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"385000111_0": "未来<スクルド>との邂逅",
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"385000111_1": "「聖遺物の保管施設は、この先か。\\n 目的の品はそこにあるはずだが――」",
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"385000111_2": "「止まれ、侵入者ッ!\\n 研究所の中へは一歩も入らせんぞッ!」",
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"385000111_3": "「この世界の防衛組織か。\\n やめておけ、死ぬことになるぞ」",
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"385000111_4": "「――と言っても、\\n この手合いには無駄だろうがな」",
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"385000111_5": "「化け物に変化した……ッ!?」",
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"385000111_6": "「あ、相手がなんであれ、ここを通すわけにはいかないッ!\\n 撃てぇッ!」",
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"385000111_7": "「馬鹿なッ!?\\n 銃弾を弾いただと……ッ!?」",
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"385000111_8": "「フッ、愚かな。\\n そんな武装で、我らを止められるものかッ!」",
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"385000111_9": "「ぐあああああ……ッ!」",
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"385000111_10": "「おとなしく引き下がれば、死なずに済むものを」",
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"385000111_11": "「ふ、ふざけるなッ!\\n 貴様のような賊に背を向けられるものかッ!」",
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"385000111_12": "「結構な威勢だな。\\n ならば、その矜持ごとここで潰えるがいいッ!」",
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"385000111_13": "「がは……ッ!」",
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"385000111_14": "「な――ッ」",
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"385000111_15": "「く……ッ!",
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"385000111_16": " これ以上侵入を許すなッ!」",
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"385000111_17": "「死に急ぎが、次々と――ッ!」",
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"385000111_18": "「目的地上空に到着ッ!\\n 何者かの襲撃を受けている模様ですッ!」",
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"385000111_19": "「映像、モニターに出ますッ!」",
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"385000111_20": "「ウロボロス……ッ!」",
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"385000111_21": "「ようやく尻尾を捕まえたわね」",
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"385000111_22": "「あちこちの並行世界で、好き放題してたっスからね」",
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"385000111_23": "「今度こそあいつらを捕まえて、\\n 目的を突き止めてやるんだからッ!」",
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"385000111_24": "「でも、人命救助が優先よ、姉さん」",
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"385000111_25": "「言われなくても分かってるわよッ!」",
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"385000111_26": "「ん?\\n あれは……」",
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"385000111_27": "「ちょっとここ、ズームしてほしいっス」",
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"385000111_28": "「どうかしたの、ナツミ?」",
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"385000111_29": "「……やっぱりッ!\\n ほら、ここっスッ!」",
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"385000111_30": "「この人たち……スクルドのメンバーッ!?」",
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"385000111_31": "「どうやら、あっちもウロボロスを追いかけていたみたいね」",
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"385000111_32": "「だけど、彼らには有効な攻撃手段は無い……\\n それに、自衛隊も劣勢みたいね」",
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"385000111_33": "「介入しますか?」",
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"385000111_34": "「そうしたいところですけど、これ以上エアーキャリアーで\\n 近付けば、この世界の政府を刺激しかねません」",
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"385000111_35": "「ただでさえウロボロスの襲撃で混乱してるっスから、\\n 敵だと思われかねないっスねー」",
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"385000111_36": "「だったら、わたしが出るわッ!」",
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"385000111_37": "「姉さん」",
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"385000111_38": "「何よ、セレナ。\\n 止めるつもりじゃないでしょうね?」",
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"385000111_39": "「止めても無駄だっていうことは、\\n 分かってる」",
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"385000111_40": "「その代わり、わたしも一緒に出撃するからッ!」",
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"385000111_41": "「隊長と副隊長がそろって前線に飛び込むなんて、\\n 普通の組織じゃ考えられないっスねー」",
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"385000111_42": "「ま、うちの隊員たちにとっては、慣れっこっスけど」",
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"385000111_43": "「そういうこと。\\n 高みの見物なんて趣味じゃないわ」",
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"385000111_44": "「まだそこに救える命がある。\\n だったら、手を伸ばすのに躊躇う理由なんてないッ!」",
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"385000111_45": "「よくも仲間をぉおおおおおおおおお……ッ!」",
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"385000111_46": "「無駄と知りながら抗うとは無様なことだな」",
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"385000111_47": "「圧倒的な力の差に絶望し、\\n 我らが崇高なる悲願がため、命を散らすがいいッ!」",
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"385000111_48": "「く、ここまでか……ッ!」",
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"385000111_49": "「何……ッ!?」",
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"385000111_50": "「――無駄と知りながら抗うのが無様ですって?\\n 思い上がりも甚だしいわねッ!」",
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"385000111_51": "「たとえ相手がどれだけ強くても、たとえ自分の力が\\n 及ばなくても、戦う意思を持ち続けること……」",
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"385000111_52": "「それこそが、本当の強さよッ!」",
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"385000111_53": "「貴様……シンフォギア装者ッ!?\\n なぜここに……ッ!?」",
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"385000111_54": "「ここはわたしたちが相手をしますッ!\\n あなたは一度下がってくださいッ!」",
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"385000111_55": "「あ、あんたたちは、いったい……ッ!?\\n それに、その装備は……ッ!?」",
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"385000111_56": "「その反応からすると、\\n この世界に装者はいないみたいね」",
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"385000111_57": "「装者……? 何を言っているんだ?\\n あんたたちは、どこの所属なんだ……?」",
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"385000111_58": "「それは……」",
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"385000111_59": "「通りすがりの、正義の味方というやつです」",
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"385000111_60": "「正義の……?」",
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"385000111_61": "「わたしたちが何者かなんて些細なことッ!\\n 信じなさい、わたしたちにはアレに対抗する手段があるッ!」",
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"385000111_62": "「し、しかし――ッ!」",
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"385000111_63": "「う……」",
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"385000111_64": "「お前、生きて……ッ!」",
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"385000111_65": "「大丈夫、行ってくださいッ!\\n まだ助かる命を諦めないでッ!」",
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"385000111_66": "「――ッ!",
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"385000111_67": " 恩に着るッ!!」",
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"385000111_68": "「フン……死に損ないを逃したところでなんの意味がある。\\n たかが装者2人が割って入ったところで、何ができるッ!」",
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"385000111_69": "「たかが2人? ……なめられたものね。\\n けど、それがあんたの運の尽きよ」",
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"385000111_70": "「ほう、どういう意味だ?」",
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"385000111_71": "「2人は2人でも、わたしたちは姉妹ッ!\\n ただの2人組と数えたのは大きな間違いよッ!」",
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"385000111_72": "「見せてあげるわッ!\\n 圧倒的な力の差っていうやつをッ!」",
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"385000111_73": "「勝ち誇るのが早すぎるぞ、装者ども。\\n ……こいつを見ても、まだそんな余裕が保てるかッ!?」",
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"385000111_74": "「レーベンガーッ!?\\n なんでウロボロスが……ッ!?」",
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"385000111_75": "「……ッ、何ッ!?\\n 身体が、重くなって……ッ!?」",
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"385000111_76": "「まさか、フォニックゲインを減衰して……ッ!?」",
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"385000111_77": "「フハハハッ、どうだ、装者どもッ!\\n これで貴様らは、本来の力を発揮できまいッ!」",
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"385000111_78": "「貴様ら装者への対策など、\\n とっくに用意してあるのだッ! フハハハハー……ッ!」",
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"385000111_79": "「それこそ、勝ち誇るのが早すぎるんじゃないかしら」",
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"385000111_80": "「フハハ……\\n は?……なんだと?」",
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"385000111_81": "「本来の力を発揮できないからといって、\\n わたしたちが怖気付くと本気で思ったの?」",
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"385000111_82": "「不利な状況なんて、何度だってあった。\\n でも、その度にわたしたちは苦境を越えてきた」",
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"385000111_83": "「この程度のことで怖気付くようで、\\n APPLE隊長が務まるものか――ッ!」",
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"385000111_84": "「セレナッ!\\n いけるわねッ!?」",
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"385000111_85": "「もちろんッ!\\n いつでもいけますッ!」",
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"385000111_86": "「上等ッ!\\n まずは、レーベンガーを叩くわよッ!」"
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