_38": "「冗談じゃないッ! 彼らはこの僕にだけ仕える戦士たちッ!\\n だからこその英雄部隊ッ」",
"388000321_39": "「篭絡しようなど考えたところで、\\n そんなことは無駄――」",
"388000321_40": "「別にいいですよ」",
"388000321_41": "「隊長よりは優しそうだしな」",
"388000321_42": "「なんですとォッ!?」",
"388000321_43": "「あら、わかってるじゃない。\\n それじゃ、ついてきなさい」",
"388000321_44": "「バカなッ!? 戻ってこい、おまえたちッ!\\n おまえたちは僕だけの英雄部隊のはずでしょうッ」",
"388000321_45": "「そんな女の色香に惑わされるなど、\\n 英雄部隊としての自覚が……、……ッ、……ッ」",
"388000321_46": "「……と、いうことになったが。",
"388000321_47": " 君たちはどうする? 休める部屋は用意するが」",
"388000321_48": "「いや、ただ待ってるのは性に合わない。\\n あたしらはあたしらで、今できることをやりたい」",
"388000321_49": "「同感ね。あのふざけた奴に翻弄されたままじゃ、\\n どのみち気が休まらないわ」",
"388000321_50": "「例えダイヴマシンが完成していなくても、\\n できることはあるはずです」",
"388000321_51": "「それでは、僕が稽古をつけましょう。\\n 忍の動きに慣れる一助になるかと」",
"388000321_52": "「ああ、よろしくお願いするよ、緒川さん。",
"388000321_53": " 一度その強さ、直接確かめたいと思ってたしな」"
}