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"367000611_0": "深きから高きへと",
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"367000611_1": "「デュランダルの保管場所について、調べはついています。\\n 距離にして約100メートルまで接近中」",
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"367000611_2": "「我々の悲願まで、あと少しですね」",
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"367000611_3": "「油断するな。蟻も群れれば人すら喰らうと、\\n 祖の言い伝えにある」",
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"367000611_4": "「劣等種相手とはいえ、\\n 全力をもって事に当たるのが我々の責務だ」",
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"367000611_5": "「ハッ!」",
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"367000611_6": "「……最も、蟻というのが\\n どんなものかは見たことがないが……」",
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"367000611_7": "「残念ですが、蟻ではなく英雄の姿を\\n 目に焼き付けてもらいましょうッ!」",
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"367000611_8": "「ほう、性懲りもなく……」",
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"367000611_9": "「掃射開始ッ! とにかくばら撒けッ!!」",
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"367000611_10": "「戦場で受けた屈辱はッ!」",
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"367000611_11": "「戦場で返してやる……ッ!」",
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"367000611_12": "「この程度で……ッ!」",
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"367000611_13": "「ぐあ……ッ!?」",
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"367000611_14": "「なんて火力だ……ッ!」",
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"367000611_15": "「やむを得ないッ!\\n ポイント9まで後退するぞッ!」",
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"367000611_16": "「これで終わりだと思わないでほしいですねッ!\\n これは、英雄的撤退ですッ!」",
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"367000611_17": "「フ……、どこまでも滑稽な」",
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"367000611_18": "「ブリルロイド全機突撃ッ!\\n 果てまで追い立てろッ!」",
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"367000611_19": "「はいここで巨大ライト、スイッチオンッ!!」",
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"367000611_20": "「く……ッ!\\n その程度の目くらまし……ッ!!」",
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"367000611_21": "「目的は目くらましではなく、\\n あなたたちの足元にくっきりと『影』を作ること」",
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"367000611_22": "「な、なんだ……?\\n ブリルロイドの様子が……」",
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"367000611_23": "「ッ!\\n 私も、身動きができないだと……ッ!?」",
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"367000611_24": "「――影縫い」",
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"367000611_25": "「貴方が劣等種と侮った、ブリル協会以外の者たちが\\n 鍛錬を重ねて編み出した技ですよ」",
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"367000611_26": "「貴様、いつの間に私の部下に化けてッ!?」",
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"367000611_27": "「前回の襲撃の際、研究所から飛び立つ間際に、\\n UFOに忍び込んだのです」",
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"367000611_28": "「ナイスタイミングですッ!\\n そして僕の頭脳が導き出した、ナイス作戦ッ!」",
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"367000611_29": "「ええ、敵を前方へおびき出し、\\n ライトを照射していただいたおかげで……」",
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"367000611_30": "「影縫いで一網打尽にできました」",
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"367000611_31": "「この劣等種風情が……」",
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"367000611_32": "「なんとでも言えばいい。あなたがこの僕に、\\n 敗北した事実には変わりありませんのでッ!」",
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"367000611_33": "「しかし、どうせ減らず口ならば聞いてあげましょうか。\\n デュランダル、何に使おうとしてたんです?」",
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"367000611_34": "「あれは、いつぞやの事件で『ベイバロンの赤き竜』の核となり、\\n 結果として破壊された物」",
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"367000611_35": "「既に完全聖遺物とは呼べない代物ですよ?」",
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"367000611_36": "「その程度、把握している。破損したとはいえ、\\n あれは無限のエネルギー炉となりうる」",
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"367000611_37": "「我々にはそれが必要なのだ」",
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"367000611_38": "「つまらない……。\\n 結局、軍事兵器のエネルギーにするだけですか」",
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"367000611_39": "「しかしその夢も、ここで潰えたというわけです。\\n さあ、大人しくお縄に――」",
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"367000611_40": "「フン、ここで終わるのは――」",
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"367000611_41": "(なんだ……?\\n 辺りの空気が、熱を帯びて……)",
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"367000611_42": "「いけませんッ! \\n 逃げてください――」",
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"367000611_43": "「お前たちの方だ……ッ!!」",
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"367000611_44": "「ぐあ……ッ!」",
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"367000611_45": "「く……ッ! 影縫いごと、\\n 吹き飛ばされたか……ッ!」",
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"367000611_46": "「私に最後の手段まで使わせたことだけは、\\n 誉めてやろう」",
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"367000611_47": "「自らの身体をサイボーグ化し、\\n 拡散式ショック砲を仕込んでいるとは……」",
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"367000611_48": "「クク、全ては勝利のため。\\n 貴様たちとは覚悟が違う」",
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"367000611_49": "「まだ、僕たちは負けていませんよ?」",
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"367000611_50": "「ええ、デュランダルの元には行かせませんッ!」",
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"367000611_51": "「いい加減目障りだ。\\n ここで片をつけてくれる……ッ!!」"
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