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"371000712_0": "「――ッ!\\n やりづらい……ッ!」",
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"371000712_1": "「……相手が人の魂だからですか?」",
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"371000712_2": "「それなら大丈夫です。黒い霧はすべて\\n 死者の書に戻ってますから……」",
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"371000712_3": "「あれがある限り、魂は消滅しないと思います」",
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"371000712_4": "「……そうだね。\\n 終わったら、たくさん謝らなきゃだけど……ッ!」",
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"371000712_5": "「その時は……わたしも一緒です」",
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"371000712_6": "「……分かった。助けるためにも、戦わないとッ!」",
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"371000712_7": "「ただ、まだうまく魔法の制御が……」",
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"371000712_8": "「魔法はイメージが大事……。\\n 逆に、イメージできないことは絶対にできません」",
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"371000712_9": "「わたしがイメージできるもの……。\\n それなら――ッ!」",
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"371000712_10": "「調さんの武器が、円盤状の刃物に……!?」",
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"371000712_11": "「いける、これなら……ッ!」",
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"371000712_12": "「困ったわね。\\n 早く魂を抜き取りたいのだけれど……」",
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"371000712_13": "「そんなこと、させません……!」",
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"371000712_14": "「肉体を別の魂の入れ物にされ、\\n 行き場を失った魂は、いったいどうなるのですか?」",
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"371000712_15": "「簡単な話よ。\\n 死なない限り、魂は肉体と見えない糸で繋がっている……」",
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"371000712_16": "「だけど、新しい魂が入れられ、肉体との繋がりが絶たれた魂は\\n 帰る場所を失う。つまり、死んでしまうのよ」",
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"371000712_17": "「そんなこと……ッ!」",
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"371000712_18": "「ゆらのためなら、私は構わない」",
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"371000712_19": "「……! どこまで傲慢なの……」",
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"371000712_20": "「みんなもそう言っていたわ。\\n でも、私にはゆらがすべてなの――ッ!」",
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"371000712_21": "「うぁ……!」",
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"371000712_22": "「美遊ッ!」",
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"371000712_23": "「ようやく大人しくしてくれたわね」",
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"371000712_24": "「――こちらの準備も整ったし、\\n おしまいにしましょう?」",
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"371000712_25": "「死者の書が……開いた……ッ!」",
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"371000712_26": "「さあ、いよいよ始まるわッ!\\n 愛しい娘に、ゆらに、やっと再会できるんだわ……ッ!」",
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"371000712_27": "「あ……あぁぁぁ……!」",
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"371000712_28": "「力が……抜けて……」",
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"371000712_29": "「サファイアだけでも……逃げて……」",
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"371000712_30": "「そんな……できません!」",
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"371000712_31": "「いいから……\\n 皆に、わたしたちのこと、伝えて……!」",
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"371000712_32": "「――!」",
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"371000712_33": "「やっと手に入るわ。病で死ぬことのない健康な、\\n 娘の……新しいゆらの身体が――ッ!」",
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"371000712_34": "「フフ……フフフフ、アハハハハハ……ッ!」"
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