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"385000542_0": "「はぁ、はぁ、はぁ……ッ!」",
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"385000542_1": "「さすがにこれだけの数を相手にすると、\\n ちょっと、きつい、かも……ッ!」",
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"385000542_2": "「く……遠隔操作なんデスから、フィードバックが\\n もうちょっと軽くなってほしいものデス……ッ!」",
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"385000542_3": "「フ……疲れたなら休んで、とは言ってあげられなくて\\n ごめんなさいね」",
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"385000542_4": "「あの子だって1人で頑張ってる――\\n ここが踏ん張りどころよッ!!」",
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"385000542_5": "「わたしだってまだやれる……ッ!\\n エジソンだって、まだ出てきてない」",
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"385000542_6": "「翼に怪我をさせたこと、反省してもらわないとッ!」",
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"385000542_7": "「――アタシだって同じデスッ!\\n 調の怪我の落とし前、つけてやるデスッ!」",
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"385000542_8": "「――まったく、騒がしいお客様方です」",
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"385000542_9": "「…………ッ!」",
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"385000542_10": "(この声……ッ、間違いないッ!\\n この声だけは、絶対に忘れない――ッ!)",
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"385000542_11": "「……」",
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"385000542_12": "「セレナに近づかないでッ!\\n わたしが……わたしがセレナを護ってみせるッ!」",
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"385000542_13": "「ほう。\\n では、あなたにこの呪いを受けてもらいましょうか」",
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"385000542_14": "「石屋ぁ――ッ!」",
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"385000542_15": "「APPLEのマリア・カデンツァヴナ・イヴですか」",
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"385000542_16": "「因果なものですね。\\n あなたが今日、この場に居合わせるとは」",
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"385000542_17": "「……マリアさん、抑えて。\\n 1人で挑んで勝てる相手じゃない」",
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"385000542_18": "(……ッ、その通りだわ。\\n 今はセレナが動きやすいように、石屋の気を引くことが優先)",
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"385000542_19": "(あいつの注意を、こっちに向けさせなきゃ)",
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"385000542_20": "「あなた方を招待した覚えはないのですがね。\\n 不法侵入とは、いささか行儀が悪いのではないですか?」",
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"385000542_21": "「ドアはノックしたわよ。\\n 叩いたら壊れたけどね」",
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"385000542_22": "「そのようですね。なにぶん古い物件なもので、\\n いささかガタが来ていたようです」",
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"385000542_23": "「しかし、随分と暴れてくれたものですね……。\\n この惨状、淑女の振る舞いとしてはいかがなものでしょう?」",
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"385000542_24": "「冗談。使用人の教育がなってないのが悪いわ。\\n 客人はもてなすものよ」",
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"385000542_25": "「ついでにしつけの悪い番犬も、お仕置きしてあげたデス」",
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"385000542_26": "「フ……その様子だと、レーベンガーの\\n フォニックゲイン減衰機構も克服しているようですね」",
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"385000542_27": "「……随分と、冗談が通じるようになったみたいじゃない。\\n つまらない呪いにばかり固執する男だと思っていたけれど」",
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"385000542_28": "「ええ。あのお方がお帰りになられた際に、少しでも\\n お役に立てるよう、これでも努力をしているのですよ」",
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"385000542_29": "「故にこそ――今日ばかりは邪魔させるわけにはいきません。\\n 私自ら、お相手いたしましょう」",
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"385000542_30": "「その前に答えなさい。\\n あなたがわたしにかけた呪いについて」",
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"385000542_31": "「それは……いえ、語る必要はありませんね。\\n あなた方には退場していただくのですから」",
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"385000542_32": "(そう簡単には口を割らないか……時間稼ぎもここまでね。\\n あとは、石屋をわたしたち3人で倒せるかどうか)",
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"385000542_33": "「構えるデスッ!」",
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"385000542_34": "「迎え撃つ――ッ!!」",
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"385000542_35": "「来なさい……ッ!\\n ウロボロスの野望、わたしたちが砕いてやるわッ!」",
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"385000542_36": "「参ります――ッ!」",
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"385000542_37": "「――この一瞬を待っていたッ!」",
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"385000542_38": "「何ッ!?」",
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"385000542_39": "「そこッ!」",
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"385000542_40": "「……ッ、狙いはタルタロス……ッ!」",
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"385000542_41": "「あなたの懐にこれがあるのは、\\n 姉さんたちが時間を稼いでくれたおかげで把握できた――」",
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"385000542_42": "「完全聖遺物タルタロス……\\n 確かに頂きましたッ!」"
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