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2022-12-28 12:03:17 +03:00

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{
"384000311_0": "心を閉ざした少女たち",
"384000311_1": "「あなたたちには元の並行世界へ帰るよう言ったはずですが、\\n 許可もなく戦闘に介入したそうですね」",
"384000311_2": "「約束を破ったことは謝るわ。\\n けれど、あのままではきっと犠牲が出ていた」",
"384000311_3": "「カルマノイズは、\\n みんなの想像よりもずっと強いんデスッ」",
"384000311_4": "「わたしたちも、\\n あの人たちのことを護りたいと思ったから……」",
"384000311_5": "「……戦闘データは確認しました。\\n カルマイズの力が想定を超えていたことは認めましょう」",
"384000311_6": "「あなたたちのおかげで犠牲者が出なかったことは事実。\\n この世界の人々を救ってくれたことに感謝します」",
"384000311_7": "「ナスターシャ所長……」",
"384000311_8": "「……そろそろ食事の時間ですね。\\n 不都合がなければ、あなたたちもどうですか」",
"384000311_9": "「えッ、アタシたち帰らなくてもいいんデスかッ!?」",
"384000311_10": "「それはもう少し話をしてから、\\n 改めて検討します」",
"384000311_11": "「せっかくですから、\\n あなたたちの並行世界にいたという私の話も聞きましょうか」",
"384000311_12": "「ええ、分かったわ」",
"384000311_13": "「人を招くことは少ないので、\\n 大した用意はできませんでしたが」",
"384000311_14": "「十分ごちそうデスよッ!?」",
"384000311_15": "「こっちもお肉、あっちもお肉。\\n お肉ばっかり……」",
"384000311_16": "「あそこに少しお野菜も――」",
"384000311_17": "「…………」",
"384000311_18": "「あ、お皿を遠ざけた……」",
"384000311_19": "「食の好みはわたしたちの知るマムと同じみたいね」",
"384000311_20": "「……並行世界の、もう1人の私ですか」",
"384000311_21": "「世界を護り散るとは……、\\n 先ほど聞いた話は大変興味深かったです」",
"384000311_22": "「マムは、強く、優しく、賢い人だったわ」",
"384000311_23": "「きっとナスターシャ所長もッ!」",
"384000311_24": "「うん。部隊の人も尊敬してるみたいだった」",
"384000311_25": "「さて、どうでしょうね。同じ名前、同じ見た目とは言え、\\n 異なる歴史の中に生きていますから」",
"384000311_26": "「それで……倒すべき敵のことですが。\\n あなたたちの知るカルマイズで間違いありませんでしたか」",
"384000311_27": "「ええ、あれがカルマノイズよ」",
"384000311_28": "「でも普通のカルマノイズより、\\n 戦い方が上手な気がしたデス」",
"384000311_29": "「その理由は恐らく、\\n カルマイズと一緒にいたあの子たちね…‥」",
"384000311_30": "「ソロモンの杖を使って、\\n カルマイズがうまく戦えるようコマンド入力をしたんだわ」",
"384000311_31": "「報告は受けています。\\n カルマイズを操っていたのが彼女たちだったとは……」",
"384000311_32": "「やっぱり、あの子たちのことを知っているのね……」",
"384000311_33": "「あなたたちは、一体……ッ!?」",
"384000311_34": "「それは、こちらのセリフだ。\\n まさか装者がわたしたちを追ってくるなんて……」",
"384000311_35": "「ソフィア、ネフィリムも近づいて来ているわ」",
"384000311_36": "「ああ。ヘレン、ノイズを出してッ!\\n 装者とネフィリムの足止めをッ」",
"384000311_37": "「うん、分かっタッ!」",
"384000311_38": "「く……ッ!\\n 待って、話を――ッ」",
"384000311_39": "「2人とも、行こうッ!」",
"384000311_40": "「うんッ!」",
"384000311_41": "「ソフィア、小夜、ヘレン……」",
"384000311_42": "「彼女たちが、F.I.S.からソロモンの杖と\\n コンバーターユニットを奪ったのです」",
"384000311_43": "「どうしてそんなことを……」",
"384000311_44": "「ピンときたデスッ!\\n あの人は、この並行世界の装者なんじゃないデスか」",
"384000311_45": "「……言ったでしょう。\\n この世界にシンフォギアの適合者はいません」",
"384000311_46": "「ただ、彼女たちがかつてその候補として、\\n F.I.S.に所属していたことは事実です」",
"384000311_47": "「元々、ここにいたんだ……ッ!」",
"384000311_48": "「装者の候補……。\\n つまり、適合者になれなかったのね」",
"384000311_49": "「その通りです」",
"384000311_50": "「彼女たちはシンフォギアに適合する可能性が最も高く、\\n 世界の守護者となることを期待されていました」",
"384000311_51": "「……しかし、結果としてそれは叶わず、\\n シンフォギアの適合実験は凍結されたのです」",
"384000311_52": "「…………」",
"384000311_53": "「しかし、特異災害から命を護るため、人類には力が必要でした」",
"384000311_54": "「それで、ネフィリムを使うことにしたんデスねッ!」",
"384000311_55": "「フィクス・ルミナレスを利用することで、\\n ネフィリムを増やして制御することに成功した……」",
"384000311_56": "「ええ。人類は特異災害に対抗しうる力を、\\n ついに手に入れることができたのです」",
"384000311_57": "「しかし、彼女たちはそれが\\n 自分たちではないことが許せなかったのでしょう……」",
"384000311_58": "「え……」",
"384000311_59": "「ひょっとしたら、\\n 『自分たちは捨てられた』とすら感じたのかもしれません」",
"384000311_60": "「ある日、警備の隙を突いた彼女たちは、\\n ソロモンの杖とコンバーターユニットを奪い逃走した……」",
"384000311_61": "「そして、イズを操りF.I.S.に反旗を翻す、\\n テロリストとなってしまったのです」",
"384000311_62": "「テロリスト……」",
"384000311_63": "「だからF.I.S.の施設が狙われていたのね……」",
"384000311_64": "「なんでそんなことするんデスか……ッ!」",
"384000311_65": "「適合者になりたくてもなれなかったのかもしれないデスけど、\\n だからってF.I.S.を攻撃しなくてもいいじゃないデスかッ!」",
"384000311_66": "「F.I.S.はネフィリムを使って、\\n 人々を護っているんデスよッ」",
"384000311_67": "「彼女たちが何を考えているのかは分かりません」",
"384000311_68": "「しかし、彼女たちをテロリストに\\n してしまった責任は私にある」",
"384000311_69": "「必ず、破壊行為をやめさせなくてはいけません」",
"384000311_70": "「そう、だったのね……」",
"384000311_71": "「あの子たちは、そもそもどうしてこの施設に?」",
"384000311_72": "「元々は、戦争孤児など身寄りのない子供たちでした」",
"384000311_73": "「国によって保護され、\\n 装者候補としてF.I.S.で生活をしていたのです」",
"384000311_74": "(わたしたちと同じような経緯で……。どうして、\\n ナスターシャ所長に歯向かうテロリストなんかに……",
"384000311_75": "「それにしても、新たな脅威であるカルマノイズまでが、\\n 彼女たちの制御下だったとは……」",
"384000311_76": "「この並行世界のソロモンの杖は特別なんデス?」",
"384000311_77": "「ソロモンの杖でカルマノイズが制御できるなんて知らなかった」",
"384000311_78": "「あれはごく最近発見された聖遺物です。検証段階で\\n 奪われてしまったため、私も機能を完全には把握していません」",
"384000311_79": "「いずれにせよ、実際にできてしまっているのだから、\\n 受け入れる他ないわね……」",
"384000311_80": "「その通りです。\\n F.I.S.としてやるべきことは変わりません」",
"384000311_81": "「カルマノイズを倒すことと、\\n テロリストを捕まえることデスか……」",
"384000311_82": "「……ナスターシャ所長、あらためて提案するわ。\\n 協力してカルマイズと戦いましょう」",
"384000311_83": "「確かにわたしたちは並行世界の人間だけど、\\n 一緒にご飯を食べたし、もう無関係じゃない」",
"384000311_84": "「アタシたちも、誰かを護ることが使命なんデスッ!」",
"384000311_85": "「…………」",
"384000311_86": "「カルマノイズの力は想定以上です。ネフィリムだけでは、\\n 被害を抑えきることはできないでしょう……」",
"384000311_87": "「一度は追い返しておきながら、\\n 意見を翻すことを謝罪します」",
"384000311_88": "「――ッ!」",
"384000311_89": "「並行世界のシンフォギア装者たち。\\n F.I.S.所長として、カルマノイズ討伐への協力を要請します」",
"384000311_90": "「もちろんデスッ!」",
"384000311_91": "「力を合わせれば、きっとすぐに倒せる」",
"384000311_92": "「ですが――」",
"384000311_93": "「何かしら?」",
"384000311_94": "「協力するのは、並行世界を跨ぎ被害をもたらす、\\n カルマイズの討伐に関してのみ」",
"384000311_95": "「テロリストの件は、やはり我々の世界の問題です。\\n その線引きは、忘れないでください」"
}