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"371000912_0": "「ウオォアアアアアアアアアッ!!!!」",
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"371000912_1": "「野郎、ピンピンしてやがるッ!」",
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"371000912_2": "「全然攻撃が通ってないデス……ッ!」",
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"371000912_3": "「こんの、また転移かッ!?」",
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"371000912_4": "「駄目デス、よけきれない――」",
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"371000912_5": "「うああああッ!?」",
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"371000912_6": "「そ、そんな……\\n あの2人が、手も足も出ないなんて……」",
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"371000912_7": "「ビビってる暇はないわ。\\n 今度はこっちに来る……!」",
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"371000912_8": "「残った魔力は全て障壁へのリソースに回しますが、\\n 直撃だけは絶対に避けてください!」",
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"371000912_9": "「分かってる、けど――!」",
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"371000912_10": "「う……ぁ……かはっ……」",
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"371000912_11": "「剣先が掠っただけなのに、この威力とはね……」",
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"371000912_12": "(皆言わないだけで、分かっている)",
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"371000912_13": "(……このままじゃ絶対に勝てない)",
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"371000912_14": "(ならいっそ、わたしが悪役になってでも、\\n 撤退を促すべき――)",
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"371000912_15": "『――リヤ、イリヤ!』",
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"371000912_16": "「え……この声……!?」",
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"371000912_17": "『聞こえる? 切ちゃん』",
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"371000912_18": "「調、美遊ッ! 無事だったんデスかッ!」",
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"371000912_19": "『うん。\\n 魂だけになっちゃったみたいだけど、なんとか』",
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"371000912_20": "『わたしの声、本当に届いた……!』",
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"371000912_21": "『ダメ元だったけどね』",
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"371000912_22": "「……なるほど。あのゆらという子も、\\n 魂の状態で母親に声が届けられていた節があります」",
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"371000912_23": "「恐らく、魂の結びつきが強い相手には\\n 思念を送ることができるのでしょう」",
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"371000912_24": "『皆聞いて。\\n 今、わたしたちの近くにクラスカードがあるの』",
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"371000912_25": "「マジかよッ!?」",
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"371000912_26": "『場所は多分……この怪物の左肩付近』",
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"371000912_27": "『強力な一撃を加えれば、きっと撃ち抜けるはず……』",
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"371000912_28": "「……まだ、やれるか?」",
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"371000912_29": "「もちろんデスッ!」",
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"371000912_30": "「あ、あれ……身体が言うこと、聞かないデス……」",
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"371000912_31": "「……ッ! あたしも……\\n こんな、ところで……ッ!」",
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"371000912_32": "「既にお2人は限界を遥かに超えて\\n 戦い続けています。これ以上は、もう――」",
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"371000912_33": "「せっかくあいつらが、作ってくれたチャンスなんだよッ!\\n 諦められるかッ!」",
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"371000912_34": "「それにまだ、心は折れてないデス……ッ!」",
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"371000912_35": "「――まったく、見てられないわね」",
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"371000912_36": "「クロ……?」",
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"371000912_37": "「雪音クリス、この状況……改めてどう思う?\\n 今度こそ本当に撤退すべき盤面なんじゃないの?」",
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"371000912_38": "「フン、今さら言いっこ無しだッ!\\n こうなったら更に覚悟を決めるだけだろッ!」",
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"371000912_39": "「――何が何でも全員生存ッ!\\n これ以外は、絶対に認めないッ!!」",
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"371000912_40": "「そう……やっぱりそういう人なのね」",
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"371000912_41": "「悪いかよッ!」",
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"371000912_42": "「……ううん。わたしもかつてイリヤに\\n そうやって救ってもらったから」",
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"371000912_43": "「――むしろ、賭ける価値があると安心したくらいよ」",
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"371000912_44": "「ちょっと、何する気……!?」",
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"371000912_45": "「――投影開始」",
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"371000912_46": "「その矢……」",
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"371000912_47": "「……<ruby=カラドボルグスリー>偽・偽・螺旋剣</ruby>。\\n これが正真正銘、最後の切り札」",
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"371000912_48": "「お、おい……前にもう、戦えないって……」",
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"371000912_49": "「存在を保てるギリギリまで魔力を削って生み出したの。\\n あなたの言う通り、わたしにこれを射ることはできないわ……」",
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"371000912_50": "「あなたが射るの……たった今、全部託したわよ」",
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"371000912_51": "「……ッ! ま、待て……」",
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"371000912_52": "「――あと、よろしくね。外したら承知しないから」",
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"371000912_53": "「クロ……\\n クロー!!」"
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